カテゴリー: map

うみあび

日没後 段ボールをリサイクルボックスに持参しつつ
海にいく。

相変わらず誰もいない。ここが賑わうのは初日の出ぐらいだ。

流れが速く海水浴できる場所ではないし、勇気あるサーファー以外は水に近寄らないのだ。

ふと日本海を思う。
丹後由良や出雲、鳥取砂丘に小浜。魚津。
なぜかアットホームに思う。山地で生まれ湖岸で育ったのになぜだろう。

うち出雲だけは未だに訪れていない。
京都の親戚が数年間、出雲で暮らしていたので、勝手に「いつでもいける」気になっていたが
それが「いつもいってた」にすり替わってしまったようだ。

魚津の駅前がとても静かだったことを思い出す。

静寂のある街って、すごく貴重だと思うのです。

とぎすまされる。

下手な音は出せない。

それって、プレッシャーだろうか。

喧騒に紛れてなんでもできる、っていうのは
それはそれでいいことなんだろうか。

また、「それぞれ」に戻ってしまう。

海はそんなことは気にしない。

poly vinyl chloride

塩ビは美しいと

誰かが言ったが

今日は急いで雨の中
塩ビパイプを購入

こんな日はグレーが鮮やか
晴天には褪せる PMG も
ブルー一首

とはいえ DIY 店

棚にそびえる PVC の雨樋は

長すぎるのじゃ
私は 70cm もあればいいのじゃ

レジで道具貸し出し、セルフカットさせてくれるから買ってきなとおじいちゃん
そんなサービスはないとレジの若者

年の差あっても 店員で意志の疎通はしとくものだろう。

挙句ハンドソーを貸してくれたものの
切る場所なく そのへんの台車の上で切ってくださいと若者
地上 10cm 客に腰かがめて工作させるか?

「あなた店員さん?」と別の客に言われる始末

そんなんでカットした塩ビパイプ、ななめってるが 77cm

きっと役に立つとよい。

駐車場でパイプの残り どうしたものかとトランクに入れる

ギリギリ収まりが悪い

やれやれ ベースも載る車なのに

塩ビはかっこいい 誰かがいってた

燕尾服着て おめかしするかな ふと空見て思う

chaika

Sting は冷戦時 ‘85年の作 Russians を
チェロとのデュオでリメイクしています

テーマで引用されている Prokofiev はウクライナ生まれの人でしたね
ロシアから一度亡命し またソヴィエトに戻った
そのあたりに書かれた組曲 Lieutenant Kijé


Tchaikovsky の Strings Quartets No. 1 – II はウクライナ民謡に由来

また、チャイコフスキーという姓も
ウクライナの苗字チャイカ(カモメ)から来ているようです


ロシア人が子供を愛さないわけはないでしょう
歴史は違いますが

ひとつだけいえるのは
戦争に勝者など存在しないということ

Klein bottle

こうも沢山駄文を綴っていると
つい二ヶ月前に何を書いていたのか探すのが面倒だが

ビザンチン〜コンスタンティノープル=イスタンブール〜スルタン
の流れに引っ掛かっていたフックは
Dire Straits の Sultans of Swing だけじゃなくて

先日から綴っている Atlantic の名プロデューサー
Arif Mardin にも結びつく。

Atlantic 自体が元来、トルコ系アメリカ人によるレーベルで
創立者の Ahmet Ertegun は、そのものズバリのオスマン帝国、コンスタンティノープルに生まれている。

Mardin の家系は、オスマン帝国でも政治家や外交官、軍やビジネスの実力者だったようで
要は想像を絶する「力」を持つ人々だったということだ。

ヨーロッパ、キリスト教世界を震え上がらせたオスマン帝国。
彼らが軍事でなく音楽に、その力と(そして才能と心を)注いでくれ、Aretha も、Laura Nyro も、Hall & Oates も、Chaka Khan も Green Gartside も、あれだけの音楽を生み出してくれた。Aretha の “Day Dreaming” ができたときの、彼らの気持ちはどんなものだっただろう。

Nica 夫人しかり。

世界は単純な対立じゃなく、あちらとこちらはいつもつながっている。クラインの壺ってことか。

no weapon

that is formed against thee

shall be, shall be

it shall not prosper

– Isaiah 54.17

価値観が入り組んだこの世界を
特定の教義だけが救うとは考えないけれども
だからこそこういった詩歌は多くを表してくれるとも思う

これはクワイアで演奏していた曲
少しだけ昔のメモ録を なんとなく始まってこうなる

解釈はさまざま
だが僕はこう思う

武器は何の実りももたらさない

音楽は全く違う出自の人も

共振させることができる

みやこしらず

Cocolo Kyoto でのライヴは、本当なら今頃10回ぐらいは開催して、お客さんも定着して…の予定だったのですが

すべては before 2020。京にも江戸にも足を運ばない日々が続く。

それでも、いろんなことが、確実に変わっていくようです。自分も少しは、いい感じに枯れてきたのだろうか?

