投稿者: ray

写真が現れる道具

ありがとう OM-D
オリンパスのカメラ初めて使ったけど
いい道具だなと思いました。
もうブランドがないけど…

いつまで経ってもいいカメラを買う踏ん切りがつかないので
先月からサブスクレンタルをはじめた次第。

これはシリーズ真ん中のグレードの E-M5 Mark III という
4年前の機種。

最初、なんで電源レバーが左? とか
なんでシーンモードでいちいち変なイメージ画像が出るの? とか
タッチパネルなのにボタンやレバーじゃないとアイコンが動かない? とか
動画撮るときなんでハウるの? とか
けっこう疑問符がついたのだけど
それを上回る、フィーリングのよさがあって
手に馴染むし
今までずっと得られなかった「撮ってる」っていう感覚があるし
中にはいい写真もあるし(腕が足りないから、たまにだけど)
すっごい俊敏だし

電源が左なので、否応なしに最初は両手でカメラを包むのだけど
それがなんか、大事なものを扱うぞ、みたいな気にもなるとかどうとか…
そもそも、頻繁に on/off なんかしなくていいのかもしれないし

右上のダイヤルとその配置なんか絶妙だし

なんでオリンパスってファンが多いのか、わかりました。

どうせ買うなら最上位だろう、と
最後の OLYMPUS ロゴ、OM-1 に惹かれています。

だけどその前にこれはお返しして
他のカメラも探ってみます。

それからカメラってセンサーもあるけど、レンズの役割が大きいし
持ち運べなきゃ、自分に合わなきゃ使わないし
やっぱ大事なのって、道具としての心遣い、心意気ですよね。

そういうのは確実に伝わってくるし、使い手に大きな影響を及ぼすなと
実感しています。

道具が身体の延長となれるか、脳や気持ちと交流するか、
そういうところなんでしょう。おそらく。

Green Planet

Hunter’s Moon, Jupiter, and in between …

What is that?

Is that a button you’ve thrown from the seashore?

Is that a green planet you’ve never told?

水辺にレンズ

iPhone と EOS M3 での写真に限界を感じていることもあって

カメラをレンタル。しばらく、手の届く範囲で色々試そうと思っている。

今はもうブランドのない Olympus の OM-D E-M5 III

小ぶりでメカメカしくて、面白い。

設定メニューなど、タッチパネルとボタン操作が中途半端に混在していて扱いにくいのだけど、
撮影に関するレスポンスはすごく速い。M3 と違って、たいがいピントも合う(あたりまえか)。

撮るのが楽しいな、と思える。これ大事ですよね。

kamoe october

以前にもまして、人のライヴを観るのが楽しくなってきました。

小さな場所でのライヴは繊細なニュアンスを聴き取れるし、アーティストのお話しのトーンやちょっとした仕草を含めて情報量がすごい。

人間の脳のうち実際に使われているのはごく一部と言われますが、音楽を感じ取るということも、そこで放たれる膨大な情報のごく一部を、なのでしょう。

同じ音楽でも聴く人によって、またはその人の気分や志向・調子・経験によって、大きく響き方が異なる。

中でもその振れ幅が大きいのは、やはりアコースティックな音楽だと思います。
数値やグリッドで縛られない音楽。電気を使わない、あるいは適切に、最小限に使う音楽。
そこには弾き手の心技体やメンバーの化学反応に加え、空間も大きく影響する。

ダイナミクスやトーンに応じて耳を澄ますと、たとえばどうしてここでこんな軽いタッチになるのだろうと、あれっと思うこともある。そこで聴き方を変える。
しばらくすると響きが変わってくる。たとえば暗闇に目が慣れ、視界が変わってくるように。

リズムも然り。
自分の中にあるリズムの引き出しと共に、目前で起きている音楽を味わうのもいいけど、でもそこに自分と少し違ったテンポやリズムやタッチが感じ取れたとき、それは自分を広げ、柔らかくほぐし、新しくしてくれる。

そうして生で体験した音楽は、その夜も、翌日も、何ヶ月あとにだって、響いてよみがえってくるのです。
そうですよね? (誰に聞いてるのだ)


浜松にあるカフェ、鴨江珈琲 にて、ボサノヴァギタリストの 木村純 さんたちを観に。
ここはとんでもなく居心地がよく、珈琲がおいしく(とても重要)、素敵な本がいっぱいある。

