投稿者: ray

たたくうき

近江からの帰路
ふとMIDIのサイトを見ていると、リマスタリング特集の ページ

かしぶち哲郎さんのジャケが気になってしばらくした後
訃報を知る。

エピゾのライヴの時には青山純さんの訃報。

昨夜サラヴァで観せてもらったポンタさんは
健在、かっこいいビートと音だったけど

太鼓って、身体がないとどうしようもないから
サンプリングやモデリングでは、おもちゃの兵隊しか生まれない

去ってしまった叩き手のあとは、残された空気と時間の中で
僕らはビートを、ビートを生む身体を、思い出し、思い描き、
生きて行くしかない。

ドラムは永遠。
名人が叩くドラムは最高。

これからも、僕らが、ドラムと共に生き、
ビートを受け継ぎ、
叩き出せますように。

しるしがことばに

詩的なおしごと」at Atsuko Barouh

トークイベントは逃してしまったけれど、初日に観れた。

えりやさんが小さなノートに書き留めた、オリジナルの絵文字によるメモ。

写真に残せなかったのが残念だが…可愛い。

加賀温泉郷のデザインプロジェクト。

銀座資生堂ビルプロジェクトのコンセプトスケッチ。

イメージによる太陽のような存在、渦がビルの下から上まで通り抜け、

内と外なる大空を夢見るように昇って行く。

空にまたイメージの渦巻きを見守り、渦はやがて地上に降りてくる。

くじらにのった蟻、蟻にのられたくじら。

これらがビル建設工事のファクターになっている。

いい時代?

そうだったのかももしれないけど、いまだって、やろうと思えば、できる?

形は違うかもしれない、得意分野やトレンドもあるかもしれない、

でも、心の自主規制を取ることが大事、

そんなことを思いました。

Why White Y?

12/18リリースのアルバム

sugar me / Why White Y?

一曲、セルジュのカバー曲 couleur café で参加しました。

サンプル盤聴かせてもらったのですが、すごくかっこいい曲ばかりです。

ツボは4曲目の monsieur le démon と
6曲目の morning of the world と… ラストトラック。

ねむりとめざめ

ジャンベ一発が合言葉
スライド一発がとびら
ソプラリーノ笛が夢の脳波を動かし
むき出した目に ひょうたんから音の子どもが出てくる
そんな夜だった

帰り道はキャッチボールのページをめくる
やっと手に入れた「ことばのポトラック」

話は翻って
未熟なまま死んだか? 民主主義

いや
これから

未熟なのは強行主義

同じキーなのにライン川を容易く超えてしまったラ・マルセイエーズ
プロパガンダ映画だったのかもしれないけれど
野蛮すぎる歌詞だったのかもしれないけど
ここから知恵を貰えた気もする

カサブランカ

なぁ、あんたの国は、アジアを操ってるらしいが
それだけじゃないだろう、いいところは貰っちゃうぜ

黒服にだけ任せてはいられない
むしろ白いスーツを ってとこだ

めぐりめぐっておなじことをいう

ふと呼ばれてレコーディング。

はじめていくスタジオ。はじめてあう人々。

シンプルな曲だけど、シンプルだけに奥が深い。

だけどどっぷりいっても、はまらない。
シンプルに、たちかえること、えらい。

はまると、はまらない。
ヘンことば。

はまるためには、はまらないこと。
こっちか。
どっちも似たようなものか。

どっちにしても、いい音出してくれる楽器と機械と
そしてイイ人たち。
ありがとう!

 


回想:
これが sugar me さんとの出会い、そしてこのブゼットベースの初出番でした。
前日、甲賀にいた僕に電話でオファーをくださった佐藤 molmol さん、感謝します。

げんそくするしゃかい

5年毎に更新、原則30年。秘密保護法、政府と維新の案。

パブコメの際に判りにくかった以下の項目は、(やはり)滅茶苦茶な解釈だったことがわかる。

行政機関の長は、指定の際には有効期間(上限5年で更新可能)を定めるものとする。有効期間満了前においても、アの要件を欠くに至ったときは速やかに指定を解除するものとする。

人を騙すことに長けた人たち。

長年生きてると、権力に乗ってると、そうなってくるのはわからんでもない。

でも、やめてみない? そんな恥ずかしい生き方。って思う。
たぶん、いやーなもの持って、30年生きるんじゃないかな。
げんそく的に。

Leia by the blues

ここはビッグピンク? グリーンオニオンズ?

だれかのユメをシェアする新居です。

ひさびさにひっぱりだしたportaflex。やっぱええわ。

animalsとhumanityに見守られ、最高の一日でした。

傷と必然、惑星のコア

11月はシークレットギグが数本。

レギュラーギグはない(予定)だが、その分つきつめたい事はいくつかある。

ふとFbassを見ると、変わったところに傷がつきまくっていた。

楽器に傷が付くのはたいがい必然性があってのこと。
なんでG弦側のピックアップの間が掘られているんだろうな、
そんな無意味な強烈なフィンガーピッキングしてたかな?

と考えてみたら、
サムピッキングのアンカーで中指の爪が掘ってるのだった。

うーん変わってる。
たぶんこんな傷を付けるのは自分だけだろうな。

Alain Caronにインタヴューしたとき、あれは12年前だったか、
東京ドーム近くのホテルのロビーで会った彼のFbassは結構ボロボロだったのを憶えている。

Alain Caronモデル=ピカピカ、みたいなイメージがあるけど、そんなんとんでもない。
使う楽器は、使われ倒しているのだ。

彼の音楽に影響されたとは言えないが、彼の考え方や指使いの方法論は凄く深かった。
彼は5フレット分を一つのポジションでカバーするのだ。
ただでさえスケールの長い6弦のFbassを。

ダブルベースなら3フレット(分)、エレキでも4フレットを守る人が多いのに。

こういう独自の理論ってやっぱり大事で、切り開いていかないと何も新しいものは生まれなかったりする。

Ray Brownの教則本を改めて見てもそう。だいたい教則本って、読者の予想を超えていることが多くて、
案外そこにこそ面白さがあったりする。予定調和とか兵隊的遵守じゃあかんのよね。

クリエイトだから。各自がそれぞれ、惑星のコア(=eARTh) になるための技だから。

そんなんはさておき、「王道」って大事だな、とも思ったりもする。

変に見えても王道とされているものや人には、やはりバシッと筋が通っている。

大木といおうか。

そんなことを、王道楽器のネックを触っていると、思ったりする。

ほんまやで。

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