カテゴリー: time

まるいみらいと九月

まるいみらい / Ray Kondo
moon x moon series #17
2020.9.2

9月の満月は唐突に。
今年の中秋の名月は10月頭のようです。

この曲は2日前に思いついて一気に作りました。とてもシンプルなスローアコースティック。
弓弾きを重ね、編成は

vocal
gut guitar
double bass (piz / arco / body tap)

これだけです。


夏がセミのように短く鳴き、秋は確かにやってきた。


ジャケットについて

自分の姿は、昨年の11月4日、横浜若葉町 WHARF
あなんじゅぱす の幻灯演奏会「夜の江ノ電」での演奏風景です。
当日の幻灯投影の合間に撮ってくださった田中流さんの写真を、使わせていただきました。
たまたまなのですが、田村隆一さんの「満月」という詩を演奏しているところです。

右側の沢山ある丸い光は、路上で何かを撮ろうとしたとき、焦点合わずに写っていたもの。
場所は上海、大橋トリオのアジアツアーの打ち上げ後か。2017年、何故かこれも11月4日でした。

全体にかかっているのは、砂浜。これは昨年の8月21日で、なんで海に行ったんだろう
石ころや足跡が何か語っているようで、何かに使いたいと思っていました。

yesterday morning

moon x moon – 4月新月

<4.22>

アップロードはしたものの、明日(あと数時間)リリースされるかどうかは
Apple まかせ、Spotify 次第、…わからない。が。

もし配信が間に合わなければ、夜中に歌詞を公開しますね。

人間の事情がどうであろうが、コンピューターシステムがどうであろうが、
天体の運行は変わらないので、それに合わせて今年はリリース続けようと思っている。

お題は「ポエムと、寝言」

どちらも最近、練りに練った原稿に基づく地位の高い人々の演説を揶揄したもので
すなわちどちらも貶されていた言葉なのだが
僕としてはどうもそれだけでは腑に落ちない。どちらも愛着がある言葉たちなのだ。
よくも俺の。

ならば寝言をポエムにしてみよう。

人は皆、寝て、起きて、寝るのだ。

欠伸と共に消え去ったものを追い求めて日中がすぎ、また仕事が終わったと
眠りにつくのだ。その消え去ったものは日中はついに見つからずに。

こんな自宅待機の日々が続くと、朝と夜と翌日の区別もつかなくなってくる。

それは、むしろ良い機会なんじゃないだろうか。

時間感覚、成長感覚、衰えの感覚、消え去る感覚。そんなものを捉え直すのに。

曲調としては相当変わったものになっている気もする。
僕としては普通なのだが。

まぁ、ひとりプログレフォーク、とでも言っておこう。


<4.26 更新>

Spotify, Amazon, YouTube Music, Google Play などで配信中
Apple 系はまだ捕捉できず(昨日一瞬表示されるも、UFO のように消えた)

歌詞はこちら

エレキギターとフレットレスベースが沢山入ってますが
弾き語りが楽しい曲でもあります。またどこかで披露いたしましょう。

その場合は “カメラの向こう” が “TV の向こう” に変わったりします。
日本の趨勢としてはまだそちらかもね。


<4.27 更新>

ようやく Apple Music, iTunes で捕捉。今迄どこにいたのだろう。


<5.22 追記>

まもなく一巡り。
ジャケットもやる気なさ気だし、告知もほとんどせず、おまけにリリース(捕獲)も遅れ、僕史上最もどうでもいいシングル、というテイではあるが、意外と局所的に聴いてもらえてます。…サンキュー!

というか自分的には、ここ最近作った曲の中で一番好きだ。

ミックス、部分的に悔やんでいるが…
それでもハマる人はハマると思う。

サイレントギターにアンプシミュレーターだけでやったエレキギタートラックも、調子にのってエフェクトだらけにしたフレットレスベースも、結構気に入っている。ドラムは生が間に合わなかったので、フィーリングだけの打ち込みだ。ああいうアフロファンクドラムが自分の中にあるので。Stephen Roberson やタナカケイイチのような。(彼ら - 真のドラムアーティスト - に敬意を払いつつ)

