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ほわっとしているようでそうではないような SSW を少し深堀する。

どうやら昔思っていたより遥かにパンクなようだ。まぁあの街だからな。

その人のレコードで弾いているベーシストにはおそらく少なからず影響を受けていて、
名も知らなかったがラインも音色も、いいセッションマンの見本みたいな人だった。
やはり。

NYC。いつでも行けると思っていたけど。

夜はいつになく早く眠る。

ラヴとピースをキラうパレス

画面の Nina Simone と
前ゆくMini Clubman が
同じオレンジ色してたさ


去年もそうだったが、しばらくはこのカレンダー「たこやき」状態を続けようと思う。


1月13日は、先日話題にした Nika Riots が起こった日らしい。
532年、コンスタンティノープル。

当時の人の数え方って、どこまで正確なんだろうか。
甲子園や東京ドームの観客数でも長いこと下駄を履かせてたのに(今は知らない)

歴史書に記された「何万人」をどう受け取っていいのか、いつも悩む。

それはそうとしても、Nika Riots は
古代からの「民主政」と「帝政」のねじれが引き起こした最悪の悲劇、なのかもしれない。
パンを国から与えられ、競馬場でのスポーツ(殺し合いが多かったろうに)に熱狂する民衆。
彼らは応援団の派閥となり、日常生活や政治圧力にも大きく関わっていたという。

隣接する宮殿の皇帝は皇帝で、戦争準備に明け暮れる。

結果は殺戮、を経ての戦争、やがては皇帝歓呼を行う偽装市民「デーモス」を雇っての専制。

何故か既視感のある話。教師に反面教師、たくさんいる。


寒さが体を刺すが なんだか目が醒める冬。

Ravel と Nina を聴いて少し遅くまで起きてしまった。

pannonica

昨日の日記タイトルはビザンチン帝国の “Nika Riots” にかけたものであるが、
スタンダード “Nica’s Dream” の由来を知らなかったので調べてみた。簡単に見つかった。

50年代、NYC のジャズに大きく貢献した、ある女性富豪、通称ニカ。
ロスチャイルド一家に居た(そして一家を出た)この人は、
モンクやバド・パウエル、ホレス・シルヴァー、チャーリー・パーカー、
それに多くのジャズクラブに多大に出資し、
Bird や Monk を筆頭に、直接仕事の面倒を見たり、生活の場を提供したこともある。

差別やナチズムに真っ向から立ち向かい、愛するジャズに尽くした彼女は
ジャズメンにとってはまさに「恩人」だったのだろう、ちなんだ曲も多い。

BeBop というシーン自体が、ロスチャイルド由来の力に支えられていた

というのは少なからずショックでもあるが。え、誰でも知ってる事…?


以前、何の流れか、初期のさるカントリー・ブルースマンを追悼する YouTube を眺めていたら
彼の墓が映されていて、そこにフリーメーソンの印が刻まれていた。

だからなのか、と思ったことも。それも周知の事実?


ブルースの父、と呼ばれ、英語の教科書にも載ってる W.C. Handy

彼の最初のヒットとされている “The Memphis Blues” は

1909年のメンフィスの市長選挙のキャンペーンソングとして書かれたものだ、という。
対立候補もまた、黒人ミュージシャンの曲を採用していたようだ。


力と音楽の関係、持ちつ持たれつ。

それは力の正しい使い方なのか、受け取り方なのか
なんだか、大変だ。

nika’s dream

「なぜ国家は衰亡するのか」
という本を昨日読んだ。

どこかで譲り受けたもので、タイトルが気になり、ずっと本棚にあったので。

国家は流動的なものであるから、過大に重視するべきではない、
…という内容かと勝手に思っていたら、全く反対だった。


貫かれている理念は大きくいって到底賛同しかねる。

が、頭の体操にはなるか。

書かれた頃はまだ9.11もなく、中国のここまでの巨大化もなかった。

文明は、あるいは「国」というものは、国民を犠牲にしてでも維持する価値がある、
その為には、少数の指導者とエリート、そして大多数の愚民が必要だ、
というのが、著者中西氏の、また引用されている歴史書や研究者を通じた基本的主張であるようだ。

途中、ローマのテルマエ(がローマを堕落させた)や伊勢への「お蔭参り」(がガス抜きと改革を受け入れるサインになった)など興味深い記載もある。
メレディスの引用、何かが壊れていく時は「内にある “虚ろなるもの” によって裏切られる」という部分、学びにもなる。

ともあれ、読了後の疲れと虚無感はなかなかのものだ。一日経っても。

東ローマ帝国が1000年以上続いた理由、その意義を評価するにあたって
皇帝ユスティニアヌスが、自らへの称賛と歓呼をやめた民衆を
将軍に殺させたという例を挙げている。

