アーカイブ: 2021年1月

ホールはひろい

ホールはどうしてホールというのだろう。

またつまらぬことを。だがこれが、気になりだすと少しも前に進めない。

鯖の骨の形が翼になるまでは。堀越二郎か。

だがこの際そんなことはいい。ホールは広い。

満員でも、席間隔を広げても、また、

リハーサル中に、スタッフ数人しかいなくても、どれもが広大だ。

天井高い。とてつもなく高い。

客席から舞台を見ると綺麗としか言いようがない。

舞台さんと照明さんが作り上げた物。そこに乗っかる者。

すごい世界。久しぶりにその場にいると、その⭐︎⭐︎さがわかる。

いや、わからない。ちっともわからない。離れればわからなくなるし、

近づけばまた、わからない。

距離

気づく、とだけ、しておく。


音楽を舞台で奏でる、あるいは、絞りだす、というのは

面白いものである。参加者一人として、どう面白いか、あえて説明しようとする。

それはとても自由だし、とても夢のようであるし、

とても、ただ、自然でもある。

それは己の足りない面もすべて曝け出してしまう。

後方にいたり、あるいはビットに入っている者は、

たとえ曝け出しても気づかれないことが多い。主役はそうはいかない。

すべてが、である。それゆえ主役は、やはり圧倒的に凄い世界にいる。

とはいえ後方のものでも、抜き打ち的に観られることがある。

その際、己がどんな状態かは、わかってしまう。

そんな面も含めて、舞台は怖い。だが面白い。

とてつもなく深い、穴のようだ。


hall と hole の語源がどうなのか、知らない(まだ調べていない)が、

多少なりとも関係があるのじゃないか、という気がする。

ホールは底無しの穴だ。そして、入って安心できる、暗闇と光の世界でもある。

穴そのものじゃないか。


つづく

many miles away

満月。霧。雪。曇り。

地域によって異なる空と地平。西へ走る。

水面対称の逢魔がとき。湖岸に想う。

流れてきたスーパートランプに聴き入る間も無く

エアコン爆奏。デフォッガーに左右を問いたくなる。


満月に合わせるともなく

詩を公開。詩っていうか詞ですが。

Blinking News

曲の形はできたけど

ゆっくり

つくってる。

また、旅が終わったらね。

天無邪気鬼

無邪気ってなんだろな、としばし考える午後。

来週…ミッション。準備。

天気。二転三転。これからどう転ぶか。すでにやりくりだけで体感重力がおかしくなってく。

だが、いい時間にしたいから、他の時間も、そのために、それとは違った姿でも。


そんなこんなで、今月は音源をリリースできそうにない。

だが。詞だけ公開しようかな、とも思っている。

なりゆき次第ですけどね。

おれい

SNS 投稿もやめ、全く何も宣伝していないにも関わらず

Rio” はこれまでより遥かに多くの人に聴いて貰えてるようで、嬉しいです。

誰かが気に入って、紹介してくれたのかもしれませんね。どうもありがとう。

今現在、2021年1月上弦の月の時点で聴き返して、唄はまだまだ良くなる余地はあれど、

曲と詞は自分の中でも特別だと確信しています。


あ…それから実はまだサボってて

歌詞をディストリビューターにアップしてません。

リアルタイムで見れればより楽しめると思うので、近々アップしますね。

それまでは、こちら をご覧ください。

あかりをつかさどるもの

空気の流れが激しいなぁ、いや、風が強いなぁ

景色が広いなぁ、山の上のハイウェイオアシスって壮観だなぁ

そんな夢(悪夢でなくてよい)を見ながら、壁の中で忙しく暮らしている。

Don’t Box Me In って曲、Coppola のサントラで Copeland がやってたな…と思い出して、そこからこの曲でコラボしている Stan Ridgway を聴き出した。
声質が面白い。コメディアンのような、TV 向きのような、なんというか。

彼がフロントマンだった Wall of Voodoo の live を数曲観る。思ったよりシンセサウンドだった(で、曲はピンとこなかった)が、ドラマーがオクタバン使ったりしてるし、Stewart との接点はそれ以前からあったのかな。逆もまた。

彼はハーモニカといい語り口調といい、ありそうでない感じなのがいい。
というか… キャラが面白い。

“You categorize this music? Does it have a name?”

