カテゴリー: map

となりにある露路

シングル「アカレンガイロノクルマ」
たくさん再生してもらえているようで(僕にしては、です)
とても嬉しいです。

この曲、五本木に住んでいたころ、ある午後にふと思いついて Boss のマルチレコーダーにメモ録した曲なんですが、なんだか誰かが通って行ったようなよさがあるんです。

当時はこの曲を作った直後で(同時かな?)

このまま続編ができていたかもしれない。だけどそうならなかったのも、無意味じゃないんでしょうね。

マイアや、キトリや、異文化を感じさせてくれる女性シンガーが歌ってくれれば、
すてきな曲だとも思っています。が、それはそれ。

また機会があればカバーやリメイク、コラボしてもらえたら、と思いつつ、
僕は残る人生、まずは感じ取り、あずかった曲を形にしていこう。というわけです。

欅の幹から、空から、遠い国へ、隣の露路へ。

あめをぬけて

ねずみいろのそらとトリニティーをみたあとは

新街道を越え、旧街道の港町

今年初めて、列車の駅というものに足を踏み入れる。
長距離運転のあと、地下駐車場から登る。コンコースにだけ用があってのこと

歩き慣れたはずの階段がずっしり重い。少年の頃は相当鍛えていたのだろうよ。

反対口に出て、それとなく場所を吸い込む。

駅ビルの脇に、なかなかの五日月

はかってもわからぬほどの違い

ちょっと大きな、鍵のつき。

久々に…

久々続きで、コンサートを観にいく。

TAKUJI さん。

前回お会いしたのは Green Room Fes か。バックステージで声をかけてもらって以来。

ガットギター一本、完全生音の響きが、極上の時間でした。

たまたま、藍色のジャケとセーターと、ジーンズと
上下ブルーで行ったこともあってか、アンコールの曲が余計にぐっときたり。

そして、スペシャルジョインでの Moto くんのアコーディオンも生き生きとして、素晴らしかった。

人の舞台を観ると、とても楽しめる。
以前のように、「弾かなきゃ、やらなきゃ」と思うことがない。それっていいのか、悪いのか。

でも、ここにベースが加わるならどんなラインで間合いかな、とかは、常に考えてる。
それって瞬間芸ではなくて、聴きながらのリアルタイムアレンジ。
こういうのが、ためになってる。

会場で、「楽器の演奏はしない」という人とも少しお話したけど
演奏する、しないは、音楽を楽しむことにおいて、そんな差はないと思います。

角度とか、方法は違うかもしれないけど、音楽は聴き手の中ではじめて存在する、そういう面もあるから。

そんな、受け渡しができる場、受け渡せるかたち、が
音源であれ、舞台であれ、の役割なのかもしれません。

そして、それをつくれること、アクトし、リアクトできること。が。

前回の舞台だったという、八面体とお寿司カウンターの場所にも想像をテレポート。
そっちも行きたかったなぁ…

inside the glass of cosmos

黄色い星と
赤い月が
とても長く
見あっておりました

hourglass
砂時計

次の曲のテーマはこれだな

このパエリアのように
あかいつき

はっ

なにいってんだか

canary in cage

アメリカからやってきた人とときどき少し英語で会話する。

本当ならがっつり教えて欲しいのだが。


米国だと、10代に三回、大きな誕生パーティーの習慣があって、

その三つ目、成人になる18歳のパーティーでは

ガバメントからお祝いの封書が届くそうな。

そこには、男性の場合、「米国が他国と戦争状態になったら、徴兵の対象となることに同意する」

という一文があるのだそうな。


フリーダムとリバティの国では、すべての国民がシステムとミリタリーに手綱を握られている、どうやらこれが実際のようです。

そのカゴが大きいか小さいか、あるいはどう見えるか。

それだけの違いなのかも、しれませんね。

それでもね。

気づくことはたくさんあり、思うことも、たくさんあるのだ。

気が遠くなるが、これからも。

EQUINOX

夜と昼がひとしい 嵐で気付かないけども

ふとしたことから
コンゴ動乱と現代に至る状況の酷さを知る

以前もこれに類する報道や動画を何度か観てはいた気がするが

今年観ると、迫ってくるものが違う。

—————

人間、悲しいかな、遠いと思うことは実感できない。

だが、実際に格差がここまで広がり、独裁まがいの体制と軍備が急速に進み、
そしてこれから指数関数的にひどくなるのが目に見えている今

アフリカで起こってきたことは
対岸の火事どころか
…合わせ鏡じゃ、ござんせんか。

防衛や経済などの名目によって生まれたすべての武器はやがて何処かに流れ着き、
人を際限なく殺していく。どうしてそれを止められない?

