Plum / Ray Kondo
November 2023
霜月末、久しぶりの曲をリリースします。
Streaming (Spotify, Apple Music, etc.)
ストリーミングは順次並んでいきます。
ようやく解放されたのも束の間。
だが。
その束の間の週末は滋賀と三重に。夏以来に湖北を訪れ、紅葉をと思ったが
天候が…
陽光の力って偉大ですね。
だがその前、湖南では奇跡のショットが撮れたので
大きく救われることに
…なりそうだ。
三重はいきつけの(近所ではない)店に、また行きそびれてしまい
大急ぎで用を済ますのが精一杯
ゆっくり来たいのだが日が沈むのが早い
フェリーの時間も間に合わなかった。
まぁよい、星空をたっぷり見て
帰ることができた。
それだけでも十分な「束の間」だったよ。
おかんと道の駅の店員さんとおさるさんしか会わなかった究極の秋旅
ここ一ヶ月は信じ難いほど動けず
当初描いていたのとは大きく違う
ミノムシのような秋になってしまった。
今年はアルバム制作は無理せず、ライヴをしていこう、
あわよくば車で色々なところ回ろう、
と思っていたのに、
その半分どころか。
11月の今頃は、ミニフェスのような計画もしていたのに。
まぁでも、こればっかりはどうしようもないです。
今日は11月7日 – とても素敵な響きの今日は
知り合いも憧れも含めて多くのミュージシャンが生まれた日。
Joni Mitchell
種ともこ
土屋浩美
Rastko Rasic
(敬称略)
ささやかなお祝いにカバーをしたいのですが
このところまったく時間がなく、外出もできず、なんなら睡眠は大丈夫かという状態です。
…そんな中「よこくの」はやりましたが…
種ともこさんはセンパイであり一度だけスタジオでご一緒できた方でもあり
カバーをするならこの曲、というのがあるのですが
またの機会にお預けにさせてください。
Joni Mitchell は断片的にかなり影響は受けてますが
ちゃんとカバーしたことはありません…カバーのカバーで
Annie Ross の “Twisted” ぐらい。
浩美ちゃんはお元気にお過ごしでしょうか。
すばらしい R&B シンガーであり、
Saravah Tokyo でバンマスとして、慶一や拓ちゃんと手伝えたライヴは忘れ得ぬ記憶です。
そして我が友、Rastko は
最近ようやく、少し近況がわかるようになり。
黒澤明が好きで、どこか松重豊のような雰囲気もある彼は、今もいい感じで謎を残した男。
1998.11.7 すなわち彼の誕生日に、Vardan Ovsepian と3人で録音することができたアルバムは宝物であり
あれから25年経つけれども
昨日のこと、そしてこれから先のことのようなのです。
ありがとう OM-D
オリンパスのカメラ初めて使ったけど
いい道具だなと思いました。
もうブランドがないけど…
いつまで経ってもいいカメラを買う踏ん切りがつかないので
先月からサブスクレンタルをはじめた次第。
これはシリーズ真ん中のグレードの E-M5 Mark III という
4年前の機種。
最初、なんで電源レバーが左? とか
なんでシーンモードでいちいち変なイメージ画像が出るの? とか
タッチパネルなのにボタンやレバーじゃないとアイコンが動かない? とか
動画撮るときなんでハウるの? とか
けっこう疑問符がついたのだけど
それを上回る、フィーリングのよさがあって
手に馴染むし
今までずっと得られなかった「撮ってる」っていう感覚があるし
中にはいい写真もあるし(腕が足りないから、たまにだけど)
すっごい俊敏だし
電源が左なので、否応なしに最初は両手でカメラを包むのだけど
それがなんか、大事なものを扱うぞ、みたいな気にもなるとかどうとか…
そもそも、頻繁に on/off なんかしなくていいのかもしれないし
右上のダイヤルとその配置なんか絶妙だし
なんでオリンパスってファンが多いのか、わかりました。
どうせ買うなら最上位だろう、と
最後の OLYMPUS ロゴ、OM-1 に惹かれています。
だけどその前にこれはお返しして
他のカメラも探ってみます。
それからカメラってセンサーもあるけど、レンズの役割が大きいし
持ち運べなきゃ、自分に合わなきゃ使わないし
やっぱ大事なのって、道具としての心遣い、心意気ですよね。
そういうのは確実に伝わってくるし、使い手に大きな影響を及ぼすなと
実感しています。
道具が身体の延長となれるか、脳や気持ちと交流するか、
そういうところなんでしょう。おそらく。
Hunter’s Moon, Jupiter, and in between …
What is that?
