スペースシャトル

日曜、ちょっと段取りして、マルシェとやらにいく。
薫製のカモとキッシュ。びわこふきんに特別美味しい遠州のピーナッツバター。
駐車場から神社に参拝。
空気がいい。

ちずのちじんはお元気か。

部屋を払い、空っぽの空間にしばし。
荷物を積み込みドライブ。
いまだにわからないみちのえき。

Colin のハイトーンの音域はとても出ないと思ってたが
案外そうでもないかもしれない。

またやってみよう。
頂上と谷底。彼は誰よりそれを知っている一人。
そんな人の波動が、少しでも僕にも伝わればいい。

ミュージシャンは、折り返しにいる存在。

いいと思ったもの、受けた影響を、
吸収して送り返す。ある意味、運送業者のようなものだ。
その位置が、自分自身にフォーカスされているのか、
自分の背後か、それより前か。
それで表現や、その人のあり方も変わってくるのだ、とふと思う。

そういう意味じゃ、カメラみたいなもの、なんだろうな。

プランターララバイ

沢山採れているバジルの種を植えるにあたって、プランターのトレイがない。

使い続けて劣化割れしたプランターを、よさそうなのに新調したのだが、
あまりないサイズで、トレイがはまらないのだ。しかも店にも置いてなかった。
DIY 店を2店舗回ったというのに。

通販でやっとモノを探り当てたのが昨日。
購入寸前にふと、通販に頼らずに店で注文しようと思い立つ。今日は実行の日だ。

出かけるのはやめ、電話をかける。
ネットで調べた製品名とスペックをしっかりと朗読する。

「ポリプロピレ…」のところで遮る店員さん。

「バーコードはありますか?」

「?」

「バーコードを読み上げてもらえませんか」

…ー…ー…ー

どうやって? いつ人間にバーコードリーダー機能が付いた? てかそれが時代? それより折角調べたスペックを、最後まで読み終えさせてくださいよ。


なんと返答したか覚えていないが、僕はとにかく、寸法と色の略称まで言いたかったのだ。その上でバーコードとやらが人間に解読可能ならば、受けて立とうじゃないか。

「バーコードのところに番号があるでしょう、それを読んでもらえれば私たちはわかりやすい」

この人は番号のことをバーコードと呼んでいたらしい。ともかく、調べた製品名と素材と寸法と色の略称は伝えてすっきりしているので、僕は廊下に出て、数日前に買ったそのミニマルなプランターの側面にかすかに張り付いているステッカーのバーコードの下に分割表示されているナンバーを読み上げる。

というか、これを読んで伝わるのだろうか? こちらが欲しいのはトレイであってプランターではない。

そもそも、持っていないもののバーコードなど伝えようがない。

ところがそこは店員さんはお見通しのようで、週明けに業者に確認をとり、そこからこのプランターに合ったトレイを発注するということになった。ダメなら電話くれるらしい。

よかったよかった。これで送料も節約できた。
おかげで通販ショップならもう到着しているモノが、あと3-4日以上も後になった。
バジルの種播きも遅くなった。

これでよかったんだろうか??


でも、なんだか楽しかったよ。

頭の硬直した人の気分、こういう時にすごくわかるのだ。
自分がそうならないと理解できないことって、いっぱいある。
日本のシステムやマスコミがやばいと言うが、自分もたいていやばい。

そしてそんな人の扱いに慣れた人も、いっぱいいるんだろうな。

bandcamp 305

よこくの通り、bandcamp で数曲リリースしました。

Blinking News

これまでの路線と違うと思うかもしれませんが、初心にかえってロックです。
元旦に、思いつくともなくメモした、アコースティックベースと口ずさみのフレーズを膨らませ、作っていきました。
録音したのは Rick 4001 ベースにガットギター、サイレントギター、Negi のドラム。ドラムは… 続きはまたいつか。
歌詞 は僕が見聴きしてきたものごとを、再解釈したり囚われたりひっくり返したり。
これもいつか、ね。

Atto Iu Ma Ni (twenty-one)

