投稿者: ray

背景は遠ざかりゆけど

眠れないので久しぶりに大好きなギタリストの日記を見ていたら、エネルギー。

今日は渋谷で3軒回っても「脱グローバル論」も
「なぜ少数派に政治が動かされるのか?」も見つからなかったけど

「チェロを弾く象」で、気持ちよく眠れそうだ。

こんなに若くして

命を張ってあの事故に立ち向かってくれた吉田所長が、亡くなってしまった。

もしかしたら吉田さんは、現場である福一の事故収束だけを見ていたのかもしれない。
でもそれはどう考えても、日本に住むすべての人を守る行為だった。あるいは、北半球を。

ぼくはこの国の本当に多くの人と同じく、この方の死を悼むし、
本当に心の底から、ありがとうございました、と言いたい。

そんな日に、病因と被爆の関係の無さを主張したり
津波対策の不備の責任の話を出す人々がいることに
心の底から、がっかりしてしまい、寝付けない。

それは、ニュートラルにバランスを取ることではなく、
利害を天秤にかけることだ。
とても恥ずかしいことだと、ぼくは思う。

津波対策を先送りしたのは誰か、ほかにもっと大きな人たちがいる。
それは、今の首相の第一次内閣だ。2006年12月13日。

質問*
答弁*

こんな夜に、そんな事を思い出させてくれるな。わざわざ。

どうか、ゆっくりとお眠りください。
吉田昌郎さん。

同じ58歳で旅立った清志郎さんがそちらにおられます。
わいわいやってください。

眠れぬ夜は、僕らが見張る番なのでしょう。たぶん。

* というか、議事録を消さないでくださいよ、国権の最高機関たる衆議院…

空色の列車は

ソヴィエトの映画「チェブラーシカ」(1969-1974) は何度観ても素晴らしいと思う。

「人形アニメ」という形態とその映像の質や、随所に込められた人間や体制へのトゲもいいし、
(冒頭いきなり、果物屋がイカサマをする!)
音楽の流れがとても必然的。

ところが…日本語吹き替え版とロシア語版を聴き比べてみると、気づいてしまった
…日本語版の挿入歌のオケって、原作を模した打ち込みやん…!

う”ー=〜ー=
そりゃないぜ

ニュースは「作られる」

ジャーナリスト、ソウルシンガー松本創さんによる、橋下徹をめぐる集中連載

ぼくはいつからか、「人前で注目を集めるヒトは、どこかおかしい」と思っている。

どこかおかしい > 手に負えない > みんなで担ぎ上げる

という流れが、何故か存在すると思っている。

そこから、さらに上げるのか、リニアモーターみたいに「非接触」で扱うのか、

ある時によいしょっと落とすのか。

Bob Dorough は語り続ける

初来日公演、最高だった。

リアルタイムでない僕は10年前に偶然 “Up Jumped A Bird” を知り、
そのすっとぼけた唄い方とおかしな変拍子と複雑な進行に
人生がひっくり返るような快感を覚えたのだ — 高校時代の不思議な世界史教師との出会い以来に。

今年で89歳とのこと、既に10年前で79歳(そのアルバムのリリース時は73歳か)。
その時点でもすごい年齢なのに、なんて若くて無邪気で大人なヒトなんだ。

残念ながら “Up Jumped…” はなかったが、
“But Not For Me” から大好きな “Better Than Anything” から
“Three Is A Magic Number” から、それから、”Zero” という曲までやってくれた。

真ん前で観てたぼくは、うれしくってさー

Blue Note でしっかとライヴを観るのは久しぶり。
昔観た Meshell (’02) も Zap Mama (’04) も素晴らしかったが
今回はちょっと、全く期待通りなんだけど、やられたなぁ。

ベーシスト Pat O’Leary もジェントルマンかつ、乗ってくるといい絡みをしてた。
マイク〜アンプのみってのもよかった。音量じゃない。音の震えだ。
久々に、Golden Spiral の1〜2弦に戻そうかと、思った。

それから、改めて思った事。

音楽の面白さは、縦軸を揃えることじゃない。
縦軸をどう揺らすかだ。

Patti

金沢の白鷺美術の二階、その日の控え室の一角にあったバスドラムのヘッド。

1月に来日したPatti Smithのコーナーでした。

左上のインタビュー記事を読んでいたのだけど、しびれた。

「絆」や「富士山」を言うにも、ほんとはこっちだろ。

日本ではこういう言葉が、人の目を逸らすために巧みに使われる。
いや、アメリカも大いにそうだろう。だから外からの鋭い目じゃないと本質が見えないことがある。

そうやって、人は助け合うのかな。

デンキの武者

久しく聴いた事がないぐらいの歪んだ音がどこかから聴こえた

ヘッドフォンだろう Macがクラッシュしたか

音はちがうところから湧き出ていた

何かのイントロのように聴こえるその音は

マークボランの顔をした90年代ロックだった

なんでいきなり鳴り出したんだろう、このおもちゃ

2時間ほどすると 得体の知れない地底の声が聴こえ出した

どこかのかばんから呻いている

それはペンギンの目覚まし時計だった

なんで今頃? 最後にくちばしを触ったのは3年前だ

最後に電池を入れたのは12年も前だと思う

連鎖は連鎖をよぶ

shirasagi

今日はこんな素敵なところ

塀から設営中の会場を見ているとダンゴムシ

「ダンゴムシのいる風景」がなかなか撮れないので虫と再演交渉したものの

やがてあきらめて他の虫を探すと

いた…

pam

富山で二日滞在。

すばらしいところ。

食べ物、空気、静けさ、驚きも多いが

これがすごく気になっている。

環日本海・東アジア諸国図

以前どこで見たんだっけ…安冨歩さんのサイトかどこかだと思うが

これに基づいたような計画を持っている人の話を聞いて、目と耳から鱗。

(なんだか、地図転載には県の許可がいるようなので載せてない)

この地図を見て、文化的な広がりと見る人と、

逆に軍事的に捉える人といるようで、

僕は前者だけど、

少なくとも、目を逸らしたくはない視点。

So in the springtime

4月の土屋浩美 at Saravah 東京より。

ONE MORE KISS DEAR

“Blade Runner” 挿入歌、Vangelis の名曲をカバー。
原曲は Hasro & Bokka でやりたいぐらいのアーシーな匂い。
こちらはレコード「トパーズ」バージョンがミニマルな vo & chorus オンリーだったので、トリオで Brian Blade 辺りのイメージで。
そう、ぼくが珍しくアルコ弾いてるんですよ。観てください。

NUDE

Hiromik Ladder のはせはじむさんリミックスバージョンを人力で。
矢舟くんのピアノ、ええ味出してます。
この曲はいろいろあって、コードを前半後半、共に大きく変えてますが、
多分初めて聴いても違和感ないと思う — この形態でも録音したいですね。

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