Is that a button you’ve thrown from the seashore?
Is that a green planet you’ve never told?
iPhone と EOS M3 での写真に限界を感じていることもあって
カメラをレンタル。しばらく、手の届く範囲で色々試そうと思っている。
今はもうブランドのない Olympus の OM-D E-M5 III
小ぶりでメカメカしくて、面白い。
設定メニューなど、タッチパネルとボタン操作が中途半端に混在していて扱いにくいのだけど、
撮影に関するレスポンスはすごく速い。M3 と違って、たいがいピントも合う(あたりまえか)。
撮るのが楽しいな、と思える。これ大事ですよね。
以前にもまして、人のライヴを観るのが楽しくなってきました。
小さな場所でのライヴは繊細なニュアンスを聴き取れるし、アーティストのお話しのトーンやちょっとした仕草を含めて情報量がすごい。
人間の脳のうち実際に使われているのはごく一部と言われますが、音楽を感じ取るということも、そこで放たれる膨大な情報のごく一部を、なのでしょう。
同じ音楽でも聴く人によって、またはその人の気分や志向・調子・経験によって、大きく響き方が異なる。
中でもその振れ幅が大きいのは、やはりアコースティックな音楽だと思います。
数値やグリッドで縛られない音楽。電気を使わない、あるいは適切に、最小限に使う音楽。
そこには弾き手の心技体やメンバーの化学反応に加え、空間も大きく影響する。
ダイナミクスやトーンに応じて耳を澄ますと、たとえばどうしてここでこんな軽いタッチになるのだろうと、あれっと思うこともある。そこで聴き方を変える。
しばらくすると響きが変わってくる。たとえば暗闇に目が慣れ、視界が変わってくるように。
リズムも然り。
自分の中にあるリズムの引き出しと共に、目前で起きている音楽を味わうのもいいけど、でもそこに自分と少し違ったテンポやリズムやタッチが感じ取れたとき、それは自分を広げ、柔らかくほぐし、新しくしてくれる。
そうして生で体験した音楽は、その夜も、翌日も、何ヶ月あとにだって、響いてよみがえってくるのです。
そうですよね? (誰に聞いてるのだ)
浜松にあるカフェ、鴨江珈琲 にて、ボサノヴァギタリストの 木村純 さんたちを観に。
ここはとんでもなく居心地がよく、珈琲がおいしく(とても重要)、素敵な本がいっぱいある。
純さんを観るのは二度目。三宿のカフェで20年前にライヴを拝見し、そのときいろいろお話しさせてもらった。東京に行ったばかりで、バンドと音楽雑誌の執筆をしながら、演奏の仕事を探し回っていたころだ。
途中の色々をスキップして、音楽に対する感覚だけをつなぎ合わせると、なんと楽しいものだろう。
感謝。
ライヴ写真は撮れておらず、すみません。
これは席の隣にあって、ライヴそのものとは関係がないものの
ゆれるリズム だなぁと。
帰り際、店の佇まいの素敵さをとらえたかったのだが、やはり iPhone X では限界か…
いいあきを おすごしでしょうか。
10月も半ばになり、こちらはにわかに、創作の火がついてきました。
やっぱり秋ですね。いつでも録れるようにマイクを向ける。
ギターを持つと、覆い被さるジェット機と工事の音。
⚫︎⚫︎
が、気を取り直す。
そのくりかえしです。
山口洋佑さんの展示を観に、名古屋の On Reading へ。
何度か書いているかもしれませんが、「巣巣」という、今は北陸に移転されたお店に
林正樹さんとのコラボパフォーマンスを観に行ったり(そして予想外に色々お話できたり)
Alexandre Andrés の Macaxeira Fields という
超・超名盤の日本盤ジャケットをずっと身近に飾ってたり
大昔、まだお会いする前に、ネットサーフでたまたま知った作品を
壁紙にして仕事してたり(…すみません)
要は、とてもファンなのです。
今回も「あれ…どこかで」と気さくに
近年の作品をどうやって作ったか、など、びっくりするような手法を話してくださったり、
とても嬉しい時間でした。
本屋自体もセレクト、空間ともにすばらしく、大いに刺激を受けた次第です。
予約した作品集、完成と到着が楽しみです。