カテゴリー: hikari

ねむりとめざめ

ジャンベ一発が合言葉
スライド一発がとびら
ソプラリーノ笛が夢の脳波を動かし
むき出した目に ひょうたんから音の子どもが出てくる
そんな夜だった

帰り道はキャッチボールのページをめくる
やっと手に入れた「ことばのポトラック」

話は翻って
未熟なまま死んだか? 民主主義

いや
これから

未熟なのは強行主義

同じキーなのにライン川を容易く超えてしまったラ・マルセイエーズ
プロパガンダ映画だったのかもしれないけれど
野蛮すぎる歌詞だったのかもしれないけど
ここから知恵を貰えた気もする

カサブランカ

なぁ、あんたの国は、アジアを操ってるらしいが
それだけじゃないだろう、いいところは貰っちゃうぜ

黒服にだけ任せてはいられない
むしろ白いスーツを ってとこだ

Leia by the blues

ここはビッグピンク? グリーンオニオンズ?

だれかのユメをシェアする新居です。

ひさびさにひっぱりだしたportaflex。やっぱええわ。

animalsとhumanityに見守られ、最高の一日でした。

undoo

いたひとが、いない

そこで、右2mにいたひとが、いない

よそうのかいわをしても、よそうがいのことばが、かえってこない

でも

それでもかれの かたちは そこにあって

そこなしで

かぎりなく かぎりある

じんせいを ぼくはかんじてる

だから かなしまないでと だれかにいう

ありがとうと その高円寺の空間に いう

宮崎の大地に いう

おいのりします ごめいふくを

フジマル◎ヒデミさん

このときは右1mだったな

折り重なるトランプ

『風立ちぬ』続き。

睡眠には、寝る前に体験したことを意識下で整理し、咀嚼する効果があるという。
つまり、「睡眠学習」にはある程度効果がある…
「眠らない」ことは、人にも、街にも、また機械システムなどにとってもよくはない。

そんなわけで、一晩寝ると、昨日より違った捉え方ができるようにはなってきた。
というか、ディテールに散りばめられたメッセージを、追体験できる。
映画の後味がなんともすっきりしなかっただけに、「なんで?」という思いが
これからも追体験を誘発していくのだろうか。
これは、この映画が毒にも薬にもならないものではない、という証明かもしれない。

まず、我が道をいくということ。
この時代、肉を食えという仲間に対して、サバ好きを通し、サバの骨のカーブを翼の断面のヒントにする。
美しいと評した独逸ユンカース製航空機を完全になぞらず、独自の発展型を見いだす。
(ちなみに、描かれた独逸製爆撃機は、ルパンの「アルバトロス」やコナンの「ギガント」に酷似していた。根っこが同じなのだろう)

思想調査で特高に逮捕されかかったとき
「身に覚えがない」
「今まで何人も特高に捕まった、みんな身に覚えのないことでだ」
というやりとり

そして最後の
「国を滅ぼしたのだからな」
「一機も帰ってきませんでした」

それら、みんな、とても穏やかに綴られている。

その穏やかさが、優しすぎるのか、諦めを感じるのか、大きすぎるのか
それとも単に、抑揚のないあの声が違うのか。

僕はやっぱり、なんで?と思った、(宮崎作品にときどき配される)とびきり抑揚の無い声。
サツキとメイの父や、雫の父やシータと同じ、あの声 — 声優が違っても。
コナンやアスベルやルパンやハウルや、マルコのような、強い声じゃいけなかったのだろうか。

穏やかで寡黙な人を表す「静かな強さ」の表現だとしても、それじゃどうなのだ、と思ってしまうのは
たぶん映画に、2013年の現在の切迫感を重ねているからなのだろうな。

