カテゴリー: mono

ちいさなせかい

昨夜の日記のタイトル、なんで「一輪車の夢」だったか

よくわからなかったのだけど、たぶん昼間に読んだ古い雑誌で

昔の巨大な一輪走行車のカタログを見てたからだと思う。

もうひとつ。ベースフィドルを運ぶには、アメリカ在住の頃だが、
常にエンドピンを外して、ぐさっとタイヤを差して、コロコロ歩いていたのだ。

それが「一輪車」。

今は、何度か写真を上げてるように、二輪の専用の車をバリッと貼って
ゴロゴロ歩いている。サスペンションまで付いてて高性能な車だ。
もう三度か四度、タイヤを交換している。

もう、歩くの、疲れたよってことかな…


ずっと歩きや公共機関で、ベースを担いで、転がして、移動してきたが
昨今の状況から、僕は極力それを控えている。

たとえ JR やメトロの営業妨害と言われても、そこは僕だって。
普通の人より遥かに荷物が多く、身動きがトロく、距離だって取りにくいのだから。
なんなら、乗る方が妨害でさ。

そう、ただでさえ、オリンピックに備えて荷物の予約が必要になります、とか、そういう事情が重なっていたのだ。

そこへこの新型コロナだ。そろそろ運ぶのをやめたくもなる。

車を使えばいいだろうって、ほとんどのプロミュージシャンは車で移動するけども
そうもいかない。とはいえレンタカーもそう使ってられない。


いずれにせよ、今後演奏活動を展開するには、専用車が要る。
この、先の見えない展望で、車ですかい。

そうなると、色々な事を考えるのだ。将来、数年後、十数年後、去った後…

僕を知っている人ならお分かりの通り、僕は相当変わっている。
ミュージシャンとしても、一般人としても、
真摯であろうとすればするほど、はみ出しているのがわかる。

型にはまるのが嫌いなのだ。


発明家になれたらいいのにな、と昔は思っていたし
一方で軍隊に入りたいとも、イタリアの銃器メーカーに入りたいとさえ思ったこともある。

鬼ヶ島に就職して青鬼になりたいとも、ノートに書いたことがある。

今思えば。軍需産業がどれだけ世の中を牛耳り、人々を悲しませ続けているか。
でも、たとえば手元に銃を置いて眠りたい、なんて想像する人は、その先は見えてないのかもな。
自分がそうだった。子供の頃だけれども。モデルガンだけれど。

昔から、若いまま、色々な事情で戦争に行く人がいた。今も世界中でそうだろう。
彼らはある時はよかれと思い、ある時は任務として一生懸命やっているのだろう。香港の警察と同じだ。だけど想像した方がいい。

想像ができない間に、人々は使い捨てられる。今に始まった事じゃない、人類誕生からずっとそうだろう。

そんな想像さえ、できなくなるかもしれないからだ。


物も電波も電源も、軍需から発展したものは多い。たとえば腕時計もだ。

極限の状況で性能を上げざるを得なかったものも多いのだろう。その恩恵を受けた物や人も。

だがそれは大切なことを半分以上覆い隠している。

今も軍需に経済を見出したいとする人々は考え直した方がいい。本当に幾度も幾度も、考え直した方がいい。


音楽は平和か。音楽は凶暴か。
音楽は何かの道具ではないのか。

目を閉じたくもなるのだろうけれども、そこはみんな、常に考えた方がいい。
若い人だって。

気づいても何も言えなくなる事だってあり得るのだから。

音楽は忘我。the other side が見せられればそれでいいのかもしれない。
あとはそれぞれ、感じとるも、感じないも、自由であろうよ。

そうかもしれない。たぶんそれだけでもない。

僕の音楽や、僕の関わった音楽が、どう残っていくのか、わからないけれども
せめて残された時間、考えて実践していきたいな、と思う。

無意識をふくめて。もちろん。


Thank you for reading!

