投稿者: ray

化石と針とマイク

地表から上にはみだして、重力に逆らって立ち、色々なところを移動しながら
生きてるおれらのやることって、なんだろう

深くなりすぎてしまうけど、時折僕は空っぽになって
おれらは針じゃないかと思ってみる

地面という人生をトレースする針
あるいはマイクやスピーカーでもいい
カメラやテレビもアリか

記録し何を再生するかはその人次第、
それが音楽やる者の意味かなとも思っている

 

音楽やらなくても、みんなの存在意味かもしれない
体験した事を変換して吐き出すこと

これだけ人類がケータイやスマホにはまってしまったのは
自分らは伝達のターミナル、情報の変換素子なんだと自覚してしまってるからかもしれない

中身って、あるようでないんよね

身体の大半が水だっていう事と同じく
人間の大半はその人を通過する情報なのかもしれない

骨肉となったとしても
やがては吐き出さなければいけない

 

簡単にクリアできない、バイアスのいっぱいかかった情報だけど

ばしょはとらないからさ

ふとそんな言葉を思い出す

誰が言ったのかわからない 友人の誰かだと思う

なんか 震災以来 おれらに地球上に存在すべき場所はあるの? って思ってしまうことがある
たまたま 生かされているけれども

安全なのはどこ? っていう話だけじゃなくて
結局 原発にせよ TPPだの格差や食料や領土問題にしても
地球上での共棲の難しさと 奪い合いと そんなことから始まってるし
資源巡ってフィリピンで鉱山持ってる日本企業が反政府組織の襲撃を受けても
そりゃあんた、企業もコンクリートの中で偉そうな言葉ならべて、自分らの事しか考えてないわな、と思ってしまう。

「外国」で土地を好き勝手に掘り起こすのはやはり異様なことで、
いくら金を撒いたとしても、そりゃあ、どこかの王子に東京のど真ん中が買われていたとしても
中国に北海道がいろいろ買われていたとしても、お互い様になってしまっていて
なんだか根本的におかしいよな、と言えないシステムに腹が立ってしまう。

システムってのは、腹が立つ外部を当然想定しているのだろうけど。
デモは、所詮「ウイルス」ぐらいにしか思われていないのだろうか。

でも、システムもウイルスも、この場合は所詮同じ人間なんだよな…

今の混乱期、いや、人じゃない、悪いのはシステムだ、っていう空気の色合いを良く感じるのだけど
システムを作ってるのは、人なんよね、それも特定の誰かじゃなくて、おそらく、とても多くの人が。
そこには当然、自分も加担してるかもしれない。

 

ばしょはとらないからさ

うん、どうして君は、ばしょをとらないと言えるのだろう?

大人しいから? 状況に適応しているから、それとも抑制しているという意味?
僕は、自分が場所をとらない、とはあまり言えない。
図体はでかいし、楽器を持つとさらに2倍以上のサイズになるし、
大人しくなることもできるけどそれは自分のスイッチをどこかで切るわけで
スモールな自分であることに あまり自信を持てない。

だけれども
自分が何かするときに、その場所で
あるいは、大人しくしているようでも、いや、大人として
できることやってるのか?

そんなことを思う

 

起きてるうちは、できるだけのことやってるつもりだけど。

重力に逆らったふたり

クロタートルを着てflexlifeの公演に下北沢に遊びに行く。
ケーブルは予備を持ったが、チューナーを忘れて行く。

440の長い客席をゴロゴロ歩いて行くと、ちょっとシャリっとしたサウンドチェックの音の向こうに
いつものひょうひょうとした笑顔がある。

音が丸くなじんだころ、箱を出して混ぜてもらう。

大名曲「夢を慕いて」

切れ味するどく、ふわっと重いリエンヌのことばの右に
オオクラララ・ストラミン

出会った頃はいつもウーリーだったけど
いつかギターが似合う人になってる

後ろからもいいけど前からもいいね

クラリネットのアンケンさんも顔真っ赤にして
天頂までラララライフ

あ、これこれ、とびあがる感じよね

空洞化 – 1

空洞化、という事を思う。

〜「多数派が空洞化することへのリスク」として理解すべきことではないかと思っている。
– 内田樹

しきりに言われるのが「産業の空洞化」。

311以降は電力不足による企業のダメージの一つとして、多用されることばだ。
そこから引き出そうとしている解は見え透いている(原発再稼働)。

だが、空洞化は円高、労働賃金の削減(「コスト削減」という大義名分)から、ここ10年ほどの間に進んだものであり、
原発と結びつけるのは詭弁に過ぎないと感じる。

なぜなら、日本の企業が生み出す電力に対して、たとえそれが火力であろうと原子力であろうと、
対価を企業が払うという構図ならば、それは日本国内で金が回るということであり、
外国の電力会社に(いくら見かけ上、安いとしても)支払うよりは正常な経済活動の筈だ。

