カテゴリー: poetry

akari no ganso honke arasoi

ぼくはきいろいあかりがすきだ。

まる。

順調にいけばもうすぐ公開の「あかりをつけたら
本来はストアやサブスクのタイトルにも副題として

あかりをつけたら (folky reggae ver.)

などと連ねるべきだが
配信業者の制限か、日本語タイトルと英語のカッコ内を同居できない。
いろいろ難しいので、これも、昨年のトラックも、「あかりをつけたら」で行く。

元祖と本家みたいだ。
業者も違うし、名義も違う。曲名と歌詞が同じ。メロディと構成が全く違う。

Albert Ayler だったか、Spirits という曲には、全くモチーフの異なるバージョンがいくつかある、どうやら本人はあまり気にしていないらしい、というのを昔どこかで(CD のライナーノーツかな)読んだせいか…

そんなルールが自分にも侵食しているらしく。

結構そういう曲や詩がある。
何曲も “無題 / untitled” があるよりいいでしょ。

曲の情報はこちら。裏話はまた追記するかもしれません。


– 長い注釈 –

* 因みに去年のそれは、英語タイトルだと “satelite” だ。こんなことができる業者は気がきいている。
* Albert の件、うろ覚えの記憶なので真偽はわからない。レコードの誤表記? そもそも Albert の音楽を自分がどれぐらい理解しているか、あまり自覚はないし。音楽を「理解」なんて、そもそも、どれぐらい可能なのか、わからないし。きりがない。
* そういえば、FLAT FIVE & talkin’ brother に入れたバージョンも、聴きかえすと別の意味で folky reggae だった。というか自分の音楽は、だいたいにおいて folky reggae だと言えなくもない。


裏話

この写真は、昨年末に載せましたが、大津の町屋宿『粋世』で撮ったものです。
色とレベルなど処理したのが前回、今回は撮ったそのまま。

久しぶりにドラムキットを叩きました。1年ぶりか…
生活の妨げになるので滅多に組み立てられないけど、楽器の中でドラムが一番楽しい。

「あかり」については常々むにゃむにゃ考えていて、かつてこんな日記もあった。

yesterday morning

moon x moon – 4月新月

Yesterday Morning / Ray Kondo

<4.22>

アップロードはしたものの、明日(あと数時間)リリースされるかどうかは
Apple まかせ、Spotify 次第、…わからない。が。

もし配信が間に合わなければ、夜中に 歌詞 を公開しますね。

人間の事情がどうであろうが、コンピューターシステムがどうであろうが、
天体の運行は変わらないので、それに合わせて今年はリリース続けようと思っている。

お題は「ポエムと、寝言」

どちらも最近、練りに練った原稿に基づく地位の高い人々の演説を揶揄したもので
すなわちどちらも貶されていた言葉なのだが
僕としてはどうもそれだけでは腑に落ちない。どちらも愛着がある言葉たちなのだ。
よくも俺の。

ならば寝言をポエムにしてみよう。

人は皆、寝て、起きて、寝るのだ。

欠伸と共に消え去ったものを追い求めて日中がすぎ、また仕事が終わったと
眠りにつくのだ。その消え去ったものは日中はついに見つからずに。

こんな自宅待機の日々が続くと、朝と夜と翌日の区別もつかなくなってくる。

それは、むしろ良い機会なんじゃないだろうか。

時間感覚、成長感覚、衰えの感覚、消え去る感覚。そんなものを捉え直すのに。

曲調としては相当変わったものになっている気もする。
僕としては普通なのだが。

まぁ、ひとりプログレフォーク、とでも言っておこう。


<4.26 更新>

Spotify, Amazon, YouTube Music, Google Play などで配信中
Apple 系はまだ捕捉できず(昨日一瞬表示されるも、UFO のように消えた)

歌詞はこちら

エレキギターとフレットレスベースが沢山入ってますが
弾き語りが楽しい曲でもあります。またどこかで披露いたしましょう。

その場合は “カメラの向こう” が “TV の向こう” に変わったりします。
日本の趨勢としてはまだそちらかもね。


<4.27 更新>

ようやく Apple Music, iTunes で捕捉。今迄どこにいたのだろう。


<5.22 追記>

まもなく一巡り。
ジャケットもやる気なさ気だし、告知もほとんどせず、おまけにリリース(捕獲)も遅れ、僕史上最もどうでもいいシングル、というテイではあるが、意外と局所的に聴いてもらえてます。…サンキュー!

