muriwui

New stuff:
Up Jumped A Bird / Bob Dorough
She’s Not There / Zombees
かみなり小唄 / 小生

水でかわかせ

東京は暑い。
今朝まで居たところも暑かったが渋谷もさすがだ。
コンクリートだ。

公園通りクラシックス

6月に引き続き、でかベース、アンプ、ヘッドのご家族連れ状態で出かける。
ハチ公過ぎでもの凄い形相で人並みをかわすおっさん、ある種の同類を感ず。
ところがこっちは涼しいふりなのさ。

Maïaとのステージというのはかずみとまや(ツアー)、仮面の夜(その日のせいで音を出せなくなった恵比寿のレストラン)、本門寺、その他と折にふれて数はこなしているが、今回は共にソロを持ち寄るっていう変則的ライヴだ。

盛り上がった分もあっけにとられた分も、
MC等言わなくていい事もけっこーあったと思うけど、
出し物精神に立ち戻って、意味あるステージが出来たのとちゃうかな、と思っている。

この日演奏したのはみんなスーパーミュージシャン達だし
あとは観た人達の判断だしね。

僕は観る側としても、楽しめた。

テツロー氏とのジャムは、準備に凝ったものではなく、半ば二人のルーツってことでスタンダードを2曲。
悪ノリでへんてこなスキャットとコーラスをフィーチャーさせてしまった。
楽しんでくれれば嬉しい、すると楽しい。

やった曲

Araurum Kim Kim (bïa)
Chansons (maïa)
こんちくしょう “c’est pas facile…” (maïa)
生活の柄 “水で乾かせ” (yamanoguchi, ray)
風に誘われて (ray, maki, chihiro)
らいち (ray)
デロスの丘 (maïa, kazumi)
美しき天然 (takeshima, tanaka)
つぐみ (ray)

member
Ray (doublebass)
Maïa (vocal, flute)
黒田牧子 (ゴロス)
鶴来正基 (pf)

jam with 矢舟テツロー

Straight Up and Fly Right (mills/cole)
L.O.V.E. (cole)

飽和のてまえ

まちの湿度計によると、
夕方5時30分、湿度85%、気温28.5度。

85%…?
冗談じゃない。
こりゃ水が溢れるぜ、と思っていると、家に帰った後にどしゃ降り。
なんだか、良かった。

愛車のフィアット…じゃない、折りたたみ自転車で
ぐるっと回るぐらいが週末らしき息抜き。

もともと不定期仕事だからしょうがない。
夜型はやめているけども。

次のプロジェクトへの準備もせねばいけない、

自分のある部分を引き出す、という事はどこかに傾いているわけで、
別の部分を再び引き出す為にはまたぐるっと見渡して傾かなきゃいけない、
こともある。

それが好きだからやってるんだけどね。

全方位自然体、それは素晴らしい事だけど、あくまで結果であって
変化と不自然を常に求める自分がある。

「理想」が理想の形を取りすぎないように
動いて行きたいな、と思う。

ランゲージ

Leteに久々に行く。
ここはとびきり美しい空間だ。

微弱の音が漂うのにこんなにいい場所はない。

指で触ってるだけのようなギターが耳をつんざくのだ。

ランゲージっておもしろいな、と、MB氏と終わって話をして思う。
母国語や地元弁が時に表現の足かせになることって、時にある。
あまりにもそれに付随するイメージが大きい時
(パブリックでなく、その人の中でのパブリック)
別の言語を使うのだと-
言われれば心あたりもある。

よそいきっていうのは、自分が普段着になるために
必要な服なのだ。

ピアノの連鎖

~先週~

師匠でもあるお二方のライヴを観れ、多いに刺激を受けた一週間であった。
矢野誠さん、難波正司さん。共に偉大なピアニスト、アレンジャー。

難波さんはLA滞在が長く、実のところ生ピアノのステージは初めて観れた。
矢野さんは昨年の10月、奇聞屋以来。
共に、お手合わせ頂いた事はあったが、
じっくり観れるのは凄く嬉しく、勉強になる。

僕は単音弦楽器奏者で、もともとピアノにコンプレックスはある。
歌にもある。ギターにもある。
…きりがない。

ともあれ、後者二つは自分でもやってみるが、全く手がつかないのがピアノだ。
それでも聴いて判る事、感じる事は多い。

矢野さんのピアノは俳句だ。

「あむ~Chorusing」という2000年の名盤があって、
ここでの矢野さんはご自分の膨大な音楽財産、指向性を極めてシンプルに凝縮している。

声のポリフォニー。
アフロやテクノ、ゴスペルの躍動感溢れるピアノの左手、
印象派的、近代ジャズ的な右手。
これら全てのポリリズム。そして詩世界。

音楽的にはシンプルなものではないが、研がれ方がシンプルという意味。
インプロのジャズでもない、それは作品。

これらの曲を小川美潮さんとのデュオで再現する。
ご本人達、「二人では無謀」ご謙遜、いや確信があっての事。
勿論伝わっている。「あなたにつたえよう」
本当に、鳴り止まない拍手というものを体験して(加わって)しまう。

