カテゴリー: muse

八の月

暑い。

言ってもしょうがないし実際口に出しはしないが、メモがわりに記しておく。
どうせ、気付いたら秋になり、冬になっているからだ。今年というやつは。

皆さんいかがお過ごしでしょうか。状況に関わらず、佳き8月を過ごされているか。

こちら、うんざりしたときは川辺でトンボを観たり(これがなかなか感動ものだ)、
穴場のプリン屋さんに行ったらご夫婦でにこやかに対応してもらったり、というところです。

ギグは当分なく、部屋での作業やヘッドフォン生活もなかなか疲れるもので
(当分、カナルフォンは付けたくない、切に思う)
時折練習に出かけるという次第。勿論録音も試みて。


わらい x きみ」配信に歌詞表示ができるようになりました。
とはいえ、ミックスその他、満足はしていないので、いつかリメイクしたいと思っています。

FLAT FIVE & talkin’ brother” 配信の歌詞については、順次アップしていきます。
CD 盤 もよろしくです。


Twitter Log について
これは基本方針です。
また、2011-2012にやっていたアカウントから、抜粋を載せています。

近年のものは、思いついたときにサイトに載せていこうと思います。
ともあれ、最近の戦争ゲーム広告で、TW JP への支持率がさらに下がりました。


Genesis の70年代頭の作品、ふと聴いたりする。演奏も音もすごくて驚く。フィル・コリンズって、こんなドラム叩いてたんだ。

80年代に大ヒットしたものは、サウンドは好きではなかったけど、”Land of Confusion” はいい曲だなと思っていて、聴き返すと唄も詞もとてもよくて、だがビデオを見直してぞっとした。

当時は世界中での核兵器の数/量が最も多かったようで、それだけに核戦争への危機感も空気としてずっとあった気がする。米露 米ソの対決だったから、メディアもわかりやすく報道していたかもしれない。そんでもってこんなパロディになっても、ウケいられていた(というか、麻痺していた)。冷戦が終結し、実際は世界の戦争は一向に収まっていないにも関わらず、なんとなく、その頃よりまし、みたいな、そんな錯覚ありませんか?

数が多少減ったとは言え、地球が何回でも滅びるだけの量。中国に、中東に、拡散が続く。
それを諫めるどころか、自分も保有したいという願望を、もはや隠そうともしなくなっている、この国。

二発の原爆投下で、この国で、一体どれだけのことが起こりましたか? そのとき、中央・東京の政府は、一体何をしましたか? 広島に次いで長崎に B29 が向かっているとき、それを知りながら会議を続け、迎撃司令もださなかった。国民でなく中央集権体制を守ることが彼らにとっての「国防」だった。そんな特番をしっかり流してくれた NHK は、今はなにをやってますか?

核は、愚かです。


今は3曲を並行して作っています。どれも大切な曲。いい形にして発表したいと思っています。

カメラオブスキュラ


Camera Obscura / stillbeat
moon x moon #15

online single – 2020.8.4
lyrics

暑くなるとレイドバックしたエイトビートをしたくなる。

ジャズや EDM する人はどう思うのだろうか。

梅雨のある朝に思いついた曲。

前作 Loft & Found と順番は逆になったけど、
こっちはわりとマジなテーマです。

光とか輝きとか自由ってなんだろなと、日頃思うのですが

光がすべてを救うとも思えないし、それで騙されてしまう人もいる。
閃光がすべてを奪い、人の影だけを残してしまったことも。8月。

僕自身を励まし、導いてくれたいくつかのことも含んでいます。

カメラオブスキュラはピンホールカメラ、レンズを使わないカメラの原型です。
工夫すれば、部屋のカーテンをいじって、壁に薄く戸外を映すこともできるとか。逆プラネタリウム、みたいなものですかね。

2月に吉祥寺で観た青年団の「東京ノート」、フェルメールとカメラオブスキュラの話が出てきて、それが頭にひっかかっていたのかもしれません。

playlist?