というか自分的には、ここ最近作った曲の中で一番好きだ。

ミックス、部分的に悔やんでいるが…
それでもハマる人はハマると思う。

サイレントギターにアンプシミュレーターだけでやったエレキギタートラックも、調子にのってエフェクトだらけにしたフレットレスベースも、結構気に入っている。ドラムは生が間に合わなかったので、フィーリングだけの打ち込みだ。ああいうアフロファンクドラムが自分の中にあるので。Stephen Roberson やタナカケイイチのような。(彼ら - 真のドラムアーティスト - に敬意を払いつつ)

ジャケットやタイトルからヒントを得てくれた人は日本に数人もいないかもしれないが、
わかる人はめっちゃわかると思う、のです。

僕がやりたいと思いつつサボってきたこと、主に3要素ぐらい。
プログレ。ギター。祝福するようなメロディ。テキトーなロック。4つやんけ。

もともとこの曲は、ピアノ音源のメモで作りました。しかも画面上のスライスで。
キーボードは未だに弾けないので、いくらエディットしても嘘になる。
ギターもインチキだけど、まだ弦楽器だからわかる部分もある。
嘘とインチキは、オレの中では少し違う。
なので完全に置き換え。デモの原型を留めていない。

そんなことを真面目に突っ込みつつ、ふざけて作ってるので
他にないものになってると思う。実はアホみたいに時間がかかった。
それだけに、ええとこ、行き過ぎたとこが両方出てて、オレっぽいのです。

いや、またリミックス/リメイクもすると思いますよ。


<7.17 追記>

この曲の面白さに気づいてくれた人は、ちらほらおられるようです、感謝。

わかる方はすぐわかる、と書いたものの
そもそもそういう人たちにリーチしていない気もするので、書きますと
この曲は、音楽的には初期の(日本で有名になる前の) Yes や、
イメージ的には EL&P の Tarkus あたりへのオマージュだったりします。

(ベースプレイという意味では、全然違うけど)

しかし John Anderson と Chris Squire のハーモニーはほんとすごくて、
子供の頃に聖歌隊を通ってる人たちだからか、なよっとしてるようでもバシーっと筋が通ってる。

そのへん、自分は足の爪ほども及ばないのは、なんとかしたいものだ。もう遅いが。


<12.16 追記>

ベースプレイ、という意味では、の補足ですが、

この曲に関しては、Chris (Yes) や Greg Lake (EL&P) というより…
Percy Jones (Brand X)、Richard Bona、Jaco、Thundercat らの方がオマージュありかも。

偉大なベーシストたちです。

black & white river (folky)

4.8 Release

今年は歩くことのない
桜の川へ

追想と予祝

折しも Super Moon と重なりました

とても古い曲ですけどね
れいによって

online

詳しくはこちら(あまり詳しくないかも)


– 4.22 –

永遠の2週間…こっちは年始からそうだよ

次の曲のサイクルになったので、追記をしよう。

正直、あまり読まれたくもないのだ。

白と黒の川を歩いて過ごしたのは随分前

ひかわばしの交差点には無数の星があり
左には自分の影がずっと伸びていた

心が止まる瞬間

この詩が浮かんだのはその年の秋だった

花弁が散った水面も
枯れたような桜の幹も包み
静かに時間を流し続ける川

コード進行とリズムトラックと
そしてメロディはあったが

結局放り出した

翌年、シャッフルのブルージーな弾き語りで
この詩を8弦ベースでやる曲を思いついた
そっちの方がしっくりくるかな、と
だがそれも殆ど人前でやらずに
録音も殆ど形にならずに

