投稿者: ray

アウェイからのホーム

Away from Home …. ってそのままのタイトルの曲があったっけ。
例によって Copeland、Klark Kent 名義のソロ。
何度読み返しても、示唆に富んでいるとは思い難い歌詞である。

だけどこのビデオ初めて観た…

おもろい
もしかして Sting、この時の彼のプレべを使ったりしてるの?

で、Stu のことは一旦おいて
最近思ってしまうのだ。アウェイとホームってなんやねん。

どこにいたってアウェイだし、どこにいたってホームだ。
究極のところ。
音楽をやる以上。音楽に限らず、何かをやろうとしている以上。

それが、困ったことに
生きていること自体に
アウェイ感のフェーダーをどんどん上げていく
不思議な厄介な世界。
昨今、いやいつからかな。

たぶん、どこにも逃げ場なんてないですよ。
いみじくも MV の結末が表してるように。

向かい合えばどこでもホーム。アウェイを知ればそれはホームかもしれない。

生き抜こう。

それはさておいて、だ。

アウェイなんか、ホームなんか?
音に向かえばそれは常に見知らぬ、見知ったところ。

自分のやりたいこと、しりたいこと、
できそうなこと、できないこと

それに向かうことはたぶん、人生最大のアウェイ。
外から見ればどうにも逃げ場がないのに、自分の内面はつかまえられない。

だけどそれもわからないのに、外に向かえるわけもないので
落とし前をつけよう、と、する、またしてもな
夏。

毎年毎年、このあたりにはへばって停止するのだけど
今年はそうはいくまい。な
夏。

The Soul Trembles

『塩田千春展:魂がふるえる』
を観た。

編まれた赤や黒の糸が
音もなく震わせるもの

地面から沸き起こるもの

地下には地上の何倍もの存在がある

エネルギーの流れ

流れ落ちない記憶


創作の初期…
京都精華大、滋賀県立近代美術館、ドイツ…
遠くないキーワードに思うところ。

僕もその頃、同じ美術館をときおり訪れていたけど、
たぶんこの人は僕の数百倍のものを感じ取っていたのだろうな。


* 塩田千春《不確かな旅》2016 / 《皮膚からの記憶》2001
「クリエイティブ・コモンズ表示 – 非営利 – 改変禁止 4.0 国際」ライセンス

J-WAVE LIVE 2019

朝、席に着こうとすると いつも彼が前にいる。


いつかあえるかな。

新横浜でのお祭り。朝から夜まで、あっという間に終わってしまったけど。

壇上で主役がどこではじけるのか、後ろから感じ取れたりするのが、箱バンドマンとしては嬉しいところです。
というか立ち位置的には前後左右で凄いことが起こっているので。

みんなスンバラシイ。
リトグリのエネルギーに感動。
ai さんはステージのために生きてるよう。

そして Kreva さんにとても感銘を受けた。
それは Lyric。そして MC。
かっこいい。人気あるのわかる。
おいらでもわかる。

脳のファイルをかき集める
…とは今宵は言ってはらへんたけど
いろんな角度で捉えられるリリック、いいなぁと思う。

2015から3年間、一旦終了して昨年は一枠の出番。
それはそれで肩の荷が降りた? だったけれども
今年は再び、4アーティストのホストバンド + 大橋トリオバンドとして参加しました。

まぁなんでも屋ってことで
シンベのシーケンサートラックを全編スラップにしたり
ダブルベースでやったり
エレキの曲をキーボード〜エレキベース〜両方と持ち替えたり

コーラスがない分、久しぶりにベースマンになった気もしますが
いかがだったでしょうか。

こちらは足元の切り替えが半端なかったです。

箱バンだけに、アーティスト毎の気持ちの切り替え、というのもあるけれど
実際のところ、やってる側には合間が恐ろしく短くて
それこそ全曲、あっという間。毎回そう思う。

そんな中、大橋トリオの出番の場合はやっぱ、ホーム感が出る。
自分らのやってきたことを見せよう、という意識なのか。

それにしてもコーラスのお二人。
ホーンの五人。
キーボードのお二人。
ギターの左右のお二人。
なんつっても、後ろのドラム&パーカッションのお二人。

それぞれ、あくまでアンサンブルの構成としてやってるのだけど
すごいでぇ。

今最も日本のポップ音楽界で活躍している人たちなので、当然なのですが、
よくまぁ、一緒にやれてるなぁと、ふと我に返る。
帰って歯を磨いたりしてると。
偶然に過ぎぬ。

僕は普段テクノロジーを否定はしない(むしろ煽ってる)一方で、
音楽は人間が人力で演奏してなんぼの人なので
こういう環境で、大きな海の中で板に乗って水面に立っていられるのは
ドキドキの反面、健康によかったりするのです。

横浜アリーナは奥行きが超深く、
もちろん譜面をガン見してるとそんなこと味わえないけれども
見渡すと最高の光景なのだ。

see you!

