カテゴリー: politti

せんどう

ひどい扇動がつづきます。

僕が こんなこと を記したのはたった355日前のこと。すべてが、悪い方向に。

読売新聞のコラムを読んだ。政治部の部長さんがいろいろと書いている。
冷静に読んでも頭がクラクラする。この人の見ている現実が、日本人の多くに転写されたら、僕はこの世にほんとにがっかりするだろうな。

日本を攻撃したら痛い目に遭うとちゅうちょさせることが必要となる。
反撃能力はそのための「伝家の宝刀」といえよう。

どこかで聞いたような。北朝鮮がよくこんな事を言ってた気がするな。

しかも「伝家の宝刀」って何かと思えば、米軍の旧式ミサイルってか。
中東で人を殺しまくって、それでも溜まった不良在庫を、お得意様の日本が言い値で買い取ってくれるわけです。
目的は後付けだからこんな支離滅裂になるし、国会で議論もしない。

統一教会問題から逃げたい一心の、支持率激落ちの政権が、権力維持の保障を見返りにアメリカになんでもするからと頭下げてるんじゃないか、という見方があったけど、それだけじゃないとしても、とても説得力がありました。

唯一の被爆国であるのに、核攻撃に備えたシェルターの設置すら進んでいない。

それはそうかもしれない。シェルターって防空壕だよね。設置されても、それに入れる人って、何人いるんだろう。

一時爆発から仮に逃れられても、その後何年もこもらなきゃ、だよね。

地上はすべて、核汚染されている。農作物も作れない。水も飲めない。緩慢に蝕まれ、死んでいく人々。核は撃たれたらもうおしまい。撃ち落とすことも、核弾頭を切り落とすこともできない。そして、核でなくても、海岸に並ぶ原発数基にミサイルが落っこったら、日本は終了。

核攻撃に備えることなんて、誰にも無理なんです。もしかしたら超ハイスペックなシェルターに、政府高官などは逃げ込めて、数ヶ月は生きられるかもしれない。だけどそれだけ。人も村も大地も川も湖も、みんな滅ぶ。

核は、何人(なんぴと)たりとも、使わせちゃいけないものなんです。

増税をめぐっては自民党内に異論が出た。万が一の事態に必要となるであろう追加出費を想定すれば、財政健全化は避けて通れまい。情報開示を徹底し、表現も工夫した丁寧な説明が不可欠だ。

ツッコミどころが多すぎるのだが

自民党内に異論 … 後の当人の態度豹変を見るまでもなく、いつもの脚本でした。
財政健全化 … 国民負担っていうことです。健全になるわけがない。
情報開示を徹底 … 黒塗りと後出しと改竄ばかりの彼らがどんな情報を開示する?
表現も工夫した丁寧な説明 … ごまかしと言い訳を頑張ろう、ということです。

ここからは別の見方です。仮に軍事費が国防力だとします。違うけど。
他の報道で「世界三位の軍事費大国になるのか」と言ってます。

これだけ経済が落ち、円も弱くなった日本のコスパと、中国のそれを比べれば、わかるはず。

いくら軍事費を増やしても、国防力は見合ったものにならない。無駄なんですよ。

せいぜい、アメリカの兵器に金を払えなくなって、中国兵器を買うはめになりますよ。そうでなくても、アメリカ製品の多くも、とっくに中国生産でしたけどね。(この Mac を例にあげるまでもなく)

それに、日本の貿易の最大の相手は中国。
そんな国とどうして戦争するの? 経済と軍事は別腹だとでも思ってる?

