アーカイブ: 2016年5月

Rest in Pleasure

広島から大阪に寄って、梅田クアトロへ。

いろいろな年代の人が階段から会場まで並んでる。

ここに来たのは随分昔、JB’sを観に来た以来か。
直前に大阪城ホールで観たJames Brownが、
音響の厳しさもあって楽しめない内容だったことと比べて
音もグルーヴも何もかも圧倒的だったのを覚えてる。

ワインをいっぱいひっかけて、前の方で立つ。近くで観たい。

ライヴレポートみたいなのは色々な人がしてるだろうけど
「これまでの」アフロヘアー+黒衣装で、下に二人ぐらい入った蛹+蝋人形のように登場して
なんか怪しいなと思うと
蛹をひっくりかえして白衣装+ドレッド+王冠に変身。度肝を抜かれる。

彼女は完全にロックスター。ヘッドセットにワイヤレス。
ストラップすら使わず、腰にクリップでベースをひっかけ、好きなときに外して横たえる。

映像でアメリカ公演を観てはいたけれど、上手側の図書館三重唱がいい味出してる。
逆に黒子演奏家に徹してる左のギタリストとドラマー。ギターいい音だ。

隣で立ってるおっちゃんたち。「なんやCD聴いても、よーわからへんねんけどな」といいながら楽しんでる。
すごくよくわかる。夢の中のような音楽。すぐ理解できるからいい音楽ってわけじゃない。だけど魅力があるからこんなことになる。

完全にカリスマ。ファンクスター。

いいもの観たな。Esperanza.

twelve and thirteen

約1名の新幹線遅刻を除いて、いい気分で西へ。
岡山到着。快晴、駅からの空気も眺めもきれい。
わっちお薦めの天神ラーメンを食べて会場へ。

さん太ホールは小ぶりな会場。表口の雰囲気がいい。
舞台はいつもと反対側、上手から出入りするのだけど
ドラムのマイクに足をひっかけそうなのでやはり裏を回って下手から。
それによって行方不明扱いされる危険もあるのだが(事実そうなった)。

そして。なぜかバンダナ巻いて頰の赤いドラマーが登場する。
立ち位置が遠いのを幸いに、極力見ないようにする。
念のため、ディスっているわけではない。
特に注意を払わずとも、彼とはだいたい合うのだ。

アグレッシブ、かつアットホームな本番でした。
ありがとうござんす。

岡山って、
ほどよい都会の規模感というか、落ち着いてて充実してるやんというか
たいして市内を巡れたわけでもないが、
この県に住みたいという人が増えてるという話、なんとなく納得します。

翌朝、メンバーは広島へ。
僕は一人旅。

ノスタルジーな列車に乗って

ノスタルジーが終着駅に着いたと思ったら

その上を行く単線、単車両
枝をパサパサかきわけて走る因美線。
列車が滅多に来ないのをいいことに、枝を伸ばしてる森。
列車も歩くように走る。

途中「みまさか」の付く駅を何度も超える。
「美作」は岡山で最も過疎な市だとか。
でも素敵なイメージしかない。

岡山から鳥取への県境のトンネルをくぐり、
そして着いた「那岐」駅。
タルマーリー。

廃園となった保育園を改装したカフェと工房。
サンド、ピザ、チーズパン、そして5種類のビール。
そのすてきさについてはまた改めて。

津山から再び岡山経由で、広島へ。
1年ぶりの路面電車。この乗り場に来ただけでグワっとくる。

何杯飲んだかわからない麦酒でたいがい出来上がっているので、Jくんとカレーを食べたらさっさと寝る。
(後の祭りだが、この晩はMockyが広島公演をやってたらしい)