純さんを観るのは二度目。三宿のカフェで20年前にライヴを拝見し、そのときいろいろお話しさせてもらった。東京に行ったばかりで、バンドと音楽雑誌の執筆をしながら、演奏の仕事を探し回っていたころだ。

途中の色々をスキップして、音楽に対する感覚だけをつなぎ合わせると、なんと楽しいものだろう。
感謝。

ライヴ写真は撮れておらず、すみません。

これは席の隣にあって、ライヴそのものとは関係がないものの

ゆれるリズム だなぁと。

帰り際、店の佇まいの素敵さをとらえたかったのだが、やはり iPhone X では限界か…

まっていても

いいあきを おすごしでしょうか。

10月も半ばになり、こちらはにわかに、創作の火がついてきました。

やっぱり秋ですね。いつでも録れるようにマイクを向ける。

ギターを持つと、覆い被さるジェット機と工事の音。

⚫︎⚫︎

が、気を取り直す。

そのくりかえしです。

骨になる

山口洋佑さんの展示を観に、名古屋の On Reading へ。

何度か書いているかもしれませんが、「巣巣」という、今は北陸に移転されたお店に

林正樹さんとのコラボパフォーマンスを観に行ったり(そして予想外に色々お話できたり)

Alexandre Andrés の Macaxeira Fields という

超・超名盤の日本盤ジャケットをずっと身近に飾ってたり

大昔、まだお会いする前に、ネットサーフでたまたま知った作品を

壁紙にして仕事してたり(…すみません)

要は、とてもファンなのです。

今回も「あれ…どこかで」と気さくに

近年の作品をどうやって作ったか、など、びっくりするような手法を話してくださったり、

とても嬉しい時間でした。

本屋自体もセレクト、空間ともにすばらしく、大いに刺激を受けた次第です。

予約した作品集、完成と到着が楽しみです。

ミライノキオク 於 鎌倉

九月十日、矢野誠さんのアルバムリリパ、第二回。

矢野さんの地元、鎌倉へ。

文化と自然の宝庫。あの海があって街並みがあって、ゆっくり時間が進む。

鎌倉ずるい。よすぎる。

歴史あるジャズクラブ Daphne で、7人編成のぎゅうぎゅうのステージ、
私は舞台からはみ出して、ずいぶん前で、道脇の木のごとし。

よーこさん、直子さん、和世さんのハーモニーに、
ワタルさん、真理さんとのリズム隊もグルーヴしてきたし
何より矢野さんのピアノがノリノリでした。

詩人の﨑南海子さんのお話もたっぷり聞けたのは、鎌倉ならでは。

また、第三弾、四弾とやりたいですね。
全国津々浦々、なんて。

イラスト by 池田有希子さん

 

kou kowanu gokitai

秋になりました。

夏の間はいつも、ほぼ音楽活動をしない(バテている)ので

今年もレイはこんなものだろうと、皆さんタカをくくっておられたかと思います。

結果的にはその通りで、5月にライヴをした後は

6月も7月も、そして8月も何も演奏しませんでした。

さて、その裏ではとんでもない、例年にもまして音楽に取り組んでいたのですが

内容は伏せておきましょう。


季節とどういう関係があるのかはわからないけど、

どうやら秋になれば自然にアイデアが降りてくるようで、

あるいは、アイデアの森に自分が不時着していくようで

最近、いい曲がいくつかできてきました。

詩のあるものないもの、スキャットのもの、いくつか。自分に課したものもある。

そのうち発表なり演奏なり、すると思います。

kou kowanu gokitai.

暑さからの逃亡者

夏の終わりは、一味で信州を訪れた。

子供の頃に善光寺や白樺の山道を巡った。長野にはとても清々しい印象が残っている。

その次は大学時代か。音楽サークルの合宿で志賀高原に行った。
とても濃いサークルであったので、ガンボのような印象が残っておる。

また一度、何をとちくるったのか、チャラいスキーに行ったような記憶もある。
これは確か一日で嫌になり、翌朝帰ったはずだ。
テキトーに鈍行列車を乗り継いで、終電後は電話ボックスで野宿した。
誰もいない真冬の中津川が、脳裏のどこかに張り付いている。

