なぞとき

仁政は謎解きなるぞ
と思うのは酔っているからか

病により正月が無かったため、七草粥の今頃正月の酒を呑んでいると
色々な謎が楽しく迫ってくる。

これはどぉしてああだったのか、
わかるわけないやんけ
楽しいのう
と舟よいのようにスパコンが起動する

そもそも私は笛吹きなのか、20世紀人なのか。
一つ言える事は私は20世紀に存在した記憶だということだ
21世紀には実体はない。

笛を吹いている私は瞬く間にコピーされ
飯田橋あたりからズームアウトし、塚をクリップし、タイル張りのドッグカフェで名刺をチェック、
明日に備えて狭い道を戻るも
UFOは見えない。

そこへ着信があるものの
敢えて道の左端に端末をかざし
商店街の下がりものをそっとして
腰をかがめて階段を上がる

実体その一

あと4分と知った記者に会うため
ゲートをのみ空想し
腰を高く身を宙まで導く
それは階段だが
重力に逆らう存在
空中に幾人か居たが
それはレイヤーなんて気にしていない

誰がだれの 後ろにいたって
めくばせ以外に 連結はない

グリッドクロック
今日も細い枠を
渡ってばかりで
ありがとよ

おかげで
陰に富んだ
ひかりと満ち足りた
一日と実体のない陰の記憶と未来が
今日もみえる

仕事納め

久方ぶりに東京タワー近くへ

子供の頃「はとバス」で来た時はこのスタジオはあったんだろうか

ある舞台俳優の方のレコーディング
バンドと、なんとその方の歌も同録

一発録音は好きだし、自分は比率としては高い方だけど
すべて同時に、っていうのは原点であり、ほんとに代え難い

これから先、スタジオのレコーディングが全て同録でもいいのにな、と思う。

もっかい

Yellow Submarine
20回
もっかい
もっかい

リード、ハモリ
小声のもっかい
小声のリード

もっかい

ぐーぐー

おわりのはじまり

すくいがなくたって
つづきはだれかがかんがえりゃいいんだ

そんな風になってるのかな、って思う。

近頃出くわした話や観た物語や、ひっぱりだした記憶は
どうも輝きと谷が一緒になってる

全てを照らす光と
余韻のまま落ちてった誰か

そこでたいてい話は終わってる

処理しきれない結び

多分、今の人は「終わりよければ全てよし」なんて結論に頼らなくても
話を輪廻させていけるんじゃないかな

ふと、今の人のふりをする自分が
自分で考える。多分誰かの話の消し忘れでも
自分が引き受ける事だってできるんだろう。

ガンバ

自分の楽器の先祖、ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏を佐鳴湖に観に行く
リコーダーとの重奏、瑞々しくて素敵な音色だ

辻仁成「アンチノイズ」をここ数日読む
少し同調

音の地図、とは自分もぼんやり考えていた言葉
といっても中身は全然違う

地図からはみ出した声が好きだ
と思っていただけだ

「鐘の音」
これを記している実時間はもうすぐ百八の鐘が鳴る時なのだけど
確かに毎日だって聴いていたい

「視聴覚において聴覚は40%」
だから、目を向けていない人も振り向かせるのがサウンドだ
と今年、誰かにきいた
room関係の人だった

果たして、振り向かなくてもいい音もある
その地点を確認せずとも、耳を澄ませばその生に触われる音も
あるだろう

なんだって GPS が付いていいわけじゃない

がっちゃんこ

このボログ、いやブログは見てのとおり、非常に肌色をしている。
いい感じの写真なんぞあればいいのだが、たまにしか掲載しない。
写真を撮らないから…頑張って充電しても1分も持たないカメラを使っているから
僕にはシャッターチャンスが存在しないのだ。

カメラが欲しい、とは何年も思っている。
自分の好きな感じの写真は下手なりに自分が撮れる、と、なんとなく。
ちゃんと充電池が持つ、暗闇に強い、かわいく、かっこいい。
こんなコンパクトがいい。

GR Digital やちょっと前の R10 はいいな、とずっと思うのだけど
ふんぎりがつかない。それかいっそ、スパイカメラみたいな Minox あたりか…

先日渋谷のビックで Ricoh の新型を出口の広告で見て、リハ前なのに売り場に引き返し、その GXR とやらをしげしげと見てみる。
うーん。

おせじにもかっこよいとはいえない。
コンセプトや感触はすごくいいし、ガチャッとカメラ部が外れてしまうのは、後ろの客が吹き出したぐらい面白いし
達人中の達人安藤さんにカタログを見せてみても「片方はたぶんいいレンズ」だそう。

そのまま忘れてしまったのだけど…

今日、別のビックで同じカメラを触ってみる。良いカメラかもしれない、と思う。
でかい方のレンズのバランスが不思議と落ち着く。まずまず手に馴染む。

でもなんとかならんかったのかな、あのボディ前面上部の枠のデザイんは。
機能美でもないし、陶酔美でもないし、ジャンク的でもないし、
まるでメインデザイナーが途中であきらめて他がとりあえず完成させたようで、
ありゃひどい。いやーほんとにまったくひどい。

旅、兼 巡業

旅はかなり、とんでもなく面白かった。

尾道って素敵な街だ。
岡山って空気が澄んでてきれいな都会だ。
名古屋はきれいな街というイメージは相変わらずないが、ひねりが利いている。

尾道でガソリンスタンドに入ったら
(それも、かなり無理のある三角地帯でクルマが一つだけ入る店)
ハイオクおねがい、というと翁がへい、とガラガラ鉄箱を持って来て
手回しをはじめた。

これは味があったな。

blueblues0

岡山のBlue Blues、モノを並べたところ。

911

「僕らの音楽」放映を観る。

内容は観てのとおり。

いいコンプかけてもらえたなぁ
特に最後の曲。

もちろん、こちらはペダルは無し、EQ全部フラットであるけど
もし何かやってくれてたとしたら、全体かチャンネルのダイナミクスしかない。

昔使ったメイプルの5弦は手放してしまってこれはよりオーソドックスな音がする楽器
結果的にこっちでよかったな。

ルビーは…アコベのマイクが遠かった? 気づかずマイクから離れてしまってたんだろうか。
原曲も大好きなんだけど、このアレンジになるとは驚いた。
でもこれで正解。カバーするならこっちやね。
テイク一発で終わってしまった。

何しろ倉木さんに他のメンバーも強者揃いで、混ぜてもらって、ありがとうございました。
プラス、この日の収録はプラスチックオノバンドの次だったので、
細野さんの次にベース弾かせてもらって、光栄でした。お会いはできなかったけど。

青雲

RX-8 って意外と静かだな
交差点をミオロしておもう

空には かに星雲 のような雲と月の溶き玉子
ぴょこっと星がでる

くるまははしりさる

まだ温度のある あきのかぜのはじまるよる

うみぎわ

フジテレビ、番組収録。
気づけば10時間もやっていたけど、それ程長いと思わなかった。

自分は自分の持ち場に精一杯、それが綿密な計画の中で役を果たしている(と願う)。
これは快感に違いない。

大勢のスタッフの力が、ある一点に集中する。
自分はその周りで、低い単音で何かやっている。

どんな表情しているかもわからないけど、何かを生み出せてればいいな。
いい経験をさせてもらいました。
またやりたい、ものです。

朴訥だったタクシーのおっちゃんにも、感謝。

*ふとデジャヴしたのは、ボストンの Karma Club でやったビッグバンドギグ。
リーダーのセディークって男、何をしてるんだろう。