投稿者: ray

発つ前に

そういえば、ずいぶん読書をしていない。

丸い月も今回は、見れなかったな。

明日はちょっとした長旅だ。その前にハイハットを録音したいが、できるかな。

モジュラーパッチ

慣れないことをしていると自分の欠点がよくわかる。

運動でもなんでもそうなのだが、一体なんでこうなるんだろうと

周囲に笑われ、それを自分でも面白がってるうちは甘いものだ。

コロナ以降は必然的に、自らの習性、あるいは性能に

よりシビアに向き合うことになった。

最近わかってきたのは、少なくとも自分は、壁を破る速度がかなり遅いということだ。

push the envelope というのか、それまでの限界を超える、あるいは脱皮というのは

いくつになっても必要だ。それができなくなったとき、おそらく、割と困ったことになる。

いかにスローであっても、人生は続いていく、からだ。


そんなんで、かなり分厚くなった壁をぺりぺりと破るべく、今日もジタバタしている。

うまくいきそうだと思ってコケること、うまくいく気もしないこと、

うまくいくやろと思って崩壊すること、さまざまなパターンがあって枚挙にいとまがない。

「欽ちゃん」は最初の TV 収録のとき、何十回も NG を出したというが

僕は毎日、ほんまにそういうことが起こる。

仕事本番のプレッシャーがなくても、練習や録音をしてるだけでその境地に達せるのだから、ある意味恵まれている。

ワレはポンコツなんかいと、そういう引き算もできるが、その中でもどうにか、自分という迷路をくぐりぬけていくのだ。


指をほぐし、シナプスをつなぎ直す。

ゆっくり、はやく。

ゆっくり。ゆっくり。はやく。

画角から出ても、ええやんか。

指とゆび

Edie Brickell は昔から好きだったので

ついネタにしてしまうのだが

Paul Simon の2018年アルバム “In the Blue Light”

奏者もアレンジも達人ばかりで凄い音だなーと聴き惚れてたら

Edie も参加してて、そのパートが “Finger Snaps” なんですね。

Marsalis や DeJohnette や Gadd や Frisell や

Patitucci や Rob Moose や Nadia Sirota が参加する中

指パッチンって

すげぇ… さすが、あの日に出会ったカップルだ

ラップと輪ゴムのハーモニー

イチゴを入れたガラスボウルに

ラップをかけようとすると

うまくくっつかない

しまった だが

輪ゴムをかければ密閉できる やんけ!

ところが ガラスボウル

溝がない

輪ゴムは収まりどころを 超えて

つつつつつ

滑り落ちる

結局のところ とまりどころは

輪ゴムとラップの ラバーだより


Wordy Rappinghood

Shoothing Rubberbands At The Stars

エディ・ブリケルにはティナ・ウェイマスと共演してほしい

Klein bottle

こうも沢山駄文を綴っていると
つい二ヶ月前に何を書いていたのか探すのが面倒だが

ビザンチン〜コンスタンティノープル=イスタンブール〜スルタン
の流れに引っ掛かっていたフックは
Dire Straits の Sultans of Swing だけじゃなくて

先日から綴っている Atlantic の名プロデューサー
Arif Mardin にも結びつく。

Atlantic 自体が元来、トルコ系アメリカ人によるレーベルで
創立者の Ahmet Ertegun は、そのものズバリのオスマン帝国、コンスタンティノープルに生まれている。

Mardin の家系は、オスマン帝国でも政治家や外交官、軍やビジネスの実力者だったようで
要は想像を絶する「力」を持つ人々だったということだ。

ヨーロッパ、キリスト教世界を震え上がらせたオスマン帝国。
彼らが軍事でなく音楽に、その力と(そして才能と心を)注いでくれ、Aretha も、Laura Nyro も、Hall & Oates も、Chaka Khan も Green Gartside も、あれだけの音楽を生み出してくれた。Aretha の “Day Dreaming” ができたときの、彼らの気持ちはどんなものだっただろう。

Nica 夫人しかり。

世界は単純な対立じゃなく、あちらとこちらはいつもつながっている。クラインの壺ってことか。

no weapon

that is formed against thee

shall be, shall be

it shall not prosper

– Isaiah 54.17

価値観が入り組んだこの世界を
特定の教義だけが救うとは考えないけれども
だからこそこういった詩歌は多くを表してくれるとも思う

これはクワイアで演奏していた曲
少しだけ昔のメモ録を なんとなく始まってこうなる

解釈はさまざま
だが僕はこう思う

武器は何の実りももたらさない

音楽は全く違う出自の人も

共振させることができる

brevete

楽器がひとつ、蘇る。完全には今は治せないが、とてもありがたい。
職人さんの腕に感謝。

音色の生命力も全然違ってる。

help-centre

あれから11年。
忘れてはいないよ、情報への接し方は変わったけれども。

情報は今でも、人を翻弄しっぱなしだけど。

silvereyes

早咲き桜だろうか?
町の街路樹にひとつふたつ、ピンクをまとう樹

なにやらふわふわと動く気配、虫だろうか
いや
鶯色をした丸いもの
二羽の鳥だった

うぐいす色といえば、鶯だろうか。
マジか。ウグイスかよ。
こんなアスファルトの道に。

やがて、とてもかわいく小声でさえずり、ふわふわと飛んでいった。
声も飛び方も頼りなさそうで、子どものうぐいすなんかなぁ…

後からメジロだと知りました。

みやこしらず

Cocolo Kyoto でのライヴは、本当なら今頃10回ぐらいは開催して、お客さんも定着して…の予定だったのですが

すべては before 2020。京にも江戸にも足を運ばない日々が続く。

それでも、いろんなことが、確実に変わっていくようです。自分も少しは、いい感じに枯れてきたのだろうか?

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