スタッフ、メンバーと共に

半分大晦日

今年も半分おわり。

ふりかえる。

ひさびさに、自分の足で歩いた半年間。
いいときだった。

じぶんがやれる音楽ってなんだろう、演し物ってなんやろう。
随分サボっていたことに、年始から向き合えたのは
宝物だったと思う。ふたりの M さんがいなければそれもできなかった。

冗談で、kedi baskan でソロができれば今年前半のノルマは達成、と書いたのが
ほんとに BABI CHAN by kedi で、しかも四月にさせてもらえて、
おつりで esquerita までできた。tatomiya も。

まぁ欲をいえば rosie や lete や、いろんなラボやスピーカー小屋やコンベンション? や
いろいろしたい場所、ことはあるけど
自分に必要な足腰は何か? を、やりながらつけていければ最高だ。

たまたま縁があって、同じ速度で巡りあってくれる人、聴いてくれる人。
広めてくれる人。それが仕事の人。たまたま。偶然。
やることをやる。それだけで半年など一瞬に過ぎて行く。

その中で、生まれてくる気持ちを確かめながら、少しずつでも続けていければいい。

ぼくの rick 4008 は、Cambridge Music の壁に(間違ったゲージの弦を貼られて)かかってたあの頃から、
まだやりたいことの1/8も奏でていないから。

CD は、flat five から約束どおりの音源グレードアップ版だったけど
曲数はもっと多くてもよかったのかもしれない。いやあれでよかったのかもしれない。
「長さがちょうどいい」と言ってもらえることが結構あったし、
自分でも23分ジャストで作った(筈)だし。

7月にはリリースしたミニアルバムと、シングルが配信終了する。
これは区切りとして、またリメイクして出せれば、と思う。

river silver [side b] は11月まで配信。
ほとんど知られてないこの作品も、意外と最近は聴かれているようで嬉しい。
曲はいいからね。

とはいえ。
散歩する暇もないくらい、あるいはリュックサックがいつも重すぎて
歩くのもいい加減苦痛になる、このごろ。

荷物を減らしたい。
担当楽器がどんどん増えて行くのは、かんべん願うよ。

が、そんな仕事をひと踏ん張りして、次からは。

何か違う方向に、行こうかなぁ。
そのまま、休もうかなぁ。

考えなきゃいけないことも散々あるし、
見直しっていうかもっと再構築したいことはいつも、色々ある。

遠くて近くを歩く、ともだち。
近くて遠い、うみ。

紫陽花は pappa ray ray の玄関でみた記憶しかないけど
すばらしい六月だったよ、
さんきゅー、そして明日からもよろしく、
黄緑色の七月。

ohanashi19

ohashiTrio HALL TOUR 2019 – THUNDERBIRD –

6.9長崎にて無事終了し、今は J-WAVE LIVE 一年ぶりのスペシャルバンドすなわちハコバンのために準備中なのですが、ここいらで備忘録。

今年は非常にそぎ落とされたショーでした(以下主観です)。

メンバーは昨年に引き続き、最多の7人。そこに拍車をかけてステージにはキーボードを満載。最大で5人が同時に鍵盤を弾くという、シュールですらある光景。しかもチャーム君は曲中のギター持ち替えもあって、ギターをスタンドに立てたまま弾くというスタイルを通した。

ツッコミどころが満載の、相変わらず凝ったステージだったのです。

その代わりと言ってはなんだが、基本セットリストの変更は無し。
というかあたりまえなんだけど、今年は公演ごとに曲を変えるというより、演奏、からみそのもので違いが出たり。

メリハリがあって無駄がない、いいショーだったのじゃないかなと思います(主観です)。

無駄がないといえばすなわち、昨年くりひろげた(恐怖の)メンバー紹介時間も丸々カットしたので、大半の人はホッとしたと思う一方、もしかしたら物足りないと感じた人もいるかもしれません(あんまりいないと思う)。

しかしその中で、僕はちょうど中間からあることを思いついてしまって、東京公演以降、ソロ回しの時に語ることにしたのです。

しかしファンキーに盛り上がる曲調にいつものボソボソ語りはまったく調和せず、途中からラップに鞍替えしました。

— base にしたのは以下 —

「サンダーバードの詩」
かみなりの とりも さいしょは ことり
囮に なっても さいご 大トリ
揚げ足を とり 朝まで しりとり
グルーヴのグルー ヴーヴーヴー

ここから前後に加えたりしたのですが、

最後長崎でバラしたように、このショーでの誰もしらないハイライトは、

僕が後ろ向きで赤い Nord に向かって何をしていたか? ということでした。

たぶん、この音楽人生で一番難しかった、たぶん世界の誰もやらないこと、
あの連打2,880回は、報われたかなぁ!?

