布には布
木には木
鉄には鉄
水には水
卵には卵
くっついてくる
布には布
木には木
鉄には鉄
水には水
卵には卵
くっついてくる
これまでの人生で
もっとも謎めいていた食事は何か
そんな質問を受けた
うーむ
僕はあまり食事に冒険はしない
ダメだろうなと思うものは食べないので
美食もゲテモノもキャパが狭いのだ
だがこれなら思い出せる
小学生のころ
学校を休んだか早退した翌日
クラス中がある話題で持ちきりだった
それは昨日の給食がどれだけ
△▲だったか
あんなものは後にも先にも食べたことがない
10年そこらの人生経験をもとに
彼らは語っていた
そしてその食事には二度と出逢わなかった
給食はもとより外食でも海外でも
なんなら検索でも
見たことはない
ただメニューを友人に尋ねた僕は
その時初めてじゃがいもの別名を知ったのだ
人生で最も謎めいていた食事
僕がそれを特定できるとすれば
食べることのなかった食事だけだ
すれ違ったおかげで
いつまで経っても
実感が湧かないできごとと同じ
その名は
『チキン男爵』
焼き鳥ではない
温いパイナップルのようなものが入っており
なんともありえない組み合わせだった
と10年そこらの
人生経験者達は評したが
何やら南国調でもある
今食べれば
あるいは
情報求
若干
これ以上は歯を磨けないと
部署から通達があったので
ごはんの残りを
噛まずに
食べた
とても
歯に物が挟まらないかわりに
とても
歯に物が足りない気分
虫って
蜥蜴や蛙、蜘蛛や蜈蚣も含むのか
あくまで昆虫だけなのか
それには議論があるようだ。
いや、漢字を見る限り、前者はむっちゃ虫やんか。
虫は
虫眼鏡で見るから、虫という。
それぐらいでいいのではないのかな。
季節外れの紅葉に
燕が舞い
満開の藤に
熊蜂が舞う
そんな春
ゆきだるまは巨大化し
地面はぐるぐる回される
りんごはぐ〜るぐる
ちとおっかない話で恐縮だが
サソリには毒がある
日本じゃあまり見ないものの、アメリカの内陸部だとその辺に普通にいるらしい
だが、蛇同様、刺されるときついものの
その毒を飲んでも大丈夫だという
venom = 皮膚から入るとやばい = 酒にしてオッケー
poison = 飲むとやばい = ワインに入れるのダメダメ
…今までしらんかった
毒ってもいろいろあるね
頭を使いすぎ
合間に
手を上げて
くるくる回っていたら
目が回ってしまった
そんな薄雨の日
こうも沢山駄文を綴っていると
つい二ヶ月前に何を書いていたのか探すのが面倒だが
ビザンチン〜コンスタンティノープル=イスタンブール〜スルタン
の流れに引っ掛かっていたフックは
Dire Straits の Sultans of Swing だけじゃなくて
先日から綴っている Atlantic の名プロデューサー
Arif Mardin にも結びつく。
Atlantic 自体が元来、トルコ系アメリカ人によるレーベルで
創立者の Ahmet Ertegun は、そのものズバリのオスマン帝国、コンスタンティノープルに生まれている。
Mardin の家系は、オスマン帝国でも政治家や外交官、軍やビジネスの実力者だったようで
要は想像を絶する「力」を持つ人々だったということだ。
ヨーロッパ、キリスト教世界を震え上がらせたオスマン帝国。
彼らが軍事でなく音楽に、その力と(そして才能と心を)注いでくれ、Aretha も、Laura Nyro も、Hall & Oates も、Chaka Khan も Green Gartside も、あれだけの音楽を生み出してくれた。Aretha の “Day Dreaming” ができたときの、彼らの気持ちはどんなものだっただろう。
Nica 夫人しかり。
世界は単純な対立じゃなく、あちらとこちらはいつもつながっている。クラインの壺ってことか。
昨夜のつづき
日本では「ウォームギア」というこの歯車、なぜ「ワームギア」と呼ばれないのか。
なんだか、ぬくといような、ほんわかしたような、そんな動きをイメージさせるじゃないか。
ワーム=芋虫やミミズ、でも、ほんわかと言えなくもないが
これは冷徹なぐらい力強く、正確ムヒな道具である。ベースのペグに使われるぐらいだから。
あの強靭な弦を恐ろしいテンションで張る。逆方向からは動きようがない。
ワームのように鈍く、確実で容赦ない。
そんなワームのような時間の流れを感じながらも
なかなか指も体も、筒帯としての胴も思うように操れぬ
不便なものである
風が体を通り抜ける ならば こちらは河畔で一日中水面を眺めていた気持ちに戻るか?
