カテゴリー: muse

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リハーサル。

イアモニターを使う。PQっていうcueboxが面白い。
最初なんだこれ?? って感じだけど、ちょっと触るとわかる。
遊び心があって、無駄が無い。

ただ、saxのソロなんかが二重に聴こえたりする事もあるから
やっぱレイテンシーあるんだろうな。

アコースティックには転がしは難しいところで
今回のイアモニはいい経験でもあるのだけど
耳栓度の強いカナルフォンは、不思議な気分。

いざ、観てる人の空気を感じる段になったら、
やっぱり耳がオープンになってる方が気持ちいいだろうな、と思いつつ
片耳にしようか、ゆるいイアフォンにしようかと思案しているところ。

ダブルベースはノーマルチューニング。
その代わり5弦のLaklandがスタンバってる。

渋く振れ巾の大きい曲層に、とてもスタンダードな気分で臨んでいます。

久々の煉瓦

ワインの催しに出演したものだから
ワインをしこたま飲めると思っていたら
出番が終わったら完全撤収
結局一滴も飲めずに引き返したという話

まぁいいか、もうっちっと早く足を運べば良かったのだ

空の色ってなんだ

「空色の列車」という、チェブラーシカのサントラからの曲をやったわけだけど
ロシアの人形アニメ(ちょっと観ただけでも感動的だ)に出てくる列車は
殆どマイフェイバリットカラーに近い、ティールだか暗めのターコイズの
まだ暗い版だ
これが空色っていうんだから、素敵な国かもしれない

しかしまあ、後半に横浜の空もみるみる色が変わっていって
「組曲ラピスラズリ」をやったあたりには2日月とその近くの惑星(金星だろうか)
これらがみなとみらいの半月ビルの上にかかって
空がアズレとティールを行ったり来たり
ステージ脇のLEDの錯覚もあるのだろう
あまりにきれいでおかしくなりそうになった。

強風につきアコースティック楽器ばかりの楽団は大変だったけれども
右手とバックの倉庫、頭上のおかしくさせる空
めったなことで忘れないだろう

ミネラル再発見

Pat Metheny の Orchestrion は面白そうだ。
ついでに言えば Nonesuch というレーベル名もいい。

YouTube でプレビューやインタビューを観てる分にはとても心地よく刺激的で、これが音だけになった時にどうか、買ってないから判らないのだけれど。
…プレビューは彼のギターに加えて「語り」という生の要素があるわけで。

最近は彼の One Quiet Night を良く聴く。
バリトンギターだけ、宅録、という成り立ちもいいが、音がなんだか細胞まで届いてくれる。
North to South, East to West なんてギターで出来た気球の家で旅しているような、そんな感じだ。

Pat Metheny は正直、今迄それほどのめり込んで聴いてこなかった。
1st の Jaco との Bright Size Life は相当聴いたが、
他は自分にとってはミネラルのない蒸留水みたいに通過してしまい、記憶に残っていない。

James みたいに、聴いてみるとそっけないが演ると楽しい、あ、やっぱいいんだ、みたいな曲もあったけれども。

自分の触媒構成が変わったのか、聴く角度を見つけたのかな。

仕事納め

久方ぶりに東京タワー近くへ

子供の頃「はとバス」で来た時はこのスタジオはあったんだろうか

ある舞台俳優の方のレコーディング
バンドと、なんとその方の歌も同録

一発録音は好きだし、自分は比率としては高い方だけど
すべて同時に、っていうのは原点であり、ほんとに代え難い

これから先、スタジオのレコーディングが全て同録でもいいのにな、と思う。

もっかい

Yellow Submarine
20回
もっかい
もっかい

リード、ハモリ
小声のもっかい
小声のリード

もっかい

ぐーぐー

ガンバ

自分の楽器の先祖、ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏を佐鳴湖に観に行く
リコーダーとの重奏、瑞々しくて素敵な音色だ