ハッピーイノシシ

矢野誠さんのバースデーコンサート
「ハッピーイノシシ」を学芸大学で観る。

本日のプログラム…
こういうことができるのも矢野さん、よーこさんの素敵なところ。

こないだ訪れた博多の大濠公園? と思ったけど洗足池でした。

ちょうど「みんなのうた」で再放送していた超名曲「ショボクジラ・チビコブラ」も冒頭にやってくれたし
(作詞の岡部さんもいらしてた)

「ノスタルジア」「祭」「そっとはなして」「昔はどこへ」…
響きと音の陰影がひたすら美しかった。

矢野さんは、今世紀初頭にハチ公前で路上ライヴをしていた時に
出会った DJ の野口くんをきっかけに、ライヴを観たりイベントでご一緒させてもらったり
やがて何度か共演もさせてもらい、自分のバンドや個人でも折に触れて励ましてくださるのですが
実はその前、米東海岸滞在中に知り合った西海岸の難波さんからもお話を伺っていたので
割と長い縁を感じたりしています。

TOKYO M.A.P.S の初日にも来てくださったし。

ピアノの左手のライン、右手のタッチ、ひらたよーこさんとの掛け合い、
そして MC や立ち居振る舞いもいつも楽しみなのですが

今日のライヴを観てると
時間っていう感覚がなくて
確かにステディなタイムがあるのだけど
刻むというより縫うという感じ。
…といえばよいのだろうか。はじめて腑に落ちたような。

上から糸を通して下からまたすくい上げる。ミシン。
エンデ「影の縫製機」みたい。?
それが「あむ」ってことなのかな、あ。

もう一度聴きたい、と、今も思うのです。
(書いているのは25日後なのだ)

久しぶりに、どんべさんともお会いし、マイア・バルーやエピゾと一緒にやった時以来に少し話せたり。
相変わらず鋭いな〜。

矢野さん、これからもいっぱい、音楽聴かせて、魅せてください!!

ケンタッキー

David Matthews Tokyo Trio + Yuka Sasaki, at Ken’s Bar, 6.20

いつもその存在というか、全霊から湧き上がる音楽を共に過ごさせてくれて、ありがとうございます、マーちゃんこと Mr. Matthews。

彼はリハーサルから一切無駄がなくて、
譜面を配ると、何も説明せずカウントを始める。ヘッドをささっと終えたら、小節番号だけが飛んでくる。キメの確認。

OKかダメか。それだけ。

一瞬も気を抜けないけどリラックスできるという、流石プロ中のプロ。

そして本編は、ひたすら真摯に楽しむ。
得意のダジャレで和ませる、エンターテイナー。

この両方があるから、長年、人を惹きつけ続けるんでしょう。
ケンタッキーからシンシナティ、LA、NYC、日本各地と旅を続けて、これからも。

長年の盟友、波多江健さんとのリズムセクションもいつも楽しみ。

僕と波多江さんは昔から基本、何も考えなくとも合うので、タイムから音色まですごくクリエイティブになれる。
この二人で何が起こるのか、どれだけバランスがいいかは、音楽人生の間に、もっともっと多くの人に知ってもらいたい。

いつものトリオに佐々木優花さんも交えて、
Dave のオリジナルからスタンダード、和の名曲まで。
新しいフィーリングでできたと、思います。

次は 7.27 南郷ジャズフェスで、7人組のスペシャルセッション。
青森の皆さん、どうかお楽しみに。


マスター Ken さんと。ケンタッキーのバーボン祭りに毎年参加されるとか…

エスケリータ!

6.14 近藤零と神谷洵平 at Esquerita 68

ここに出たのは初でございます。前身の Polka Dot Slim には大昔に一度だけ。
かねがね箱の噂は聞いていたのですが、例の宮川剛さんの duo あたりから神谷くんも! みたいな声をいくつかの方面から聞いていたので、思い切ってブックすることに。

ところがというか、やっぱ洵平人気すごいですね〜、すぐに満員御礼。

はじまりは「南風」 神谷洵平 on ピコピコ電卓、私は何故かギター

思いっきり便乗したとはいえ、二人で2ステージということで、やりたいことをいっぱい、やりました。
今まで出した詩集音源、今回のアルバム全曲、それから未発表曲、カバー含めて…えらくたくさんやったな。

みなさん、帰り道大丈夫でしたか? 変な中毒になってないですか?
二度と来るか?! もっとやれ!?