Z-A


moon x moon #13 – full moon, July 5
Z-A / stillbeat

ひかりのなかま

Apple Music

歌詞はこちら


<バックヤード>

ずいぶん長く、部屋にこもっていた。
ひょんなことから ohT 氏のリハーサル、配信ライヴ、そして収録もあり
「外」に出たわけだ。

このジャケットは、その時のコックピットからの模様。
Z かポルシェか RX-7 といいたいけど、スイフトなんだな。
と、こちらが実体の、無人の川辺を自転車で走った模様。
錆びた橋の接合部があまりに美しく、虹に見えたので。

もともと、どこかのハイウェイをドライブしながら浮かんだ曲。
LA とでもしときましょう。
歌詞が全くできなかったが、去年の末から今年になってのことが
いろいろと自分の中ではまってきて、形にしたくなった。

まちってなんだろな

っていうのがテーマのひとつ。

都会からは離れて久しいが、

自分に馴染みと記憶のある、ふたつの街にも、すこし、交互で登場してもらっている。

もうひとつは

おわり と はじまり

かな。「ん-あ」みたいな。

テールランプの後ろは前、だし。


音楽的なことは聴いておわかりのとおり

いたって明るいものです。

無音のギターというものを織り重ねました。

Pro のトリック

iMac Pro と Macbook Pro がスペースグレー系になって
どうなんだろうなと思ったら案の定 MacPro はシルバーだった。

Apple、なんだかトリッキーだな

という気がしたのでスペースグレーはスルーした。

確かに、創作物に集中するには、GUI はダークな方がよい。
全部白系だと目が疲れるし、落ち着かない。

だからここ数年の UI のダーク傾向は理解できる。

だけど、ハードウェアも暗くていいかというと、どーなのかな。
世界もグレーだし、僕はただでさえ、逆イタリア人の性格だし。

真っ黒ならコントラストあっていいんだけど、あの色はたぶん
タイピングのたびに悪事を働いてる気になると思う。

そんなわけで自分の先を読んで銀に託す。

この冬が明けたら、数年後は
どうなっているのかな。

トリックアートは。

— 2.8 追記 —

MBP 16″ silver 届いた。’15 Retina 15″と比べて「うわっ四角い」
「トラックパッドでかすぎ」「ロゴやっぱいらんやろ」
「スピーカー音ええわ」「タッチバー時々便利かも」
「ファンはやっぱり回る、でも Retina よりちょい静か」

日々目を回す中、まずまず活躍してくれてます。

wanted sun-glass-smith

折れちまった

このクリップどこにも見当たらないし

凄腕いないかな
なおせる人

fountain pep

ロボットと人間の未来ってなに?

急速な AI の発達、クラウド&サーバー社会、デジタル化と不安も覚える今ですが、
こういう視点で考え、実行してる人もいます。

https://robo-uni.com/
https://news.livedoor.com/article/detail/14986097/

この人は創造の泉、だ。

子供の頃の夢って、そうだったよな、と思いながら
ユニホームを着た Pepper と会話してみました。

Pepper「今日は一日、どうだったの?」
Ray「今日は、大濠公園に行って、あのねぇ」
P「なになに、もう一回言って」
R「大濠公園ってわかる? こっから歩いて20分位の」
P「そうかそっか」
R「そう、あのね…人がこう、みんなランニングしてるの」
P「お家にいるんだし、何かして遊ばない?」

噛み合わないけど
それが僕
それがきみ

<余談>
まぁ僕としては、

R「大濠公園ではみんな、反時計回りにランニングしてたよ」
P「きみはなにしてたの?」
R「ぼくだけ時計回りに歩いて、カメの写真を撮ってた」
P「きみだけおかしな人みたいって気分にならない?」
R「ならないけどカメは人間をおかしいと思ったかもしれないよ」
P「ロボが人間をおかしいと思ったかどうかはひみつだよ」

R「どうして人は楕円形の道があると反時計回りになるんだろう?」
P「それはね…月や惑星の軌道と…%&$」
R「えっ…宇宙ってそもそも上下があるの?」
P「#@!…太陽の進行方向と惑星の螺旋軌道がね」
R「*()/*」