生憎の雨。昼過ぎに会場へ。
クレドホールは去年強烈な印象があった、全てが四角いスペース。
ステージ側からは残響すべてがショートディレイなのだ。

それも含めて、なんだかロックな気持ちで盛り上がる。
イメージ変えて、というか去年の延長のような、風体。

◉◉ + 白ずくめ

面白かったなぁ…
この日は遂に、一言も話さなかったけど、言いたいことは結構あったのだ。

ぶち、楽しかったけん。

翌朝。のぞみをスルーし、平和記念公園に。
僕的には「祈念」の方がしっくりくる。
…いろんな経緯で「記念」と言うのだろうけれども。

一直線に並んだ噴水、死没者慰霊碑、平和の灯、原爆ドーム

安らかに眠って下さい
過ちは
繰返しませぬから

ここに来ると説得力の全然違うことば。

主語のないことばは日本特有の甘さ、なのかもしれない。
だが「すべての人間が主語となるべく」あえて主語を入れていない。
むしろこっちだ。

かといって「私たちは」と入れると、違うだろうな。
連帯責任、にすると、それは薄くなってしまうから。

僕は
「自分だけと捉えず、自分のこととして捉える」ことが
大事かなと思っている。

鐘を鳴らす。除夜の鐘を思い出す。力任せではなく
ある程度の距離を引っ張って突くと、いい音が響き渡る。
女性二人組も、西洋のカップルも、おじいさんも、叩いてく。

少し脇にあった、平和祈念像と
草野心平によることば

天心の三日月の上に
幻でない母と子の像
これこそ永遠の平和の
象徴
童子よ母の愛につつまれて
金のトランペット吹き鳴らせ
天にも地にも透明な
平和之調べを吹きおくれ
どんな未来がこようとも
頬っぺいっぱいふくらまし
no more Hiroshimaの
金のトランペット吹き鳴らせ

ten and eleven

10 (TEN) ツアー再開。10本目は熊本公演。

先週壊れてしまったキャリーカートを修理し、
なんとしても寝坊せぬと気合を入れて眠る。

朝。気分を変えてモノレール。「整備場」を二つ乗り越し、機上の人。
ゲートセキュリティが厳しくなってるのか、直前に買ったコーヒーに目をつける検査員。
「ひとくち、のんでいただけますか?」

いいですよ。というかこれイイやり方だと思うけど、
ほんとにアブない人なら、飲んだふりすると思うから…
…しっかり見ておくれよ

wing519

翔び、風に乗り、西に向かい、
脚が陸についたら、走り出す。
熊本には、何年も前からずっと行きたかった、やっと行ける。
短い滞在だけど…

「野田目」って、ほんとに福岡にある地名なんだ、とか
熊本県に入ってすぐの「和水」って、「なごみ」なんだ、とか
場所の名、それだけで感じること、しきり。

以下、大幅に話は逸れますが

位置情報ONにして地図をみると走行の様子がわかる。
これって…GPS情報的には、車の走行速度もサーバーに筒抜けってことだよな。
スマホ持ってなくても、今の車ならカーナビにこんな機能付いてるだろうし
「警察による各人のGPS情報調査が可能になる(なった?)」っていうのは
理屈的には、警察がGPSデータベースにアクセスできれば
自動でバンバン速度取り締まりなんかも可能ってことだよねぇ。
なんなら、遠隔操作で課金したり、停止させたりもできるんじゃないの?
さじ加減次第で。

さらに、そのうち「◯◯km/時上乗せで走りたいから、いくらチャージする。はい/いいえ」みたいなオプションが付くんじゃないの? あのへんの業者が、そんなビジネス始めるんじゃないの?
CO2排出権ビジネスよろしく、Car速度権ビジネス。
しれっと、それが当たり前の社会になっちゃうんじゃないの?

ほんとに大事なこと、置いといてさ…

ぼくの想像力はどうもディストピアばかり幻視してしまってて、
同時に、それをなんとかひっくり返そうとしてる、この頃。

音楽も、競争ととらえる人が、そういう機会が、この世にとても多いなぁと思う。
僕も時折そんな風に捉えて、はぁと嫌になる。
でも、競うことをずっと避けてもいられない。

先日、ベストセラーなのに何故か入手不可の本を探しまくって本屋をハシゴし、
代わりに買った宮下奈都の平積み本。全く違う本だけど、この一節すばらしい。

音楽は、人生を楽しむためのものだ。はっきりと思った。決して誰かと競うようなものじゃない。競ったとしても、勝負はあらかじめ決まっている。楽しんだものの勝ちだ。
– 羊と鋼の森 –

車は走る。そして着く。熊本城の石垣が見える場所、赤紙の貼られた建物も近くにある場所、
そして、そこから入ったライヴハウスB.9。

b9-stage-from-foh

ライヴハウス。
ホールもいいけど、これミュージシャンの原点。
ツアー直前に観た、LEO今井バンドのライヴを思い返す。

リハが終わって、flexlife に会う。
昨年師走の代官山、Weekend Garage Tokyo 以来。
そういえばあそこにも、小型のキャンピングトレーラーがあったっけ。

