カテゴリー: record

風の架け橋

昨日の続き。

聴いているのは生田敬太郎さん。

ジャケットの長髪と結構イメージが違う
力強い声。

キャラメル・ママ組と
スモーキー・メディスン組
(+萩原克己さん)
でだいぶカラーが違って、
歌い方もだいぶ違う気がするけど

矢野さんのピアノやアレンジも勿論
田中正子さんのエレピも素敵だな

1971~1973年は海外も日本も名盤が沢山
音の質感もリズムセクションも
この時代がいいと思うのは
錯覚だろうか?

遡って1stの「この暗い時期にも」も
いいね、マックスというバンドの音も。

もう聴くことはないだろうと

ほぼ家から一掃する勢いだった CD を

また最近集めて聴いている。ストリーミングされていないレコードってまだまだ多い。
(しかも興味のあるレコードに限って)

それに、web になっていない文字って、いろいろあるのだ。

意外なところで線がつながっていて、あの時何々さんが教えてくれた何々さんは
全然別の彼と、あの誰でも知ってる曲をリメイクしてたり。

しらんかったことばかり。

知ってりゃいいってものじゃない、と、あまり気にしてなかったことに
今はすごく、必然性を感じる。

アンテナ張りすぎても困るけど、感度がボケてるぐらいが、いい感じ。

止まった活劇

人の作品って

人の生活が

やっぱりそのまま出るんだなと

思う。

 

名曲二つを

リピートで七回聴く。

觔斗雲に乗り

矢野誠さんと友部正人さんのアルバム。1994年。

のっけから異世界の音と、誰にも似てない声に連れていかれる。
はじめて聴いたのは、鎌倉のさる電気工房の居間だったか。

友部さんとは一度だけ、横浜の三宅伸治さんのライヴでご一緒したことがある。
最後に加わってもらった「はじめぼくはひとりだった」。それまで聴いたこともない声だった。

このレコードを聴いてもそれは変わらず、何度かけても「聴いたことのない声」が再生される。
どういうことなのだろう。

矢野さんとは2000年代初頭に、ふとした縁でお会いした。
六本木のクラブや、木更津の社交場カフェでライヴに参加させてもらい
その後も折にふれ連絡をいただいたり、活動を追ったり。
直接師事したわけではないものの、いつも大きな影響とインスピレーションをくださる。

今回、そんな矢野誠さんのソロアルバムに参加できることになり、録音も佳境の日々。
といってもリモートで、バンドでスタジオ録音された音に、この部屋でベースを加える。
普通と逆というわけです。

矢野さんの音楽はピアノの左手が音を決定づけていて、ベースがどう共存し、絡むかがとても重要。
なおかつ綿密に「編む」方なので、書き譜も多く、隙間も多い。そしてそのラインが。
僕の経験の範囲だが、こんなスタンスで音楽であり続ける人は他にいるのだろうか。

一見不思議な音の並びが、自然に絡んでいることが、何度も繰り返すとわかってくる。
それをプレイで反映できるか。
時間がかかりつつ、やってます。

道具

5弦ベースたちが久しぶりの出番。

ライヴ要員みたいにずっと使ってきた Lakland 55-94、録音でも割と残っている。映像もか。

先日電池を抜いたままだが、パッシブが、またいい。彼ら Dan Lakin と Hugh McFarland の作った楽器はやっぱり作りがしっかりして、鳴りと安心感が違う。

Dan は2010にメーカーを譲って以降、自分の名で JB や PB を作っているけど、知らないうちにスタッフや工房がまた変わったようだ。
いいデザイナーとクラフトマンがいれば、いい楽器はできますね。

僕はおそらくもうベースを買うことはないけれど、興味ある人、機会あったらチェックしてみてください。
(というか昨年から Dan Lakin Bass は何も更新されていないけど、大丈夫なのか…?)

そんなんで、楽器もそうだが大事なのはプレイの中身。

曲にしっくりくるには、いろいろな要素がある。
掴みたし。とらえたし。

Boléro と Undiú

って

似てますね

モーリス・ラヴェルとジョアン・ジルベルト。

Undiú は1973のアルバム収録だが意識して聴くようになったのは
今は亡き詩人、フジマルヒデミさんのライヴを手伝ったときだ。

このコードはなんだろう、規則性はあるのだろうかと、いつも煙にまかれながら
今でも、そして未来永劫、曲の世界に聴き惚れている。

日付が変わって今日になるあたり、ラヴェルのピアノを聴いていたらポケット内 iPhone が勝手にボレロに切り替えてしまって、えっと今これじゃないんだよなぁとブチブチするも、やがて聴き入っていた。

その録音の質感のせいもあるのか、前述のように思った次第。

未だにジョアン・ジルベルトについてそんなに詳しくないけれど
この曲は別格に好きで、なんかその理由の一つがわかったような。

ラヴェルに影響を与えた師、ガブリエル・フォーレももっと聴きたい、
2022年(もう少しの)春である。

guide & light

その場で考えた音を録っていく。

あるいは、考えもしない音を、瞬間的に録っていく。

そういうこともよくしてきた。または、そんな音を後から聴き返し、覚え込ませることも。

最近は違うことをやっている。考え、書き、録り、聴き、また考えて書く。

これがとても建設的だったり、無駄だったり、理にかなっていたり、面白くなかったりする。

書いて形にすると、それ自体が一人歩きする。間違いや変えたいところが出ると、そっちに気を取られて弾くのを忘れたりする。
それは本末転倒でもある。ちょうど、試験前に勉強よりも部屋の整理に夢中になるように。

全部無駄、というわけではないのだけどね。

ガイドトラックとは面白いものだ。ガイドにもなるし、全くガイドにならなかったりもする。

そう、面白くないものに面白さをみつければ、たいがいのことはなんとかなる。
ある意味、それで幸せに生きていける。

だがふと我にかえったとき、それがいいのかどうかは別の話。

ガイドは光か、それとも影か。

new moon may

新月だった一日は

色々話し合い。

手首の使い方を見直す。

楽器を本腰入れて探求することに。

グロッケンをある形に – 別途おしらせを。

そんなはじまりです。

Peter William Brockbanks

Yes のギタリストといえば Steve Howe か Trevor Rabin が有名、
なんで初代の Peter Banks はそんなに評価されていないのだろうか?

レコードを聴く限り、彼のプレイはとんでもなくかっこいいのだが。

物質と隙間

小さい頃からずっと繰り返して聴いている曲は
とても短かったりする。

最近は数十分かかる音楽も聴くようになったが
やはり二分台の音楽はいい

隙間の中に

凝縮されている

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