アーカイブ: 2008年6月

beyond the hope ken

青山Victorでrec session。

昨秋Big Bandで録音した時と同じ部屋、同じブース。
ただしその時は管と指揮のD. Matthewsさんが陣取った大部屋を、今回はAbeさんのpianoが独占。
隣はSugawaraさんのpercussion。

録りおわり、
あの頃と今とで自分は何がかわったかなぁ、とふと思う。
あまり それなり 一杯 かわりすぎてわからない
そのどれでもあるなと、答えにならぬ結論が出る。
マークシートで言えば0点だ。

量りきれない程のすれ違いは、ある学者によると10次元もあるらしい宇宙の
レイヤー違いに過ぎないんだ、なんて、
ここでは思う必要もない。キラー通り。

ワタリウム美術館の下のOn Sundaysで二冊、かわいい本を買う。
love / Gian Berto Vanni – 三辺律子
Follow the Line Around the World / Ijungkvist

最近のcover favorite(プライベート・ナガし)は
Love You Madly / Mitchell – Ellington
I Love My Shirt / Donovan

Donovanはフランスの歌姫ZouZouとの新曲が出たそうで、早速iTunesで買ったところ。

この人、ほんと変わらない。

I Love My ShirtはアルバムBarabajagalに入っているのだけど、
どのアルバムを聴いても、こんな力の抜けた普通の曲や不思議な曲が必ず入っているのがDonovanだ。

Bostonで90年代に観た時も、80年代初頭のSecret Policeman’s Concertのビデオを観ても、
印象はなんにも変わらない。

因に、そこでの帯の肩書きがふるっている。

シークレット・ポリスマンズ・コンサート
参加
エリック・クラプトン(クリーム)
ピート・タウンゼント(ザ・フー)
スティング(ポリス)
ドノヴァン(夢 詩人)

Donovanの何がそんなに心にひっかかるって、
普通なんだけどもの凄く異質
普通に異質
幼稚園ぐらいから、クラスか職員室のどこかに居そう
だけどずっと居ない
そんなかんじ。

仲井戸麗市が名前を取ったぐらいだから
例えば近所のロックンローラーが内面そんなだったとしても全然違和感ないけど
千駄ヶ谷の駅長が内面そんなだったら、おもしろいな、と思う。

何故千駄ヶ谷の駅長が出てくるかというと、
いつもの外苑前から歩くのをやめて今日は千駄ヶ谷から行ったんだけど
洗面所にあった、携帯電話をオフろうというはり紙の右下の「千駄ヶ谷駅長」の署名が
妙に印象的で。

私は千駄ヶ谷駅長である、と言える人は
世界に同時に二人は存在しないだろうし
歴史的にもそう多くはないのだろうけど
そもそも駅とは関係なく車内で携帯電話をオフろうという話だから
どこの駅長の署名であろうと差はなく説得力はないわけで
なんで署名をしたのかなと、気になってしようがない。

これがなんだかDonovanなフックだという、こじつけを7次元目の宇宙に置いて来て
スタジオに戻り弦録りの録音を見学し、ベースを拾って外苑前から帰る。
ゴージャスなレイヤーのストリングスに感動、頭くらくらしながら
これは何次元目の宇宙だったかな
そんなの気にする必要もない、キラー通り。

つづきは、桜ヶ丘にて、Andieさんと

いぬがかけてゆく

こんな雨模様に
頭から離れない旋律というと

金延幸子の「み空」がある。
アルバムとしてもとても好きな作品だ。

ブリティッシュ・トラッドフォークのような色も濃いけれども
この人が関西人だな、と思う瞬間がある。

「いぬ」

イントネーションと
旋律は
こんな風にちょっと関連があった方が
僕は好きだ。

意識してるにせよ、しないにせよ。

皆眠日食

眠れなくなる宇宙のはなし / 佐藤勝彦
を読む。

ゾウ、カメ、ヘビが支えてる宇宙や
タマネギ型の宇宙
夜、目を開ければいつでも見えた満天の星
人間と宇宙の距離がずっと近かったころのおはなし。

そりゃ、昔の人は宇宙を忘れて眠るのは大変だったかもしれぬ
や、忘れても忘れられない大宇宙の夜が常にそこにあれば
むしろあきらめよく、すやすや眠れたのか

昔の人にとっての住居とは、屋根とは
宇宙から自分を隠すささやかな闇のありかだったのかもしれない

今になって、宇宙は地上でもビッグバン
空がみえないのはそのためじゃないのか?

何百年も前の超新星の記録
いつ来るかもしれない彗星
よく書き留め、読み返したもんだ
quicktimeもblogもない、巻物だけの記憶装置

万有引力、相対性理論、虚数の時間、ひも理論
無から有へ、振動宇宙、ブレーン宇宙論、暗黒エネルギー

しかしこれらは、どれも人間にも置き換えられる
惑星の上のそれはちっぽけな衛星である人間に

そうして僕は眠ることにする

はて?

宇宙は
ねむるん?

とびおきる…

波長

新幹線は
その頭部の形状に関わらず
僕の好きな乗り物である

その昔、渡米直前に京都-東京を月に何度か往復していた頃は
newtrain funk
というのを我がテーマにしていたのだ
それはジャンルとして定着する事はなかったが

で今は
とにかくこの空間が高速移動が気持ちいいってんで好きである。

また時には偶然を呼んでくれる

一区間を廊下でベース達と共にホームレス状態で過ごした後、座席にありついた僕は、となりにスーツケースと共に乗り込んで来た方に「楽器の為にリクライニングができませぬ」と話しかけた。
その方は楽器の事から話しはじめ、とても的確に僕の戸を叩いた後、こう言った。
「私はちずを作っているものだが」
ちず?
地図なら大好きだ。
すっかり意見交換する気になった。
それは「チーズ」だった訳だが、聞き違えは僕の人生の友だ。品川で降りるまでの小一時間ばかり、お話をした。
講演と執筆インタヴューの合間という多忙な氏は、次々に面白い話を「新幹線講演」してくれたのである。


…(省略)

ストーンヘンジはβ波を集積、増幅する装置である
β波は人間の意識に働き、可聴域を出た低周波である
これによってある種のまつりごとは行われた
祭り、祀り、政り
これらは集団催眠である
(自分が参加する、しないに関わらず…恐らく、すればする程に)


自然界で働く伝達の波のひとつがα波である
これは更に低い波長だ
(ヒトが感じようと感じまいと)自然はそれを感じ取る

ここで全てを語る事はできないので
次はこのヒトにあなたが偶然会う時に聞いてほしい

って、そんな世の中でもないか

この映画が、ヒントになると思います。

僕もここに書いているような事のいくつかを、話してみた。

floatin’ universe、とかで書いていた「頭が何故上の方がいいのか」という事、この方は電位という角度で判り易く話してくれた。
つまり、やはり我々はアンテナそのものだ。

昔の武将がどうして兜を被ったか、どうして角を付けたかという事も、なんだかすぱっと理解できたのであった。

その方法

ライフスタイル、なんて
いったい誰が決めるんだ?

そんなものは
ない

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