カテゴリー: hikari

すべてのかたむきをながめるほし

また日が過ぎ
あいかわらずこれからも、とりとめもないことを書いていこうと思う。

コンクリートだらけのこの世の中、はたして「とりとめのある事」なんてあるのかな、と思うのだ。

—–

ステージって不思議な場所で
ときには客席より居心地がよかったりする。
いや、シャレではなく本気の話。

居心地だけでなく、眺めもよかったりする。
それって困るやん? とも思う。

客席から他の出演者を見ていて、このライティングってないんじゃないの、と思ったり
ところがステージにあがるとすごくゴージャズだったり

それって、テンション上げるにはこの上なく、申し分ないのだ
しかし客さんを思うと、心配にもなるのだ
俺たちばかり楽しくって、いいのかいなと

だけど、どうやら楽しんでるのが自分らだけでないとわかると
それで良くなるんだがね。

—–

Reciprocity

最近気に入りの曲 by G.Peacock & B.Frisell
とにかくヘッドがうつくしい
インプロのフリーはテクニカルすぎて正直あんましなのだけど
呼吸の伸び縮みがとにかく最高なのだ

—–

月が僕の左にある — こう思うだけで嬉しくなる時がある。
何を思っていようが、格別の月が、道を歩く僕の左にいてくれる、
そんな贅沢って、実はどんな大人にも等しく与えられているんだぜ。

人が忘れようが — 月は忘れない。
月の輪グマが忘れようが — 輪は忘れない。
すべての記憶素子が忘れようが、放電しきったスクラップは、覚えている。

君の左には、誰かがいる。
きみのひだりには、だれかがいる。

—–

歴史

高校の時にあまりに面白い先生に影響を受け、西洋史を専攻してた僕は
「人間のやることすべてを歴史は含む、だから歴史をとらえることができればすべてはありえる」
なんてずっと思ってきたわけだけど
ふとしたきっかけで、今日、それは違うかもしれないと思う。

もし、人類の「歴史の中で」
延々と、「歴史担当係」が
「言い訳」をつづってきたとしたら。

いや、そのためにすべての文献や都市や神殿がつくられてきたとしたら。

歴史、なんて、すごく偏ったもの、なのかもしれないな。

いや、シャレではなく本気なんやって。

てらしてみれば

光が上にいってしまった

月も上から照らされる あと数日のこと

 

「巻き毛のリケ」素敵な話だ

そのひとがかしこいのか
そのひとがかしこくみられるのか

それは似ているようでとても違ったことだ

だけどどちらにもいえることは
他人の目も本人の自覚も
気の持ちようで変わるということかな

 

意識は幾重にもかさなっている
そして切り替えればどれも真実に見える
そうどれも真実
どれも大切に育んだならば

はるのうみ

宮城道雄の随筆を読んでいる。

彼に限らず、邦楽の大家の多くは盲目であった。

それどころか、かつては盲目でなければ許されなかった職業、それが音楽家だという。

闇の中、研ぎすまされた感性を思う。

また、理屈や要点でなく、勘で習い、勘で教えたかつての才人たちを思う。

彼らにAppleのデバイスは使えるか? 使う価値があるのか?

おそらく、まったく違う音楽の未来がそこにはあったのだ、と思えてならない。

まちのけいかん

散歩していると 電柱に引っかかった赤と緑の風船

昔なら「あぶねーな=」と最初に思うところ

電線の意義を考え直すこの頃 抱いた感想は

「かわいい」

そう 電柱はグレーであまりにかわいげが無い

風船で飾ったっていいだろうに 街をさ

二重螺旋と四つの文字

DNAが記録メディアに?実用化を目指す科学者たち | CNET Japan

これはおもしろい、
というより、あたりまえのことだと思う。

モバイルに向かうより、HDDやフラッシュに一所懸命データを集めるより
クラウドに持ってくより
本人が身につけてなんぼなんよね。

別にDNAに人為的にデータを記録することがバカバカしいと言ってるわけではないけど
(言うまでもないことだから)

DNA、死ねば滅びる。
しかし、なぜか誰かに受け継がれる。

それがなぜかを、一生分からないまでも、なんとなくでも、
身につけるために、生きよう。

えるぺぺ

ある人が教えてくれた

リオ会議でのウルグアイ大統領の本音スピーチ

「持続可能社会」とすぐに印籠をかざす「リーダー」たちは
これを聞いてどう思う?

細かい揚げ足取りは誰でもできる
LEDと白熱電球が逆だろうって いや 本質は違わない

揚げ足取りで のし上がっても、ざるの目の上で ざるそば食ってる夏の日よ

蝉が騒ぐ午前も長くは続かない くずれない砂山もない

短い人生 全うしながら 受けた恵みを返すことでようやくチャラになる
意識的にせよ 無意識にせよ

いや 集団意識も含めて 知覚しながら何世代も生きてきた人類は
無意識では済まされない責任を負っている

クラウドにとりつかれてるおれたちも その「雲をつかむような」行為は
どこかで 雷を起こし 酸性雨も降らせていると 気づくはず

気づいたときは遅い

走り出したら止まらない

いやそうじゃない

くも が はれたら みんな はだか で なにか してる

くらうどは ちっとも くろうと じゃない

ふすま

月初め、大学時代の先輩と久々に「何も考えずに」アコギ&ベースでジャムった音を

ようやく聴き返している。

やばい、これ、おもろい…

りあるばかしあい

くだらない広告に
だまされちゃいけませんよ

くだらない口喧嘩トリックの著者に
言いくるめられてははずかっしいよ

いま 僕らは試されているってさ
僕らも あなたらを試してるんだけどな

人の上に立つ資質があるのかを

口元を監視するやつらの心を
もっと大きな目が うつしてる

Rain Tree Crow

雨の日は 樹も線路も鈍く輝く
ふと、あまり聴きこまなかったこのアルバムを想い返す

当時は理解できなかったけど、イメージは好きだったな

ジャケットを撮った藤原新也さん
震災後、被災地で 子供達に/子供達の 「円顔」地蔵を描き続けた話、
これも強烈だった

ウェブサイト
は有料だそうで…

アルバムも今聴くと絶対来そうな音なのに
どこへ行ったのやら…
誰に貸したのやら…

エピローグ – 地球水洗便所説

地球水洗便所説
…?

梅棹忠夫を読みたいと思い、
かつて、河出書房から出版されるはずだったという
『世界の歴史』の最終巻「人類の未来」の目次を見ると、寝れなくなった。
エピローグに並んだ見出しのひとつがこれだ。

エピローグだけじゃない、12の章の見出しがすべてぶっとんでいるから、
それだけで目が覚める。

そもそも、歴史書の最後になんで「未来」が企画されたのか、
そのなりゆきもすごい。

それはさておいて…

「地球水洗便所説」
の次にくるのが、最後の段落
「暗黒のかなたの光明」

読んでみたい…読めるものなら。

ナウシカ原作の最終章、宮崎駿はヒロインに
「いのちは、闇の中のまたたく光だ」
と言わせる。妙な納得感のまま、「主」は巨神兵オーマに破壊される。

闇と光はずっと気になっているテーマ。
私が思うのはこうだけれども。

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