Glido Mahones のピアノって素晴らしいですね。
それに尽きるかなぁ。今日は
Glido Mahones のピアノって素晴らしいですね。
それに尽きるかなぁ。今日は
Lou Reed の 1st solo。あぁこれこれ、やっぱジャケと同じくらい滲み出てる音楽。
2曲目 Going Down のピアノって、Nicky Hopkins だろうなと思ったら
Rick Wakeman だった。
ずっと聴いてるつもりだったけど、全然わかってなかったな。
ギターは Steve Howe だし。
録音は1971~72ってことは Yes の Fragile の直後。なんてこった。
John Lennon のレコードで歴史に残るドラムを叩いてるのは、Alan White だし、
プログレとロックンロールの関係って面白い。
“Lou Reed” アルバムに戻ると、これまた最高のドラムは
UK の名ドラマー、Clem Cattini。
Donovan の “Hurdy Gurdy Man” でも叩き、45曲もの UK No.1 ヒットに参加。
2010には Paul Weller のアルバムにも参加した、伝説の名人。
「ボーナムみたいに長髪の自分はありえない」から Led Zeppelin 加入の誘いを蹴ったとか
根っからのセッションマンっているんですね。
タイトルは同じく Led Zepp 命名のきっかけとなった Keith Moon の口癖をかけ。
lead balloon って鉛製の浮かない風船 =「大失敗」って意味らしいけど、なんか別の味わいも感じたりして。
1984、Nena の 99 Luftballons を英語に訳するときに意味の通らない “Red Balloons” としたのはもしかして、そういう流れをもじってたのかな?
火曜日って英語詩では特別な意味あるのだろうか?
Ruby Tuesday, ‘Til Tuesday…
今日は一月最後の火曜。ふと思い出した曲の歌詞に another Tuesday を見る。
軽いポップソングと思ってたが、結構面白い。
驚いたのはこの曲、リリース日が歌詞の一行目と合ってるってことだ。*
Lyrics を書いた時点で最初に聴かれる日を想定できるなんて、なかなかオツなものだと思うが。
誰のなんという曲は想像にお任せします。
1st line は “November Tuesday”
広い意味では4〜5回あるどれか。厳密に言えば USA でいう Election Day かな。
* all music による。サイトによっては他の日付だったり、あまり信憑性はない。
2022最初の満月
今夜は少し空が遠いが
minimum moon
字面にさすがになんだか。
トーキンブラザー。
すっかりさめたおもいもきょうはにぎやか
筒井康隆か – ある意味において。
そういえば、この曲はどうしてこのタイトルにしたのか。
歌詞を読み返しても、手がかりはないです。ただなんとなく。
人前で初めて披露したときも、デュオでやってたときも、
flex と一緒にやったときも、このタイトルで何ら不審に思われなかったし
これでいい気がするし、きっとこれでいいし、というかこの題以外あり得ない。
こちらはレイソロのバージョンです。
こちらが flexlife とのコラボ。
そして
Lapis Lazuli
一ヶ月。
購入してくれた方、聴いてくれた方、感想くれた方、ありがとうございます。
ほんとに好き勝手にやったアルバムで、自分自身では透明そのものなのだけど
まだ、あまり理解されてない、ような気がしないでもないです。
世の中の音楽とは、結構、ちがうかもな。
ゆっくり、紐解いてもらえればいいかなぁ、なんて。
配信、など次の準備は、ゆっくり進めています。
ちょっとクリアしなければいけないことがあって、もうしばらく時間がかかりそう。
あと、もしかしたら、また名義変わっちゃうかも、ですが
ストリーミングはやはり、予想外の国や場所からも聴いてくれたりもして、
Q 大陸の住人もそんな時は喜ぶかも、なのです。
おいおいにて。
まずは、こちらを。
素晴らしいジャケットアートを作ってくれた、Motomitsu Maehara さん共々、
