カテゴリー: muse

ガンバ

自分の楽器の先祖、ヴィオラ・ダ・ガンバの演奏を佐鳴湖に観に行く
リコーダーとの重奏、瑞々しくて素敵な音色だ

辻仁成「アンチノイズ」をここ数日読む
少し同調

音の地図、とは自分もぼんやり考えていた言葉
といっても中身は全然違う

地図からはみ出した声が好きだ
と思っていただけだ

「鐘の音」
これを記している実時間はもうすぐ百八の鐘が鳴る時なのだけど
確かに毎日だって聴いていたい

「視聴覚において聴覚は40%」
だから、目を向けていない人も振り向かせるのがサウンドだ
と今年、誰かにきいた
room関係の人だった

果たして、振り向かなくてもいい音もある
その地点を確認せずとも、耳を澄ませばその生に触われる音も
あるだろう

なんだって GPS が付いていいわけじゃない

旅、兼 巡業

旅はかなり、とんでもなく面白かった。

尾道って素敵な街だ。
岡山って空気が澄んでてきれいな都会だ。
名古屋はきれいな街というイメージは相変わらずないが、ひねりが利いている。

尾道でガソリンスタンドに入ったら
(それも、かなり無理のある三角地帯でクルマが一つだけ入る店)
ハイオクおねがい、というと翁がへい、とガラガラ鉄箱を持って来て
手回しをはじめた。

これは味があったな。

blueblues0

岡山のBlue Blues、モノを並べたところ。

911

「僕らの音楽」放映を観る。

内容は観てのとおり。

いいコンプかけてもらえたなぁ
特に最後の曲。

もちろん、こちらはペダルは無し、EQ全部フラットであるけど
もし何かやってくれてたとしたら、全体かチャンネルのダイナミクスしかない。

昔使ったメイプルの5弦は手放してしまってこれはよりオーソドックスな音がする楽器
結果的にこっちでよかったな。

ルビーは…アコベのマイクが遠かった? 気づかずマイクから離れてしまってたんだろうか。
原曲も大好きなんだけど、このアレンジになるとは驚いた。
でもこれで正解。カバーするならこっちやね。
テイク一発で終わってしまった。

何しろ倉木さんに他のメンバーも強者揃いで、混ぜてもらって、ありがとうございました。
プラス、この日の収録はプラスチックオノバンドの次だったので、
細野さんの次にベース弾かせてもらって、光栄でした。お会いはできなかったけど。

うみぎわ

フジテレビ、番組収録。
気づけば10時間もやっていたけど、それ程長いと思わなかった。

自分は自分の持ち場に精一杯、それが綿密な計画の中で役を果たしている(と願う)。
これは快感に違いない。

大勢のスタッフの力が、ある一点に集中する。
自分はその周りで、低い単音で何かやっている。

どんな表情しているかもわからないけど、何かを生み出せてればいいな。
いい経験をさせてもらいました。
またやりたい、ものです。

朴訥だったタクシーのおっちゃんにも、感謝。

*ふとデジャヴしたのは、ボストンの Karma Club でやったビッグバンドギグ。
リーダーのセディークって男、何をしてるんだろう。

モノレール談義

Battle Hymn Of The Republic
或は「リパブリック讃歌」
というのはアメリカの愛国歌のひとつであるらしい。

いわゆる「ごんべさんのあかちゃん」だ。

五反田駅で
きょうは選挙の日です みなさん 投票にいきましょう
ともっともらしくさけぶ車椅子の女性がいた

ひと呼吸おいて、彼女はこのメロディで
きょ〜はた〜のし〜いせ〜んきょ〜のひ〜〜

と歌いだしたのである。

僕は、同じく駅前でティッシュを配ってるホスト系の男に向かって
思わず笑いかけてしまったが、
日本は変な国だろうか、救いがあるだろうか?

そんな事はおいといて

今日は楽しいレコーディングだった。
dr.のデニスは驚いた事に、ゴスペルクワイアの同窓でもあったが、さすが、の一言に尽きる。

それにしても、初めて行ったEMIのTerra Studio、豪華。
自分のブースに行くのに何個ドア開けるねん、何回Closeでガッチャンって閉めるねん。
おかげでベース弾く前によっこらせ、と
まるで温室に花の様子を見に通うおやじになったような気分だ。

シンプルなジャズドラムキットに向けられたマイクの数、18個。
こんな沢山のチャンネル、よく扱えるもんだ、と録音技師に別の次元で驚く。
ちなみにベースに向けられたそれは4本だった。