ジャケットやタイトルからヒントを得てくれた人は日本に数人もいないかもしれないが、
わかる人はめっちゃわかると思う、のです。

僕がやりたいと思いつつサボってきたこと、主に3要素ぐらい。
プログレ。ギター。祝福するようなメロディ。テキトーなロック。4つやんけ。

もともとこの曲は、ピアノ音源のメモで作りました。しかも画面上のスライスで。
キーボードは未だに弾けないので、いくらエディットしても嘘になる。
ギターもインチキだけど、まだ弦楽器だからわかる部分もある。
嘘とインチキは、オレの中では少し違う。
なので完全に置き換え。デモの原型を留めていない。

そんなことを真面目に突っ込みつつ、ふざけて作ってるので
他にないものになってると思う。実はアホみたいに時間がかかった。
それだけに、ええとこ、行き過ぎたとこが両方出てて、オレっぽいのです。

いや、またリミックス/リメイクもすると思いますよ。


<7.17 追記>

この曲の面白さに気づいてくれた人は、ちらほらおられるようです、感謝。

わかる方はすぐわかる、と書いたものの
そもそもそういう人たちにリーチしていない気もするので、書きますと
この曲は、音楽的には初期の(日本で有名になる前の) Yes や、
イメージ的には EL&P の Tarkus あたりへのオマージュだったりします。

(ベースプレイという意味では、全然違うけど)

しかし John Anderson と Chris Squire のハーモニーはほんとすごくて、
子供の頃に聖歌隊を通ってる人たちだからか、なよっとしてるようでもバシーっと筋が通ってる。

そのへん、自分は足の爪ほども及ばないのは、なんとかしたいものだ。もう遅いが。

moon x moon

2020 – twenty twenty 年は新しい試みをすることにしました。

満月と新月に合わせて、何かをリリースしていきます。
ある意味ほんとの「月刊」です。

現在、オンラインでのシングルリリースを続けていますが、
映像や文章、またはアルバムになるかもしれません。

シンプルなアコースティックから打ち込み、たまにゲストが入ったり、
音楽性もバラバラですので、どうぞお楽しみに。

1.11 full moon

わらい x きみ(jacket by 小林隆太)
gut gutars, Fender PB, hi-hat, vo

1.25 new moon

Waltz for July (re-release)
Fbass fretless, doublebass, gut guitar

2.9 full moon

Atto Iu Ma Ni
gut guitars, doublebass, rhythm machine, vo

2.24 new moon

Different Town
Rickenbacker 8-strings, gut guitar, vo

3.10 full moon

よこくの太陽 (feat. 神谷)
doublebass, reading
drums by Jumpei Kamiya

3.24 new moon

So It’ll Be
acoustic guitars, Fbass fretless, pencil drum, vo

4.8 full ‘super’ moon

Black & White River (folky)
gut guitar, Fender PB, vo

4.23 new moon

Yesterday Morning
electric guitars, gut guitar, fretless basses, drum machine, vo

5.7 full moon

あかりをつけたら (folky reggae)
drums, gut guitars, doublebass, vo

5.23 new moon

Neptune
fretless basses, gut guitar, cymbals, reading

6.6 full ‘strawberry’ moon

rivet
Factor bass, reading
a.sax by Jaleel, rhodes by Manuel, dr by Ramsey

6.21 new moon

あめがおおきくゆらいだサイン
gut gutar, doublebass, kaeru, drums, sing

7.5 full moon

Z-A
silent guitars, doublebass, keyboards, drum machine, sing

7.21 new moon

Loft & Found

fretless bass, drums, keyboards, sing & read

8.4 full moon

Camera Obscura
drums, doublebass, guitars, sing

8.19 new moon

Aero
fretless bass, synth, guitars, drum-parts, programming, sing

9.2 full moon

まるいみらい
doublebass, gut guitar, sing

9.17 new moon

るいをよもう
8-strings bass, gut guitar, doublebass, voices

10.2 full moon

Quick & Slow
doublebass, gut guitar, stratocaster, vocals

10.17 new moon

Ha Te Si Nai
precision bass, gut guitar, hi-hat, percussions, vocal, whistle

10.31 full moon
Fancy

11.15 new moon

11.30 full moon

12.15 new moon

12.30 full moon

replay

ここ半年ほどウェブサイトの調子が非常に悪く
漸くまともに使えるようになりました。疲れた…

まだ SNS なんて使ってるの、と断言してる人にもちらほら出会うけれども
多くの人や店は SNS メインで、サイトやドメインを手放してる気がする。
それもすごい勢いで。