よろしくです。
そう、実は今日は新しい曲を作っていて、
ほぼスケッチができたところです。
何月に出すかまだわからないけど、とてもいい曲、とお伝えしつつ
おやすみなさい。
みかんと
柴犬
枯れ木と月と
ニール・ヤング
“After the Gold Rush” は
今まで百回は聴いてるはずなのに
最初の3曲が良すぎて後の印象が薄かった
というか、4曲目の Southern Man の強烈さに催眠がかかって
それ以降を正常に聴けてなかった、のかもしれない
改めて聴くと
Till the Morning Comes は確かに「おとみさん」みたいだし
続く曲もめちゃくちゃいいじゃないか。
アルバムの中で、もっともドリーミーかもしれません。
他のも夢ですが、少し違う種類の夢です。
この曲は、たしか LA でモチーフが閃き、
昨年の moon x moon 7月リリースでは “Z-A” として形にしたものです。
その時も「ひかりのなかま」というタイトルを考えていたけど、Z-A (あるいは Z et A, ゼータ)には「最後から始まりへ」という意味を込めていた。でも深すぎて翔ばなかった。
アレンジを大きく変え、ガットギターのパズルと、ブラシで叩いたライドシンバルとスネアで、ミニマルにしています。打ち込みは全廃して、ゆるく、もっと波長を高く。
サイレントギターで弾いたトラックのいくつかだけ残し生まれ変わって
「ひかりのなかま」になりました。
この詞は、以前作った第二弾詩集 flat five の最後に掲載したものです。
曲と詩は別々に作ったもので、詩の原型は2002年に外苑前で書き、2005年に新宿御苑のあたりで加え、それからだいぶ経って完成させました。
-原型-
サビシソウナアカレンガイロノクルマガ
エスジガタノカベニモタレテイタ
アマエルヨウニ
2002.6.8
曲は2005年に作ったもので、当時コラボしていた Saravah のスーパーアーティスト、Maïa に歌ってもらおうか、と思っていたものです。
いくつかアイデアを渡してこれが一番気に入ってくれたのですが、その時は他の曲を形にしました。今はヨーロッパで活躍してる彼女、元気かなぁ(言うまでもなく元気だろうな)。
自分でやるには敷居が高くて寝かせておいたのですが、そこはイメージで。
2018年の暮れ、flat five 連動音源として作って限定公開し、それを踏まえてまた、ゼロから作り直しました。
Yes の「危機 / Close to the Edge」や、チェブラーシカの「空色の列車」の影響を強く受けています。
途中に入れたピチカートは、ギターと、子供用のバイオリンで。日野原幼紀「つむじ風の朝」へのオマージュです。
ドラムは Bill Bruford … になりたかった僕がシンバルとスネアだけを叩いた、ということで。
ベースは途中、フルスロットルかけてます。
アルバム Lapis Lazuli の曲解説
今日はこちらを。前曲とは真逆のナンバーです。
この曲はピアノで作りました。
といっても、鍵盤を触ればわかるように、モチーフはめっちゃ簡単。
キーボードをちゃんと弾ける人からすれば、恥ずかしくて弾かれへんかもしれません。
僕の曲はそういうのが多く、ガットギターで弾いても同じくらい簡単です。
メロディはどこから出てきたかわかりません。
歌詞もこれまた、どういうことかわかりませんがたぶん
「よかん」「ときめき」とかいってるので
期待するような何かがあったのでしょう。
24時間ずっとふらふらだと、さすがにやばい気がします。
何しろこの詞を書いたのは20年前、2001.8.9。
暑さにやられてたのかもしれません。911の前の月ですね…
あえて後から解釈すれば
– 絵を描きたくなる気持ちの不思議 –
といったところでしょうか。
この曲は一度だけ、ライヴでやった事があります。
ギターと8弦ベースのデュオで、それはそれで味があったか。
今回、さすがにそろそろ完成させようと古い曲のファイルを探したら、そんなものはなくて、
一からやる羽目になりました。
といっても、ガットギターも簡単なので、曲の骨格はすぐにできてしまった。
