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コンパス

いつのまにか
右だった月が左へ。

そんな2012最後の二時間。

虚しいなぁ
嘘だったんだなぁ
暖かいなあ
風なんだなあ

美しいなあ

全てを憶えれば
全ては忘るる
そう言わずにいられないんだなぁ

そんな年末

色々な人に感謝

色々なひかりに感謝

煙に感謝

たぶんできる

来年、また、もっと。

そんな権利

ねぇ、戦争したら

何か良くなるんですか?

ちゃんと説明してくれませんか。

あなた方の決めた法律で、兵士となる国民に。

戦争に「勝ったら」何か良くなるんですか?
戦争に「負けたら」どうなるんですか?
戦争が「泥沼化したら」どうなるんですか?

領土問題は、解決しますか?
人々の暮らしは、良くなるんですか?
誰が、金儲けをするんですか?

あなた方は、戦場でときの声をあげるんですか?

選挙期間に隣国にロケット撃たせたり、領空に入らせたりして
何をやっているんですか?

ヨーロッパで戦争があれば、アメリカは栄えました。
ベトナムや朝鮮で戦争があれば、日本は栄えました。
中東で戦争があれば、アメリカやヨーロッパやソビエトは栄えました。

反日デモを煽れば、内政から目を逸らすことができます。
国が窮乏すればいつでも、ミサイル撃ちましょう。

少なくとも、多くのでたらめが、ここから感じ取れる筈です。

共通して言える事

戦争は

ごまかし
責任転嫁
人類の、究極の、甘え

戦争を「する権利」など、誰も持っていない。

さびのちから

労働者が暴動を起こし
組合が選挙運動をし
船が押し寄せ
集団の利益を守ろうとする

ちょっとまった
それって本当の気持ちかい?

怒りは必ず利用される
リレースイッチで導かれる
水道のように 電流のように流れてゆく
人が何千年もかけて作った仕組み
輪転機が回る
人の気持ちを 判に押して 見せしめる

でも それを無にするほどの力に
流されていく ひと
自然の巨大な力
自然をねじ曲げた巨大な力

アースに落とせ
朽ちた 錆び付いた 抜け道を探せ
そこで 感じろ もう一度

えるぺぺ

ある人が教えてくれた

リオ会議でのウルグアイ大統領の本音スピーチ

「持続可能社会」とすぐに印籠をかざす「リーダー」たちは
これを聞いてどう思う?

細かい揚げ足取りは誰でもできる
LEDと白熱電球が逆だろうって いや 本質は違わない

揚げ足取りで のし上がっても、ざるの目の上で ざるそば食ってる夏の日よ

蝉が騒ぐ午前も長くは続かない くずれない砂山もない

短い人生 全うしながら 受けた恵みを返すことでようやくチャラになる
意識的にせよ 無意識にせよ

いや 集団意識も含めて 知覚しながら何世代も生きてきた人類は
無意識では済まされない責任を負っている

クラウドにとりつかれてるおれたちも その「雲をつかむような」行為は
どこかで 雷を起こし 酸性雨も降らせていると 気づくはず

気づいたときは遅い

走り出したら止まらない

いやそうじゃない

くも が はれたら みんな はだか で なにか してる

くらうどは ちっとも くろうと じゃない

海辺にて

ふなむしのむれ

すごい

ほんとにすすわたりのようにちる

2020

オリンピック、東京に来なくていいぞ。
やるならトルコでやってくれ。

2008大阪が破れた後、知らぬ間にすっと2016候補に出て来て
負けた後へ理屈こねて、ぬるぬるっと2020に立候補してる都市、
なんだかすごくみっともないぞ。

情報の傘

昨年のあの日以来、僕らを覆っている「情報の傘」がどれだけアーティフィシャルな、
からだやこころにとって良くないものかがわかった。

また、それらがどのように生産され、誰の利益になり、誰の利益にならないか
そんなことが毎日、わかってはぼけ、現れては消え、それらはこの国を覆う大海原のよう。

わたつみ、と昔から言ったけれども、国産み伝説(「海」=「産み」?)の時代も、また戦中戦後も、
こういった教訓がどれだけの期間、どれだけの人にとって役に立ったのかは、わからない。

きっとごく一部の人が、生き残り、歴史を自分の手柄のように記し続けてきたのだろう、とも思う。
たとえ日本の共有歴史であったとしても。

今の「情報のかさ」を見ると、そこまで悲しい気になる。

悲しみ、呆れ、怒り、哀れみ、侮蔑、危機感、無力感、
これらがにごったとき、現状維持と忘却と、転生輪廻がまた現れる。

「あらわれる」 「洗われる」

それでもうみは日本を包んでくれると思ってるのだろうか。

大地や海が怒ったとき、あるいは呼吸やくしゃみをした時、

あめが本当にふったとき

僕らは世界の東の果てにいる。
島と海を失えば何も残っていない。

たいへいよう

月はえらいもんだ

あんなに遠いのに、ちゃんと見えてる
太平洋の向こうなんて見えやしないのに

ハワイがあり イースター島があり
戦争中はポートモレスビーやガダルカナル ミッドウェーで殺し合った
その昔はムー大陸があったかもしれない ほんまのところはしらんけど

クジラが泳ぎ ウミガメが泳ぎ シャケやマグロが旅をし 深海魚が潜み 無数のプランクトンがうねる

そんな海を取り巻いて 国があり 東洋の端と西洋の端があり 日付変更線まである

アリューシャン列島を渡ったインディアン 大西洋を渡ったラテンやアングロサクソン

文化のあまりの違いに絶句し あるいは惹かれ合う

情報は一瞬で海底ケーブルを渡るけど それでも海はひろくふかく とんでもなく蒼い

 