体制を維持する為に、3万人の自国民を惨殺する

「ニカの乱」は、称賛をやめたというよりも、戦争政策への反乱を起こした国民 vs 皇帝であり
そこにはパンとサーカスに溺れてしまった(溺れさせられた)民や、一度は民衆に折れようとした皇帝の葛藤も、あったのかもしれない。
だがあくまで皇帝の最終判断は、自国民の殺戮であった。
人類史上の汚点といえるこの事件を、筆者は評価している。

満洲引き上げや沖縄戦で民衆を見捨てた日本軍、
天安門事件や香港で中国体制が民衆に対してやったこと、

他にもこういう例はあるだろう。
これは筆者が力説する「正しいことなら、人に迷惑をかけてよい」ということなのだろうか?

書籍から20年以上が経過し、9.11や3.11を経過した後も、むしろその結果として
政権や関連団体、経済界、報道や広告にこういう考えの人が大勢(『少数のエリートとして』)定着しているのだろうな、と思わざるを得ない現在。

日本にも世界中にも。

体制の腐敗や軍部独走などが起こる前に改革を、というメッセージも、本文中に僅かに読み取れなくはない? が、
皇帝が軍に行わせた殺戮と、軍部の独走は、一体何が違うのだろうか?

そして現実を見れば、それらはバンドルセットになっている。むしろ、より強固に。


とても世界は悲しい。「正しいこと」とはなんだろう。

スプリンガー52

一日遅れ、朝刊がわりの日記を続ける。

新聞紙を時折読んで思うのは、その文字の多さ。
広告もあるが、よくあれだけ文字で埋め尽くせるものだ。
権威を持って。

新聞記者の仕事に、改めて恐れ入る。

とはいえ、メディアが危険、という認識は変わらない。
2012年後半、野田〜安倍政権以降沈んで落ちていった報道の自由度は、
十年を経て、統制の海が喫水線を超えている。

それとも、ずっとそうだったのか。

「善悪の判断を超えてひたすらキーボードを打ち続ける取材者」と評する人がいる。
その真偽はわからないが、自己投影してみる。
「それが記者なのだ、私は意見者ではないのだ、まずは正確に記すのが使命」
という認識が出てくるだろう。だがそれならロボットで十分じゃないか。
葛藤に苦しむこと、間違いないな。

この日記も、いっそ「新聞紙」並みの文字量で、その日考えた事を全部記してみようか、と思う。
馬鹿げている。五七五と真逆。


音符にも似たところがあるかもしれない、とも思う。
あるいは音数にも。


僕は音数の、編成の少ない音楽が好きだ。そういう意味では日本的かもしれない。
一方、「巷の」日本の音楽や広告、媒体、そして都市でまず感じるのは詰め込みだ。

僕にとっては、無駄な情報ばかり。狭い場所に詰め込むことで、余計に窮屈に感じるのはなぜだろう。

そんなわけで、僕の中での日本文化は、いつも矛盾している。
水墨画のような表現、空間の美、そういうところが好きだ。

それらは日本の中の「広い空間」で編み出されたものとは限らないのだが。
むしろ狭い空間や精神世界から広がりを、それが僕のたどり着きたい日本なのだろうか。


最低音楽器と最高音楽器の繋がりはどこか、と確かめる。
案外、きれいに繋がりそうだと知り、嬉しくなる。これなら何かできそうだ。
今年中には、何か形にしてみようか。


そっか、僕の周りにあるのは、いつも両極端で、葛藤で、矛盾なんだな。
改めて認識する。でもその上でやってくよ。


数年前の年末に有馬温泉土産で買い、残しておいた 自宅温泉風呂パック を使う。
パッケージに「大日本摂津國有馬町」とある。
OEM 生産で製造販売者は新潟の「環境化学」。ギターでいうマツモクみたいなものか。
成分は主に塩と酸化鉄。
販売商品名は「スプリンガー52」。ターミネーターみたいだな。
いろいろと発見。温まって就寝。

Lapis Lazuli III

12.3、今年最後の(そして恐らく最後の)Bandcamp Friday に合わせて、
最新アルバム Lapis Lazuli より、収録曲 Lapis Lazuli III を先行リリースしました。

あわせて、アルバム のトラックリストを公開し、プリオーダーも開始しました。

12/19(日・満月)リリースを予定しています。

今回のアルバムは、9月にふと思いついた「いかさま団ラピスラズリ」という3つの詩と曲を軸に、
パンデミック、争いの絶えない世界、人との断絶や希望を感じて綴っています。

