アーカイブ: 2020年4月

yesterday morning

moon x moon – 4月新月

Yesterday Morning / Ray Kondo

<4.22>

アップロードはしたものの、明日(あと数時間)リリースされるかどうかは
Apple まかせ、Spotify 次第、…わからない。が。

もし配信が間に合わなければ、夜中に 歌詞 を公開しますね。

人間の事情がどうであろうが、コンピューターシステムがどうであろうが、
天体の運行は変わらないので、それに合わせて今年はリリース続けようと思っている。

お題は「ポエムと、寝言」

どちらも最近、練りに練った原稿に基づく地位の高い人々の演説を揶揄したもので
すなわちどちらも貶されていた言葉なのだが
僕としてはどうもそれだけでは腑に落ちない。どちらも愛着がある言葉たちなのだ。
よくも俺の。

ならば寝言をポエムにしてみよう。

人は皆、寝て、起きて、寝るのだ。

欠伸と共に消え去ったものを追い求めて日中がすぎ、また仕事が終わったと
眠りにつくのだ。その消え去ったものは日中はついに見つからずに。

こんな自宅待機の日々が続くと、朝と夜と翌日の区別もつかなくなってくる。

それは、むしろ良い機会なんじゃないだろうか。

時間感覚、成長感覚、衰えの感覚、消え去る感覚。そんなものを捉え直すのに。

曲調としては相当変わったものになっている気もする。
僕としては普通なのだが。

まぁ、ひとりプログレフォーク、とでも言っておこう。


<4.26 更新>

Spotify, Amazon, YouTube Music, Google Play などで配信中
Apple 系はまだ捕捉できず(昨日一瞬表示されるも、UFO のように消えた)

歌詞はこちら

エレキギターとフレットレスベースが沢山入ってますが
弾き語りが楽しい曲でもあります。またどこかで披露いたしましょう。

その場合は “カメラの向こう” が “TV の向こう” に変わったりします。
日本の趨勢としてはまだそちらかもね。


<4.27 更新>

ようやく Apple Music, iTunes で捕捉。今迄どこにいたのだろう。


<5.22 追記>

まもなく一巡り。
ジャケットもやる気なさ気だし、告知もほとんどせず、おまけにリリース(捕獲)も遅れ、僕史上最もどうでもいいシングル、というテイではあるが、意外と局所的に聴いてもらえてます。…サンキュー!

というか自分的には、ここ最近作った曲の中で一番好きだ。

ミックス、部分的に悔やんでいるが…
それでもハマる人はハマると思う。

サイレントギターにアンプシミュレーターだけでやったエレキギタートラックも、調子にのってエフェクトだらけにしたフレットレスベースも、結構気に入っている。ドラムは生が間に合わなかったので、フィーリングだけの打ち込みだ。ああいうアフロファンクドラムが自分の中にあるので。Stephen Roberson やタナカケイイチのような。(彼ら - 真のドラムアーティスト - に敬意を払いつつ)

ジャケットやタイトルからヒントを得てくれた人は日本に数人もいないかもしれないが、
わかる人はめっちゃわかると思う、のです。

僕がやりたいと思いつつサボってきたこと、主に3要素ぐらい。
プログレ。ギター。祝福するようなメロディ。テキトーなロック。4つやんけ。

もともとこの曲は、ピアノ音源のメモで作りました。しかも画面上のスライスで。
キーボードは未だに弾けないので、いくらエディットしても嘘になる。
ギターもインチキだけど、まだ弦楽器だからわかる部分もある。
嘘とインチキは、オレの中では少し違う。
なので完全に置き換え。デモの原型を留めていない。

そんなことを真面目に突っ込みつつ、ふざけて作ってるので
他にないものになってると思う。実はアホみたいに時間がかかった。
それだけに、ええとこ、行き過ぎたとこが両方出てて、オレっぽいのです。

いや、またリミックス/リメイクもすると思いますよ。


<7.17 追記>

この曲の面白さに気づいてくれた人は、ちらほらおられるようです、感謝。

わかる方はすぐわかる、と書いたものの
そもそもそういう人たちにリーチしていない気もするので、書きますと
この曲は、音楽的には初期の(日本で有名になる前の) Yes や、
イメージ的には EL&P の Tarkus あたりへのオマージュだったりします。

(ベースプレイという意味では、全然違うけど)

しかし John Anderson と Chris Squire のハーモニーはほんとすごくて、
子供の頃に聖歌隊を通ってる人たちだからか、なよっとしてるようでもバシーっと筋が通ってる。

そのへん、自分は足の爪ほども及ばないのは、なんとかしたいものだ。もう遅いが。


<12.16 追記>

ベースプレイ、という意味では、の補足ですが、

この曲に関しては、Chris (Yes) や Greg Lake (EL&P) というより…
Percy Jones (Brand X)、Richard Bona、Jaco、Thundercat らの方がオマージュありかも。