後半に を足し、ギターのバランスをもう少しフィーチャーし、リズムも。おわかりでしょうか?
こちらは敢えて、アコースティックサウンド + 808系ドラムマシンの単純な構成にしてたのだけど、サビはもう少し変わってもいいかなと思い、別のエレクトロドラムを足したり、シェイカーを振ったりしてみました。

この曲は完全に生でやるのもいいと思うし、弦や管が入ってもありだと思う。将来的に思いついたバリエーションも、作っていくかも、しれません。ともあれ、あっというまに近づき、過ぎさる、何かです。

よこくの太陽

これは、river silver [side a] 音源と同じトラックを、少しだけバランスやミックスを変えました。といってもベースと声だけなんですが。
この曲に一時はまってくれて、新幹線の車両で JK 君と何回も歌っていたという Charm 君が、アルバム音源のバランスがどうもイメージが違う、みたいなことを、もの凄く遠回しにちょろっと言ってたのを、僕は忘れておらず。今回はどうかなぁ?

みつかったぞ

もう一つ river silver [side a] の音源で、こちらは前回と全く同じです。初めて bandcamp を訪れた人のために、挨拶も兼ねて、代表的な芸風として公開しました。とはいえジャケットは悩みに悩んだ結果… 一応、この動物はリバーシブルになっており…

river silver のリメイクは、暗礁に乗り上げていますが、
時計をひっぱりだせ・ひかり・chime あたりが変わると思います。

まぁそんなことはさておいて。

bandcamp は、March 5th いっぱい、bandcamp Friday としてアーティスト還元をやっています。
これを書き終えたころには3/5は終わっていそうですが、
実は米国の太平洋時間に開催されているので、明日の夕方5時までなのです。

無料で試聴もできるし、サブスクと違って非圧縮音源も含めてダウンロードできます。
ぜひ聴いてみてください。もし気に入ったら、ご購入よろしくお願いします!

これからも、DIY 音楽家ですが、生きてる大事な時間をみつけて、音楽を作って発表していきたいと思います。

皆さんよい週末を.

305 のよこく

303 の日に、305 の話を。

2021.3.5、bandcamp にてリリースします。

Blinking News (new!)
元旦に思いついたフレーズから。仮歌の片言英語を日本語に変えず、敢えて両方を並行させた試みです。another world に至るための、僕のルーツでもあり。

Atto Iu Ma Ni (2021 version)
2020のシリーズ “moon x moon” より。後半の詩と音を膨らませた2021バージョンです。

また…それに伴い、こちらも再リリース。

よこくの太陽(original)
2018より1年間リリースしたアルバム、”river silver [side a]” の冒頭詩。オリジナル音源を、かすかに磨いてお届けします。

3月5日は Bandcamp Friday といって、コロナ禍以来 bandcamp が実施してくれている、アーティスト還元の日でもあります。この日にダウンロードしてもらえると、とても嬉しいです。

これからも、独立音楽家として、面白い音楽を作っていきます。
ご支援のほど、よろしくお願いします!

あたらしいせかい


大橋トリオ / NEW WORLD
3.3 release

映像付き盤に、前回ツアーの東京公演 @ NHK Hall の模様が収録されています。
作品と共に、ぜひ。

コンサートの音響も素晴らしく、僕のベースも、プレシジョン、アコースティック、レイクランドどれも最高の音で収めてくれました。PA のボブさん、モニターのいくしまっち、そして Live Rec & Mix の早乙女さんに改めて感謝いたします。

そうそう、”quiet storm” のライヴ再現もね。
後半バンド全員が加わり、僕がプレベのかわりにダブルベース弾いてるアレンジは、ワン&オンリーです。

僕はアルバム本編には参加しておらず、今後のライヴ演奏活動からも退きました。
コロナ禍で、首都圏から距離を置いた僕には、止むを得ない選択でした。

ですが、彼や、彼の素晴らしい仲間たちはこれからも、日本の音楽を引っ張っていってくれるでしょう。これは信じるまでもないこと、です。

チームが奏でる新しい世界を、これからもお楽しみください。

また何かの形で関われることを願いつつ、Have a good one!