その後どうやって京都まで帰ったのか覚えていないし、そこに残った友人がどう楽しんだのかも、今となっては知る由もない。

コロナ前の数年は演奏ツアーで何度か訪れたため、
「めちゃんこ素敵なところ。」 で上書きされている。

そんなタイムトンネルをくぐって


さて2023年。
今回はごく純粋に「避暑」あるいは「逃亡」先として車山高原、別名「霧ヶ峰」を楽しんだ。

南アルプスから南諏訪へ、そこから広大な農地を横切り北上。
要するに降りる IC を間違えたのだが、田畑は壮観だ。

ズームラインとエコーライン、やがてゆるやかに山道に入る。

素敵な食事処を超え、絵に描いたような景色、白樺湖を過ぎる。
なにこれ、っていうぐらいのリゾート地。
幼いころ通ったのはここだろうか? わからない。

左折し、トリッキーにもう一つ左折して山を降りると、ペンション村に入る。
その中の一つに滞在。

めったにこんな贅沢はできないが、多少無理しつつ、褒美でもある。
地元野菜を中心にした食事が、すばらしい。

薄曇りで上弦の月が照る夜空。それでも
あれはアルタイル、あれはヴェガ。あれが土星でアンタレス。
地平近くはフォーマルハウトか?
普段、北斗七星とカシオペアとオリオン以外の星座が認識できないのに。

早朝からヴィーナスラインを走る。
山道でありながら、不思議なくらいにヌケのよい景色。天然の芝生。
ハイジとヤギとペーターが出てきそうだが、いないのはなぜ?

数ヶ月前は野焼きの延焼で、辺り一面が山火事だった。無事だったという山小屋の辺り。

霧ヶ峰ってほんまにキリの世界なんや、一瞬で変わる光と影。

まぁこの調子で綴るときりがない。なぁ牛どん。

松本市内ではいろいろ観たいものはあったが、ごくごく王道な松本城。

白鳥、ちゃんと出番をわかっている。

この夏特に思ったのだが、鳥って自分のテリトリーにシビアで
白い大きな鳥って、人の視野あたり一羽しかいない。

自分がその場でどう輝くか、求められるものを自覚してるかのよう。

それが違ってたのは先日の琵琶湖北で、エリアに白鷺が何羽もいた。
ギャラリーがいないと安心して群れる、ということなんだろうか。

数年前から来たかった「日本ラジオ博物館」。

中町の「蔵シック館」。この手漕ぎポンプは佐鳴湖にもあり、既視感。

ここでは「木の匠たち展 2023」という展示をやっていて、とてもすてきだった。一階中央を陣取っていたのが、法嶋二郎さんのブランド Ambitious Labo
二種類の壁時計、こんな凝ったの見たことないギタースタンド、テルミンを木製ボディに埋め込んだ…これは…テルミンか。音楽への愛がにじんでます。

バターナイフにジャムスプーン。16分音符のようなポールハンガー。経歴も大変興味深く。

自分の道を貫く人って、ほんとすごいよ。いくら時間がかかっても。

Walk. Don’t run.

そんな流れで、諏訪のリビルディングセンタージャパン

想像を超えて、玄人向け店…だけど賑わっている。ここからちゃんとリビルドしていく男女が、若い世代にも多いってことだね。
いつか少し訪問したアンティークの山本商店も思い出す。マドキさん、ランプシェード探しにつきあってくれてありがとう。あれは代官山にあった eau cafe でりえんぬの誕生パーティーの時に僕がベースのヘッドをぶつけて壊したランプの… 長くなるな。

これはその「リビセン」で見つけたシングルレコード。
旅の情報をいろいろ教えてくれた、sugar me さんにかけて。

久々にご挨拶もできたし、よかった!

最後は、霧の谷に上がった花火。小雨も降ってて

これがほんとの、”Fire and Rain” かな。

James Taylor を脳内再生し、中津川を越え…

kohoku

お盆過ぎてからふるさとめぐり

帰りに数年ぶりの京都か迷ったが
今回は人に会わず自然だけ見ることにした

湖北
といってもいろいろな湖があろう
これは琵琶湖の場合

敢えて大通りを外れ
湖岸をひたすら走る

桜や紅葉シーズンはさぞ
夢のように美しかろう
今はとても静か

高島 今津 マキノ 海津 大浦 菅浦 塩津

淡水なのに海や塩とは何故

そして前から興味あった伝説の集落菅浦へ
車ではまともに入れず 入り口のみで断念する

パークウェイの半分まで来て通行止めとわかり
来た道を戻る 同乗者がいれば顰蹙だろう

日が傾き 違った景色になっている これも褒美か

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