この曲は中でも最もユルく、おかしな人たちの曲です。

またアルバムジャケットは、敬愛する切り絵(コラージュ)作家さんに現在制作していただいています。どんなアートワークになるのか、ご期待ください。

Lapis Lazuli III の先行ジャケットは、DIY 制作です。

今回もすべてセルフ演奏&録音、全編生楽器です。
これからもアルバムの情報は随時更新していきますので、どうぞお楽しみに。

* 最終仕上げの段階で、曲順や発売日には変動の可能性もあります。何卒ご了承ください。
* 正式ジャケット公開に伴い、先行ジャケットの公開は終了しました。

火輪の風と、海の蕾

改めて、六月の二つの作品の紹介。
さっそく聴いてくれた方ありがとう。

五月、すでに雨をたっぷり先取りしてしまったので
梅雨にもかかわらず、創作者の気分は乾いていました。
砂漠だったり、アメリカンだったり。

砂漠 – 未だにエジブトにも中東にも行ったことがない。
小学校の国語の時間に何を思ったか「二十歳になる前にサハラ砂漠に行きたい、でもどうやって帰るか、わからない」と発表したことがあるが、
結局それは果たさず、鳥取砂丘と中田島砂丘にとどまりそうだ。

だが、砂の「なんにもない感」には年々強い何かを感じており、
昨年あたりからの作にも頻繁に砂が出てきている。

構築や成長、変わらないための流転、それらすら許さないような微粒子。
ウィルスと違ってはっきり目視できるけれども、砂のそっけなさって、すごい。

海岸で見てるとわかる。一瞬で濡れて、一瞬で、乾くし。

trojan wheel は、曲と詩を書いた後に決めた題で、それ自体は
トロイの輪
という話を内包している。

これから、どうやっていくか。自分(たち)は。

トロイは、ギリシャ人たちが争い、滅した街。
トロイの木馬はトロイを破壊するために贈り込んだ、アカイア軍の木馬。
コンピューターウィルスの代名詞にもなっている。
だけど回転木馬や揺り木馬がそうであるように、木馬は破壊だけではない何か、別の世界への乗物でもある。はず。

ずいぶん前に書いたが、新宿にあるピエール・バルーさんのラ・ジュテで、不定期に不思議な催しがされていたころ(自分も出入りしていたころ)、
いつまでもひたすら回り続ける、という中東の踊りを、誰かがやっていた。
なんでそんなに回るんだろう。というぐらいに。色鮮やかな、衣を拡げながら。

音楽的には、ずっと前からのダブルベースのスタイルに立ちもどり、モードをどう紡げるかをやってみた。鍵盤はお休みし、ギター一本、ベース一本。打楽器も指のスナップだけ。

(…ちがった、シンセ弾いてました。)

フリーフォール、は、聴いてもらってのごとく。
底が抜けましたよね、っていうこと。
6月に入って、いろいろ。

どのように自由落下しますか。空から、あるいは宙へ。
利害のためにつくった虚構の街や催しなんて、とっくに。

これからも人を縛りつける企みは続くんだろうけど、
もっと大事なこと、あるし。

去年の Neptune と、根本的には同じこと。
あっちは徹底的に内面を見て、こちらは動物的にいきました。

パワーコードのトラックにアルペジオとリフを重ねたのだけど、サビのサイドギター、結構気に入ってます。
6/4拍子っていうのは、これも輪か。ノコギリと輪。

あとひとつ、常に思っているのは

蜘蛛の糸

あやとり、どこまでも。

live wire

金藤日曜 六月第三

日曜大工はなし。先日、机の下に取り付けたキーボードフックはどうにか動作している。
というかひっかけているだけで、その後は落下もない。

なんでスライドレールにしなかったかといえば、レール部品を買ったものの重すぎ、自重と板とで落ちそうだったからだ。なんなら鍵盤そのものの左右にネジやスライドを仕込みたい。(エスペランサが5弦フレットレスをベルトのバックルにひっかけていたように)

思わぬところからいただいた49鍵のキーボード、タッチはチープながら、フル鍵盤なので助かっている。これまで机に置いてたミニ鍵だと、ピアノを触った時に間隔があまりに違い、タメにならなかった(上手い人ならどんな鍵盤でも弾ける)。ステージでここ数年使っていた KX5 は、幅はフル鍵で、あれはあれでよかったんだが。

先週頑張っていた旧データの復旧は、アメリカ時代4年分のデータはコンバートできた。帰国してからの…が…なのだが、
きりがないのでストップしている。あと数百…? MBP が壊れる前にやらねばならん。