そして後日。
「あの曲は、どういうわけか、リアクションがあるんだよ。
全くポップなコードでもないのに。」

矢野さん、決して演奏活動やめたらあかん。
いつまでも続けて下さい。

難波さんのピアノは大地だ。

平松八千代さんのライヴの大半で参加される。
歌を立て、潤し、引っ張るのにピアノがどれだけ豊かな楽器か、再び知る。

幾度と聴いたスタンダードカバーがこんなだったんだと、再度惚れる。
原曲も含め、今迄で一番力強く感じた「It’s Too Late」。
「Don’t Know Why」なんて、ハプニングで2バージョンも聴けたけど、
全く違う方向性で、舞台が変わる。しかもこれは即座の決定。

今回の来日は映像音楽だそう。判る気がする。

ふと同席した、フランクだけど教授だというアメリカ人の方、
「ヘイ、彼はこないだ会った時はTom Waitsみたいだったんだぞ、
びっくりした、どんな音楽も知り尽くしたヴァーチュオーソだ。」

難波さんはシンセ、オルガン、シーケンサーの巨匠。
矢野さんはムーグやオーバーハイムの先駆者でもあり、
ポリスが出た頃にはやりたい事をやり尽くしてしまった人。

だけどピアノで、「いま」観れてよかった。
これら尊敬する人達とまた同じステージに立ちたいし、
一緒に音を記録したいと願う。

ゆめゆめ

ゆめって、未来の自分だったりするんだってね。
昔夢日記を書いてた事があって、
ちょうどその頃に筒井康隆さんが母校に講演に来て、
氏も夢日記の話を語っていて。
「奨められてしばらく夢日記を書いたのだが、そうするとどんどん夢がディープになり、ある朝恐ろしくて目が覚めると…」
と(この先は記しません)。
それでビビってしまい、断念したのでした。あわれ。

だいぶ後になり、Phishのベーシスト、Mike Gordonが名作”Inside In”を出した時に、インタヴューをしたのだけど、
その時も彼がすんごい面白い人だから夢日記の話をふってみたら、
「1977年からずっと書き留めているよ」
なんてとんでもない答えが返って来た。
嬉しくなって、ノリで「夢日記を出版したら?」
「だったらカート・コバーンの本に対抗出来るかな!」
本人がどうしたのかはその後知らないけど、出てたらかなり面白いと思う。
誰か知りませんか?
(あのアルバムはホント最高/Phish自体は僕はそれ程ファンではないのだけれども)

ともあれ、自分の話。
最近、たまに妙にリアルな面白い夢を見る。
あっこれ、面白い夢ちゃうん、書き留めたらトクするってやつ、ちゃうん。
みたいな。
(この時点でウソくさい)
いかん。トクするやつ、って、人に知らせると、いかんのだよ。
(更にウソくさー)
だから、さんざん前説しておきながら日記としては公開はしないんですが、
人間の感覚って、不思議だな、と、改めてこの秋に思っております。

偶然を嗅ぎ分けるのは我々がこの星に生えているアンテナだからだ!

そうげん

なんだかわかる?

オール、ネコジャラシ

さる売り地だが、全面にネコジャラシという
はじめてみた光景

ものすごい数のネコが遊びにくるはず。

さくらのあとのまつり

さくらが笠についていたのささささ

桜いなりはおいしかったのさささ

昨日の4/4あんぱんの日ってのはわからなかったけど

まんまとだまされてやったのさささささ

毎年毎年、咲いては大雨、ごくろうで

足して弾けないiPod

iPod
ずっと愛用しているが、一番の不満は本体で「曲のデリートが出来ない」事だ。
曲を溜め込み、そこから選んで自分色に染めて行くというのは、多くの人のやり方ではないか。
勿論、iPodで初めて出逢ったり、シャッフルで良さに気付く音源も多い。
しかし、やっぱり自分には必要ないと改めて気付く音源もある。
これは4G、クリックホイールでの話。今のiPodではどうなのだろうか。

I wonder

びっくりした。

最も敬愛する最高のシンガー、
アリーサ・フランクリン。
iTunesでかけっぱなしにしながらコンビニで切手を買って来たのだが、
帰ってドアを開けると「いらっしゃいませ」なる声。
アリーサだった。

最高の店員とは、最高のシンガーでもあるのだなと
妙な発見。

I Wonder / from “Aretha Arrives” 1967