between

Alexandre Andrés をジャケ買いして以来、ずっと好きだったイラストレーター山口洋佑さん

PRETAPORTERS のおかげで10年越しに出会えて、触発をくれる凄腕ピアニスト林正樹さん

のコラボを観る。その名 between。

最近とみに「鳥」づいている僕にもタイミングよすぎる
「巣巣」での数時間。

鍵盤から生まれて部屋の森を舞う音たちと
帆布の森に住処をみつけてく絵の具たちを

その場で目撃する、というのは

やっぱりすごいことですね。

途中、静かな界隈に救急車が通って
それは、どう贔屓目に見ても、その場に著しくそぐわないものであったので

どうなるのかな? と思ったら

キャンバスの真ん中に、それまでなかったものが出現した。

それは僕には赤いサイレンのように見えたし、最終的には違う形になったけれども、ぜったいにきっかけはそれだと思ったので

あとで山口さんにきいてみた。

やっぱり、そういうのって、ありますよね。

予想外だけれども、それが無意味ではない。

林さんのそのときに鳴らしたコードがなんとも効いていて、

世界をつなぎ合わせるのに、やっぱりピアニストはある種の縫い針を携えているのだなぁ
と、感服しきり。



ちゃっかり混ぜてもらいました

Romanian Folk Dance

ローマ人はその時代に巨大な国家であった
「ローマ帝国」の版図にいた人で
特にどの人種と特定するのは意味がない…
と、ちょっと驚くような、
よく考えたら違和感なく納得できるような話を知った。

すなわちギリシャ人がローマ人であったり、ラテン人がローマ人だったりする。
ルーマニアも、ローマ人の国という意味らしい。

人の変わり身の自由さというか
支配層がどうであれ、人たちは流動していくんだなぁと
思うのであるが
(そのために戦わされ、殺し合いまくったのだろうが)

ということは、全ての道はなんとか、という諺は
ローマ人は、ある条件さえ呑めば誰でも名乗れる、という
懐の大きさなのかもしれなくて
少し前までのアメリカとも通じる状況だったのかもしれない。

さらに言えば、時空軸の設定さえ動かせば
我々でもローマ人を名乗ることは可能なのだろう。

あの銭湯映画はそういう意味でもよくできている。
日本人がなんでローマ人やねんというのは
その時にローマにいたからローマ人でっせと
言ってしまえばそれでよいようである。

そんなわけで、時折たいむましんに乗って日本に来る私としては、
次なる疑問は、やはりこの一つに尽きるのである。

「時間って、なんだろう」

ohashiTrio & THE PRETAPORTERS 2017

東京はほどよい緊張感。大阪は終始リラックス。

終わってもまだあったまってる、あと5公演ぐらいやりたいな、と思う拙者。

thank you 2016

the darkness is where we see the stars, where we hear the sounds.

time

2016年も終わり。

TちゃんKくん、はじめたくさんのグレートな音楽家たち、
また彼らと過ごした時間に感謝(しきれないのだが)。

彼らとの縁で知り合った音楽仲間、仕事相手、スタッフ、音響、映像、友人、
衣・食・住のスーパーアーティストたち、

そして観てくれた方々、

ありがとうございました。

もちろん、長年の仲間も、ね。

自分としては、昨年の流れで、音楽的にすばらしい一年、そして

世の中的に、あまりにもすばらしくない一年だった。

まぁそんなもんだろうとも思っているけれども

自分の世界観のシステムを入れ替えなきゃいけないな、と確実に悟った後半。

インターネットとコンピューターの(ある意味)淵も、見届けた気がする。

 

もっと大切なものがある。それに気づかずに終わるのはまっぴらだ。

 

あとは過去から見てきた何か

その視点上に捨て去ったことはなんだったのかを、もう一度見直して

追えるものを、枯れた豹のように追おう、と思う。

 

2017年は、ちぃっとタフな年だと覚悟しつつ

心を無にして、行こうという次第です。

kiki の運動

生きるということは常に身体を痛めつけていることなので

ときどき運動をする

ひどい BGM がかかっている場所はうんざりなので

結局インナーイヤーの BGM の世話になる

ああいうのはリフレインの効いた音楽が合うのだろうとか

そういうの

僕は全然無視して、試し録りや練習や好きな音楽を聴いてる

だが、さすがに合わないだろうと思った

Yes の Close to the Edge が

やけにトレーニングの集中を助けるので

なんだか人生 わからなくなってるこの頃。

 

むかし、ラジカセで毎朝この曲を聴いてた時期があった。

遅く起きて、カセットのA面が終わって、

その日の午前中を、無駄にしたような、得したような。

最初、何の価値も感じなかったこの曲が、いつから気持ち良くなったのか

いつからすごいと思い始めたのかよくわからない。

今では寝る前に2度聴きできる

これは本当の危機だ

 

ブラッフォード 味わい深い

全体保持 意味わかんねー

Total Mass Retain もしかして悪意?

 

でも僕はこの曲に とても幸せでポジティブなものを感じる

 

I Get Up I Get Down

おきて

ねる

それだけ

なんて幸せな曲なんだろう

 

…ちがうのか…

Andre Mehmari

はじめて 超至近距離で観た Andre Mehmari

…まだ先日のデュオアルバムは聴いていないのだけど

トリオによる音楽は、幸せの一言に尽きる

すばらしかったです。

その場で何が起こっているか

ほどよく よくわかんなくて 最高

読めないけど 頭でわかんないけど そう来てほしかったんだとわかる

そんな展開 あの3人すごいですね。

いいベースだな、と心底思いました。

粘りがあって、人生楽しんでて…そんな、楽器奏者。

メマーリの奔放さと実力をわかりつつ、子供のように、大人のように、

いや、単に自然に、音で振る舞う。

自分もああなりたい、なんて、もう思えないけど、

いいよね、素晴らしいね。

南米音盤戯言…

Joana Queiroz, Rafael Martini, Bernardo Ramos による “GESTO”

素敵だなと思い、ほぼリリース同時に買ったのだけど

まだはまり切っていないアルバム。

来たと思ったら間奏が長かったり、展開が遅いのが馴染めないのかな?

AlexandreのMacaxeira FieldsやOjo de Aguaと共通性があるようだけど
建築的な部分では違う音楽。いつかはまるのかな?

Toti Soler の El Temps Que S’atura

響きがすてきなアコースティックギターアルバム。

ECMをちょっとかわいくしたようなジャケット。裏面のヨットがいい。

曲もすごくいいのに、フェードアウトが早い気がする…

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