とっくに読了している暉峻 淑子『豊かさの条件』から備忘録メモ。
タイトルは好きじゃないが、中身はテーマも視点も多岐に渡り、すごくインスパイアしてくれた。
引用の引用だが
「管理されてばかりでそだつと、何か都合がわるいことがおこったら、それは管理しているものの責任であって自分の責任でないとかんがえる人間になってしまいます。」
(松田道雄『自由を子どもに』)
p.70
日本なら、さしずめ教育効果があがっていないとばかりに、浮かぬ顔をした先生が、いつも正答しそうな子に、「ハイ、××さん」と正解を言わせ、「ハイ、その通り」と満足するところだろう。
—ベルリンの小学校でのユニークな「1について」という授業風景との対比
p.74
「持てば持つほどあなた自身はなくなる」
ー時間と行動の制約の代替作用としてモノを買おうとすることについて
p.121
憎しみをあおるための、やらせ事件もいくつも仕組まれた。
ーユーゴスラビアの内戦について
p.140
ピンハネされないように知恵比べである。知恵があればケンカしないですむ。
ー難民への援助が、国や組織を通すと、本当に困っている人のところには満足に届かないことについて
p.150
他にも、山ほどあるが。