オリンピックは目を覆うことになっている。というかこれから、本格的に目眩しが始まるだろう。
その先にあるのは、その数倍も愚かな、憲法の公開改竄か。
「国民が自分の意思で」選び取ったと偽装するために、一斉にメディアが動く。
いくらでも金は撒かれているだろうから、その仕上げは近い。とても情けない。

僕は本当にこの国の統治システムに絶望しているので、というかその先を思っているので、せめてできることをやるしかない。一人にできることなど、一票の投票しかないのだ。

県知事選。全国でも貴重な、少し変わっているが信頼に足る首長。この人が頑張ってくれているからまだこの県は踏みとどまり、世界一危険な立地と言われる巨大原発も止まっている。
結果は大差での当選。この県はまだ見込みがある。

音楽は素晴らしいことだが、残念ながら、長く東都と「地方」を往復してきた僕には、東京が、自らしか見ていないことが見えている。
なんでもあるすごい街。中にいるととても快適。人もお店も、すてきだよ。
ブラックホール。欲しいものは何もかも吸い込む。でもやっちゃいけないことがあったね。

その一つが、福島と新潟に押し付けた、原子力発電。
そして一つが、東北の復興を偽装した、オリンピックだったよ。

その上、コロナ克服の証なんて、よく言えたもんだ。

僕は、どんなに遅れていようが、スルーされようが、世界をよりフラットに見える場所の方がいい。

やりたいことは、もう自分の中にあふれているのだから。

声と板チョコ

こないだ掲載した詩は、音楽から先に作ったものだ。

たしか、副都心線のホームで思いついてボイスメモした。
リフらしきものと、Bパートでベースとトランペットのメロディの流れ。
それをブーブープープー、スマホに向かって吹き込んでた俺は
さぞ怪しかったか、そうでもなかったか。

モチーフはキャッチーだと思ったが、しばらく寝かせておき、
今回曲にするにあたり、肝心のBパートをバッサリなくした。

それはまた別の曲になるだろうし、今回トランペットは入らない。
明治神宮の森をなくすよりは、いいだろう。

代わりにもっといいパートと展開ができた。

そう、曲の完成形がほぼ見えて、詞が思いつく気もしないなぁと思った
翌日から書いたのが、あれである。

まだタイトルは決まらない。

メイとキング

昨夜の覚え書きがまとまらなかったのがとてもくやしいが
そういうときもある。5月になった。

今年は、ふと思いついた人の曲…
これまで、意識にはあったが特に演ったりカバーしたことのない曲に
オリジナルのかたわら、さっさと取り組むことにしている。

Stones, S.Dan, H&O, P.Simon, E.Brickell, J.Cliff, MAW, M.Allison, J.Joplin…

使い途のわからないシンセの音をランダムに慣らしながら、今朝なぜか気になった、この曲。

「王」から King の繋がりだろうか。相変わらずいいかげんな自分の連想だ。

The Chant Has Begun / Level 42

時代を感じるがいいビデオだ (Apple Music にある)。
Gizmodrome 来日で初めて観れた Mark King。僕が昔ベースを始めたころは、メロディックだし速いしめちゃめちゃ凄いけど、音が軽いなと思っていたが、最近、わかりやすくていい歌詞書く人だと改めて尊敬している。太くていい声だし。
声が太いからベースは細くていいのか(?)、かつての Sting や Aimee Mann と逆か。

昔、Meshell Ndegeocello にインタビューした時 (’02)、彼女は今、Mark King や Yes が好きだと言っていた。こんな天才アーティストが、自分にあるものじゃなくて、自分と違うものを、好きといえるって最高だな、と。ていうかそうだよな。

Esperanza は King と Queen について(たしかいくつか)歌にしているし、
なんにせよ彼らトップアーティストは、それぞれの王位にいると思う。

Mark King は名前もそうだから。だが彼の “The Chant Has Begun” は逆をいってて、いいメッセージだ。少しだけ抜粋し訳してみる。

Old men with their protocol
Lead us off to war
Sometimes we don’t even know
What we’re fighting for
Marching to the beat of their drum

Leaders we no longer trust
Told too many lies
The promises they made to us
Were never realized
Hear me now the chant has begun

老人たちは彼らの協定に従って
僕らを戦争に導く
誰を相手に戦っているのかすら
時々わからなくなる
彼らのドラムに行進させられて

もう信用に値しないリーダーたちは
あまりに多くの嘘をついた
彼らの約束はひとつも
実現したことはない
きいてくれ 「うた」がはじまった

これは1984年の歌だ。あの “1984” の。場所はイギリス。

そして今は、”2021.5.1″ だ。ここは日本。

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