カテゴリー: muse

天無邪気鬼

無邪気ってなんだろな、としばし考える午後。

来週…ミッション。準備。

天気。二転三転。これからどう転ぶか。すでにやりくりだけで体感重力がおかしくなってく。

だが、いい時間にしたいから、他の時間も、そのために、それとは違った姿でも。


そんなこんなで、今月は音源をリリースできそうにない。

だが。詞だけ公開しようかな、とも思っている。

なりゆき次第ですけどね。

おれい

SNS 投稿もやめ、全く何も宣伝していないにも関わらず

Rio” はこれまでより遥かに多くの人に聴いて貰えてるようで、嬉しいです。

誰かが気に入って、紹介してくれたのかもしれませんね。どうもありがとう。

今現在、2021年1月上弦の月の時点で聴き返して、唄はまだまだ良くなる余地はあれど、

曲と詞は自分の中でも特別だと確信しています。


あ…それから実はまだサボってて

歌詞をディストリビューターにアップしてません。

リアルタイムで見れればより楽しめると思うので、近々アップしますね。

それまでは、こちら をご覧ください。

あかりをつかさどるもの

空気の流れが激しいなぁ、いや、風が強いなぁ

景色が広いなぁ、山の上のハイウェイオアシスって壮観だなぁ

そんな夢(悪夢でなくてよい)を見ながら、壁の中で忙しく暮らしている。

Don’t Box Me In って曲、Coppola のサントラで Copeland がやってたな…と思い出して、そこからこの曲でコラボしている Stan Ridgway を聴き出した。
声質が面白い。コメディアンのような、TV 向きのような、なんというか。

彼がフロントマンだった Wall of Voodoo の live を数曲観る。思ったよりシンセサウンドだった(で、曲はピンとこなかった)が、ドラマーがオクタバン使ったりしてるし、Stewart との接点はそれ以前からあったのかな。逆もまた。

彼はハーモニカといい語り口調といい、ありそうでない感じなのがいい。
というか… キャラが面白い。

“You categorize this music? Does it have a name?”

“Hmm… I’m mostly just as confused as anyone else as to what to call it”

* 尚 Stu & Stan の Don’t Box Me In はなぜか Apple Music, Spotify で見つからない。日本で配信権がないのかもしれない。YouTube ででも探してください。珍しくマッチドグリップで…


ワシントン D.C. では Amanda Gorman が素晴らしい朗読をしていた。

大統領になりたいと明言しての 5’30”

最後のリフレイン

there is always light

if only we’re brave enough to see it

if only we’re brave enough to be it

光をみる、光になる。ゆうき。


僕は しかして、ここ数年、光の意味を考え直している。

闇が光を輝かせる。門が音を響かせる。

と同時に

ダークな色がもてはやされたこの数年、これからは確実に反動がくるだろうな。

とも思う。きたるべき、光と高彩度の世界。

これらが現すもの。世界は二極なのか。

light と right はどうしてわかれるのだろう。

(興味あれば、一昨年書いた quiet storm / ohashiTrio の詞を読んでみてください)