りえんぬ、けんさん、かんちゃん。
かんちゃんはマイケルの”Smooth Criminal”ダンスがお気に入りで、
よく「斜めになってエアーのハットを押さえる」らしい。

flex-521

商店街を歩き、いろいろ話す。
4人でオムライスを2皿シェアすることになる。

本番は説明しにくいモードなのだけど
そこに立ってるだけで、嬉しかった。
この場にいれて、何かが、音楽させてくれた、です。

演者は観てくれる人たちがいるから演者であって
そこで自分の中で表したかったことがようやく出てきたり、するのだろう。

改めてもっといい音楽家になりたい、と願う。
通常とは違う感覚、今も知らないことだらけ。

この場を体験できたことは幸せだった。
荒井由美のあの声を、少しだけおもう。

滞在予定のホテルが使えなくなってしまっていて、福岡の宿に移動。

また来ます、ゆっくり来たいです。
みなさんどうかお元気で。

ほんとにありがとう。

翌朝。

ねぼけた頭を身体にのっけて、走り出す。
平和台…これは、昔「平和台球場」があったところなのか?

とてつもなく広い、楕円形の大濠公園。濠というより小さい湖だ。
動物の多さに目が行く。
鯉の大群、亀の大群、トンビ、そして…

かわいすぎる、雛鳥。

kamo1

人は、ここで思い思いに時を過ごしているのでしょう。
人工だけれど自然の力が上回っているような、静と動の空間。
昨年福岡にきたときは、街行く人の熱量に正直圧倒されたのだが
別の面を見たような、こっちの勝手な思い込みが剥がれたような、そんな昼。

次の朝は、なんとなしに街を歩く。初夏並みの風が心地よい。
三角州のあたり、橋の上のベンチから見渡す。どこか京都のよう。
「貴賓館」を素通りしたあと、どうもひっかかって後ずさり、入ることにする。
撮影禁止、入館料240円。他に来館者はいない。
解説をお願いすると、館長らしきおじさんが気さくに、ゆっくりといろいろ話してくれた。

  • 博多は埋め立てが多く、ここが建った当時は目の前が海だったこと
  • 贅を尽くした建物だが、戦中戦後、何度も持ち主/目的が変わったこと…ビリヤード場、軍司令部、裁判所…
  • 当時のガラスは、波打っていたこと(そこからの眺め、味があってよかった)
  • 縦開きの窓は、軽く動かせるように左右に分銅がしこんであること
  • 各部屋の天井四隅に、まるで換気扇があるかのような吸排気孔があり、その模様がいかしていること
  • 暖炉は当時開通したばかりの瓦斯を使ったストーブだったこと
  • 戦時中、金属の部材は軍に接収されたこと
  • それでも一部、金属製叩き出し(!)の天井があること
  • 11年前の局部直下地震で、ここも被害にあったこと
  • つまり、そこにも(人々の知らない)断層があったこと
  • その時(彼曰く)初めて、津波の可能性についての報道があったこと
  • 復旧に数年を要したこと

「れんが館」もおすすめとのことだったが、入りに間に合わないので諦める。
途中、オクトーバーフェスならぬ「A級グルメフェス」? を通過する。
長崎は青島の、美味しそうな蒲鉾を買って帰る。

昨秋演奏した市役所前広場に立つ。人がいるといないので、場所の広さも全然違って見えるのが不思議だ。
…人がいる方が、広く見えるやん…

福岡市民会館。ここは大好きなホールだ。音がまろやか、かつクリアなのだ。
それにこの模様もいい。表しているのは無邪気に遊ぶ人か、音の波なのか。

fuku-hall-wall

本番。
特別な時間。
最高。

「押忍」が「おはようございます」の略というのは、思いつきだけど本当らしい。
ドリフのあの番組ではいつも「おはようございます!」「おはようございます!」「静かにしろ〜!」というやりとりがなされていたわけだ。毎週土曜の、夜8時に。

九州北部、ありがとうございました。

多謝。これに尽きます。

森、道、市場 2016

ずいぶん昔、初めて訪れた蒲郡でふとチラシを見たのが自分にとっての発端。

秋、山の上のロープウェイ駅跡でやってる、音楽とフリーマーケットの不思議なイベント。
だったかな?