自分のベースは先日久々に弦を変えて、誰が聴いてもわかる新しい弦の音がしていたが
この録音には合ってたんじゃないかと思う。

思えば、一昨年の夏、表板が全て陥没して大修理してからというもの、音が良くなった気がする。
一度死んだ者として愛が深まったのか、単なる錯覚か。
修理直前はこりゃベース買わなきゃ、と思ってたけど、録音すると毎回音の評判もいいし、自分にはこれがいいんじゃないかな、と改めて思う。

三宅さんの”Power”よろしく
つぶれりゃつぶされるほどみなぎる のだ。

またこれでPowerを弾くときも、よろしく。

よくあること

阪神が負けて
悔しいからニュースを見なかった。

今朝、シャワーを浴びてる時に知った。

こんなこと、よくあっちゃいけない。
一度だってあっちゃいけない。

星が地面にきらめいている氷川橋の交差点の向こう
何度も何度も、ダークブルーのビルを見ていた。
そこで35年前に起こったこと。

その人が吹き込んだ記録は僕の日本語に対する意識を根本的に変えた。

ダークブルーのポリドールビルももうとっくになくなって
いまはアパートだ。

僕には気持ちの説明がつかないし
色々ふっきった今でも説明する権利もないと、この事ばかりは思う

ただ、ものごとはそれでもつづいていくんだろうなと
いまでは思う

たてがき

丸形のカレンダーも星座表もあるらしい
ま、そりゃそうだ。それはともかく…

自分自身は横書きに慣れているし
コンピューターの制限上の不便も感じた事はそれほどないけれども

日本語はやはり縦書きだと思う

これは言葉のはなし。

いつからどうなったのかわからないが
物事は左から右に進むように、少なくとも値が高くなるように
設定されている事が殆どだ。

グラフ、ピアノの鍵盤、エレキベースの指板-右利きならば

ベースの場合は、弦が変わる毎に面白い「改行」をするのだけど
「時間軸」が右にスクロールしていく、っていうのは
ビジネスでも勉強でもDAWでもだいたい既成事実化されている。

どうなんだろう
日本語ならば、音楽は縦書きでやればどうなんだろ
邦楽の楽譜には慣れていないけれども

作曲法だって、縦書きでやればどうなんだろう?
重力の感じ方を、今までと違って感じられるんじゃないだろうか?

もともとあった、間と重力、段落の重みみたいなものを
思い出せるんじゃない?
みたいに

すごくテキトーだけど、半ば本気に
思っている。

レールと記憶と

最近も殴り書きしてるけど
一昨年あたりから
なーんとなく思ってることを
既に見事に著してた人がいた

そういうのって嬉しい
書籍にたまたま出逢えた自分は
少しラッキーだ

その方は67年前に生まれて
19年前に本が出ているのだけど
知らなかった

ヴィオラを弾く方の著
逃げ足が速かった方
読んだらまた感想を書きたい。

季節は彼だけをかえない

名前を言ったら誰でも知ってるような人とまた来日してる友人チャーリーであるが、
今年は昨年とは違う場所で観た。
去年は国際フォーラム、
今回はスタジアムのアリーナ。

音響は期待より良く、
彼のスネア、タムはすんばらしく鳴り響いていた。
もともとなんでも余裕でこなす彼の事だ。
しなやかな、ロックを叩いていた。

彼はこんな、日本じゃ誰でも知ってる人の仕事の他、
ジェームス・ブラントやコリン・ヘイ、世界でも誰でも知ってる人とやってる。
スタンリー・クラークの親戚でもある。白人だけど。

僕のヒーロー、スチュワート・コープランドがアニマル・ロジックのリハか何かで家に来た時、幼い彼は「俺のサイン要るか?」と言われ、丁重に断ったそうだ。

そんな彼と、去年はポリスの映画を一緒に観た。彼は何度も観ていた。
愉快な男だ。

彼は変わっていない。また腕が太くなった以外は。

Gospel Choir やってた頃…真ん中は Brian

La Maison Africa

Epizoは、ゆっくりとコラを鳴らしはじめた。

ゆっくりと時間をかけて、彼は湧き出る唄をうたった。

彼は、ジャンベを手に取り、ゆったりと話した。
「これは、アフリカの、ケータイ。」
曰く、コミュニケーションは、これで取る。
「料金、いらない。」

すんばらしい太鼓と唄を唄い、もう一曲はじまった。

うん。予想通り。

本編のバンドが入り、2曲程やっただろうか。

彼らのパーカッションコーナーに入る。ステージ降りて2Fから観る。ひたすら最高だ。

そして大体の予想どおり、時間は尽きた。

飛んで戻り、用意していた6曲をすっとばし、ラストの曲をぶっとばす。
この曲だけでも10分は超える事もあるが、今回はおとなしかった方だ。

楽しすぎたんだが、やってない凄い曲の数々。
また来年か?

r333

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