“Hmm… I’m mostly just as confused as anyone else as to what to call it”

* 尚 Stu & Stan の Don’t Box Me In はなぜか Apple Music, Spotify で見つからない。日本で配信権がないのかもしれない。YouTube ででも探してください。珍しくマッチドグリップでスネアを叩く姿…

あった。


ワシントン D.C. では Amanda Gorman が素晴らしい朗読をしていた。

大統領になりたいと明言しての 5’30”

最後のリフレイン

there is always light

if only we’re brave enough to see it

if only we’re brave enough to be it

光をみる、光になる。ゆうき。


僕は しかして、ここ数年、光の意味を考え直している。

闇が光を輝かせる。門が音を響かせる。

と同時に

ダークな色がもてはやされたこの数年、これからは確実に反動がくるだろうな。

とも思う。きたるべき、光と高彩度の世界。

これらが現すもの。世界は二極なのか。

light と right はどうしてわかれるのだろう。

(興味あれば、一昨年書いた quiet storm / ohashiTrio の詞を読んでみてください)

あえて、自分は両方であろうとしている。

なれるのかな。


Amanda に戻る、途中、煌めいていたひかり

change our children’s birthright

こたえ、出てるね。

16日は?

あの後、破壊的に創造的かつ事務的、伝統的にして情緒的な土曜日を送った私は

未だに眠れないでいる。

「コアタイムは眠れない」といったのは誰だっただろう? 当時そんな言い回しが流行ってたのか?

まぁそんなことはさておき

やり方を踏まえれば、あれをやるのも悪くないな、みたいに思っている。

アレってなんだ? なんだろう。どうせ形にできるか分からないから、まだ黙っておくよ。

ただひとつ確かな願い。ブルーの RX-7 いつか欲しい。

或る15日

忙しい。どうも思うように時間が流れない。

巡行でも逆行でもよいのだが…

全く楽器を触れない日もある。しかも2m以内にあるのにだ。

しかして、自分の頭がどんどん悪くなってきたとしても、やらねばならないことは増える一方だ。

最近は自分も思わぬ進化も見せたようで、今日の先ほどなど、自動で皿洗いをしていた。

やる気など全くないのに、勝手に身体が動いてくれる。なんと便利な。

自らが AI 化してくるのも、ある意味役に立つ…こともあるのかな。


こんな、どうしようもない、なんでもない日常だが、それはそれで尊くもある。

明日は違った意味で大変だ。やる事が通常の3倍はある。駆動するには5種類ぐらい脳を使い分けんといかん。どうなることやら。


「曲作り」は膠着状態に陥りつつも、それでも書きかけの詞を見て弾き語ってるとインスピレーションが進んでくる。

こういう時が一番幸せだ。作詞家(一応そうなのだが)としてどこまでできるか、は別として

音楽は面白い。幻吾を扱うと、より、ね。


次の曲は、タイトルだけ言うと

Blinking news

ロック。英語にするか日本語か。


ふと、CS で鬼束ちひろを観る。デビュー作、リアルタイムでは随分聴いた覚えがある。
イメージの出し方はさまざまだとしても、本当に素晴らしいシンガーだ。

2017と2018のコンサートだそうだ。

チェロ、結城くんやん、ヴァイオリン、室屋さんやん、ベース、正人さんもやってるやん。

赤い丸絨毯、気合の場か…

勝手な感想だが、中島みゆきと、ユーミンと、両方持ってるよね、この人の声質って。

もし「国民的歌手」がいるとすれば、それはこの人だと僕は思うのだけど。心のどこかで。

で、たぶん、そういうのって、どうでもいい重荷なんだろうね。ご本人にとっては。


長尾真奈ちゃんが「日本むかしばなし」のテーマ曲をカバーしてるのを聴いたが、凄すぎた。
この人の声は… うーん、そのものやな… 悠久 … エレピも素晴らしい…

今年はご一緒できるか、わかりませんが、ご活躍とマイペースを願いつつ、遠くから応援しておりますよ。


そんなんで、1.15 は実は、まだ始まったばかりなのだ。

howlin’ wolf

遠吠え – ハウリンウルフ


BASE と提携したっていう、それに違和感が全くない、note ってどうも苦手なんだよなぁ。
UI なのかなぁ、緑色は好きなんだけど、なんだろ? 決まったノートで書かされる感?