それが機能しないということは、国内で支払われた電気料金が企業に正しく還元されていない、という事を意味する。
還元されないから、企業は国内の電力会社に対価を支払うモチベーションを下げる。だから出て行く。
つまり、料金が「不当」ということ。

一方、原発推進保護システムを守る側は、報道を見る限りでも、様々な形で還元を受けている。
人事、受注、政策という面で。

結局、見返りの流れ、というものが偏っているがために、
話がどんどん合わなくなっていく。
一方はグローバル化を推奨しながら、自らはグローバルの流れに飲まれないように、安全なところで取り決めを行っている。
偏ったシステムを作っておき、修正機能も不十分でありながら、片方の視点でしか物を見れずねじれが深まって行く。

これって、これこそが空洞化と違うのか。

日本のシステムはOS Xから10.7どころか、10.1にもバージョンアップしていないんじゃないか、
そんな事を、思う。

この国のユーザーとして、思わせてもらう。

重要な歴史

古米の保存の為に、とある方法で密閉保存を試みている。

いわゆる、オフシーズンの衣類や布団を仕舞う為の吸引型袋を使うのだが

何回も失敗しているうちに、遂に究極の袋に出会う。

ただのビニール袋と思ったら、ヤケドしちまうぜ。

大阪の 石崎資材株式会社 謹製、Made In Japan.

チロルとグレイン

意外っちゃ意外なことに

先週末のレセプションライブ模様が こんなとこ に載ってました。

まぁ、場が場だけに、こゆこともあるか。

Hasro & Bokka はたぶん、今後何十年も無名のバンドだけど
ひょっとしたらどこかで何かの肴になってるかもしれやせん。

どこかの風景のグレインや、鼓膜の中のテープにでも残っていれば
それはそれで、本望でござい。

ともあれ僕は、この素晴らしい帽子を、今後もかぶることにしたのでした。

統一見解とデフラグメント

昔、Music Life という雑誌を読んでいた中学生の僕は あるページでは持ち上げられ、あるページではけなされるミュージシャンの立場に どないやねん、この雑誌はと訝っていた。 メディアとしての統一見解ってないんか? ってやつだ。 その頃は、とても強くそう思っていた。 今。一般社会での新聞なんか読むと 新聞社によって方針ががちがちに固められてるのがわかる。 クライアントの方針。 団体からの圧力。 メディアとしての統一見解って、気色悪い。 そう、強く思う。 思えば Music Life で感じたことは、いい肥やしだったのかもしれない。 だが。 たとえば世論調査が有線電話に対するランダム自動発信によって行われてるとして その対象に携帯を使う「ふつーの人」がほとんど含まれないならば ものすごく偏った調査にすぎないということ、 同様に世代によって都知事選の結果も大きく異なっていたように 大新聞社にしても、ライター全員に同じバイアスをかけることなど不可能なはずで、必ず現状を変えようという人が存在するはず。極めて、ニュートラルに。 そもそも、何々社だからね、何党だからね、 というのは、もっとフレキシブルな筈の人間の頭脳を デフラグメントしているということ。 デフラグ。分類をきちっとすることにより、効率化を図る。 しかし、デフラグは必ずしも人間的ではない。 また、あらゆる活動を行えば、必ず人間のやることはフラグメントを起こす。 生きるとは、エントロピーを増やすこと。 その上でさらにデフラグを試みるなら 人々は、たとえ群れるにせよ、常に新しく変わっていくのだと 理解しなきゃいけない。 違う意見を持たないシステムは維持できない。 遺伝子を組み替えた食物は人間を生きながらえさせることはできない。 ある特定の企業や官僚が生き延び続けることはできない。

チカの壁

メルトスルーした燃料の地下拡散停止。

地下壁建造にはおよそ1000億円の工費と、東電は債務超過を危惧して工事開始を渋っている。
とんでもなく阿呆な判断だが、たぶん連中の頭をクリーンインストールしないと治らない。

そもそもこの工費、東京都が負担したらどうなんだ?
オリンピックに使うカネがあるんだよな。まずはこれまで東京都を潤してくれた福島第一に対して
責任を果たしてからそういう事やるのが、日本男児じゃないのかい。

favorite
The Man’s Too Strong / Dire Straits

かぜのあとのよる

風車の回る夜

光ってる文字

月が読んでる

白いのが「人間カプセル」

オレンジが「リトル地球」

どちらにも たくさんのおやすみ

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