カテゴリー: fushigi

ゆめゆめ

ゆめって、未来の自分だったりするんだってね。
昔夢日記を書いてた事があって、
ちょうどその頃に筒井康隆さんが母校に講演に来て、
氏も夢日記の話を語っていて。
「奨められてしばらく夢日記を書いたのだが、そうするとどんどん夢がディープになり、ある朝恐ろしくて目が覚めると…」
と(この先は記しません)。
それでビビってしまい、断念したのでした。あわれ。

だいぶ後になり、Phishのベーシスト、Mike Gordonが名作”Inside In”を出した時に、インタヴューをしたのだけど、
その時も彼がすんごい面白い人だから夢日記の話をふってみたら、
「1977年からずっと書き留めているよ」
なんてとんでもない答えが返って来た。
嬉しくなって、ノリで「夢日記を出版したら?」
「だったらカート・コバーンの本に対抗出来るかな!」
本人がどうしたのかはその後知らないけど、出てたらかなり面白いと思う。
誰か知りませんか?
(あのアルバムはホント最高/Phish自体は僕はそれ程ファンではないのだけれども)

ともあれ、自分の話。
最近、たまに妙にリアルな面白い夢を見る。
あっこれ、面白い夢ちゃうん、書き留めたらトクするってやつ、ちゃうん。
みたいな。
(この時点でウソくさい)
いかん。トクするやつ、って、人に知らせると、いかんのだよ。
(更にウソくさー)
だから、さんざん前説しておきながら日記としては公開はしないんですが、
人間の感覚って、不思議だな、と、改めてこの秋に思っております。

偶然を嗅ぎ分けるのは我々がこの星に生えているアンテナだからだ!

さくらのあとのまつり

さくらが笠についていたのささささ

桜いなりはおいしかったのさささ

昨日の4/4あんぱんの日ってのはわからなかったけど

まんまとだまされてやったのさささささ

毎年毎年、咲いては大雨、ごくろうで

I wonder

びっくりした。

最も敬愛する最高のシンガー、
アリーサ・フランクリン。
iTunesでかけっぱなしにしながらコンビニで切手を買って来たのだが、
帰ってドアを開けると「いらっしゃいませ」なる声。
アリーサだった。

最高の店員とは、最高のシンガーでもあるのだなと
妙な発見。

I Wonder / from “Aretha Arrives” 1967

いちばんのちかみち

僕には僕の最終列車というのがある。
[人はオレを、サイシュウレッシャフリークと呼ぶ]
実際の日付けは数日前なので、許されたし。

今日の最終列車に向けて、オレはまた必死で走った。
右腕にダブルベース、左手にトランク、肩にバック、頭にハンチング。
いつもは時計をみつつ走るも、今日は迷わず走る。
一刻の有余も無き故だ。もはや、オレに一寸の迷いも無い。
駅の掲示を見上げ、間に合った事に半ば驚く。
行く手には階段、エレベーター。
一寸の迷いも無く、ぽかんと口を開けているエレベーターに向かう。
黒ケースの連れを押し込むと女性が入って来る。
しばらく待ち、閉ボタンを押す。
電車の音が聴こえて来る。
高校生が二人、入って来る。差程慌てていないようだ。
この列車は彼等にとって特別ではないのだろう。
人道上、振り切るわけにはいかない。待ち、閉ボタンを押す。
電車はホームに滑り込む。
おっちゃんが、のんびりと入って来る。
あまりののんきさに、右手は動かない。
空白の後、自然とドアは閉まろうとする。

おっちゃん、はさまった。

2Fに着き、ドアが開く。
「急いでます」かすかな抵抗を試みる。
急いでるっつーても、この荷物、この人であるから、土台しんがりから抜けれないのである。
目の前で電車はトビラを閉じる。
オレは踵を返し、今出たエレベーターに乗り込み、即座に閉ボタンを押す。
反対ホームに向かい、隣駅から特急をつかまえる為だ。
最後のエレベーターに別れを告げ、迷い無く階段を選択する。
もはや一寸の迷いも無い。
隣駅の長いホームを駆け、階段を降りて反対ホームへ向かう。
階段を上がる時、ハンチングは下がり、視界を遮る。
特急、来る。

もとの駅を過ぎる。つばを上げると、高校生は、まだホームにいる。
本当に急いでいなかったのだろう。
3駅過ぎ、列車が停車する。
見覚えのある顔がのんびり乗り込んで来る。

おっちゃんだ。

おっちゃん。

もうはさまるなよ。

フォーマルハウト?

cow booksだったか、で買った
「星の歳事記」石田五郎著が面白い。

つる・ほうおう
南極老人星
新案・星座日傘

見出しだけでも不思議、読めばもっと宇宙。

そして素晴らしい装丁。
1958年の本でした。

アルミニウム

アルミナムっていう発音をする。アメリカに居た時、しばらくは何の事か判らなかった。
アルミは不思議だ。安っぽいのに品がある。
そのひとつの象徴は一円玉だろう。

-ふと、思う。この硬貨の「1」の背後にある円はなんだろうか?

もうひとつの象徴は無印なんかで売ってる名詞入れ。
これ、結構いい。
ヘアラインを施されたアルミって素敵だ。

Ludwigにアクロライトっていうスネアがある。これもアルミ。
実は昔買った事がある。
何処の店からか覚えていないが、$60だか$70だか恐ろしく安く買ったのだ。
ちゃんとしたドラマーが叩くと結構いい。
そして彼女は貰われていった。-勿論、ちゃんとしたドラマーに。

ところで銀紙はアルミだろうか?
昔、絵本を読んだ。寺村輝夫の本だ。
宇宙人がスパイを石ころ型にして地球に送り込んだが、何者かに交信を妨げられた。
その原因は地球にある「ギンガミ」というブッシツ。
気紛れな王さまが、ガムを噛んだ後のギンガミで石ころをくるんだのだ。
地球征服は失敗した。

ガゼルを読む

なんしてんの?
読書してんの?
いや、料理だよ。
豚肉を。
じゃ、豚肉を読書してんだね。

西アフリカにはやはり文字がないらしい。
ヤノマコトバンドで一緒になるジャンベの大久保さんがそう言ってた。
じゃあ、彼等は、自然を読書するね。
木とか、サバンナとか、ガゼルとか。そんなんいないのかな。

男しか叩けないジャンベ、それはやはり男性的なビートだ、と矢野さん。
でも、アフロダンスって、女の人が踊る姿が、凄く焼き付いてるんです。
Zap Mamaもそうだしね。強い女性の姿。

僕がとても好きな画家に、John Biggersという人がいます。
かつて、BostonのMuseum of Fine Artsで衝撃を受けた画の数々。
天空のどこかにある洞窟で歩き続ける女性達。降り注ぐ赤と青の光、乾いた黒い生命の力。
空も人もどこか規則正しい模様を描き、でもどこにも属さないんです。

Weather Reportだと、みんなはJacoとEarskinの頃が好きみたいだけど、
僕はその前のVitousや、Alfonsoの頃のムードが好きです。
Mysterious Travellerなんて、最高ですね。
得体がしれなくて、アフロで。
redにも書いた、Joniの”Jungle Line”とも通じます。

ああいうシンセサイザーも、触りたいですね。
ソフトシンセ全盛みたいだけど、僕はその辺りの機材を追っかけて無くて、
たまに本物で遊べればおもしろいな、と思ってます。

なんか、シンセサイザーって、歯医者さんと似てますね。
やばい。行かねば。1年前の治療の経過を、ほったらかしにしている。

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