Spotify なるもの、まったく使いこなせず。
リリースもほぼ放置しており、これはさすがにまずいと、時折調べてみる。

調べれば調べるほど、さっぱりわからず、
いや別にそんなことやりたくないです、いうことばかりで、
疎外感も増える一方なのですが、

それでも聴いてくれる、レイアメタル姫&少年の方々のためにも、
無名の並行宇宙人なりに、プレイリストを作ってみました。

moon とその周辺

この頃の気分

作品 / 演奏参加曲など

うーん、参加しててもストリームされてない曲、結構あるんですよね。
ハミングキッチンとか Racla とか… flex …
ま、そんでも。

なお、リリースの一週間前には色々準備しろ、といろいろなところに書かれているものの、当方リリース前日か当日にならないと曲が完成しないことが多々あり、全く実行できていません。

メディアやレコ社の方々の仕事っぷりは凄いんだなぁ、と実感する、2020年7月上弦です。


さて、上弦の月にて(もう沈んでしまったものの)
恒例の次回予告を。

今作っている曲は

オブスキュラ

といいます。曲は先月思いつき、詞がやっと固まったところ。
僕にしてはストレートな、いい曲です。

とはいえダジャレは欠かせません。
僕の場合 rhyme とか韻のかわりに、これが動力源なので。惑星間航行の。

暑苦しくてやっぱや〜めた、となる可能性もありますが、ともあれご期待ください。

8.4 満月 公開予定

混迷の地 – PNR

夏がもう来たか、すぐそこなのか、という様相だ。

COVID-19 に、意味不明の GOTOなんとかに、謎のオリンピック全面広告に、
ここは LAND OF CONFUSION だが
(Late ’80s にも色々な誰かが警告していたんだね)

多くの人が色々なアンテナを伸ばしてやっている。
それは僕でもなんとなくわかる。

ただ、情報に距離をおかなきゃという姿勢は変わらず、
というか、おそらくあの時に PNR (Point of no return) を超えたので、
ある意味、自分の忙しさでいっぱいになっている。

(これは、もしかすると、あの界隈の人もそうなのかもしれない。別の意味で)

割と、殺伐としたものと、その中で響くものが見える、という状態だ。
David Sylvian とRobert Flipp の Graceland Tour の映像がしっくり来たりする。

自分の感度という意味では若い頃に戻ったかのようで、幸せですらあり、
ピエール・バルーさんが David Sylvian を家に呼んだりしてた、とアツコさんに聞いた話が、今頃染みてきたりしているのだけど、

正直、周囲との共感度においては、あまり期待していない。
今それは、ある種の安全装置として働いている。感受性はそれ自体がレセプターとなるからだ。

まぁ、もうしばらく、やってみよう。

キャットウォークの超大陸

Loft & Found – online single

混迷の連休のさなかですが、沢山の再生ありがとうございます。
予想外の反応で驚いています。

今回は完全に個人的趣味からの音楽です。
こういうリズムは、昔から僕に染み付いているもののひとつ。
最初にベースラインを思いついて、南米のテイストで作りたいな、と思ってたのに、なぜかこうなりました。

詞については諸説並べますが、あまりアテにせず、ご自由にとらえてください。

  • 道路は鼠 〜、というくだりは、要するに、あおり運転はよくないよ、みたいなことでしょう。
  • 朱雀は朱雀大路。想像するしかない平安京、住めば何処も都。
  • うるさヴルサってのは、ベースのエンドピンに Ulsa というのがあります。ガッシリしてる。
  • So swift は、スズキの車か。つばめのことか。
  • バケラッタは言うまでもなく、オバケの子どもの名セリフ。
  • この空に黒い瞳はない、日蝕以外はってことですね。ちなみに新月って太陽と並んで昼間に出てるってね。

2月以降のリリースシングルは、ほぼリアルタイム歌詞表示されるようになりました。
が、どうも「スポークンワード」ジャンルになっている3曲が後回しにされている感があります。このジャンルは Apple も手薄だったりするのでしょうか? まさか??