それとも全部、茶番? そうだとしても、巻き込まないでくださいな。

政府はともかく、中国でもロシアでも、人々は無駄な戦いなど望んでいない。

軍事力やプロパガンダで国民を守ることは、できません。
先の大戦をちゃんと振り返れば、またここ何十年もの中東を見ていれば、いやというほど分かるはずです。

せっかく、アメリカと中国の狭間にいるんです。自国民を騙すのはいい加減にして、
もっといい方法を考えて、見つけて、生きていきましょうよ。

嘆く価値もないほど悲しい

予想通りではあったけれども
政府がこんなことをしていました。

防衛省、世論工作の研究に着手 AI活用、SNSで誘導

昨日今日の話ではなく、何年単位で綿密に計画してきたことでしょう。

外国でも、また人類の歴史上でも、常に起こってきたことでもある。
権力者が、まず最初に考え、実行してきたことでもあるはず。
ときには、経済やエンターテイメント、スポーツと姿を変えて。

だから驚きはしない。

人に同じ方向を向かせる。モノを買わせる。流行を作る。そして銃を持たせる。
マーケティング、ビッグデータ、インフルエンサー、キュレーター。プロパガンダ。
これらの根は同じこと。

だがこれはとても愚かなこと。
人を支配し、思いのままに動かすことが、彼らの仕事にとって必要条件だから、としても
それはやっていいことではない。

民主主義、国民主権というものが、幻想であれ、実在しているなら
(幻想と実在はパラドックスでありながら共存している、それが人間だろう)
権力による世論誘導はおよそ許せるものではない。
そして、それを許しているこの世界は、嘆く価値もないほど、悲しい。

ずっとこらえている。嘆く価値もないほどの悲しさが、怒りとして誘導されないように。
だがその我慢も利用され、ガス抜きされ、誘導されているか。

インフルエンサー、というくだらない存在。

なりたいですか? どうぞご勝手に。

canary in cage

アメリカからやってきた人とときどき少し英語で会話する。

本当ならがっつり教えて欲しいのだが。


米国だと、10代に三回、大きな誕生パーティーの習慣があって、

その三つ目、成人になる18歳のパーティーでは

ガバメントからお祝いの封書が届くそうな。

そこには、男性の場合、「米国が他国と戦争状態になったら、徴兵の対象となることに同意する」

という一文があるのだそうな。


フリーダムとリバティの国では、すべての国民がシステムとミリタリーに手綱を握られている、どうやらこれが実際のようです。

そのカゴが大きいか小さいか、あるいはどう見えるか。

それだけの違いなのかも、しれませんね。

それでもね。

気づくことはたくさんあり、思うことも、たくさんあるのだ。

気が遠くなるが、これからも。

火曜と金曜を思う日曜

9.11です。

WTC で起こったこと、そしてその後世界で。

あれはとても大きな、日本に居た僕自身もいろいろな物の見方が変わった日でした。
というより、その日をきっかけに数年かけて大きく変わっていった、といった方が近いです。

が、今日は別の日の事を思い出したりしていました。

フランスで、バタクラン劇場で起こったこと、とその数日後の拙文。

サルビルサ 〜 スズキコージ氏の作品にちなんで

今、思い出さなければいけないことの一つのような気がします。

「言っても通じない」

言論を超えたところを
宗教は民に語ってくる

故に宗教がからんだとき
言論は覆い潰されてしまう

それこそが政教分離が必要な理由では
ないのだろうか。

ヨーロッパ諸国が無数の戦争を続けてきた理由の多くは宗教戦争だ。

もちろん、十字軍から現在まで続く
キリスト教諸国とイスラム教諸国との戦争もそうだ。

そして世界中で
「テロ」とされる行為も
多くは宗教観が原因ではなかったか?

宗教は「正義」を生み
正義は信者には絶対である。

然るに
反対からみればそれは「悪」となる。

けして交わらない絶対正義と絶対悪。

「言って通じる相手ではない」

それは「戦い」になる。
永遠に。

個人やコミュニティで信仰を持つのは自由であるし
それが心の安定や、成長にとって
役に立つこともあるのだろう。

が、宗教は権力を持つべきではないし、
増して政治に関わるべきではない。

と、私は改めて思う。

憲法では政教分離が明記されている。

今はまず、
その意味を問い直すときでは
ないのだろうか?

マスメディアの人々。
個人メディアの人々。

すべての人。

「言っても通じない」ことは、どんなことですか?

それは、許せないことですか?

「通じないのが普通」と考えることは、できますか?

