詩と音楽
が
ライフワークである。
言葉はうたうように
うたは話すように
それを実践できるようになるのは
いつか。
が、それは誰でもできていることでもある。
楽器でうたう
シンバルでわらう
鍵盤で泣く
ね?
そうとらえると、音楽はとても広く
世間で言われているようなジャンルなど
便宜上でしかなく、いくらでもひろがる。
どこを結びつけても、どこを忘れても、
それは、こたえ。
詩と音楽
が
ライフワークである。
言葉はうたうように
うたは話すように
それを実践できるようになるのは
いつか。
が、それは誰でもできていることでもある。
楽器でうたう
シンバルでわらう
鍵盤で泣く
ね?
そうとらえると、音楽はとても広く
世間で言われているようなジャンルなど
便宜上でしかなく、いくらでもひろがる。
どこを結びつけても、どこを忘れても、
それは、こたえ。
矢野誠さんと友部正人さんのアルバム。1994年。
のっけから異世界の音と、誰にも似てない声に連れていかれる。
はじめて聴いたのは、鎌倉のさる電気工房の居間だったか。
友部さんとは一度だけ、横浜の三宅伸治さんのライヴでご一緒したことがある。
最後に加わってもらった「はじめぼくはひとりだった」。それまで聴いたこともない声だった。
このレコードを聴いてもそれは変わらず、何度かけても「聴いたことのない声」が再生される。
どういうことなのだろう。
矢野さんとは2000年代初頭に、ふとした縁でお会いした。
六本木のクラブや、木更津の社交場カフェでライヴに参加させてもらい
その後も折にふれ連絡をいただいたり、活動を追ったり。
直接師事したわけではないものの、いつも大きな影響とインスピレーションをくださる。
今回、そんな矢野誠さんのソロアルバムに参加できることになり、録音も佳境の日々。
といってもリモートで、バンドでスタジオ録音された音に、この部屋でベースを加える。
普通と逆というわけです。
矢野さんの音楽はピアノの左手が音を決定づけていて、ベースがどう共存し、絡むかがとても重要。
なおかつ綿密に「編む」方なので、書き譜も多く、隙間も多い。そしてそのラインが。
僕の経験の範囲だが、こんなスタンスで音楽であり続ける人は他にいるのだろうか。
一見不思議な音の並びが、自然に絡んでいることが、何度も繰り返すとわかってくる。
それをプレイで反映できるか。
時間がかかりつつ、やってます。
今日は
New Moon on Monday
Duran Duran 1983年のこの曲は
UK pop を聴き出してた当時
とても不思議で魅力的でした。
当時ラジオで流行ってた音楽では
あまりギターが目立たず
この曲でも耳に入るのは
ベースとシンセとドラムとヴォーカルばかり。
「CD 盤」の歌詞ページを見れば
不可思議な歌詞の並ぶこのアルバムでも
一番意味不明だったのがこの曲。
「その画をよく揺すれば トカゲの混合物」
Shake up the picture the lizard mixture
曲全体の意味はずっと考えなかったけど
英語のフォーラムを見ると
混乱した人は世界中にいるようで
政治的だとか性的だとか
いろいろ言われてますね
まぁそりゃそっか。
この曲、ガットギターで弾き語るととても楽しく
ストレス解消にたまにやってます。
Andy Taylor の偉いところは
カバーしてみるとわかったりする…
that is formed against thee
shall be, shall be
it shall not prosper
– Isaiah 54.17
価値観が入り組んだこの世界を
特定の教義だけが救うとは考えないけれども
だからこそこういった詩歌は多くを表してくれるとも思う
これはクワイアで演奏していた曲
少しだけ昔のメモ録を なんとなく始まってこうなる
解釈はさまざま
だが僕はこう思う
武器は何の実りももたらさない
音楽は全く違う出自の人も
共振させることができる
火曜日って英語詩では特別な意味あるのだろうか?