たぶん、夢は悪夢でもあり、限られた10年は折り重なったトランプであり、
光は影を、影は光を土とともに補わなければいけないのだろうな、
そんなふうに感じる。

よくわからなくなったが、胸が苦しいかわりに、少しだけ胸があつい、
酔っぱらったしそろそろ寝るか、そんな
911
であった。

夢の野原と列車から観る野山との

『風立ちぬ』を観た。
胸が苦しくなる映画だった。

「菜穂子」は限りなく美しく
恋と結婚のシーンも感動的だったが

根本的に何かが間違っている

という胸のつかえ

その結論を最後の「夢」に委ねた結末は
これはスルーしてはいけないと思った。

たとえ、全てをやり尽くした監督が、流したとしても。

「ただ、いい飛行機を作りたいんです」

「我々は武器商人じゃない」

って

じゃ、武器商人はこういうだろう
「我々は政治家でも、軍人でもない」

ちがう
それぞれ、持ちつ、持たれつ
やってたんだ

人間の技術は人間を幸せにするのかな。

「国を滅ぼしてしまった」イタリア、ドイツ、日本のそれぞれの
美学を描いている、とも取れる

そうかもしれない、今もドイツから学ぶ面は多い
それどころか、色々な分野で、独逸流を神格化するような空気さえ感じている

もちろん、イタリアからもだ

だが

いかん、やっぱ、胸が苦しい。

落としどころが無いので、加筆予定

* 追記

音楽は文句なく素晴らしい。冒頭の空気感から最後の「ひこうき雲」の林さんと細野さんのリズムセクションまで

だが音楽のレベル(ボリューム)に対して台詞が小さくて、正直、「耳が困った」

絆と縁と、風と材木と

「脱グローバル論」を寝る前に読み終える。

内田さんの論はだいたい既読だが(自分で売る本の内容をブログに前もって記載してなおかつ買わせるって凄いよね)

中島岳志さんの話に背筋が寒くなるぐらい同意を覚えた。

昭和維新の話、2008年の秋葉原事件直前に、後の犯人が福井のアーミーショップでの店員のやり取りに「店員さんいい人だった…人間と話すのっていいね」と感動していたという話、

そして地域社会の「ボンディング」と「ブリッジング」の話。

ほっといてくれるということと、声をかけてくれるということって、実はメビウスの輪でつながってる。

こんなに若くして

命を張ってあの事故に立ち向かってくれた吉田所長が、亡くなってしまった。

もしかしたら吉田さんは、現場である福一の事故収束だけを見ていたのかもしれない。
でもそれはどう考えても、日本に住むすべての人を守る行為だった。あるいは、北半球を。

ぼくはこの国の本当に多くの人と同じく、この方の死を悼むし、
本当に心の底から、ありがとうございました、と言いたい。

そんな日に、病因と被爆の関係の無さを主張したり
津波対策の不備の責任の話を出す人々がいることに
心の底から、がっかりしてしまい、寝付けない。

それは、ニュートラルにバランスを取ることではなく、
利害を天秤にかけることだ。
とても恥ずかしいことだと、ぼくは思う。

津波対策を先送りしたのは誰か、ほかにもっと大きな人たちがいる。
それは、今の首相の第一次内閣だ。2006年12月13日。

質問*
答弁*

こんな夜に、そんな事を思い出させてくれるな。わざわざ。

どうか、ゆっくりとお眠りください。
吉田昌郎さん。

同じ58歳で旅立った清志郎さんがそちらにおられます。
わいわいやってください。

眠れぬ夜は、僕らが見張る番なのでしょう。たぶん。

* というか、議事録を消さないでくださいよ、国権の最高機関たる衆議院…

Patti

金沢の白鷺美術の二階、その日の控え室の一角にあったバスドラムのヘッド。

1月に来日したPatti Smithのコーナーでした。

左上のインタビュー記事を読んでいたのだけど、しびれた。

「絆」や「富士山」を言うにも、ほんとはこっちだろ。

日本ではこういう言葉が、人の目を逸らすために巧みに使われる。
いや、アメリカも大いにそうだろう。だから外からの鋭い目じゃないと本質が見えないことがある。

そうやって、人は助け合うのかな。

shirasagi

今日はこんな素敵なところ

塀から設営中の会場を見ているとダンゴムシ

「ダンゴムシのいる風景」がなかなか撮れないので虫と再演交渉したものの

やがてあきらめて他の虫を探すと

いた…

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