何も起こらず あるいはごく動かないほどに ゆっくりと 変化していった水草と水のせめぎ合い
ゆっくり ただし 休むことがない
ゆっくり ただし やすめない
それって楽なんだろうか 悲惨なのだろうか
『お助け』の超スローモーション・トラックに轢かれるやつ、じゃないんだろうか。
あかん、想像も現実も、ワームギアから逃れられん
キーボードの耳コピや練習をしてて、最近のコのように YouTube で鍵盤を上から撮ってる動画や、上から MIDI イベントが降ってくるガイドって便利だなって思ったりする。
DAW のピアノロールは鍵盤が上下に並んでて、時間が横移動に流れるのだけど、視覚的にわかりやすいとも、わかりにくいともいえる。
実際鍵盤は左右に並んでるんだから、横置きで時間軸が縦の方が、やっぱ音楽の流れとしては、自然じゃないのか???????
と、今朝は結構マジに考えた。
というか、「前後」だともっといいんだろう。
縦スクロールのアプリも実際あるみたいだけど(YouTube で使われてるように)、持ってないし、買う気にはならない。
うんうん唸った挙句、ピアノロールを表示したまま、ディスプレイを90°回転させることにした。
おお!
…おお!!
……おぉぉ…
すごい、と思ったのは束の間、根本的に間違っていることに気づいた。
確かに鍵盤が横に並び、MIDI イベントは上から降ってくるのだ。
だが。高低が左右、逆なのだ。
低音が右に、高音が左にあるのだ。
なんて素晴らしい。この世はとことん間違ってる。
あきらめてディスプレイを元に戻し、わかりにくい上下左右の脳内変換をし、五線譜にし、身体に覚え込ませようとして陽がくれた。
worm drive.
昨日のつづき
– 今日は常に昨日のつづきではある –
へメンウェイストリートというのは
ヘミングウェイストリートとはちがうのだが
実際そういう場所で過ごしたことがあるので
昨日はその題にしてみた
古い集合住宅の並ぶほぼ南北の筋だ
建物のひとつにはすごい旧式のエレベーターがあって
手でワシャワシャと扉を閉める
待ちきれずに階段を使うこともあったっけ
Boylston とのコーナーには楽器屋があって
ほぼ毎日ここでベースやギターを触ってたものだ
アメリカでは試奏はほぼ自由なので
日本の店のように店員がわざわざチューニングをしてくれることもないが
気軽に色々な楽器を試せる
とはいえこの店は新品より中古が主だったのでまた少し違うだろう
なかなか好きな店だった
今はもうない パッタイ屋になったようだ。
Factor も Rick 4008 もここで買った。たしか Ampeg B-15 もだ。
他に危うく買いそうになったのが
キャンディアップルレッドのストラト … Vネックがしっくりきた
白いピックアップカバーの ’76 StingRay … スティングレイは名に反してあまり興味ないが、この個体はマジですごかった
Hipshot D-tuner が付いた Taylor AB-1 … すぐディスコンで高騰したので後悔し、20年越しに他から入手した こちらは記憶よりネックが細い
’80s の黒いプレべ … 仕様は’50s メイプルで、ヴィンテージじゃないので気楽に使えそうだった
もうベースを買うことはないかもね、だが昔は沢山追ったし、たいがいのものを弾いたから良し悪しはすぐにわかる。
おかげで、帰国後しばらくは匿名で試奏の仕事もやらせてもらった。誰と知らずに僕の文で楽器を買った人も、どこかにいらっしゃるだろう。
やはり根は近江商人なのかもしれない。
今、コロナ禍で楽器屋って、どうしているのだろう。
アメリカでもどんな感じなのだろう。
Hemenway を Hemingway としたら、また昨日に戻って
あの番組のギターシーンはヘミングウェイが Key West の家で猫をたくさん飼ってたことと
R.N くんがギターをたくさん持ってることをかけてたのだろう。
で、C.P くんが最初やってたバンドも Hemenway だったと今頃知り、ふしぎなもんだと
ふしぎがってる
ふしぎ屋さんである。