偉大なベーシストたちです。

EMERALD from home

ほんとはもう終盤だったはずの ohashiTrio Tour 2020。

ゲネリハの直後に全公演が延期になり、かれこれ五週間以上、彼らと顔を合わせていません。

#stayhome というかテレワークというかリモートワークというか…
うちらもそんなことをやってみました。

去年のツアーでやった “EMERALD” プログレッシブバージョンです。
メンバーはチャームとわっちから、マイキーとマバへ。

いずれにせよ…みんな…音楽家たちやなぁ〜

僕は、あれから大半の時間を過ごしている、4畳足らずの部屋から。
その中のごく一角を片付けて映してるので白壁ですが、
画角の外はチラ見せもできないぐらいカオスです。

たけちゃんのオブジェ、トリオどんの映像編集をはじめツッコミどころ満載、
それも、この音があってのこと。

ぜひどうぞ。
我々ごとながら、すごいよ。

最優先事項

『どうして日本は「人命が最優先」とならないのか。どうして経済が優先されてしまうのか。衛星放送のニュースを見ると、企業の決算期が終わってから非常事態宣言を出すほうがいいだとか、論点がものすごくずれているように感じます。』

4/7、ニュージャージー州の日本人医師による深い この記事。色々なことを含んでいる。
見出しには「大きな」疑問があるが
引用したところはカギだと思う。

その上で思うこと。

経済を優先というか
それはそうなのだろうけども

僕が見る限り日本の行政は

改憲を最優先し
威信としてのオリンピックを優先し
手段としての情報統制に全力を上げる

これを弛みなく行ってきた。結果、この状況になっている。

その点において、彼らはこの何年も全くぶれてもいないし
目標に対してはどんな障害があっても全力でやっている。

大したものだと思う。

一番の問題は
目標が的外れということ。

改憲など必要ない。そもそもあの内容は改「正」ではない。
東京でのオリンピックなどより全国での災害復興と人命保護が余程大切だ。
真摯に必要な情報を公開していれば、人々はこれほど疑心暗鬼にならない。

繰り返すが彼らは
相当に頭とリソースを使い、
それが仕事であり、使命と信じてやっていると思う。
そこに染まれなかった者は、赤木さんのように追い詰められ、
彼岸でもなお不当な扱いを受けている。

改憲など望んではいない国民を
どうすれば「自発的に」改憲投票させられるか。

それが「ナチスの手口」だ。
国際的にも大きく報道されたにも関わらず、
有耶無耶になっているこの事。

その為の計画は、随分前から着々と進行している。
日常のニュースを少しでも注意して見ていればそれはわかる。

あからさますぎて、何年も何年も続き、諦めてしまう。目覚めて立ち上がる。
それでも着々とテーブルクロスごと滑り落ちる民主主義。

この外出制限の日々に、何が起こる?

パニックだからこそ
外に出られなくても
これからを見据えよう。
twenty twenty は
視力2.0ということ。
状況がどんなでも
自らの羅針を失えば
未来は消えてしまう。

ショックドクトリンに
つかまってはいけない。

僕は乱視の近視で
グラサンも片方壊れてるけどな。

black & white river (folky)

4.8 Release

今年は歩くことのない
桜の川へ

追想と予祝

折しも Super Moon と重なりました

とても古い曲ですけどね
れいによって

online

詳しくはこちら(あまり詳しくないかも)


– 4.22 –

永遠の2週間…こっちは年始からそうだよ

次の曲のサイクルになったので、追記をしよう。

正直、あまり読まれたくもないのだ。

白と黒の川を歩いて過ごしたのは随分前

ひかわばしの交差点には無数の星があり
左には自分の影がずっと伸びていた

心が止まる瞬間

この詩が浮かんだのはその年の秋だった

花弁が散った水面も
枯れたような桜の幹も包み
静かに時間を流し続ける川

コード進行とリズムトラックと
そしてメロディはあったが

結局放り出した

翌年、シャッフルのブルージーな弾き語りで
この詩を8弦ベースでやる曲を思いついた
そっちの方がしっくりくるかな、と
だがそれも殆ど人前でやらずに
録音も殆ど形にならずに

結局何年も経過した。

今回オリジナルの形を録ってみようと思ったのは
なんだろう、いろいろな事がひと回り、二廻りしたからかもしれない。

リズムも取り去ってしまい、よりふわふわして些かメランコリックではあるが

ここ数年、折に触れて歩くようにしていたあの川にも
今年の春は、訪れる事がない。

それどころか、東都の桜は例年より早く、さっさと散ってしまったという。
集まってはいけない人々を集めたまま
あるいは、盛大に人を集めたいう記憶を隠すように

Super Moon と惑星が誰のものでもない空を等しく照らす夜

日本では7都府県で緊急事態が宣言された

こんな日にリリースするのも、悪くない、と思ったのだ。

Calendar

2020年4月
 1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  

Category