81-18 x 2

昨日も全然ちがうところで

「1984」の話をアメリカ人から聞いたのだけど、

現実が「真理省」に接近している今、

メディアで仕事してる人は、大変なんだろうな、

居場所はあるのかな、戦ってるのかな、

しっかり上を向いてるのか、萎縮してるのか、

それとも気にしてないのかな。

こんな中で続けている人には敬服。それには違わない。

メディアに圧力かけてた人たちが

言論弾圧の被害者面をして絨毯をめくっているのが

ひどすぎて、こちらは前羽と後翅を伸ばして

異世界にでも行きたくなる。

真理省とファンタジー、どちらもあまり、長居するところじゃないな。

とはいえ、感覚は研ぎ澄まされてくる。


トラック。

1マイクだけか、2トラックだけか、でも作品は作ってきたのだけど、

時折、やたら沢山のトラックを並べるときがある。

打ち込みでもないのに4〜50トラック、マイク録音を重ねたりしてると

やはり、何がよかったのか収集がつかなくなる。

あともどりも嫌で、いつまでも、さきのばしをするのだが、

今日はバッサリ、切り落としてみた。

テンポも変えて、全部ゼロからやりなおす。

手応え。その方が面白い。

仁王服

朝から思わぬ二往復

今日からは

空もますます

騒がしくなる


暴力は何もほどかない

暴力は憎悪と次の暴力と

誤った扉を開くだけだ。

武力は何もほどかない

何十億の怒りで

この星を火にしたいのか

何十億もの

それでも堪えている水の心を

見ようとしないのか?


メディアは何事もなかったかのように

エンターテイメントを流す

何事もないようにモーフィングしていくのに

長けた人類

霊はなにを運んでくるだろう、ことしの盆は。


もう少しで

みつかりそうな

感覚にそれでも励まされる 答えは自分という筒を通っていく

つかまえられても られなくても

election day

投票日だった。

午後3時頃に投票所へ。係員:投票者は8:3か。
出口調査もなし。

時間帯もあるだろうし、出たあとで数台車が入ってきたが、
ここ10年で見ても。

嘘だろう? これが現実。
画面の向こうだけじゃない。


郵便受けを見ると、またオケラが入っている。

今度はまだ元気だ。手に取ると凄い勢いで指の間をかき分ける。

痛いぐらいだ。動きが速い。

プランターに入れるわけにはいかないので、空き地の土に放す。

ぐんぐん掘り進んでいった。


結果が出た。

とてもとても、残念だ。

一匹狼とスガンの山羊

僕は

一匹狼の人が好きで
群れる人は好きでなく。

意見や価値を計るのに
「人の数」は人類共通のものさしで

スーパーの売り上げも
手袋屋の存続も
選挙も
人や物の「数」で成り立っている。

だから、人は「人数」を集めるために
日々、奔走する。
知力、体力、全力を使って、人の数を増やす。

商品を買ってくれる人の数
リコメン記事に反応してくれる人の数

魅力、魔力、威力、表面張力。

閑古鳥ギャラリーを維持してくれる人の数
ライヴに来てくれる人の数
再生してくれる人の数。

フォロワー数、いいね数。

なので、僕の価値観は
そもそも現実にかなっていない。

21世紀もクォーターに近づき、
クーの理想はますます遠のく。
こまっちまうな。

僕が人と群れるのが好きで
流行りが好きで社交的な人が好きで

だったら楽なんでしょうね。


群れはいろいろな形をとります。

「一致団結」すればスイミーの仲間も
大きなマグロを追い払えるとか

よさそうです。

ほんとかな。


群れは、いいリーダーがいて
はじめていい動きをする。

ひどいリーダーがトップに立っている状態で
群れることを強いられる人々はどれほど辛い。

それとも、そんなこと気づかない。


今日も、それはひどいニュースがあって、
結構落ち込んでいる。

音楽は、体制翼賛に組み込まれたら、
それはもう、軍歌の時代なのさ。

まずは餌を与えられて、次は手綱を握られて、
次はあらゆる表現が、おかしなことになってく。

出来の悪い、漫画の中の話なのさ。


そう、コロナを「奇貨」として
あらゆるドミノが、悪い方に崩されていく。

もう少しいい、ピタゴラスイッチは、
ないのかい?