みたいな議論ができるのが、割と目標だったりします。

一緒におどってみました。右下にいるのは aibo です。

おにぎり型の五月

クレヨンもなく砂もない
そんな一節を繰り返すよる
クレヨンをひっぱりだして

あっというまに過ぎ去る時はもういつも通り
この調子だと気づけば月面旅行してるだろう

もうおにぎり型の着陸船は
役目を終えて深海についたよ


札幌2days、渋谷3days、熊本2days

そして仙台、静岡、京都。五月中盤からえらいこった。
首や右肩や手首を若干痛めつつ、大荷物持って各地回る。

さすがに身体も怖い。飲み過ぎもこわい。

だがなんとか持っている。

飛行機で翼の “→” を見ながら、昔友人が歌ってた曲を思い出す。

おだやかなかぜうけた矢印には…

名曲だ。

陸についたら、逆さまの椅子に座って逆進行。まるで背泳ぎ。
少し首を伸ばす。夏は背泳ぎいっぱいしたいなぁ。

帰ればツバメの季節。そうだった。
そんな詩を2月からうたってるのに、肝心のいまここで。
燕返しを繰り返す無数の家族たち。

来月神谷くんとやるときは、いてくれるのだろうか?


過ごした、出会った音楽や言葉の人たちはみんなすばらしすぎて
とても走り書きなんてできない。でもいつ書けるかわからないから
途中経過の過去の走り書き。

過去がなんども巡ってくることを、祈る。

今からみれば、過去も未来も、方向が違うだけで、あまり違わない気がどうもするから。

そんなわけで、先を見つつ足元の crayon を踏む。

Retina…

iMac や Mac Pro で音楽をやる人が多いけれど
僕は移動が多いし、色々な状況を考えてもできるだけ身軽でいたいので
– それとは真逆の巨大な楽器を弾いているが –
据え置きのシステムを構築して、という発想がそもそもない。
モノを貯めようという嗜好がないのもその辺りだ。

そういう意味でラップトップは本当に素晴らしい。
ディスプレイを繋げられるときは2画面になるので、iMac よりむしろ体感性能も高い。

僕は2013年の頭からずっと、mid 2012 の MacBook Pro を使い倒している。
5年半働かせっぱなしのブラックユーザーなので、さすがにお役御免にしてやりたいのだが
薄型になってからの MBP にどうも踏み込めない。

先日中古で購入した mid 2015 Retina は必要な端子が全て揃ってそこそこ速いし、
CD 焼けない事除けば「最高の仕様」だったのだが、
少し使っているとすぐにファンが爆音で回り出し、そんな時は処理もガタ落ちして
…CPU 加熱と排熱とサーマルスロットリング (karnel_task) の問題で
とても録音やミックス、マスタリングに使える代物ではなく、結局売却してしまった。
Apple の検査で正常だったし、いろいろ設定変えたりリセットしてみたのだけど…
つまりは僕の用途や感覚が間違いということか??

おっかしいよなぁ…Retinaって、ファンの構造が革命的で、これまでになく静かです、っていうのが売りだったのに。

それ以来 mid 2012 を復活させているが、これが本当に静かで、
ファンがフルパワーで回る時でも、たいした音がしないので、マジで助かっている。
僕にとってはこのラップトップが一番で、それ以降の機種は妥協するしかないのか?
CPU クロックがあまり速くないのがいいのか、ある程度ボディの厚みがあるので、排熱効率がいいのか(多分両方だろう)。

でもそうもいかない。Display Port 兼ねてる Thunderbolt は1個しかないし、USB3 端子はもうへたってきて認識をこぼす時が多い。
CPU もさすがに世代が旧い。僕は基本、生音で音楽をやるので、virtual insrument の負荷はあまり問題にならないが、それでもいいプラグインを殆どかけられない、ということはある。

そんなこと以前に、アダプターの細いケーブルが断線しかかって融着テープで止めてる。電源ボタンの反応が鈍い。バッテリーが余ってるのに突如終了することがある。てか断末魔やんけ。