家賃もかかるし設定やメンテも大変。そこにエラー続きだと維持する方が馬鹿らしい。
だけど、閉じられた SNS って、中の人には絶対に気づかない窮屈さがあるし
とどのつまりは無料の個人情報収集システムだから、僕はどうしても疑ってしまう。

タダほど高いものはない。
あれだけ払って(吸い上げられて)まともに使われない税金にも困るけれども。

書きたいこと、載せたい写真など山ほどあるのですが
しばらくは激務にて… 綴っている場合でもなく。

追々更新・転記いたします。

石橋とグラスのブリッジ

このニュース
全自動折り畳み機「ランドロイド」が「エアリズム」を畳めず、事業を畳んだ
出資先が Go を出さなかったからだという
まぁわからんでもないが

こうして完璧を求めて日本の大手やベンチャーが躊躇し倒れる一方で
GAFA(…っていうんよね)は
少なくとも Apple はバグだらけのシステムやハードウェアをスタンダードにしてる

上海行った時に思ったけど
あちらは1年毎に3回行っただけで街の様子が激変している
シェア自転車にEVに…

僕はどちらかというと今、時代に逆行して
デジタルを片目にアナログ&アコースティックに生きているけど
(だから僕は最新の Mac を買うのを躊躇する)
社会がメビウスの輪のようにねじまがっていくのはわかる
オーウェルや松本や筒井や、かつての SF が現実になっていくのも。

時代。
特定集団が決める時代、喧伝される時代。それに乗る時代。
どんな時代にせよ、それはもう昭和のようなアイコニックなものではない。

透き通った、硝子のような、向こうが幾重にも見えているものだ。
硬い壁を透過できるのは、意志と術を持った者だ。
それは、誰も、だ。

そう思うし、そうしたい。

石橋を叩いて渡るのか、叩いて壊すのか。
そんな石橋は、もうグラスのブリッジに変わっている。

ひかりはファイバーの中を直進しかできないのか、
振動し、浸透し、止まったまま動くことができるものなのか。

空想の中ではなんだか気持ちいいけど
身体が安らぎを求めている中、空想だけで生きて行くことは無理だろうな。

眠ろう。また朝が来る。

げんご U

新元号と私の名の響きが似ていることから、好意のコメントをくださった方々に感謝しつつ、以下は僕の感想です。

零の性格を知らない人は読まない方がよいかもとお断りし、つつ、です。


元号自体にはあまり興味はない。これからも西暦を使うだろう。

というより事前のマスコミ報道を漏れ聞きしている限り、元号なるものを使って何かを操ろうとしているような空気に近づきたくもなく、
ちょうどそれを発表するとかいう時間11:30付近は、電波関係を止め、楽器を転がしてスタジオまでひらすら歩いていた。

スマホをポケットでおとなしくさせ、商店街のTVを見ない。ただ、荷物を持って歩くと言う行為に「戻る」。
どんなひどい元号になっても、気を確かに保とうとする。そんなこと考えなきゃいけないなんてな。

スタジオに着くと、周囲の仲間が妙な反応で、こんな名前の元号だとネタにするので、
は? れいわ? 零和元年? 流石にこの漢字はないが、命令の令に昭和や平和の和だという。

戦争と平和 - 十七条憲法 - みたいな印象。
律令という言葉があるが、日本的といえばそうだな。中央集権と和。
大和朝廷の成り立ち。

いくらでも解釈は可能だろうが、上からの命令や指令で統制して和が保てるのか、というと古くさい。

日本が愚かな戦争をして、愚かな敗北を喫したこと(それをギリギリまで民に知らせなかったこと)
敗戦後に割り当てられた世界の下請け工場としての地位を使って、高度成長だ経済大国だと頑張ったが、その役割を終えて衰退してきたこと
3.11を東京の祭りで覆い隠そうとしていること
決定的なイノベーションを起こせないこと

そんな理由でもあると思うので、
ここに原点回帰してもいかんだろ、みたいな感想も免れない。

令って音楽につながるかなぁ。律令なら、律の方が音律、旋律にも通じるから、よかったのかもしれない。
まぁ、なんとでもいえる。

しかしこの響きに「れい」が入っていて、すごく気恥ずかしかったりするのは
自分に関係がなくとも、しゅっとしとこうか、みたいなところなのか。
この感覚は、ポジティブに捉えておこう。