尚「わらい x きみ」と “FLAT FIVE & talkin’ brother” については、配信業者が歌詞表示非対応にて、御免くださいませ。

stillbeat / Ray Kondo – Apple Music


感染症の拡大が続いています。
くれぐれも気をつけて、お過ごしください。

Loft & Found

7月の新月に。今年14番目のシングルです。
こちら から。

4:44 の 100 BPM。

詞は こちら に掲載しました。
Apple Music でもリアルタイムで読めます。
iPhone なら左下の吹き出しをタッチしてくださいな。

so swift

今回のはいいですよ、ツッコミどころ満載で。

ジャケットこんな感じ。

Loft & Found / stillbeat

now finalizing…

七度目の瞬き

たこやき脱出。

Loft & Found は面白い曲になりそうだ。
例によって、これまでの流れを螺旋状に来ており、
前作 Z-A(ひかりのなかま)とはかなり違う様相だ。

Z-A は数えてみたらサイレントギターを10トラック重ねていた。
今回はノーギター。これまで避けていた鍵盤をいっぱい使った。

無音の世界からも脱出し、ドラムも叩き録りしてきた。

フレットレスベースを録り、トラック録音は一通り終了。
やはりエレキベースは楽しい。

ジャケットもほぼ完成。今回はモノトーン。

というか、あと3日少しなのだが。

116 bars

新曲のたこやき、じゃなかった、Loft & Found
少し進んできた。

今度は引き出しの中からじゃない、完全な新曲。

あと一週間。今回はジャケットどうしようかな。

ちいさなせかい

昨夜の日記のタイトル、なんで「一輪車の夢」だったか

よくわからなかったのだけど、たぶん昼間に読んだ古い雑誌で

昔の巨大な一輪走行車のカタログを見てたからだと思う。

もうひとつ。ベースフィドルを運ぶには、アメリカ在住の頃だが、
常にエンドピンを外して、ぐさっとタイヤを差して、コロコロ歩いていたのだ。

それが「一輪車」。

今は、何度か写真を上げてるように、二輪の専用の車をバリッと貼って
ゴロゴロ歩いている。サスペンションまで付いてて高性能な車だ。
もう三度か四度、タイヤを交換している。

もう、歩くの、疲れたよってことかな…


ずっと歩きや公共機関で、ベースを担いで、転がして、移動してきたが
昨今の状況から、僕は極力それを控えている。

たとえ JR やメトロの営業妨害と言われても、そこは僕だって。
普通の人より遥かに荷物が多く、身動きがトロく、距離だって取りにくいのだから。
なんなら、乗る方が妨害でさ。

そう、ただでさえ、オリンピックに備えて荷物の予約が必要になります、とか、そういう事情が重なっていたのだ。

そこへこの新型コロナだ。そろそろ運ぶのをやめたくもなる。

車を使えばいいだろうって、ほとんどのプロミュージシャンは車で移動するけども
そうもいかない。とはいえレンタカーもそう使ってられない。


いずれにせよ、今後演奏活動を展開するには、専用車が要る。
この、先の見えない展望で、車ですかい。

そうなると、色々な事を考えるのだ。将来、数年後、十数年後、去った後…

僕を知っている人ならお分かりの通り、僕は相当変わっている。
ミュージシャンとしても、一般人としても、
真摯であろうとすればするほど、はみ出しているのがわかる。

型にはまるのが嫌いなのだ。


発明家になれたらいいのにな、と昔は思っていたし
一方で軍隊に入りたいとも、イタリアの銃器メーカーに入りたいとさえ思ったこともある。

鬼ヶ島に就職して青鬼になりたいとも、ノートに書いたことがある。

今思えば。軍需産業がどれだけ世の中を牛耳り、人々を悲しませ続けているか。
でも、たとえば手元に銃を置いて眠りたい、なんて想像する人は、その先は見えてないのかもな。
自分がそうだった。子供の頃だけれども。モデルガンだけれど。

昔から、若いまま、色々な事情で戦争に行く人がいた。今も世界中でそうだろう。
彼らはある時はよかれと思い、ある時は任務として一生懸命やっているのだろう。香港の警察と同じだ。だけど想像した方がいい。

想像ができない間に、人々は使い捨てられる。今に始まった事じゃない、人類誕生からずっとそうだろう。

そんな想像さえ、できなくなるかもしれないからだ。


物も電波も電源も、軍需から発展したものは多い。たとえば腕時計もだ。

極限の状況で性能を上げざるを得なかったものも多いのだろう。その恩恵を受けた物や人も。

だがそれは大切なことを半分以上覆い隠している。

今も軍需に経済を見出したいとする人々は考え直した方がいい。本当に幾度も幾度も、考え直した方がいい。


音楽は平和か。音楽は凶暴か。
音楽は何かの道具ではないのか。

目を閉じたくもなるのだろうけれども、そこはみんな、常に考えた方がいい。
若い人だって。

気づいても何も言えなくなる事だってあり得るのだから。

音楽は忘我。the other side が見せられればそれでいいのかもしれない。
あとはそれぞれ、感じとるも、感じないも、自由であろうよ。

そうかもしれない。たぶんそれだけでもない。

僕の音楽や、僕の関わった音楽が、どう残っていくのか、わからないけれども
せめて残された時間、考えて実践していきたいな、と思う。

無意識をふくめて。もちろん。


Thank you for reading!

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