アメリカのいいとこ わるいとこ これからも色々体験するだろう
どう転んだとしても よ

Apple, Google, Adobe, Avid, Intel, Mozilla, コンピューターだけ見てもすべてアメリカのシステムだ
VISAもMasterも Amazonも ボーイングも軍事も

音楽もカルチャーも

 

だけど忘れちゃいけない

自由主義っていうと 聞こえはいいけど この主義は民衆のものじゃない
資本家にとっての自由だ
資本を投下し 操れる者が 国の制約すら受けずに 自由に金儲けをできるための仕組み
それが自由経済
この世はカネ 勝ち組と負け組 自己責任 成長 ストラテジー
その仕組みを守るためのあらゆる「正当な」努力と弁論 そしてその上にある統制
それが 自由という名の 資本主義
中央集権や 独裁と 違うようで そんなに違わない

そりゃ こうやってモノが生産され デザインが生まれ イベントが起き ダイナミズムがあり
みながやってければ そりゃいいと思うよ だが ちっともそうはいかない
いつだって燃料切れ いつだって空想倒れ 眠気とヨイと 記憶ちがい

水道哲学だって 説明がつかないことが たくさんありそうだ

 

いいものはいい わるいものはわるい でも価値観はひろくふかく 太平洋と同じくらい 蒼く姿を変える

 

まったく
地球のどこよりよっぽど遠くにあるのに
誰にでも見えてさ

ったく えらいもんだよ お月さんはよ

ばしょはとらないからさ

ふとそんな言葉を思い出す

誰が言ったのかわからない 友人の誰かだと思う

なんか 震災以来 おれらに地球上に存在すべき場所はあるの? って思ってしまうことがある
たまたま 生かされているけれども

安全なのはどこ? っていう話だけじゃなくて
結局 原発にせよ TPPだの格差や食料や領土問題にしても
地球上での共棲の難しさと 奪い合いと そんなことから始まってるし
資源巡ってフィリピンで鉱山持ってる日本企業が反政府組織の襲撃を受けても
そりゃあんた、企業もコンクリートの中で偉そうな言葉ならべて、自分らの事しか考えてないわな、と思ってしまう。

「外国」で土地を好き勝手に掘り起こすのはやはり異様なことで、
いくら金を撒いたとしても、そりゃあ、どこかの王子に東京のど真ん中が買われていたとしても
中国に北海道がいろいろ買われていたとしても、お互い様になってしまっていて
なんだか根本的におかしいよな、と言えないシステムに腹が立ってしまう。

システムってのは、腹が立つ外部を当然想定しているのだろうけど。
デモは、所詮「ウイルス」ぐらいにしか思われていないのだろうか。

でも、システムもウイルスも、この場合は所詮同じ人間なんだよな…

今の混乱期、いや、人じゃない、悪いのはシステムだ、っていう空気の色合いを良く感じるのだけど
システムを作ってるのは、人なんよね、それも特定の誰かじゃなくて、おそらく、とても多くの人が。
そこには当然、自分も加担してるかもしれない。

 

ばしょはとらないからさ

うん、どうして君は、ばしょをとらないと言えるのだろう?

大人しいから? 状況に適応しているから、それとも抑制しているという意味?
僕は、自分が場所をとらない、とはあまり言えない。
図体はでかいし、楽器を持つとさらに2倍以上のサイズになるし、
大人しくなることもできるけどそれは自分のスイッチをどこかで切るわけで
スモールな自分であることに あまり自信を持てない。

だけれども
自分が何かするときに、その場所で
あるいは、大人しくしているようでも、いや、大人として
できることやってるのか?

そんなことを思う

 

起きてるうちは、できるだけのことやってるつもりだけど。

米の中

Wall Street Journalより*

 以上のことから、私がなぜ「どちらが先進国でどちらが発展途上国なのか」という根本的な疑問を呈したのか、読者にわかってもらえると思う。次の疑問は、「なぜこうした状況が起きているのか。米国は何をすべきか」である。
正直に認めよう――我々は敗北しつつある。米政府は大幅な改善を実現できそうにないからだ。問題が発生すれば、すぐに対立状態に陥り、メディアによって、対立はますます深刻化する(メディアは注目を集めたり、視聴者を増やしたりするため、極端な意見が必要だ)。一方、独裁的な中国の指導部は、迅速に事を成す(今は、独裁者の方が非常に効率的なようだ)。

米国体制と中国体制、どっちがいいですか。
いや、どっちがいいっていう問題じゃないんだよな。

日本はどちらも含んでいる。そして遥かに狭い国土に、問題意識と辺境意識の同居した我々が住んでいる。

極東にして、極西

地球上での文明の中心は、いつだって動いて行くし、一つじゃない。
バグダッド、カルタゴ、ローマ、オランダ、パリ、ロンドン、ニューヨーク、上海、ソウル

諸行無常

ピークが超えた事が問題じゃないし、山を下らないと判らない事がある。
そもそも、先進国かどうかというくくり自体、きっと無意味になっていく。

ただ、よく言われるように1980年代が日本のピークだったとは、僕は思わないし、
これから、もっといい日本になると、どこかで信じている。

* 2020年現在リンク切れ、復旧不能

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Homem Da Rua / Lo Borges

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