でもたとえば昭和の時代に「しょう」さんや「あきら」さんが
どう思ってたか、と考えると、どうなのか。

別になんてこたないんだな。

それから、ニュースの騒ぎはこれからも見たくない。
なんにせよ、集団フィーバーみたいなものは、僕は好きではないのだ。

万葉集の元になった漢詩の意味がとても興味深いが、読み間違えもあるようで鵜呑みにできぬ。

誠にミュージシャンらしくない性格で、厄介の極み失礼つかまつる。


平和が続きますように。あたらしいこと、ふるいことに自由に目を向け、考え、個を大切にすることで周りも明るく、また暗きものにも小さな輝きがあること、光がないところにも音が溢れていることの素晴らしさを感じられるときでありますように。

ときどき とまり

夕方

ユキヒロさんの
Saravah! を聴きながら
うんどう

時はいつまでも 同じリズムで
過ぎさる 歌をかなでる

あれ、時って同じリズムだっけ?
そだね、意識がどうあれ、時計は同じリズムだね
伸び縮み時間ばかり考えてたから、忘れてしまってた

あと少し作業しようと思ったら
時が止まってた

二度見して

そだね、時計の電池が切れたんだ
電池を替えて皿洗って
寝ようかなと思ったら

まだ9時前で止まってた

やれやれ めずらしい

世界をひろげ、たたむもの

谷口江里也さんの新刊は…といっても先月だけど

不思議な人形とのコラボによる「もう一つの世界との対話」

五次元の国から来たという、鳥の話。

縦、横、高さ、時間、それにもうひとつの次元とは?
「情緒」なんだって。

??

でも、その先に進めばすごくわかる。
ここでは書かないけど、それは
自分が理解せずに考えていた事とも、つながってたりして。

さて、すると
情緒不安定
な人とは、

世界が伸び縮みする人
っていう事なのかな。

心あたり、あるけどな。

いちばんのちかみち

僕には僕の最終列車というのがある。
[人はオレを、サイシュウレッシャフリークと呼ぶ]
実際の日付けは数日前なので、許されたし。

今日の最終列車に向けて、オレはまた必死で走った。
右腕にダブルベース、左手にトランク、肩にバック、頭にハンチング。
いつもは時計をみつつ走るも、今日は迷わず走る。
一刻の有余も無き故だ。もはや、オレに一寸の迷いも無い。
駅の掲示を見上げ、間に合った事に半ば驚く。
行く手には階段、エレベーター。
一寸の迷いも無く、ぽかんと口を開けているエレベーターに向かう。
黒ケースの連れを押し込むと女性が入って来る。
しばらく待ち、閉ボタンを押す。
電車の音が聴こえて来る。
高校生が二人、入って来る。差程慌てていないようだ。
この列車は彼等にとって特別ではないのだろう。
人道上、振り切るわけにはいかない。待ち、閉ボタンを押す。
電車はホームに滑り込む。
おっちゃんが、のんびりと入って来る。
あまりののんきさに、右手は動かない。
空白の後、自然とドアは閉まろうとする。

おっちゃん、はさまった。

2Fに着き、ドアが開く。
「急いでます」かすかな抵抗を試みる。
急いでるっつーても、この荷物、この人であるから、土台しんがりから抜けれないのである。
目の前で電車はトビラを閉じる。
オレは踵を返し、今出たエレベーターに乗り込み、即座に閉ボタンを押す。
反対ホームに向かい、隣駅から特急をつかまえる為だ。
最後のエレベーターに別れを告げ、迷い無く階段を選択する。
もはや一寸の迷いも無い。
隣駅の長いホームを駆け、階段を降りて反対ホームへ向かう。
階段を上がる時、ハンチングは下がり、視界を遮る。
特急、来る。

もとの駅を過ぎる。つばを上げると、高校生は、まだホームにいる。
本当に急いでいなかったのだろう。
3駅過ぎ、列車が停車する。
見覚えのある顔がのんびり乗り込んで来る。

おっちゃんだ。

おっちゃん。

もうはさまるなよ。

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