結局何年も経過した。

今回オリジナルの形を録ってみようと思ったのは
なんだろう、いろいろな事がひと回り、二廻りしたからかもしれない。

リズムも取り去ってしまい、よりふわふわして些かメランコリックではあるが

ここ数年、折に触れて歩くようにしていたあの川にも
今年の春は、訪れる事がない。

それどころか、東都の桜は例年より早く、さっさと散ってしまったという。
集まってはいけない人々を集めたまま
あるいは、盛大に人を集めたいう記憶を隠すように

Super Moon と惑星が誰のものでもない空を等しく照らす夜

日本では7都府県で緊急事態が宣言された

こんな日にリリースするのも、悪くない、と思ったのだ。

So It’ll Be


moon x moon 弥生新月
3.24 release

最近の心境を詞に。
図らずもそうなった。

副題: 〜永遠の二週間〜

例の如く、空耳をふんだんに取り入れて
世相と音楽、演し物に関わる者の心情を
代弁しているとか、いないとか。


歌詞。

今使っているアグリゲーターは
とってもお気楽でテキトーに見えるけど
フットワークが軽くて、大手にできないことができる。

その逆も然りですが、
このハイペースで DIY 音源を出していくには
いいと思って使ってます。

distrokid が偉いのは、配信と共に歌詞を提出できて、
しかもリアルタイム歌詞も設定できる。
(メジャーの音源は大抵できてる)
なのでこれまで全曲、手続きしてるのだけど
反映はいつになるかわからない。

勿論今回の曲も、リアルタイム設定してるけど
いつになることやら。
この3月によみとってほしいものなのに。

というわけで、近いうちに歌詞公開できないか検討中です。

よこくの太陽 (feat. 神谷)

2020.3.10 本日リリース

よこくの太陽
with 神谷洵平 on drums

一昨年に出した詩集連動アルバム river silver [side a] の冒頭曲に、Mr. 神谷のドラムパフォーマンスが織り重なるスペシャルエディション。
朗読も新録。

さきのわからない、今ですが
ぜひどうぞ。


満月と新月に合わせて何かをリリースしていく moon x moon シリーズ、

2月からの配信音源は、歌詞も加えているのですが、反映には時間がかかるようです。

2.9 リリースの Atto Iu Ma Ni は、ようやく Apple Music の歌詞がリアルタイム化されました。
iPhone だと歌詞をタッチすると曲がその箇所に跳んだり面白いです。ぜひ試してください。

たぶん、よこくの太陽でも、1ヶ月後とかになるのかと思っています。

このジャケット写真は

うちゅうせん ペペペペラン

への微かなオマージュです。

ペペペペランは
文:谷川俊太郎
絵:司修

のすごい作品です。ご存知でしょうか。

ぐらのおらとてれびじょん

11月の京都にて。

Marquee Moon は随分昔にバンドでカバーしてて
ふと思い立ってやってみた。

そのバンドでは主にドラムを叩いて
Doors や Clash や Animals などをやってた。
この曲だけはギター&ボーカルだった。
ストラトかき鳴らして人前で叫んだ唯一の曲。

ベース2本でやるのも乙なもんでっしゃろ。

moon x moon

2020 – twenty twenty 年は新しい試みをすることにしました。

満月と新月に合わせて、何かをリリースしていきます。
ある意味ほんとの「月刊」です。

現在、オンラインでのシングルリリースを続けていますが、
映像や文章、またはアルバムになるかもしれません。

シンプルなアコースティックから打ち込み、たまにゲストが入ったり、
音楽性もバラバラですので、どうぞお楽しみに。

1.11 full moon

わらい x きみ(jacket by 小林隆太)
gut gutars, Fender PB, hi-hat, vo

1.25 new moon

Waltz for July (re-release)
Fbass fretless, doublebass, gut guitar

2.9 full moon

Atto Iu Ma Ni
gut guitars, doublebass, rhythm machine, vo

2.24 new moon

Different Town
Rickenbacker 8-strings, gut guitar, vo

3.10 full moon

よこくの太陽 (feat. 神谷)
doublebass, reading
drums by Jumpei Kamiya

3.24 new moon

So It’ll Be
acoustic guitars, Fbass fretless, pencil drum, vo

4.8 full ‘super’ moon

Black & White River (folky)
gut guitar, Fender PB, vo

4.23 new moon

Yesterday Morning
electric guitars, gut guitar, fretless basses, drum machine, vo