あえて、自分は両方であろうとしている。

なれるのかな。


Amanda に戻る、途中、煌めいていたひかり

change our children’s birthright

こたえ、出てるね。

或る15日

忙しい。どうも思うように時間が流れない。

巡行でも逆行でもよいのだが…

全く楽器を触れない日もある。しかも2m以内にあるのにだ。

しかして、自分の頭がどんどん悪くなってきたとしても、やらねばならないことは増える一方だ。

最近は自分も思わぬ進化も見せたようで、今日の先ほどなど、自動で皿洗いをしていた。

やる気など全くないのに、勝手に身体が動いてくれる。なんと便利な。

自らが AI 化してくるのも、ある意味役に立つ…こともあるのかな。


こんな、どうしようもない、なんでもない日常だが、それはそれで尊くもある。

明日は違った意味で大変だ。やる事が通常の3倍はある。駆動するには5種類ぐらい脳を使い分けんといかん。どうなることやら。


「曲作り」は膠着状態に陥りつつも、それでも書きかけの詞を見て弾き語ってるとインスピレーションが進んでくる。

こういう時が一番幸せだ。作詞家(一応そうなのだが)としてどこまでできるか、は別として

音楽は面白い。幻吾を扱うと、より、ね。


次の曲は、タイトルだけ言うと

Blinking news

ロック。英語にするか日本語か。


ふと、CS で鬼束ちひろを観る。デビュー作、リアルタイムでは随分聴いた覚えがある。
イメージの出し方はさまざまだとしても、本当に素晴らしいシンガーだ。

2017と2018のコンサートだそうだ。

チェロ、結城くんやん、ヴァイオリン、室屋さんやん、ベース、正人さんもやってるやん。

赤い丸絨毯、気合の場か…

勝手な感想だが、中島みゆきと、ユーミンと、両方持ってるよね、この人の声質って。

もし「国民的歌手」がいるとすれば、それはこの人だと僕は思うのだけど。心のどこかで。

で、たぶん、そういうのって、どうでもいい重荷なんだろうね。ご本人にとっては。


長尾真奈ちゃんが「日本むかしばなし」のテーマ曲をカバーしてるのを聴いたが、凄すぎた。
この人の声は… うーん、そのものやな… 悠久 … エレピも素晴らしい…

今年はご一緒できるか、わかりませんが、ご活躍とマイペースを願いつつ、遠くから応援しておりますよ。


そんなんで、1.15 は実は、まだ始まったばかりなのだ。

tail of the future ver.2

21.1.12 – ということで、今日は新月の一日前なのですが語呂がよく、
bandcamp で公開している tail of the future を ver.2 にアップデートしました。

Apple Music などの配信も、即日リリースできたりとかなり使い勝手がよかったのですが、bandcamp はそれを上回る自由度があるので、今後は違った形で、並用していこうと思います。

価格は据え置きで、試聴無料です。既に ver.1 をご購入くださった方は、無償で新型をダウンロードいただけます(筈 – もしうまく行かない場合は、bandcamp 内からご連絡ください、責任を持って対処いたします)。

前回のリズムトラックは、ハイハットを叩いたショット音を組み合わせたループと、キックを並べたものでしたが、今回は自分でプレイしたハイハットと negi のスネアのトラックを加えています*。

また、コーラスパートも加えて、再ミックスしています。

bandcamp には今後も不定期で、デモやリリースの狭間にある音源を公開していく予定。よかったら follow してみてください。


* 左右のダブルハイハットはあまりいないと思えど僕は好きで、現在配信停止中の “river silver [side b]” の “アストロノーツ” では、打ち込みと生のダブルをやりました。


future… っていうと、シンセだったりエレクトロだったりが多そうですねぇ…あるいはレトロか。

この曲はお聴きの通り、いたって普通のニューウェーヴレゲエです。僕は生音が好きだし、Hi-Hat シンバルが異様に好きだし、頭抜きのリズムや、「ぼそぼそラップ」が好きだから。

ねずみのしっぽ にも色々綴ったのですが、最近は、その人にとってやりたい事や、何故かそれまでやれなかった事だったり、
ちょっとした何かを開いてくれることだったら、それが future – まだ、きてない、つまり、これから、くる、一番ワクワクすること – なんじゃないかな、という気がしてます。

それが綺麗であっても、濁っていたとしても。

21.1.11

少し音楽に戻ります。

昨年の舞台を観直したり、次のリモートの段取りを考えたり。


去年の1.11は満月で、シングル「わらい x きみ」をリリースしました。
この曲は1年リリース契約だったので、登録日から1年間でストアから下がることになっており、
すでに Apple Music などでは入手不可です。一年は早い。

実に DIY な音源でしたが、たくさんの再生、またご購入に感謝いたします。改めて、ありがとうございました。

我ながらいい曲なので、単に延長するよりも、もっといい音源にしたい思いが強く、
改めてリイシューする予定です。いつとは言えませんが、気長に待っていてください。

このジャケを描いてくれた隆太くん、京都でマイペースに音楽作ってるのでは、と思うけど、どうしているのだろう。


above photo by Y.Sugimori, 2019.11.23


2019.11.16

彼はとんでもない才能の持ち主です。
いつか音が聴けること、またどこかで共演できることを楽しみにしています。


bandcamp の方は、近々アップデート予定です。詳しくは追ってお知らせします。

序の口

去年は序の口、これからが本番、みたいな。

昨年夏の時点で、ブラジル・ミナスの音楽家、ロウレイロさんも言ってたこと。
〜通常のライヴコンサートを再開するのはまだ一年以上は難しいだろう、その間はこうしたセミナー含めた別のアプローチで音楽に取り組みたい〜 at sense of quiet MUSIC LAB