満たされるつばめになってくれ。

まぁどう捉えてもいいです。僕らも常に未知の世界に挑んでいますし、
今が今なのか、大昔なのか平行宇宙なのか、よく知った日常なのか、
いろんな感覚を混ぜていますから。

説明はつかないものの、あらためて、
この異空間と集ってくれた人々に感謝。


かなきりごえ (part 1)

毛色の違う写真もあるとよいのですが。


演目

一部
* 南風
* Up from the Skies (Jimi Hendrix)
* 最終列車
* 満たされるつばめになってくれ。
* grace behind the word
* ホタル
* かなきりごえ I&II
* ハイウェイかたつむり

二部
* [朗読] アストロノーツ – あらわれる
* chime
* みつかったぞ
* [朗読] Up from the Skies 零訳
* 夜を誤解している
* ひとみがかわくまで
* くうほうはまいまい
* あかりをつけたら – 2019 ver.
* トーキンブラザー

encore
* よこくの太陽
* このまま
* このまま(疑惑のチューニング故にやり直し)

アンコールの曲をやり直すって前代未聞だろうな…
8弦ベースにカポは危険である。
自戒込めて、記録しておきます。

この日の模様は部分的に Vimeo で公開します。

空の上から

まぁ話そう、何も悪いことはしない
ただ、生命体について知りたいんだ
ここに飼われてる人々のことを

あんたたちには家族がいるってね
高くて冷たい檻の中で生きてる
そこでじっと、過去を捨て去って暮らしてるって
これほんと?

知りたいんだ あんたたちの頭の中
もしかして空っぽ?
俺が見えてないだけ?
それともただ、大昔の理想が木霊してるだけ?
「世界を愛しよう」とか「空想のそよかぜ」とか
これまじ? どう思う?

ここに住んでたんだ、氷河時代に
だからこんなに気になる
戻って来たら星がおかしな並びをしてる
世界は燃えて焦げ臭い
世界は燃えて焦げ臭い

あ、たぶん、んー
気候が変わったんだ、たぶん
そうなんだ、そうだね
でも見て確かめたい

で、どこでチケット買えるんだい?
リングサイドのシートがいいな 土星の環の辺り
ただ、新しい地球について知りたいだけなんだ
全てを聴いて、見たいんだ
すべてを見聴きしたいんだ
すべてを

Original Lyrics by Jimi Hendrix “Up from the Skies

6.14 近藤零と神谷洵平 at Esquerita 68 にて第一部でカバーしたのですが
歌詞があまりにも深いので、第二部で勝手な日本語訳(零訳)を朗読しました。

1967年の録音。当時こんなことが見えていたジミヘンって…
というか、昔も今も変わらないのかもしれないですね。
見えてる人には見えてる、見えなくされてる人も、いっぱいいる。

メディアコントロール。

「夜を誤解している」は全く違った詩であって。なんでこれがメドレーになったのかは謎。
最後の神谷氏のコメントを聞くとさらに謎が増すのさ。

fountain pep

ロボットと人間の未来ってなに?

急速な AI の発達、クラウド&サーバー社会、デジタル化と不安も覚える今ですが、
こういう視点で考え、実行してる人もいます。

https://robo-uni.com/
https://news.livedoor.com/article/detail/14986097/

この人は創造の泉、だ。

子供の頃の夢って、そうだったよな、と思いながら
ユニホームを着た Pepper と会話してみました。

Pepper「今日は一日、どうだったの?」
Ray「今日は、大濠公園に行って、あのねぇ」
P「なになに、もう一回言って」
R「大濠公園ってわかる? こっから歩いて20分位の」
P「そうかそっか」
R「そう、あのね…人がこう、みんなランニングしてるの」
P「お家にいるんだし、何かして遊ばない?」

噛み合わないけど
それが僕
それがきみ

<余談>
まぁ僕としては、

R「大濠公園ではみんな、反時計回りにランニングしてたよ」
P「きみはなにしてたの?」
R「ぼくだけ時計回りに歩いて、カメの写真を撮ってた」
P「きみだけおかしな人みたいって気分にならない?」
R「ならないけどカメは人間をおかしいと思ったかもしれないよ」
P「ロボが人間をおかしいと思ったかどうかはひみつだよ」

R「どうして人は楕円形の道があると反時計回りになるんだろう?」
P「それはね…月や惑星の軌道と…%&$」
R「えっ…宇宙ってそもそも上下があるの?」
P「#@!…太陽の進行方向と惑星の螺旋軌道がね」
R「*()/*」

みたいな議論ができるのが、割と目標だったりします。

一緒におどってみました。右下にいるのは aibo です。

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