嘆く価値もないほど悲しい

予想通りではあったけれども
政府がこんなことをしていました。

防衛省、世論工作の研究に着手 AI活用、SNSで誘導

昨日今日の話ではなく、何年単位で綿密に計画してきたことでしょう。

外国でも、また人類の歴史上でも、常に起こってきたことでもある。
権力者が、まず最初に考え、実行してきたことでもあるはず。
ときには、経済やエンターテイメント、スポーツと姿を変えて。

だから驚きはしない。

人に同じ方向を向かせる。モノを買わせる。流行を作る。そして銃を持たせる。
マーケティング、ビッグデータ、インフルエンサー、キュレーター。プロパガンダ。
これらの根は同じこと。

だがこれはとても愚かなこと。
人を支配し、思いのままに動かすことが、彼らの仕事にとって必要条件だから、としても
それはやっていいことではない。

民主主義、国民主権というものが、幻想であれ、実在しているなら
(幻想と実在はパラドックスでありながら共存している、それが人間だろう)
権力による世論誘導はおよそ許せるものではない。
そして、それを許しているこの世界は、嘆く価値もないほど、悲しい。

ずっとこらえている。嘆く価値もないほどの悲しさが、怒りとして誘導されないように。
だがその我慢も利用され、ガス抜きされ、誘導されているか。

インフルエンサー、というくだらない存在。

なりたいですか? どうぞご勝手に。

シェアする

関連記事

  1. 2021.01.28

    many miles away
  2. 2021.03.11

    無言の枠
  3. 2021.12.23

    sake to me
  4. 2012.02.11

    かんたん

Calendar

2022年12月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

Category

アーカイブ