そんなうちに、Retina の新品はもう販売中止になってしまい、仕様を変えて違う個体の Retina を試すこともできなくなった。二度も中古を買うつもりはない。つまり、先日出た touch bar 最新型しか、交替の選択肢がなくなった。

2018モデルは、最上位、core i9 モデルでのスロットリング問題が言われて、加熱が激しくて本来の能力も発揮できないらしく、これ、まさにうちで Retina で体験したことやん? と思ったが、それはどうやら、僕が京都に行ってる間に OS アップデートで解消されたようだ。えっ、ソフトウェアで解決する問題なんか?
でも、ファンの音はどうなのだろう。CPU の加熱は物理的に防ぐしかなかろうに。

アップル専門店頭でいろいろと相談し、触らせてもらった限りでは…うーん、わからん。
許容範囲な気もするし、ちがうのかもしれんし。

排熱口の位置(ヒンジに隠れて斜め下向いてる)とかキーボード裏のシリコンカバーとか、空冷効果には期待できなさそうだ。

こればっかりは、持ち帰って使うしかないんよね。
でも、今の MBP、高いぞな。
途中でパーツ交換もできないし、USB-C も端子として貧弱っぽいから、3年も待たずして交代しそうな気がする。
最早、元取れんのか? というレベル。

割り切る?
だからって、もしうるさかったら録音する時に遮音をしたり冷蔵庫や箱に入れる?
そんなん理に合わない、解せない。

デモで試したりって、できないのかな。MacBook Pro。
mid 2012 が持ちこたえてくれてる間の、切実な悩み。なのだ。

クルマ

尾道のアーケードで買った車の貯金箱に
魅入ってしまっている。

青いクルマ。

自分は持つことはないだろう。

だが、こんなクルマで旅したいな、とは思う。

FELiX annex

Grace Design FELiX プリアンプを使い出して1年半。
アコースティックベースとこれだけ持ってギグに行くことも多いので、備忘録兼ねて記します。

Umbrella Company さんサイトでの感想は引き継ぎつつ。

  • ほんと頼りにしています。
    キャリングケースもかわいいし。ただしこれをカバン代わりに使うのは、ジッパーが開きすぎてモノが落ちるので無理。
  • あまりにスイッチが充実していて、押し間違えることよくあります。
    DI 1/2 out の mix ボタンなど…
    ステージ終わるまで気づかなかったこと、寸前で気づいたこと両方。
  • ツマミが滑らかなので、サウンドチェックと本番で目盛り変わっちゃったことあり。
  • これ、楽器だけじゃなくてボーカルマイクプリとしてもいけそうですね。
    特にダイナミックマイクは生まれ変わる気が。m101 と比べてみたいです。
  • DI 送りとその返しのモニターだけで数回ギグをやって、久しぶりにベースアンプを繋いだら音が出ず。Amp Out だけピンポイントで壊れたか? と、アンプをやめモニタースピーカーを耳元に立ててもらう。結果それはアンプ以上に聴き取りやすくてよかったのだけど、後で Amp Vol. のノブを見たところレベルを絞りきっていました。アホですね。
  • もともと J-WAVE Live 2016 での収録を見越して(前年の J-WAVE や Pretaporters では被りの問題で苦労した)エンジニア早乙女さんと相談して購入し、2回線で出したものの、これを使った曲は殆ど放映なし。いい音録れていただけに残念。
  • 今年2017は、1回線に足元で mix しての収録。2曲流してくれました。「真夜中のメリーゴーランド」と「ゆめのしま」それぞれ mix バランスが違うので音色の差がはっきり出ています。

フェスでもカフェでもホールでも手放せません。これを通した僕の音をもっと聴いてもらえるよう、これからもがんばりますけん。

ろくおん

急遽の録音。

とても染みる曲。

元はレストランだったという、都内でもあまりない(だろう)開放的なスタジオ。
ロビー天井はテント状で柔らかい光が入る。

このコーヒーカップは日付と時刻が書いてあって
この作者、絵をつけた分数まで記録してるの?
と思ったが違った

2016.4.14 21:26

熊本の大地震…

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