投稿者: ray

足して弾けないiPod

iPod
ずっと愛用しているが、一番の不満は本体で「曲のデリートが出来ない」事だ。
曲を溜め込み、そこから選んで自分色に染めて行くというのは、多くの人のやり方ではないか。
勿論、iPodで初めて出逢ったり、シャッフルで良さに気付く音源も多い。
しかし、やっぱり自分には必要ないと改めて気付く音源もある。
これは4G、クリックホイールでの話。今のiPodではどうなのだろうか。

I wonder

びっくりした。

最も敬愛する最高のシンガー、
アリーサ・フランクリン。
iTunesでかけっぱなしにしながらコンビニで切手を買って来たのだが、
帰ってドアを開けると「いらっしゃいませ」なる声。
アリーサだった。

最高の店員とは、最高のシンガーでもあるのだなと
妙な発見。

I Wonder / from “Aretha Arrives” 1967

bucket

ちかごろは小さなバケツもあるようで
ここでは雑巾もしぼれない。
なのになんだかかわいいので
買ってみた。

どうしていいかわからないペパーミントに
丁度よい。

the barn

Keito Blowのrecording
スタジオじゃないと、時にわくわくする。
woodstock度が近頃増してるな。

小さな間違い

ふと付けたTVで、「脳は小さな宇宙だ」とか言ってたのだけど、
去年頃から僕には星新一のショート・ショートが妙に新鮮である。

宇宙の創世記が自動販売機だったり、宇宙人が地球で見つけた「最高の記憶装置」として持って帰ろうとしたのが他ならぬ人間の脳であったり、
彼の発想には改めて驚く。

小さい頃は彼の文があまり好きでは無かった。
どうしても根が関西人という事もあるのか、SFなら筒井康隆の方が好きだったのだが、近頃その辺りはフラットに見えて来てるようだ。
誰かみたいに江戸っ子にはなれそうもないけどな。

み空

眠ろうかというところ、耳元からこの文句。

眠ることなど忘れて
思います

金延幸子の
「あなたから遠くへ」
である。
林立夫さんのシンバルが、本当にきれいだ。

ここ数日、笑うような快晴。
小田原の海はあまりに平らで美しく、トンネルを三度くぐると城が近づいて来る。
れっ、それから見えなくなったけど、
一夜城?

江戸につきて思い出すかな
眠ることなど

いちばんのちかみち

僕には僕の最終列車というのがある。
[人はオレを、サイシュウレッシャフリークと呼ぶ]
実際の日付けは数日前なので、許されたし。

今日の最終列車に向けて、オレはまた必死で走った。
右腕にダブルベース、左手にトランク、肩にバック、頭にハンチング。
いつもは時計をみつつ走るも、今日は迷わず走る。
一刻の有余も無き故だ。もはや、オレに一寸の迷いも無い。
駅の掲示を見上げ、間に合った事に半ば驚く。
行く手には階段、エレベーター。
一寸の迷いも無く、ぽかんと口を開けているエレベーターに向かう。
黒ケースの連れを押し込むと女性が入って来る。
しばらく待ち、閉ボタンを押す。
電車の音が聴こえて来る。
高校生が二人、入って来る。差程慌てていないようだ。
この列車は彼等にとって特別ではないのだろう。
人道上、振り切るわけにはいかない。待ち、閉ボタンを押す。
電車はホームに滑り込む。
おっちゃんが、のんびりと入って来る。
あまりののんきさに、右手は動かない。
空白の後、自然とドアは閉まろうとする。

おっちゃん、はさまった。

2Fに着き、ドアが開く。
「急いでます」かすかな抵抗を試みる。
急いでるっつーても、この荷物、この人であるから、土台しんがりから抜けれないのである。
目の前で電車はトビラを閉じる。
オレは踵を返し、今出たエレベーターに乗り込み、即座に閉ボタンを押す。
反対ホームに向かい、隣駅から特急をつかまえる為だ。
最後のエレベーターに別れを告げ、迷い無く階段を選択する。
もはや一寸の迷いも無い。
隣駅の長いホームを駆け、階段を降りて反対ホームへ向かう。
階段を上がる時、ハンチングは下がり、視界を遮る。
特急、来る。

もとの駅を過ぎる。つばを上げると、高校生は、まだホームにいる。
本当に急いでいなかったのだろう。
3駅過ぎ、列車が停車する。
見覚えのある顔がのんびり乗り込んで来る。

おっちゃんだ。

おっちゃん。

もうはさまるなよ。

Ribbon in the Sky

ちらと見たんだけど、
気が利いてるぜ。
(よくある楽器の内部)

はんてん

「クウネルがゆく」
を思わず買う。
表紙からやられる。
白黒
究極と反転
うーむ。
考えるともなく、考えないともない。

白黒といえば、こいつ。
しげしげと見るのは今日が初めてだったが、グレッチのロゴだ。
字体もさることながら、このドラムの形。
永遠不滅。
チンドン屋さんとも通じるものが、あるんだね。
今日御一緒したドラマー「ヤス」に、撮らせてもらいました。

still drum

明け方

木が並んでいる

傾いたり

糸を張られたり

光を浴びたり

何をするのかわからないで

じっとしてるみたいだけど

次に出す音は

やがてやってくる

そんな楽器達を使って

音楽をする、僕のノートです。


* website “stillbeat.com” の前身 blog “stilldrum” 最初の投稿。

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