日本も各国も、これまで自分たちが国内外で犯してきた
虐殺などについては決して認めない。
認めたら最後だ、という教えがあるのか、
自分の後ろ姿が見えないが如く、そこからは学べない。

だが、コンゴ「民主共和国」、ウガンダ、スーダン
これらの地域で起こっていることからも
おそらくウクライナとロシアで起こっていることからも
人間の悲しい性はわかってしまう。

人は、そうとあれば、暴走するのだ。

それを利用してきたのが古来無数の戦争だったろう。

一対一ではない、大量の「部下」に武器を持たせて殺させる。
それは決して権力者や兵士同士にとどまらない。
女性や子供、老人が標的にされる。

資源のため。権益のため。
発展のため。着飾るため。

こんな中で、実際に生き抜き、表現してきた人もいる。
背景がわからぬままの僕や仲間を、何処か凄い音の世界へ連れてくれた、マリーさんもその一人。

だが。
その無敵な表現も、今後は受ける側次第で意味が違ってくる、そんな気がしてしまう。
素直になれなくなった。つくづく自分は。

ドリーマーが一人増えるだけじゃないのか。その夢は正しいのか。
誰かのビューティフルドリームは逆から見れば悪夢なのか。

わからない。

いろいろな人が、それでも問いかけてきたけどね。

火曜と金曜を思う日曜

9.11です。

WTC で起こったこと、そしてその後世界で。

あれはとても大きな、日本に居た僕自身もいろいろな物の見方が変わった日でした。
というより、その日をきっかけに数年かけて大きく変わっていった、といった方が近いです。

