EyesCream April に載っていた Art Comes First のインタヴューいい。
“Great mind think alike but no every time they act alike” 賢者はみな等しく考える。しかし、決していつも同じ振る舞いはしない。賢者は…の解釈は色々あろうが、みな同じ振る舞いをする、というのは不自然なこと。
—
今はメディアがメディアを潰そうと、少ないパイの中で共食いし、互いを型にはめている。
そして一枚残ったパイは、美味しいか? おいしいか? とてもそうは思えない。
—
「同じ太陽の下、新しいモノなどない、しかしわれわれは今ここにいて、伝統を大切に、しかしルールを打ち破りながら前へと進む」
「クラフト(手工業)こそが、モノ作りをするうえで唯一の手段であるべきなんだ。手と心を繋ぐことになるからね。手こそが僕らにとって一番大切なツールであるのはそれが理由さ」
—
左掌にハサミ
http://artcomesfirst.tumblr.com/post/96314454830
http://artcomesfirst.tumblr.com/post/96477291720
—
ところで “switchcraft” って、”witchcraft” とかけてるんだな。
カテゴリー: libre
Sunday Night to Tuesday Morning
アナ雪の “Let It Go” と Journey の “Don’t Stop Believin'”
Velvets の “Sunday Morning” と Bangles の “Manic Monday” が空耳の月曜日
火曜にかけての夜中目覚めたら
Lorde の言った “The world is mental” という言葉の意味が
ふと腑におちた。
タイトル = Char の 2nd アルバム2曲目のもじり。
Fender bass by George Mastich、いつ聴いてもちょーかっこええ。
Requiescat in Pace
久しぶりに
runes
を聴いた。
僕にとってその音は、
1995の秋に毎日この曲を聴いていた Harvard Bridge の上と変わらぬ佇まいだった。
演奏されたのはその20年前。
Charlie Haden は、これまで遺した音の、どれだけを振り返ったのだろう。
やじるしの
方向性が同じだったら
速度が違ってもなんとかなる
かな?
方向性が違ってもいいけど
速度が違うと二人三脚できない
かな?
かれこれ一回りも考えてるけれども
未だにどっちが正しいのか判らぬ。
Aきみはどう思う。
彼は外に対して立派な人だったが
中身は壊れていた
という話を良く聞くけど
彼は壊れていたが
外に対して立派になろうとしていた
自分を救うために
という人、実は多くないか?
Rはちかごろこうも思ってる。
アレクサンドロス
アレクサンダー・テクニークというのがあって
確か数年前に本を買ったのだけど、見つからない。
ミュージシャンのための、身体の使い方というやつで、
たとえば弓を身体の前で弧を描きながら動かすとき、実際は身体のどこを使っているかなんてことが書いてある。結構目から鱗が落ちる本だった。
これは見つかるまで、記憶でカバーするしかないのだけど、
どうやらインナーマッスル系の事を調べていると
「球技に向かない体つき」というのがあって、僕は全くそれに当てはまるようだ。
というか、小学校の低学年からずっと、オーバースローでボールを投げるということに絶望的な諦めを持ったまま野球をやっていた自分には、なんで今までわからんかったんやろみたいなショックだ。
とはいえ、その原理は球技だけでなく、身体を使う全ての行動にあてはまるので
これからの楽器を使う人生や使わない人生やすべて、これを機に、塗り替えてやろうと思うわけだ。
たぶん、アレクサンダーテクニークも、通じているのだろうと思う。
james firm
これもちょっと前のレコードだけど
今の気分にとてもいい。
Matt Penmanのプレイ、クレバーで土臭くてとても好きだ。
それから…
まったく関連はないが、かっこいい… steteco なるもの
敢えて前のシーズンのをリンクしているが、すんごいおしゃれ。
Nautilus
こおろぎ。チェーホフ。
ヒルマンさんのおいしい水とジャガイモとチキン。
バス停近くで旋回する二機の戦闘機。
海底二万マイルのネモ船長。
「キャプテン・ニモ」に空耳
ファインディング・ニモってまさかこれとひっかけてる?
un-biased(偏見のない)という言葉が耳を削ってく。
金儲けのための戦争。
火薬を掘削し運ばされる囚人たち。
バイオリンと雪車滑り。
風と言葉あそび。
風音に隠すことができぬなら
口パクしてもよかったな、と今でも思うタクシー。
replace
オーバーホールに出していた楽器を引き取る。
開いたボディに緩んだペグに、鷹の仕業のような多くの爪痕。
アトリエハシモトさん凄い。ほぼ完全に治っている。
昔LAのWestwoodで、あまりの低視力に身の危険を感じて買ったクリップオン丸眼鏡グラサン、
れんず屋とやらでレンズオーダー。
近視はともかく、乱視が進んでいる。15年前はスマホも無く、ノートパソコンもまともに使わなかった。
日本橋と丸の内と三ノ輪と大井町と自由が丘と東池袋と神保町と代官山と世田谷。
歩いて、色々な人に会って、自分をリプレイす。
その間自分の中で変わらなかったのは、凄い人がいっぱい居るという思いと、
Alexandre Andrés、Booker Littleの音楽は時を経てこそ素晴らしいということ。
明日からは全く新しい日々が待っている。
TRII
テルマエ・ロマエ II を観る。
初日に名古屋で観たかったぐらいだが、さすがに公演・打ち上げを抜け出す心臓は無かった。
楽しめたし、反戦メッセージ(???)みたいなのも無くはなかったが
冒頭は好戦的でグロかった。それから自分はあんなにストイックにはなれんだろうな。
それにしても開演前の他映画トレイラーの音のデカさにはうんざりしてしまう。
映画本編はダイナミックレンジも確保されているし、まだ聴けるけれども、
音をデカくすれば関心を惹ける、みたいに思ってる人、
デカい音だと観たくなる、と思ってる人、
まだ沢山居るのだろうか?
僕などは耳も心も塞ぐんだけど…
逆に耳を開いてくれるのが
劇中のじいちゃんの笑いやおばちゃんの接客の言葉、
温泉郷の湯の音。なんでもない音。
木こりの唄も、よかったな。
錆びた階段にペンキは塗れずとも
雨音と共に気配かわる。
カメラ、スニーカー、お預け。
録音機、黒に交代。
押し入れの盤引っ張り出し、聴き直し。NicoとColinとStones
記憶の楽譜、念写しダウンアップボウ。
ツバメたちと話しつつ、
子供の頃の、明日より先の、音探そう。
when the world is running down, you make the best of what’s still around…