5.7 full moon

あかりをつけたら (folky reggae)
drums, gut guitars, doublebass, vo

5.23 new moon

Neptune
fretless basses, gut guitar, cymbals, reading

6.6 full ‘strawberry’ moon

rivet
Factor bass, reading
a.sax by Jaleel, rhodes by Manuel, dr by Ramsey

6.21 new moon

あめがおおきくゆらいだサイン
gut gutar, doublebass, kaeru, drums, vo

7.5 full moon

Z-A
silent guitars, doublebass, keyboards, dr machine, vo

7.21 new moon

Loft & Found

fretless bass, drums, keyboards, vo

8.4 full moon

Camera Obscura
drums, doublebass, guitars, vo

8.19 new moon

Aero
fretless bass, synth, guitars, drum-parts, prog, vo

9.2 full moon

まるいみらい
doublebass, gut guitar, vo

9.17 new moon

るいをよもう
8-strings bass, gut guitar, doublebass, vo

10.2 full moon

Quick & Slow
doublebass, gut guitar, stratocaster, vo

10.17 new moon

Ha Te Si Nai
precision bass, gut guitar, hi-hat, percussions, vo, whistle

10.31 full moon

fancy
electric basses, vo
rhodes by Manuel, dr by Ramsey

11.15 new moon

つめきり
つめきり, ゴミ箱, vocal, gut guitar, bass, shaker

11.30 full moon
tone (仮)

12.15 new moon
moon (仮)

12.30 full moon
Rio (仮)

小さな君 大きな幹

天邪鬼な私は、YouTube ch を作った直後に
Vimeo にこちらをアップしました。

小さな君 大きな幹 〜 さむたいむブギ 1116 京都

何気にリリックビデオです。

Vimeo に上げた理由として、
今後アップデートするかもしれません。

裏話としては、
ビデオカメラの画角がなんだかな だったので
ここは「究極と反転」の考えで 余ったスペースに詩を映したというわけ。

どうでもいいですね。それより、詩を。
ライヴではひらがなで詠んでいるので、
下の漢字は一つの解釈です。

小さな君 大きな幹

小さな 君は 大きな 幹から
きこえる光を 指の 限り さそう
はりついた 天から 離れろ

ある日 を境に 軽くなる 戦慄は
正直な 影も見ずに にげていく

あまり 繊細じゃ無い方がいいよ
って、静かに答えて
くりかえし くりかえし 重くなる

この根の下に 戻れ
転からも 枝からも ふりそそぐ
光 来るから

小さなあかり このまま
道端で 君に逢う
恐がりは この根の下に 戻れ
点からも 枝からも ふりそそぐ

そんな筈
繰り返し 繰り返し 固まっていく
ふみ固められ 積み重ねられ
地中の重みに 戻ろうよ

天からも 枝からも ふりそそぐ

さむたいむブギ 1116 京都

sometime

きょう か ら す ま わ る
街の雑踏
古い硝子の 手前 時間をひとっ飛び
近ごろは とう めい かんに憧れてる 君
早く気づきな
君がすき とおったら何も残らない

からめとったよる
眼鏡の淵から 語りかける君の代理人
駅の壁を探して 走り書き
雇われインフルエンサー
vs 新聞記者
ようこそここへ くくくく
はたして奴は くるんだろうか
おお いけずばかりで
鴨川に流れ てしまいたい
桂川の 向こうに
やめなさいって

straight down

直角のまち 君 まちかまえる
緩やかなカーブで あいに行こう
いてて て ててて
すれちがいでしか まじわらない
友情 三条 四条 烏丸
至上の愛 闊歩する旅情

今夜はスマイル

響き合ってる
過去 と 未来

11.23 bhutan

photo by Yukihiro Sugimori

この夜は8弦ベース Rick 4008 オンリー。
一週間前の京都ともガラッとセットを変えました。

このミニミニツアーでは、実験の限りを尽くしたというか
今やりたいこと、やんなきゃということを殆ど実行。

これでもまだ温存してるのですが
次回またお会いできれば、披露したいなと思います。

– 演目 –

different town
わらい x きみ
五万の単眼-オートリヴァース-宝石
ミニチュアの街
あかりをつけたら (with 小林隆太)
華麗なるブータンに捧ぐ
quiet storm
君がみたゆめは
トーキンブラザー

それにしても、隆太くんの歌声はすばらしい。
来年は京都でアルバム制作に入るようで、楽しみです。

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