What Is It Good for? Absolutely Nothing

今日もいろいろ、ないようであるのだけど

戦争は何も解決しないですよ。

憎しみを育て、人々を愚かにし、人間が借りているこの世界を穢すだけ。

fushigi-ya

昨日のつづき

– 今日は常に昨日のつづきではある –

へメンウェイストリートというのは
ヘミングウェイストリートとはちがうのだが

実際そういう場所で過ごしたことがあるので
昨日はその題にしてみた

古い集合住宅の並ぶほぼ南北の筋だ

建物のひとつにはすごい旧式のエレベーターがあって

手でワシャワシャと扉を閉める

待ちきれずに階段を使うこともあったっけ

Boylston とのコーナーには楽器屋があって
ほぼ毎日ここでベースやギターを触ってたものだ

アメリカでは試奏はほぼ自由なので
日本の店のように店員がわざわざチューニングをしてくれることもないが
気軽に色々な楽器を試せる

とはいえこの店は新品より中古が主だったのでまた少し違うだろう
なかなか好きな店だった

今はもうない パッタイ屋になったようだ。

Factor も Rick 4008 もここで買った。たしか Ampeg B-15 もだ。

他に危うく買いそうになったのが

キャンディアップルレッドのストラト … Vネックがしっくりきた
白いピックアップカバーの ’76 StingRay … スティングレイは名に反してあまり興味ないが、この個体はマジですごかった
Hipshot D-tuner が付いた Taylor AB-1 … すぐディスコンで高騰したので後悔し、20年越しに他から入手した こちらは記憶よりネックが細い
’80s の黒いプレべ … 仕様は’50s メイプルで、ヴィンテージじゃないので気楽に使えそうだった

もうベースを買うことはないかもね、だが昔は沢山追ったし、たいがいのものを弾いたから良し悪しはすぐにわかる。
おかげで、帰国後しばらくは匿名で試奏の仕事もやらせてもらった。誰と知らずに僕の文で楽器を買った人も、どこかにいらっしゃるだろう。

やはり根は近江商人なのかもしれない。

今、コロナ禍で楽器屋って、どうしているのだろう。
アメリカでもどんな感じなのだろう。

Hemenway を Hemingway としたら、また昨日に戻って
あの番組のギターシーンはヘミングウェイが Key West の家で猫をたくさん飼ってたことと
R.N くんがギターをたくさん持ってることをかけてたのだろう。

で、C.P くんが最初やってたバンドも Hemenway だったと今頃知り、ふしぎなもんだと
ふしぎがってる

ふしぎ屋さんである。

green hemenway street

「かなしきデブ猫ちゃん」を観て

笑い泣きしてたら途中の緑のフライングV持ったヘミングウェイ猫が気になって
音頭にしちゃコードが好みだなと思って

エンドロールまで進んだら、作ったのは長岡の亮ちゃんでしたね。

ど納得でござる。

Tobias のベースが欲しいって言ってたな、みつかったかな。

westwood-weyburn

二月。先日初日の出が昇ったばかりなのだが。
日はまだあまり長くなった気がしないのだが。

半年以上疎かになっていた鍵盤を少し思い出す。

視覚情報である楽譜という形にしていないことを先日から悔やみつつ
その一方で指の形や感触で思い出すことの大きさも感じる。

手と頭。両方大事なのだ。

人前でやるときは、その両方を忘れる = 意識しないレベルまでインターナライズするけど
ライヴしない今だから、逆に感じ取れることもある。


Leland Sklar のインタビューをしばしば読み観する。面白いこと話す人ですね。

とてもストレートでクレバー。仙人かと思ったら若いコンピューターエンジニアみたいだ。LA のガレージの。

’70s の Westwood の楽器屋では、誰もが集ってジャムしたり、あーだこーだ改造のアイデアを出し合ってたという。どんなんだったろうな。
楽器じゃないけど、2000年にふと Weyburn ave で手に入れたサングラスが好きなのはやっぱり、そういう場所の力なのかな。

…その眼鏡屋さんはまだ健在らしい
クリップオンはまだ壊れたままだ

Calendar

2025年1月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031  

Category