COVID-19 による非日常からの脱出には長くかかる。ならば長く、音楽への取り組みを見つめ直そう。

といっても僕は、もともと、自分のことを体系化するのがあまり得意ではない。
時間があっても、思いつきにしたがって無駄口の巣を張っていくだけだ。
クモを見ていると彼らの方がよっぽど賢い。行動が理系だし、無駄がない。

去年は「月」だけを枠組みにしたけれども、今度はどうするか。

ブライアン・イーノがとてもいいことを言っている。Rolling Stone 誌。

SNS… 威力は知りつつも、またやめてみようと思う。ニュースとしては見る。発信をやめてみる、どうなるか。
フォロー外すなら今のうちですよ。

世界の分断は SNS によって起こっている…それもそうかもね。
違うかもしれない。それに警鐘を鳴らしてる Eno さんも、インタビュー後半、やはり何かを一刀両断している。人間だから、しょうがない気もする。ともかく。

世界を1か0に分けるのだったら、デジタルは永遠に二進法のままなんだな。
どうなんだろう? 随分会っていない東大卒の音楽家と、話してみたくなる。
彼の活躍を時折思う。というより、彼らと食べた三宿の板そばの味をかな。


今年の活動はまだ固まっていないが、曲は楽しく作っている。

何かのスイッチでアイデアが浮かぶ。空き時間を縫って形にしていくのは、面白い。
…と、小学生のような気持ちで自分にとっての音楽を再発見している。

周りのミュージシャンを見渡せば、みんな素晴らしいところに行っている。
演奏力、企画力、フットワーク、美しさ、いろんな面で随分、遠くに離れたなと思う。

でもこれでいい。半分は自分が望んだことでもある。

ここから自分は再構成していくし、その後に時代の流れと波長が合うかなんて、どうでもいいことだ。


名古屋の 読書珈琲リチル さんから、時々豆を買っている。cliché というブレンド、とても後味がいい。

ねずみのしっぽ

年末ですね

今年は満月と年末が重なったことも
連続配信の最終が12.30だったこともあって
この年の最後にどんな曲を形作れるか、心配だったのですが
そのせいか、2曲も形ができてしまい、どうしようと悩んだ結果。

これらは両方、今年に出さないといけないという念が強く、
12.30と12.31にリリースすることにしました。


Rio 2020.12.30 release online


tail of the future 2020.12.31 release at bandcamp*

4日前の日曜に思いついた後者の曲に至っては、
年末の掃除とか、諸々を掻い潜っての極限状況であり、
例年ならさっさと尻尾を巻いてしまうところだったのですが、
あかんあかん、こんなことばかりしてたから俺はずっと人生を棒に振ってきたんだ、
と再認識し。

もちろん、時間が許せばもっともっと凝った、詳細な形のものにできるのはわかりきってるけど、
それって、違うんですよね。


今年が始まったとき。

2020っていうのは、twenty twenty と言われ、
視力で言えば最高(両眼 2.0)、すべてが遠く見渡せるとき、

というので、僕も、とても先まで見渡せる、重要な年になると信じていた。

それが、全然違う形になる、そんな兆しが見えた1月の終わり。姿を表した2月。

その後のことは書きません。

だけど、僕が感じ取ろうとしていた、2020とはなんだったんだろう?
と思うと、不思議でなりません。本当に。

オリンピックイヤーではない、本当の意味の、twenty twenty。自分に直して、価値のあるのはなんだろう?

こんな思いはたぶん、二度とできないと思う。だから今年中に、スケッチであっても形にしようとしました。


去年か、一昨年か、数年前か。あるいはずっと昔からか。

列車でも、街中でも、書籍でも、CM でも、無敵ワードのように使われていた言葉。Mirai。

なんでみんな使うんだろう、でもそりゃそうだよな、僕もそうだもんな、と思いながら。

そう言えば、僕は2011、あの時の直前に こう確信していた 。封印してたけど。

まだ、こない。だから、こそ。


それを考え直し、自分なりの表現をするのが、今年だと思っていた。

ユートピアか、ディストピアか。お互いが仮面を被って巧妙に手を結んでいるのか。ますます見えなくなっていく。

だけど、それを超えたい。見つけたい。

実際は、表現どころか、考え直すこともできなかった。自分はただひきこもり、曇っていただけだ。


だから、この言葉は、ポジティブな人や、あるいは別の人たちに、委ねるのが妥当だとも思う。
自分とは違う並行宇宙。それでも、いいよね。

それぞれだから。「未来」。


そんなこんなも含めて、今年中に形にしたかったコンセプト。

ぽっと曲が浮かんだので(たぶん、これはオリジナルでもなんでもない。ただ、僕が影響をうけたものを、好きな形のスケッチにシンプリファイしただけだ)、録音し、歌詞を形作ってみた。