Ruby Tuesday, ‘Til Tuesday…
今日は一月最後の火曜。ふと思い出した曲の歌詞に another Tuesday を見る。
軽いポップソングと思ってたが、結構面白い。
驚いたのはこの曲、リリース日が歌詞の一行目と合ってるってことだ。*
Lyrics を書いた時点で最初に聴かれる日を想定できるなんて、なかなかオツなものだと思うが。
誰のなんという曲は想像にお任せします。
1st line は “November Tuesday”
広い意味では4〜5回あるどれか。厳密に言えば USA でいう Election Day かな。
* all music による。サイトによっては他の日付だったり、あまり信憑性はない。
この詞は、以前作った第二弾詩集 flat five の最後に掲載したものです。
曲と詩は別々に作ったもので、詩の原型は2002年に外苑前で書き、2005年に新宿御苑のあたりで加え、それからだいぶ経って完成させました。
-原型-
サビシソウナアカレンガイロノクルマガ
エスジガタノカベニモタレテイタ
アマエルヨウニ
2002.6.8
曲は2005年に作ったもので、当時コラボしていた Saravah のスーパーアーティスト、Maïa に歌ってもらおうか、と思っていたものです。
いくつかアイデアを渡してこれが一番気に入ってくれたのですが、その時は他の曲を形にしました。今はヨーロッパで活躍してる彼女、元気かなぁ(言うまでもなく元気だろうな)。
自分でやるには敷居が高くて寝かせておいたのですが、そこはイメージで。
2018年の暮れ、flat five 連動音源として作って限定公開し、それを踏まえてまた、ゼロから作り直しました。
Yes の「危機 / Close to the Edge」や、チェブラーシカの「空色の列車」の影響を強く受けています。
途中に入れたピチカートは、ギターと、子供用のバイオリンで。日野原幼紀「つむじ風の朝」へのオマージュです。
ドラムは Bill Bruford … になりたかった僕がシンバルとスネアだけを叩いた、ということで。
ベースは途中、フルスロットルかけてます。
Lapis Lazuli / stillbeat
2021.12.19 release at bandcamp
1. Q-atlantis
2. Lapis Lazuli I
3. 絵の具 – Paints
4. ひかりのなかま – Hikari no Nakama
5. Lapis Lazuli III
6. Hold You
7. Lapis Lazuli II
8. アカレンガイロノクルマ – Red Brick Car
(bonus)
9. Neptune (instrumental)
+-0+-0+-0+-
ベーシスト&ことばいじり ray kondo aka. stillbeat の最新作。
全8曲 + bonus track
骨組みとなる3編「いかさま団ラピスラズリ」から “Lapis Lazuli I / II / III”
疑問ばかりの大陸と21Cの世界を五拍子でかき回す “Q-atlantis”
グリッドに収まる静かな街の上をとぶ “ひかりのなかま” (prev. “z-a”)
ブルーの中にひとつ頼りなくゆれる “アカレンガイロイロノクルマ”
…
ミニマルと70年代フォーク、80年代ニューウェーブ、アーシーなロックがうずをまく。
すべて DIY、多重録音で思いつくまま楽器と歌を重ねていった、クワランティンと想像、日常と隣り合わせの世界。
ジャケットアートワークは貼り絵作家の Motomitsu Maehara。
唯一の音参加ゲストは autumn insect ことマツムシ on percussion。
アルバム “Lapis Lazuli” から先行トラックその弐をリリースしました。
Q-atlantis
“Q” 大陸と2021年の世界を
五拍子でかき回す
ジャンベとベースと言葉たち
quarantine でおもいうかべた海と空と街角です
歌詞も全公開していますので bandcamp ページからぜひどうぞ。
アルバムジャケットも公開しました。
Artwork by Motomitsu Maehara
貼り絵(コラージュ)作家、DJ、絵本作家として日本やパリで活動し、世界各国に発信を続けている Moto さん。初めてお会いしたときに Vinicius Cantualia のレコードをかけてくれたのが忘れられません。
12.3、今年最後の(そして恐らく最後の)Bandcamp Friday に合わせて、
最新アルバム Lapis Lazuli より、収録曲 Lapis Lazuli III を先行リリースしました。
あわせて、アルバム のトラックリストを公開し、プリオーダーも開始しました。
12/19(日・満月)リリースを予定しています。
今回のアルバムは、9月にふと思いついた「いかさま団ラピスラズリ」という3つの詩と曲を軸に、
パンデミック、争いの絶えない世界、人との断絶や希望を感じて綴っています。
この曲は中でも最もユルく、おかしな人たちの曲です。
またアルバムジャケットは、敬愛する切り絵(コラージュ)作家さんに現在制作していただいています。どんなアートワークになるのか、ご期待ください。
Lapis Lazuli III の先行ジャケットは、DIY 制作です。
今回もすべてセルフ演奏&録音、全編生楽器です。
これからもアルバムの情報は随時更新していきますので、どうぞお楽しみに。
* 最終仕上げの段階で、曲順や発売日には変動の可能性もあります。何卒ご了承ください。
* 正式ジャケット公開に伴い、先行ジャケットの公開は終了しました。
re-released on November 5th.
2018年にオンライン配信していた詩集連動ミニアルバム
river silver [side a] / [side b] を、再リリースしました。
オリジナル同様のシンプル&ミニマムな構成ですが、
うち11曲で再録音を行い、いくつかの曲ではアプローチを少し進めています。
リリース前にも書きましたが、特定の年に作ったという感覚はあまりありません。
時のグリッドに沿ったり、枠組みから外れたり。
これまでどの街に住んでも、こんな部屋で暮らしていたな、
そんな詩や音楽です。
もとより DIY の、パーソナルな音楽です。
手を加えても、豪華になるわけではないし、
むしろ、荒削りさがより際立つかもしれない。
それでも、基点のひとつとして空間に刻んでおきたく、
ここに再び、リリースします。
river silver は、直訳してひっくり返せば「銀河」です。
銀河は誰の中にもあるでしょう。