ぼくはといえば、これからも

another world を見つけ
少しずつ音と言葉を磨き
どこかで体現していきます。

興味あったら、ね。

nigatsu

二月総括。

昨夕 2.27 は満月だった。京都の人によると、月の出が見ものだったらしい。

残念ながらこちらでは曇っていた。夜半に、真円に見えぬ朧月を見上げる。

そう今回は、月にあわせて何も発表しなかった。新しい詩も書かなかった。が。

ちょうど曲ができたところだ。


とぶように過ぎる月日をおもうこの頃だ。
例年ならツアーの準備、業務、確定申告、てんやわんやであったが
前述の通り演奏チームからは離れることにしたので、その他の変化が大きい。

やる事は沢山あり、感慨に耽る間もない。これはある意味、感謝すべきことでもある。

これから何十年になるかわからぬが、道を考える。
災害や感染症、世相、それだけでも、いつ何がどうなるかは覚悟せざるを得ない。

誰であっても、ほんまにね。

だからといって、諦めて放棄はしない。
実際、自分にやれそうなことは、これまで思い込んでいたより遥かに多そうだ、と日々気づいている。

もちろんこれは「やれたことは」の裏返しでもあるのだろう。
だが、心のさすところに向かう。


テクノロジーの進化は凄まじい。コロナ禍でもかえって発達したこと、してしまったこと、
これをよいことに勢いを増してしまったこともある。

テクノが敵か味方か、ずっと見極めている自分だが、
これは両方であり、使い方であり、捉え方であり、これからの展望とつきあいかたの問題でもある。

さらに、僕の世代だけの話ではとっくになくなっている。


あんの上、振り返りきる前に二月は去った。
3.1 目覚めるとジェット機が低空で飛んでいる。

舟はどこへ

ことばをうたうバンド あなんじゅぱす の
映像企画に参加しました。

藤井貞和さんの詩「舟はどこへ」
(ダブルベース・演奏)

空間と映像演出の石多未知行さん、マリンバの澤口希さん、
あなんじゅぱすのひらたよーこさん、大光ワタルさん
すてきです。

藤井さんへのインタビュー「<うた>をかきたてる」
(「舟はどこへ」への質問・ボイスメッセージ)

リアル・NPR ですね… この構図だけで感動。
とても深いお話です。

また、Studio 木曜日さん、とても精力的に活動されていて
谷川俊太郎さんの「朝のリレー」「きみに」の MV も上がってます。
矢野さんのアレンジ、流石です。

こちらは参加しておりませんが、ぜひ。

YouTube Channel

すぱいらる

といっても青山にあるビルのことではなく、

これ の続き。MPB のことを書きたいがまた MBP。

どうやら、Macbook Pro 16″ のファンノイズ爆奏は、
AMD Radeon Pro グラフィックボード (discrete GPU = dGPU) を使う時点で必ず起こるようだ。

外部ディスプレイに接続する = AMD グラボに切り替わる = dGPU が発熱 = ファンが高速回転

内蔵の(どっちも内蔵だが) Intel UHD Graphics (integrated GPU = iGPU) で使う以上、発熱レベルはたいしたことはなく、ファンもとても静かだ。
だが外部ディスプレイを iGPU で賄えない。「外部ディスプレイは dGPU で賄う」という想定で、漏れなく過発熱になっているのなら、設計ミスでしょう。

何度失態を繰り返す、Apple。

この MBP はヒンジの部分、MacBook Pro ロゴがある部分に、本体からの隙間がない。
排熱口は背面、斜め下向きに空いているが、これだと熱い空気は抜けていかない。
底の左右に、指を切りそうなぐらい大きなスリットがあって、ここから吸気はたっぷりできるが、上向き排気がないのはやはりおかしい。
防水か? んなわけがない。スピーカーの音に影響か? これはあるかもしれないが、優先度が違うでしょ。