2020、ネズミの最後、尻尾が彗星と共に消え去る前に。


録音したこの曲 “tail of the future”。
が、配信サイト、12.31になっても、夜が明けても、正午になっても、一向に置かれる気配がない。

リリース日はあくまでも2020.12.31なのだけど、年明けてからじゃ…少し違ったものになってしまうんだよな。


というわけで、初めて、bandcamp なるものを開設してみました。

こちらは、当日でも、アップした瞬間にリリースができるようで。
既に Apple Music その他に配信* しているものと同じなのですが、こちらはダウンロードもでき、フォーマットもたぶん、ずっと高音質です。

だけど、急ごしらえということも、そもそもがボーナストラックに近いということもあって、今回はスペシャルプライスにしてみました。
この価格が妥当なのかどうか、正直よくわかりません。だけど、考えた末です。

紅白歌合戦なるものが流れている間、裏の裏のチャンネルとして、聴いてもらえたら、嬉しいです。
少なくとも、世に普通に流れるのとは違った意味で、相当面白い曲だと思っているので。

* 配信サイトについて(2021.1.2追記)
この曲はアグリゲーターを通して各配信サイトへのリリース準備を行ってきましたが、想定以上に日数がかかっているため、今回は bandcamp 限定にて配信いたします。
ストリーミングをお待ちの皆様、ごめんなさい、bandcamp をぜひチェックしてみてください!


通常通りに配信されている “Rio”

これはずいぶん昔に地球のほぼ反対側で書いた曲です。
それ以来、何があったのか?
こちらもずっと手を出さずに封印していたのだけど、今年になって形にしなきゃと思い、5月に曲の構成と歌詞を固めました。ガットギターとフレットレスベースもかな。
だけど、難しかった。とにかくこの曲は難易度が高い。

8月、改めてトライしたものの、どうにもならなかった。
(ハイハットと、ライドシンバルは、この時にどこかで録音したものです。コーラスもか。)

これは最初から、シリーズラストにしようと決めていたので、12月後半、改めてトライした。
ダブルベースを底辺に重ねて、改めてメロディ。

どうなっただろう。これが今の自分のできること、である。


よいお年を。アデュウ。

土星の唄

土と木の星の共演はすばらしかった。

鏡筒の中で
ぷるぷるぷる
震える惑星

左が土星
環に見えなくもない

位置関係は

引っ張り出した望遠鏡の
直角鏡筒の接眼レンズ側に
iPhone を当ててるからこうなっているのであって

実際は違いますよね、確か。

旧友のフォトグラファーに教えてもらった方法

寒さで震え、強風で望遠鏡が震え、これ以上の倍率では視野におとなしく収まってくれなかった
木星と土星。

しかし眼ではもう少しくっきり見えた。感動。


小さい頃は…

今頃とっくに、土星に「行けてる」と、思ってた。

土星が大好きで、なんならこの世の中で一番好きなものは土星だった。
いつも、落書き帳に土星の絵を描いていた。それぐらい。

それからは、何が好きだろう。
ハイハット。オムライス。いなり寿司。黄色くて楕円形、というのが共通項だが
これらも、土星に由来していたのか。知らんがな。

だが天体観測は早々と諦めエレキベース始めたし、
以来惑星の運行がさっぱり頭に入らなかったから、
望遠鏡でも土星を見たのはこれが初めて。

もう一度ぐらい、自然の中で見たいものだ。

畑に行くと、とっくに山の奥に二人は隠れていた。
その他全天に火星と月と恒星たちが広がっていた。


次の曲。

今年はあともう一回、満月が来る。

次は Ray Kondo 名義で、リリースできるか、できないか、というところ。

不慮の案件に忙殺されれば、できない。
年末だしもう24曲出したしそこはご了承願いたい。

だが、できそうな気もする。

今作っているのは、ひとつは変拍子。

だがもしかしたら新しく書き下ろすかもしれない。

どちらがよいのか、わからない。どちらかが木星で、どちらかが土星だとして?

