make diamonds out of halves

今日は二月の半分なんですね

ハートを二分割という意味では
よいのかもしらぬ

下弦の月が見えぬ夜
二○二三

棚渡り

しばらく録音から遠ざかっている。

悪い癖で、興味が他にポンと飛び移ると、戻るのが億劫になる。

途中のものが何曲もあるのだが。

だが、ポンと飛び移った先はとても直接的で、意味があって

これを踏まえてまた録音できれば、その方がいいだろう。


モノに執着があまりなくなり、断捨離しまくっているここ数年とはいえ

長年貯めた書籍やら書き取った譜面やら詞やら

もちろん作ったそれらやら

かなりの紙が本棚やら押し入れにあり

これらをどうすればいいんだと途方にくれる

記憶に入れてしまえばそれでいいんだと思う。

頭に入ってないから紙のままなのだ、とすれば、とにかく覚えて捨ててしまえばいいのかもしれない。

なぜなら、それらの大半は、ずっとやりたいことであり、

要するにずっと、自分は進んでいないのだから。

4.25 Makoto Yano

矢野誠「ミライノキオク」レコ発ライブ
4.25 南青山 MANDALA
矢野誠 (Pf)
関根真理 (Per) 大光ワタル (Drs) 近藤零 (B) ひらたよーこ (Vo) 狩野和世 (Vo) 白神直子 (Vo)
スペシャルゲスト: 小峰公子 (ZABADAK)


矢野誠さんのアルバム「ミライノキオク」リリースライヴを開催。
アルバムメンバー全員と、ZABADAK の小峰さんも加わるこの夜
僕ももちろん参加します。

アルバムのお話をいただいたのが昨年の5月末で、6月にかけてベースを録音したので
1年近く経って、どんなプレイ、そしてどんな音楽になるか
とても楽しみです。

アルバムで構築された音が、深まるかもしれないし、また変わるかもしれない。
たぶんその両方でしょう。

僕自身も(世の多くのミュージシャンの方々とは異なりますが)
久しぶりの MANDALA のステージ、久しぶりの東京です。

いい音をお聴かせできると思うので、ぜひ楽しんでください。

BANGA ふたたび

「ちゅう」さんという方のツイートで知ったのですが

Patti Smith の、2002 Fuji Rock Fes での MC より。

素晴らしいです。20年を経て…

なんだっていうぐらいひどすぎる現実に。改めて深く入ってきます。

思い返せば、10年前に自分も、金沢に旅したことから 彼女の凄さを知ったのでした。

そこで読んだ インタビュー。今でもこのページは消されずに残っているのですが

読み返すと、改めて、深く、大きく、力強い。

しかも彼女、最後の方でこんなことも言ってたんですね。

このままでは、常にマスクをしていないといけない時代が来ます。そんな生活、誰も望んではいません。きれいな空気を吸う生活を、誰もが望んでいるはずです。神様が私たちに与えてくれた恵みはパソコンではなく、新鮮な空気なのです。神様が私たちに与えてくれた恵みは車ではなく、きれいな水なのです。

Covid-19 はさすがに予言されておらず、ここでイメージされた「原因」は、大気汚染によるものだったのですが、コロナが先に来たとはいえ、並行して汚染も公害の隠蔽も続き、しかも戦争も起こっています。

清志郎さんといい、なんで一流のロッカーって、こういうことが見えるんだろう。

というか、彼ら彼女らは、普通の感覚を持っている、ということじゃないだろうか。

本当はみんな気づくのに、その後。

惑わされる。怖がらされる。流される。ノイズとして除去される。ガスを抜かれる。

そんなんばっかり。そんなことばっかり。嘘ばっかり。誤魔化しばっかり。

でも、改めて、思うね。やっぱり。

塗り潰した 明日に 君の夢 放り込めるかい

from Camera Obscura / stillbeat

だましあう指

今年の冬はいつもよりも指先が切れるので

指板を扱うのが辛かったりする。

絆創膏をするわけにはいかないし

ハチミツ油を塗ったり、微妙に押さえる場所を変えたりして

だましだまし

右指もそうなのだが今年は

大小のアルコと親指弾きに集中しているので

2フィンガーの辛さを体験せずに済んでいる…そんなわけがない

ピチカートに戻ると一気に指にくる。ましてエレキベースの2フィンガーならば。

4月までにはフレットレスを戻したい。その他にもいろいろミッションがある。

the weekend and then

気球を撃ち落とすとか…

中国のスパイだと大ニュースにしておきながら、証拠を掴んでないのになんで撃ち落とすのかな。
仮にスパイならば捕獲した方が確実だし証拠も掴めるのに。疑問。

かくいう日本も「風船爆弾」をかつて飛ばし、実際に何個か米国で爆発したとか…
そのときは、米は報道規制して、効果がなかったと日本に思わせたらしいが
今回は逆のことをしているわけで。