が、今日は別の日の事を思い出したりしていました。

フランスで、バタクラン劇場で起こったこと、とその数日後の拙文。

サルビルサ 〜 スズキコージ氏の作品にちなんで

今、思い出さなければいけないことの一つのような気がします。

ひらめきとうけとり

昨日の烏の話

今までも何回か、そういう経験があるのだけど

昨日に関しては、聴こえるか聞こえないかの人間の声ではなく

階段を踏むリズムが空に響いて

それに反応して鳴いたのではないかと思われる。

本日はさきほど

テーブルの周りで変な駄洒落を言ってたら

「チャンチャン」の締めとちょうど入れ替わって

「ピンポン」と玄関ベルが鳴った。

やはり、ものごとはつながっているのだ。

私らの閃きは、独自のひらめきでもなんでもなく

何かを受け取り、はじけているということなのだ。

– アンテナ考


情報の伝達って
それぐらいささやかなものだと思います

自分が考えついた
と思うことが実はそうでなかったり

新しいと思ってることが
なんでもない受け売りや

もう随分昔からあったのに
ようやく咀嚼できたことだったり

そんなことしょっちゅうで。

そこへいくと
人間が電波を使って
操ろうとしてる情報は

どれだけ不自然で大袈裟で
危ないものか

今は、そしてこれからは
本当に心した方がいいと思います。


明日は選挙です。

報道に惑わされず、長い目で正しいと思う選択をできるように

自分も心を澄まして判断したいし、

多くの人がそうであることを願います。

くものうらがわでは

七夕だから七夕らしく

…la…

その前に

今日知ったのですが、iOS 15 だと写真からテキスト認識できるんですね。
画像に埋め込まれてる言葉をコピペできてしまう。

OCR アプリとか、ときどき試しては、使えないなと諦めてたけど、
知らぬ間に確実に世界は進歩している。

だけど、日本語は非対応。

漢字は認識するけど中国語 / 広東語としてであって、
ひらがなは意味不明になる。

最近は、漢字でも日本語字体じゃない文字が混じって表示されることが増えてきた気がする。

自動化の波に、日本って遅れまくってるんですね。

僕は自動化ってあまり好きじゃないけど、
避けてる間にも、グローバルの波に呑まれていく。
画一化と多様性がツイになったローラーに踏まれてく。

世界的には日本語を使う人は少数で、
国連の公用語も

中国語、英語、フランス語、ロシア語、スペイン語。
加えて、アラビア語。

「ロシアと中国と北朝鮮が攻めてくる」
「だから改憲して軍備増強を」
と、自民や維新が連呼してるけど、

そういうのじゃなく、日本って既に、
文化的に結構危機なんだなと。これは氷山の一角か。

軍備なんて、核の恐ろしさを学べない国とは勝負にならない。
そんなのじゃなくて、大事なところで頑張ろうよ。

パワーゲームに踊らされてるだけじゃなくて、
こういうところを、うまく、しっかりやっていきたいね。

Independence Day

独立記念日。

それはアメリカがイギリスから独立したという記念日で
本来日本にはあまり関係がない。

大きな流れでは、独立したその国はやがて黒船を送り
日本を開国させ
しばしの交流の後
大戦争を行い
日本を屈服させた。

そして世界の覇権をソヴィエトと争い
冷戦に勝利し
その後も戦争を続け
迷走し
イスラム世界に中国に
そしてロシアに
COVID-19 に
そして国内に
揺らいでいる。

進駐軍の時代も
安保闘争の時代も知らない僕は
米国に恨みも反感も持たずに暮らしている。

これは凄いことで、あれだけ国土を焼き尽くされたのに
どれだけ巧みにこの国の政府と国民がコントロールされたのか、という例だ。

全く異なる文化と歴史と人種の国が、他の国を完全に従わせた、という
稀に見る成功例だろう。見事なものだ。

怒りの矛先を変え、ガス抜きをし、三つの “S” (Sports, Sex, Screen) を与え、
経済成長という餌を与え、時には優越感も持たせ、
一方では軍事と経済と地位協定で支配を続けている。
関東は米軍基地で包囲され続け、オリンピックは NBC の放映都合で日程が決められる。

どんな情報も、ほぼ一瞬でアメリカのサーバーに吸い取られる。

太平洋という広い海と、海底光ファイバーと、半日以上の時差。
日本とアメリカの距離は実に不思議だ。

日本海(という呼称が通じない場合もある)という小さな海を隔てたアジアより
米国を近く扱っているのは、何故なのか、
若い人たちも、考えてみるといいのではないでしょうか。

ふと、何かの拍子で、気づくことがあるかもしれない。いろいろと。

とはいえ、僕は

支配の体系には気付いていても、米国自体にネガティブな感情はない。
(それってよっぽど麻痺してるのかもしれないが、そういう者の実例として記しておく)
だが、危ない動きに対しては、それはこの太平洋という距離、言葉の違いという壁をうまく使って、日本を守るべきだと思う。ここは良くも悪くも、東洋の端の孤島なのだ。

学校で乱射事件が頻発し、ガンコントロールが日常のニュースの話題になる(そして解決はみえない)ような国を見て、どう思うか。
世界中での戦争をやめられず、憎しみと犠牲者と次のテロの卵を生み続け、軍需が次の戦争を求める国。旧式兵器の在庫を世界中に売却する国。どう付き合うべきなのか。

ここは良くも悪くも、東洋の端の孤島なのだ。

西洋の最前線不沈空母でもなければ、東洋の玄関を塞いでいる蓋でもないのだ。
(あるいは、そのどちらとも見做されている。だからだ)

日本人なら本当は、何ができるか。その先に。

音楽でも、学ぶことも、違う提示をするべきことも、たくさんある。
これまでも多くの人が、それを試みてきた。僕自身も多くのことを感じ、微々たることをやってきた。
それはこれからも続けようと思う。

独立とは何か。インディーとは何か。

僕らに武器は持てないし、持つ気もない。
そんなことをしなくても、
自分、自分たちなりの独立はできると思う。

Calendar

2025年4月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930  

Category