moon

moon / stillbeat
moon x moon #24
2020.12.15 – new moon
release online

2020年、stillbeat としての最後の作品。
配信日の設定でややあって、数時間〜1日遅れたもののリリースできました。

歌詞 はこちら。


月っていいなぁ、と、小さい頃から
…というか むしろ大人になってから、いつも眺めていたのですが

コロコロかわる姿や位置がよくわからず、いままでなんとなく
あー満月だな、半月だな、ぐらいに思っていました。

こういうのを小学校でちゃんと習ってれば良かったのですが、
僕は今年になるまで
「月の満ち欠けは、月の出と月の入りの時間と結びついてる、ただそれだけ」
というのを理解してませんでした。

だから、三日月は必ずすぐ沈む、下弦の月を見ることはあまりない、
新月は夜にはそもそも浮かんで無い、

ということも知らなかった。太陽と地球と月との位置関係、とか、要素が多そうで難しいな、で留めていた僕がアホだった。

(これを理解したのは、高性能な iPhone App、”Moon Pro” のおかげである。紙の教科書に絶対できない方法で教えてくれたこの先端技術には、とても感謝している)

それで、満月はちょうど日の入りから登場して朝までずっと空にいるので、そりゃ毎回いい舞台が用意されてるけど、新月は、日蝕以外はホントひどい扱いされて、しかも夜には既に沈んでいる、黒い月や透明な月なんでどこにもない… とさえわかってあげれなくて、そりゃもう。

すまんかった… every new moon。

ともあれ、今年最後の新月は、太陽と並んでこの寒い空を旅し、
もう沈んでしまって夜空にはいない。
あるいは、地平線近く、太陽が沈んだ直後に一瞬細いツキが見えたのかもしれぬ。

しかし、月のいない夜空は、あるいは、思い通りなのかもしれない。
星たちの? 動物の? あるいは人間どもの? 報道官の?

それがいいことなのか悪いことなのかもわからないけれども。

少しだけあたらしいものの見方を知ったからには
ふるきよき昔も はかり知れなさに気を失う今も 感じ取りながら
これからもステップしていこうと思う。


誰にも止められないのだ。
ステップは。きみの。


上に不覚にも書いてしまったものの

今回の詞では「きみ」を使いませんでした。

元々、僕は小さな頃から日本人の癖というか
一人称、二人称をはっきりつけるのが苦手で
「私」とか「君」とか「あなた」とか
なんだか吹き替えみたいで抵抗があったのですが

何故かある頃から感覚がひっくり返り、それからは免疫がついたのか

歌詞には「きみ」ばっかり使う、むしろ強調するようになりました。

提供曲もそうで、”quiet storm” に至ってはモロに
「きみーーーーーーーーーの中に」で始まってます。

最近は、逆に使わない方法を再探求したいと思っていて、
この曲も「つめきり」もそういう流れです。

諸行無常感は、出てる気がします。自然や業(カルマ)にはかなわない、というか。


サウンド面。今回は打楽器なし。

ギター、それもサイレントギターというアコギのモデリング・骨組みギターをメインにして重ねて作りました。
ベースは、このシリーズで一度も使ってなかった、僕のメインベース、バーガンディグローのリッケン4001です。
好きなものは最後にとっておく性格なので。

この他、イントロと合いの手でガットギターを入れていますが、
もう一つ、書くのもはばかるパートがあります。

ファンノイズ。

70年代的な音を作るには、当時のアナログ機器が出すノイズが重要な要素だったりもして
実際、当時可能な限り排除しようとしたノイズが、デジタルな世には逆に尊ばれたりもする。

また、「湖の浅さを知られたくなければ濁らせよ」ではないが、ノイズが「のり」のような役割で
パートになぞを与えつつ、なじませてくれたりもする。

そんなんで、DAW のプラグインエフェクトには、マスターテープの「シー」や
ヴァイナルの「プチプチ」を敢えて再現するパラメーターがついているのだが、
そもそもそんなん使わなくても宅録をしてるとノイズ源など山ほどある。

パソコンのファンノイズ。

僕が日々、一番悩まされているものだ。MacBook の場合、いくら代を重ねてもこれが改善することはない。

ところが今回は、サイレントギターがクリーンなので、逆に寂しくなってしまった。

プラグインを使おうかなと思い、ふと思い返した。そんなことせんでも…

MacBook Pro のファンが全開で回っているのをマイクの背面で録り、ループさせ、フェーダーを下げて混ぜた。

これが、結構いい仕事をしている。

デジタル時代に一番アナログな、機器ノイズだから、
付き合い方を見つけた、見つけちまったぞ、というわけだ。


 

Calendar

2021年1月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31  

Category