そんなものに、頼ろうとするから
ダメなのかな。


燕がまだ宙返りする古い街並みで、
フィラメントの列を懐かしく思い

バーバーのあの模様って、回転ネジ式なのか上がってくのか
今日と言う今日は…
わからぬまま、夜が更けてく

HISEN

2022年6月末。

ニュースをあまり見ない僕でも感ずることを記す。

世界の混乱は続き 日本は 戦争経済に転げ落ちようとしている。

3.11 直後からその兆候はあったが、2015年以降加速したその動きは

もう隠す必要もないとばかりにあからさまになった。

先週の日曜討論でも
多くの政党が「骨太で突っ込んだ」論を展開していた。

宇宙・サイバー空間での開発
装備品の製造は中小・零細企業が行う重要な産業

すでに彼らの中ではここまで来ている。
戦時体制と同じことを、当然のように言う。
あり得ないことも、画面の両側から言えば、国民はなびくだろう。
古典的な連携プレーだ。

こういった言葉から読み取れるのは

「最先端分野」企業と学術機関
「中小・零細」企業と労働者

これらに軍事関連の利益誘導をする
つまり依存させ、反対できなくするということだ。

原発利権、オリンピック利権、改憲 CM 利権に続き、
露わになってきた、戦争経済のシルエット。

この国の大人たちが、とても情けない。

 

「すべての武器を楽器に」

喜納昌吉さんの言葉である。素晴らしい理念だと思う。

だが。

一旦戦争になれば。あるいは戦時経済体制になれば。

楽器メーカーも軍需工場と化したのがこの国の歴史なのだ。
あるいは世界的にもそうかもしれないが。

卵と鶏の話ではないが、戦争を防ぐに正解の順番はない。

片方に戦争をしたいものがいて、また戦争で大きな利益を得るものがいる。
あるいはそれをただ弄ぶもの、おこぼれにあずかるものがいる。

それらは常に あらゆる瞬間に 蜷局を巻いている。

 

平和とはお花畑の妄想ではない。
(そもそも花を育てるのは、愛情と精魂と手間隙のかかる大仕事である)

この世で、戦わない、ということが、どれほど難しいことなのか。

「相手は言うことをきかない、軍備には軍備しかない」

それは違う。何十回も交渉し、手玉に取られた政府が言う言葉ではない。
国民に対するすり替えは通用したとしても、
交渉力のないものは、必ず負ける。たとえ技術や軍備を持っても、仕組みで負けるのだ。

ロシアや中国の軍拡は愚かなことだ。それはアメリカも同じこと。

一方、それは戦争の恐ろしさをその身で
知ることのない支配者の愚かな性でもある。

「戦争に勝った」者は
それに気づかない。

第二次大戦終了までの日本がそうであったように。

大日本帝国が勝ち目のない戦争に転げ落ちていった
あの道

とても似た道を今の日本は辿っている。

僕は戦争体験者ではない。が、もはや本当の戦争体験を持つ方々の多くが世を去り
いろいろなことがリセットされようとしている。

「戦争せざるを得ない事情があった」
そういう空気だった、逆らえなかった、
逆らったら村八分にされ、投獄され、やがて殺された。
誰が悪いわけでもなかった、国際事情だった、

そして誰も責任を負わなかった。
国中が焼き尽くされ、原爆を落とされ、
火炎放射器で人々が焼き払われても。

若者は麻薬漬けで軍艦に体当たりをさせられ、
兵士は何の恨みもなかった筈の人々を虐殺し、その数を競い合った。
飼い犬まで爆弾を背負わされかけたという。

すべてが狂っていた。

そんな戦時中が、再現されようとしている。

まだ間に合う。
世界を間違った方向に導くな。
みちびかれるな。

Don’t be the lemmings, packed into metal boxes.

みらいは、そっちじゃない。

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