舗装されない道

ネットに対してひねくれた使い方を続けている

こちらは普通のつもりなのだが

すっかり少数派になり、あるいは絶滅危惧種になってきたようだ。

そう思わされてるだけかな(?)

多様性なんて口先だけで、今日も画一化は進む。

均らされていく、たぶんどこかで、人をブルドーザーでならしても罪悪感を感じない人たちが

目に見えない乗り物に乗っている。たぶんいつの時代も。おそらく。

そんなので、ネットのアルゴリズムのリコメンは半信半疑で、そこから寄り道を繰り返してる。

便利は不便、だが実体はいつまでもここにいてはくれない。

いつか、返さなきゃいけない。せめてこの空間、数立方メートルをちゃんと残したいのだけど。


乾燥ミジンコ。種子。文字の羅列。音符と隙間。はだざわり。

Bob Dorough がどんな素敵な音楽やってたか、少なくとも僕はしってるし

これからもっと知ることになる。そんなふうになれたら、いいのにな。

keigo

寝る前に大貫妙子さんの1stを聴く。2ndが海外でバズったとかで、近年すごいブームになっているが、1stも(3rdも)聴きどころたっぷりだ。

僕はせっかくすごい人たちと音楽活動をしてきたのに、あまり日本の70年代音楽の流れを把握していなかった。まぁ当時は自分の周りのこと、自分の感覚で精一杯だったし、ストリーミングも YouTube もなく、レコードや CD を集めるにも元手は知れていた。色々な仕事で見本盤をいただいたりもしたが、Napster する気はなかったし…

多賀さんにも、「君は生きるのが下手だねぇ」と言われたが、まぁそういうことなんだろう。東京で活動するなら、高校〜大学と東京にいなかった圧倒的な不利を、なんかでカバーしとかないと、さらに不利になるってこと。そんな中で、よく活動できた方だと思う。

まぁそれはよいとして、コロナで東京から遠く離れ、シーンを全く気にしなくなって2年あまり。音楽に割ける時間は限られるが、完全ゼロから(マイナスから、だろうな)振り返れる状況、これはこれでためになっている。未来はどこか? それは、安易な CM キャッチにじゃない、自分の中にしかないのだよ。

目下、とりあえずこんな世の中、いつ何があっても大丈夫なように、アイデアは残しておこうと、冬眠前の仕事に励んでいる。夏なのに。

さて。7月も終わりが見えてきた。

タイトルに意味はあまりない。あるか? ふと気になった名前。

あれこれずむ

案の定、昨日録ったたくさんのギターやコーラスは

消すことになった。

他になにかあるのかよと、

ふりかえる。ひっくりかえす。

初心にかえると、あれとこれって似てるんだなと、ふと思う。
だから好きなんだろうな、って。

AI のニューラルネットワークを超えるには

人力の脳しかない。

アルゴリズムと、あれこれずむ。

意味づけ

ギターパートとコーラスを思いついて

これは録らなきゃと

いやこれは残すべきだと

さんざん録ったあと

寝る前に聴き返すと

つまんなかった

沢山のピッキング

マンドリンのトレモロって

沢山集まるとアルコみたいな響きがするんですね。

フレットがあるからか、ピッチも全く崩れない。

凄いです。

世の中には、知らないすごい音楽がたくさんある。

らいふたいむ

今年前半は日記をつけるだけ、後半は徐々に音楽を…

と書いていましたが、7月はどうやら、開始しなさそうな気配が濃厚です。

「やる気が出てきた」というのが「徐々」の根拠だった、わけです。

まぁ、録音したりトラックをいじったり、というのを、前より意識的にやり出した、というところで、

完成〜発表には至っていません。

そういうことをやりだしたことにより、今年頭からの日課にしていた楽器の練習も滞り
(手首の怪我もあった)
アイデアスケッチも読書も減ってしまったので、まったく良し悪し。

せめて自分が4人いればよかったのに。

アイデアを練る人(曲/詞、これは一人でもいい)
得意な楽器を演奏する人
苦手だけどやりたい楽器を演奏する人(一番楽しい)
歌う/語る人(たまに楽しい)
録音する人(楽しい)
ミックスする人(たまに楽しい)
マスターする人(大変)
ビジュアルを作る人
世に出す人
告知する人

…10人は要りますよね。
だいたい僕の場合、5人分ぐらいまでは一生懸命やるのですが、
そこで力尽きます。

全部ちゃんとやる人はほんとエラいよ。
あるいは、友達つくろうね。

こんなこと書いてても音楽に割ける時間が増えるわけではなし、
まだじたばたしながら
そのうち、スローに漕ぎ出すでしょう。

夏が終わるころ?
そんなこと言って、あと数日で完成しないかなぁ。

やりたいことはまだまだあるの、ですよ。

くらぶるなかれ

まぁいい感じかな、と思った曲の後で

Tony Joe White をかける。

…唖然。

カッコ良すぎる。

この時代の音楽は、すごく変なパンなのに
めちゃくちゃリアルなんだよな。1968。

もちろん演奏と歌が凄いのは言うまでもない。

そんなわけで、イメトレからまたやり直し。

すなわち、おつかい後の、土曜の昼寝だ。

三角地点

ずいぶん久しぶりに洗車をする。

短い靴下を履いていくとガススタで蚊に狙い撃ちされる。

オーマガトキはあまりドライブに向かないので

コロナからじむに行かなくなって、久しぶりの農道を通る。

ホタルの里があったはずだがと、一瞬で見逃す。随分測距儀が変わっている。

カーステでは気持ちよくなった曲。錯覚かな。さぁどうやろな。

巻貝探し

とても充実した日々を送っているのだが

誰がそんなの信じるんだってことで

おそらく、記録し発信しない限り世の中では「いない人」とされるだろう。

そんな自分は、世の中に確かに「記録されていた」ことを

発掘してはよろこんでる。いつのまにかコレクターになってきたようだ。

何が新しくて、何が古いんだろう。その基準がますます、いいあんばいにねじれてきた。

人は生まれて死ぬまで、それぞれの時間を生きてくるし

その相対時間で言うならば、それぞれがマイブームを経てオルゴールを鳴らしていく。

オルゴールとは、各々が持っている、生まれた時から携えている楽器だ。

回転しながら、針が櫛を弾いていく。ただその櫛の形が、途中で変わらないとも限らない。

「変わり続ける」も「変わらない」も「ぶれない」も「先端」もピンとこない。

自分という個は、オルゴールを携えて、あるいはそこからピンを並べ替えて、

螺旋時間を進んでいく。無限の個が浮かぶ空間で。

潮干狩りではない筈

湖へ。

色鮮やかとはとても言えない、淡い薄暗い水面。

それでも和むのが不思議だ。

なぜかヘッドライトが見える。

人が数名、浅瀬で何かを探している。

深刻そうには見えないし、ルーティーンにも思えない。

訊けばよかったか。

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