ここからさてどうしようかと、久々にダブルベースを手に取って、全編で弓弾きをやってみたのでした。
アルコは苦手で習ったこともなく、セッションでは極力お断りしています。
が、自分の作品では苦手も何もない。イメージを表せるかだけが大事。
弓を、筆のつもりで。
曲が形になり、ポコポコした太鼓も合うなと思い、
これまた器用には操れないジャンベを、この曲的に叩きました。
Saravah のレコードのイメージがどこかしらにあるので、Art Ensemble of Chicago の気分でやっています。
あるいは、マイア・バルーに歌ってもらった “Kaze” の、田中慶一による「サバール」パーカッションも頭にあったかもしれません。
けいいちが生きていたら、どんなの叩いただろう。
もうひとつ。
小さなベルを、数カ所で叩きました。
チベットの仏具からきた楽器で、ティンシャというようです。
20年越しに曲を形にして、改めて、気に入っています。
これがポップだという人はほとんどいないでしょう。だけど僕の内面では、割と、ノリノリなのです。
Bandcamp には曲紹介と歌詞欄の両方があるので
そちらにもこういうことを書きたいものの、
歌詞の前に曲紹介が来ると、うるさいですよね。
順番が逆だといいのに。
アルバムを作ろうと思った最初の曲、原題「いかさま団ラピスラズリ」。
の裏話
[壱]
夏の終わりの Charlie Watts の訃報に、僕がどれほど動かされてたか、その頃の日記を読めばお分かりでしょう。
誰に頼まれたわけでもないのに、追悼インタビューを翻訳していたぐらいです。
あのビートやフィルが出したいと、近所迷惑にならないようにブラシでスネアドラムを叩きながら、あの感じを曲にと没頭してました。ドラマーではないけどジャズとロック両方をやってきた自分には、そこは自信がある。
でも、コードや歌詞考えて、ミックスして…とやっているとなんか違う。
今回はアルバム何曲かでスネアやシンバルをブラシで叩いているけど、それがいかんのか、この曲はやっぱスティックだよなぁ…と、ある日、意を決して叩く。気持ちいい。でも聴きかえすと違う。
挙句、スネアのトラックを全部ミュートしました。そしたらベースやギターのグルーヴがもっと出た。ある意味「mute beat」。
思い入れがありすぎるって怖い。ってことかな。
[弍]
お聴きの通り、割とたくさんギターが入っていますが、ぜんぶガットギターです。
曲作りのときにキーボードで弾いたフレーズがあって、エレピだと気持ちいいなと思いながら
これもぜんぶ、ガットで弾きました。アホです。
つづきはまたいつか。
Lapis Lazuli / stillbeat
2021.12.19 release at bandcamp
1. Q-atlantis
2. Lapis Lazuli I
3. 絵の具 – Paints
4. ひかりのなかま – Hikari no Nakama
5. Lapis Lazuli III
6. Hold You
7. Lapis Lazuli II
8. アカレンガイロノクルマ – Red Brick Car
(bonus)
9. Neptune (instrumental)
+-0+-0+-0+-
ベーシスト&ことばいじり ray kondo aka. stillbeat の最新作。
全8曲 + bonus track
骨組みとなる3編「いかさま団ラピスラズリ」から “Lapis Lazuli I / II / III”
疑問ばかりの大陸と21Cの世界を五拍子でかき回す “Q-atlantis”
グリッドに収まる静かな街の上をとぶ “ひかりのなかま” (prev. “z-a”)
ブルーの中にひとつ頼りなくゆれる “アカレンガイロイロノクルマ”
…
ミニマルと70年代フォーク、80年代ニューウェーブ、アーシーなロックがうずをまく。
すべて DIY、多重録音で思いつくまま楽器と歌を重ねていった、クワランティンと想像、日常と隣り合わせの世界。
ジャケットアートワークは貼り絵作家の Motomitsu Maehara。
唯一の音参加ゲストは autumn insect ことマツムシ on percussion。