2015の Retina MBP、これもファン回転は酷いモデルだが、ヒンジ部分には沢山隙間があった。
今見ても、デザインはこちらの方が圧倒的にかわいい。ポルシェみたいだ。

このやり方を、2019モデルの底面スリットと組み合わせれば、かなりエアーフローは改善したと思うが、どうしてそうしなかったのだろう。


MBP – Música Popular Brasileira のことはきっといつか。

つつ

週末くるの早い…

嬉しいのか焦るのか。
焦りたくはないし、そうしないためにこう生きているのだ。が。

ジョアナ・ケイロス、やっぱすばらしいなと思いつつ。


Rio” の歌詞、実はまだストアにアップできていません。
先日から投稿しているのだけどハネられて (rejected) しまい。
ガイドライン見ても、理由がぜんぜんわからない。

強いて思い当たるとすれば、改行が多いことか。

iPhone でリアルタイム表示したときに、ヘンなとこで途切れないように
ギリギリで収めて改行するようにしてまして

これは単語で区分けされない日本語の宿命ですが

改行設定は難しい。デバイスも年々変わってくるから、頑張っても無駄になることもあるけど。
このページも Mac で書いてて、スマホで見ると変なときもあるし。

で、改行が多すぎると、実際の曲に余計なセクションを加えてると判断されたりしてるのかな。
またトライしてみます。と報告しつつ。


来週には、何かしら音源公開したいと思っています。

つつ。

つながるかきるか

榎本幹朗さんの『音楽が未来を連れてくる』はとても内容が濃く、また示唆に満ちている本で
早く最終章までたどり着きたかったが故に約600ページを3日で読み、それによって頭に入りきらないところがあったり、また最終(現在と未来)についての感想がもやもやしているのではあるが。

Sony や Apple や Napstar や Spotify の神話はさておいて、
…ていうか、面白いし、極める者の生き方に触発はされるけど、僕は生粋のアンチソニー。

ピンと来た一つは、SNS やサブスクの「おすすめエンジン」のところだろうか。

僕にとって、SNS やサブスクのどこが胡散臭いかというと、勝手に誘導してくるところだ。
しかも、その誘導具合がことごとく、あまり気持ち良くない。

twitter 広告で鬱陶しくないと思ったものは一つもないし、Yahoo も Google も同じだ。
世の中の経済の大きな位置を占める「広告モデル」とやらが、僕はどうも合わないらしい。

人にやられても、アルゴリズムにやられても、同じことですわ。

…とまぁ、桑野信介並の厄介な性格を持った僕であるが、ともかくこのエンジン開発と音楽配信やサブスクは深い関係になるようだ。

Twitter のタイムラインを見ていると自分と同じ意見が集まって、それによって分断が進む、
311以降の日本や、トランプ以降のアメリカでも大きな問題になってますよね。

SNS 離れや浮き沈みの一因でもあり…

だから、音楽も同じことを孕んでる。

また、テキストや写真のように、自分の脳を働かせれば瞬時に判断できるものと違って、
音楽はある一定の時間を委ねないと、好きか嫌いかわからない。

まぁだからこそ、いくら時間があっても足りないので、自動化が進んでる。それもわかる。

で、一瞬で良さがわかる音楽、確かに(いっぱい)あるのだけど、
それを商売として求めた結果、どうなったのか。5秒でサビを始めなきゃいかんとか、違うでしょ。

だからじっくり判断したい。音楽ぐらい自分の気分で判断させて欲しい。
プッシュせず、放っといてほしい。もっとうまく、騙して欲しい。
それになんか、iTunes のシャッフル時代の感動が、AI リコメンにはまだないような気がする。

ミュージシャンによるキュレートや450次元の解析って言われると、すごいな、とも思うし、
これがたとえば本邦でいう、あの音楽番組だったりするのかな、とも思う。

でも、キュレートってきっかけだし、解析がすごいって、それだけで陶酔するわけにもいかんよね。

いずれにせよ、勉強になる。深いです。

深いよ。だからって、そこでほっといちゃいかんな。

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