辻仁成「アンチノイズ」をここ数日読む
少し同調

音の地図、とは自分もぼんやり考えていた言葉
といっても中身は全然違う

地図からはみ出した声が好きだ
と思っていただけだ

「鐘の音」
これを記している実時間はもうすぐ百八の鐘が鳴る時なのだけど
確かに毎日だって聴いていたい

「視聴覚において聴覚は40%」
だから、目を向けていない人も振り向かせるのがサウンドだ
と今年、誰かにきいた
room関係の人だった

果たして、振り向かなくてもいい音もある
その地点を確認せずとも、耳を澄ませばその生に触われる音も
あるだろう

なんだって GPS が付いていいわけじゃない

旅、兼 巡業

旅はかなり、とんでもなく面白かった。

尾道って素敵な街だ。
岡山って空気が澄んでてきれいな都会だ。
名古屋はきれいな街というイメージは相変わらずないが、ひねりが利いている。

尾道でガソリンスタンドに入ったら
(それも、かなり無理のある三角地帯でクルマが一つだけ入る店)
ハイオクおねがい、というと翁がへい、とガラガラ鉄箱を持って来て
手回しをはじめた。

これは味があったな。

blueblues0

岡山のBlue Blues、モノを並べたところ。

911

「僕らの音楽」放映を観る。

内容は観てのとおり。

いいコンプかけてもらえたなぁ
特に最後の曲。

もちろん、こちらはペダルは無し、EQ全部フラットであるけど
もし何かやってくれてたとしたら、全体かチャンネルのダイナミクスしかない。

昔使ったメイプルの5弦は手放してしまってこれはよりオーソドックスな音がする楽器
結果的にこっちでよかったな。

ルビーは…アコベのマイクが遠かった? 気づかずマイクから離れてしまってたんだろうか。
原曲も大好きなんだけど、このアレンジになるとは驚いた。
でもこれで正解。カバーするならこっちやね。
テイク一発で終わってしまった。

何しろ倉木さんに他のメンバーも強者揃いで、混ぜてもらって、ありがとうございました。
プラス、この日の収録はプラスチックオノバンドの次だったので、
細野さんの次にベース弾かせてもらって、光栄でした。お会いはできなかったけど。

うみぎわ

フジテレビ、番組収録。
気づけば10時間もやっていたけど、それ程長いと思わなかった。

自分は自分の持ち場に精一杯、それが綿密な計画の中で役を果たしている(と願う)。
これは快感に違いない。

大勢のスタッフの力が、ある一点に集中する。
自分はその周りで、低い単音で何かやっている。

どんな表情しているかもわからないけど、何かを生み出せてればいいな。
いい経験をさせてもらいました。
またやりたい、ものです。

朴訥だったタクシーのおっちゃんにも、感謝。

*ふとデジャヴしたのは、ボストンの Karma Club でやったビッグバンドギグ。
リーダーのセディークって男、何をしてるんだろう。

モノレール談義

Battle Hymn Of The Republic
或は「リパブリック讃歌」
というのはアメリカの愛国歌のひとつであるらしい。

いわゆる「ごんべさんのあかちゃん」だ。

五反田駅で
きょうは選挙の日です みなさん 投票にいきましょう
ともっともらしくさけぶ車椅子の女性がいた

ひと呼吸おいて、彼女はこのメロディで
きょ〜はた〜のし〜いせ〜んきょ〜のひ〜〜

と歌いだしたのである。

僕は、同じく駅前でティッシュを配ってるホスト系の男に向かって
思わず笑いかけてしまったが、
日本は変な国だろうか、救いがあるだろうか?

そんな事はおいといて

今日は楽しいレコーディングだった。
dr.のデニスは驚いた事に、ゴスペルクワイアの同窓でもあったが、さすが、の一言に尽きる。

それにしても、初めて行ったEMIのTerra Studio、豪華。
自分のブースに行くのに何個ドア開けるねん、何回Closeでガッチャンって閉めるねん。
おかげでベース弾く前によっこらせ、と
まるで温室に花の様子を見に通うおやじになったような気分だ。

シンプルなジャズドラムキットに向けられたマイクの数、18個。
こんな沢山のチャンネル、よく扱えるもんだ、と録音技師に別の次元で驚く。
ちなみにベースに向けられたそれは4本だった。

自分のベースは先日久々に弦を変えて、誰が聴いてもわかる新しい弦の音がしていたが
この録音には合ってたんじゃないかと思う。

思えば、一昨年の夏、表板が全て陥没して大修理してからというもの、音が良くなった気がする。
一度死んだ者として愛が深まったのか、単なる錯覚か。
修理直前はこりゃベース買わなきゃ、と思ってたけど、録音すると毎回音の評判もいいし、自分にはこれがいいんじゃないかな、と改めて思う。

三宅さんの”Power”よろしく
つぶれりゃつぶされるほどみなぎる のだ。

またこれでPowerを弾くときも、よろしく。

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