平和を願う。切に。

大地震も各地で起こっているというのに。戦争などしている場合か。
もちろん、ロシアもそうです。


週末は音楽に集中する。

デジタルを離れて楽器や身体や紙に。こちらの方が楽しい。改めて思う。

何も残らないし、不確実だけどね。

アルバ紀

Alba / Ray Kondo

この曲は前述の通り
元旦に思いついたベースの
ピチカートとアルコのラインに基づいています。

ある方からの年賀状にあった詩に
触発され

自分の本分から目を逸らしたらあかんな、と
今年は再びベースに向かうことに。

そこから、自分の詩をつくるのに
一ヶ月寝かせておきました。

何かパーカッシブな音が欲しかったので
写真の棒を使いました。

師走、古くからのやり方で綿生地を作っている工房を訪ねたとき
気になって買った「つむぎ棒」です。
織機の部品に見えます。
正しい名称や使い方はわかりません。

ギロにもウッドブロックにもなるな、と思ったのですが
音量はとても小さく、でもときどき、いい響きがします。

何テイクか録って、重ねました。

ジャケットは
楽器の表面と
ノートの落書きを
透かせてます。

Alba / Ray Kondo

うみのうえ
ほしひとり
そらをまつ
ほとりのひ

はこのなかの
ひかりを
たびにだそう

うみのうえ
ほしふたり
そらおりる
はまべのよる

はなのなかへ
ひかりを
てらそう

あ、ぜんぶひらがなにしてますが
漢字だといみがかわるかもです

さしあたり「うみ」が「湖」だったりね

Alba

2月の Bandcamp Friday は今日から明日の17時まで。
新しい曲をリリースしました。

元旦に録音した重低弦の二重奏と
二月朔に書いた詩の
とても短い音楽です。

オフレコ

なんでも雑多に書いているこのサイト、昼寝ばかりの音楽家にしてはアクセスが多いのですが、

その大半はボットかもしれず、たまに改竄警告も出たりするので、余談は許しません。

改竄といえば、ここは当人が公開済みの日記の言葉尻を変えたり、誤字を直したり、加筆したりするので
常習犯でもあります。国や組織がやっているのか? っていうぐらい、往生際の悪いサイトです。

今日は朝から(昨夜寝る前から)近畿で起こっている、認知されつつある「公害」の情報を読んで
気が遠くなっていました。

これ…組織側の対応が、ここ10年ほどの政府と、そっくりなんですね。
そして責任転嫁のたらいまわし。数年単位で物事が進んでいっても、ウォームギアで動いてるんか、っていうぐらい歩みが鈍い。それでも進んでいるのならいい気もするけど…

被害者の体調や、子どもたち、これから生まれてくる赤ん坊たちを思えば、そんなことできるわけないのに、
それでも、汚染物質を流す側は、自分たちの身を守るために住民に何も知らせず、欺き、また反対できないように懐柔し続けるんですね。なんでこんなことばっかりなのだろう。


SNS を復活させて2ヶ月がたつ。だいたい想像はしていたが、現在の Twitter の情報格差は、すごいものである。
すでに可視化されているけれど、とにかく、読まれない。

大きいものはますます大きく。小さいものはぎりぎりまで小さく。コントラストに富んでるね。
竹中平蔵がそっちの方がいいって、もう30年前から力説してて、その通りに日本を動かして、その通りになっちゃって、もう戻れないっぽい。まぁ日本だけじゃなく、グローバルでみんなそうなってるっぽい。

だけど、僕としては30代終わりぐらいから、そういうのが面白くなくなって、以来ずっと、この世界おかしぃって思ってる。これ、つまんなすぎる、嘘くさすぎる。

その中で本当のことって、なんかと思えば、音楽もそうかもしれないけど、音楽はある意味究極の嘘だし、アートもだし、そうなると食べるものしかないのか? とも思う。

で、その食べるものが嘘の塊だったら、やっぱ、人間、それぞれの人生、嘘でおわっちゃうね。終わってまう。

ラウンドアップとか PFOR とか、ほんと、どうにかしようよ。

あ、違う話か。

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