こんなんだから僕は世渡りできないんですけどね。

BASE から何個か買い物してますけどね、首里城再建願いの T-shirt とか。


SNS では流れてくる様々な写真やイラストを見るのが好きで、他はだいたい猫だけれども、音楽はもともと好きだった外タレ(敢えてこう書く)の近況ぐらいしか注意に入らない。たぶん音楽に関しては常に飽和状態で、なんでも受け入れる一方で、なにも受け付けなくなってる。視覚的にヒントをくれる写真やイラストにとても惹かれる。

ただ、音楽家の人たちがいつもセッション後にやっている集合写真というのがどうも苦手だ。
やっぱり、自分は違う方向でいった方がいいなぁ〜と今更ながら思う。

(人を撮ったり、人のブランド力を高めるのはどちらかというと得意なんですけどね)

tail of the future ver.2

21.1.12 – ということで、今日は新月の一日前なのですが語呂がよく、
bandcamp で公開している tail of the future を ver.2 にアップデートしました。

Apple Music などの配信も、即日リリースできたりとかなり使い勝手がよかったのですが、bandcamp はそれを上回る自由度があるので、今後は違った形で、並用していこうと思います。

価格は据え置きで、試聴無料です。既に ver.1 をご購入くださった方は、無償で新型をダウンロードいただけます(筈 – もしうまく行かない場合は、bandcamp 内からご連絡ください、責任を持って対処いたします)。

前回のリズムトラックは、ハイハットを叩いたショット音を組み合わせたループと、キックを並べたものでしたが、今回は自分でプレイしたハイハットと negi のスネアのトラックを加えています*。

また、コーラスパートも加えて、再ミックスしています。

bandcamp には今後も不定期で、デモやリリースの狭間にある音源を公開していく予定。よかったら follow してみてください。


* 左右のダブルハイハットはあまりいないと思えど僕は好きで、現在配信停止中の “river silver [side b]” の “アストロノーツ” では、打ち込みと生のダブルをやりました。


future… っていうと、シンセだったりエレクトロだったりが多そうですねぇ…あるいはレトロか。

この曲はお聴きの通り、いたって普通のニューウェーヴレゲエです。僕は生音が好きだし、Hi-Hat シンバルが異様に好きだし、頭抜きのリズムや、「ぼそぼそラップ」が好きだから。

ねずみのしっぽ にも色々綴ったのですが、最近は、その人にとってやりたい事や、何故かそれまでやれなかった事だったり、
ちょっとした何かを開いてくれることだったら、それが future – まだ、きてない、つまり、これから、くる、一番ワクワクすること – なんじゃないかな、という気がしてます。

それが綺麗であっても、濁っていたとしても。

21.1.11

少し音楽に戻ります。

昨年の舞台を観直したり、次のリモートの段取りを考えたり。


去年の1.11は満月で、シングル「わらい x きみ」をリリースしました。
この曲は1年リリース契約だったので、登録日から1年間でストアから下がることになっており、
すでに Apple Music などでは入手不可です。一年は早い。

実に DIY な音源でしたが、たくさんの再生、またご購入に感謝いたします。改めて、ありがとうございました。

我ながらいい曲なので、単に延長するよりも、もっといい音源にしたい思いが強く、
改めてリイシューする予定です。いつとは言えませんが、気長に待っていてください。

このジャケを描いてくれた隆太くん、京都でマイペースに音楽作ってるのでは、と思うけど、どうしているのだろう。


above photo by Y.Sugimori, 2019.11.23


2019.11.16

彼はとんでもない才能の持ち主です。
いつか音が聴けること、またどこかで共演できることを楽しみにしています。


bandcamp の方は、近々アップデート予定です。詳しくは追ってお知らせします。

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