あーいいなぁ、観に行きたいなぁ、出たいなぁ、でもそんな機会ねーなぁ
なんて思ってるうちに年月が経ち…

ふとサイトを観ると、すんげぇ大掛かりになってて、
完全なフェスじゃん、しかも出店めちゃめちゃ多いし。

そしたら今年、大橋トリオが出ることになって、ちょうどツアーの合間にうまく収まって…

そんなわけで、ぼくはすごく楽しみにしていたのです。

僕らの出番は「前夜祭」なので、着いた時にはまだお店も準備中。

こんな店が気にならないとも言い切れないながら、2週間ぶりのバンドでサウンドチェック。

海のそばで、観覧車の向こうに山が見えて、って、
こんなんなかなかあらへんで。

蒲郡の山並みは独特の長閑な緑色で、すごく日本っぽいし、でも日本じゃないみたいな、
なんともいえない落ち着きがあるんです。

果たして、本番。この日の衣装はツアーとは違って紺。帽子の色合いそれぞれ違うのだ。

morimichi-standby

morimichi-stage-decade

この二枚は事務所から借用です。

夜。紹興酒でエンドロールが回った後の二次会は無謀だった。まったく頭が回らん、不覚…

翌朝。彷徨い歩いて、蔵のような店で薬膳粥を食べる。
粥もスープも水も珈琲もおいしいし、集まる人々もなんだか素敵。
途中からプリン売りのお姉さんが来て、折角だからそれをいただいたら目茶目茶おいしい。やばかった。

せっかく彷徨い歩くのだからと、蒲郡のシンボル(らしい)竹島へ。

この辺の水は、本州にしては結構綺麗なのかな? 判断しづらいけど。
木の生い茂る島への道は、それこそ「森、道」って感じ。

島自体は神社で、階段きついのでリタイア。磯でヤドカリを見てしばらく過ごす。

本州側に戻ると、トンビの群れ。

森道会場に戻って、ペトロールズと会う。
ベースのじゅんごとは久々の再会。未だにレスポールを低く構えてた絵が忘れられない。

ペト、力抜けてて、ガッツあって、粋だったなぁ。

やりたいアイデアをどんどんやるって、いいやんね。
やっぱ、一緒にやってる音楽仲間も、時に客席から観ると、全然違う発見あります。

昨日は殆ど見れなかったお店も、いろいろ回ると面白すぎる…書店も木細工の店も

「クルミド出版」のある本が気になったので、買いました。

そして、TENツアーの衣装も作ってくださっている、Phablic x Kazui かいさんのブース。
笹倉慎介さん自慢のエアストリーム「ジェニー号」の前で、
その場でTシャツにシルクスクリーンプリント。こりゃ楽しいでしょ。

車の中では笹倉さんライヴ。いいねぇ。
こういうスペース、(ダブルベースは天井つっかえて入らないけど)ミュージシャンにはある意味理想よね。


これはまだライヴ前だけど

「世界はおやすみ」いい曲だなぁ。

そんでもって…

朝、なぜか「せさみ」の手前で脳裏をよぎった大昔のジャムバンドの名前、
それが森道の出店に現れるとは、予想だにしていなかった。

京都のお店。おいしそう。イチゴ味。シール最高やね。

これとは無関係の「とらジャム」というのは
過去(2004〜2005)少しだけ存在していたバンドで
マジカルな音を出していたのだけど、ほとんど形に残っていない。

ゆいいつクレジットが残ってるのは これ なんかな…もう廃盤でしょうね。
gt やす、key しんご、dr けいいち。

後は、バックアップした湘南のデュオ、ハミングキッチンの1枚目と2枚目。
gt がかぶる。
これも流通はしてない。こんなんばっかし。
でも、大事な思い出だな。
彼らはその後、細野さんのレーベルで出したり活躍して解散した。

そんなんで、いろいろと思い甦る、そして未来を想う、2日間でした。

来週は、熊本に参ります。

Akaikutsu

昨年から録音参加していた赤い靴のアルバム、6.15リリースです。

赤い靴 / Akaikutsu

冒頭の Let it die、3曲目の Crazy drive など、5曲で弾きました。

大半がリズム一発録り。生は楽しい。

彼らの soundcloud でも視聴できますよ。

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the sport of the elected

珍しい、Murder By Numbers のライヴ映像、1983。
シニカルに群衆心理の操作を歌ったものさ、と嘯いた後の演奏。

女性コーラスの異質感に一瞬ぎょっとしたが
Spectorのローポジションでこれだけジャジーなベースライン

終盤の歌詞

殺人者ランクのトップに躍り出るには
国の指導者になればいい
選ばれし者にとって殺人はスポーツ
指一本動かさずとも人が死んでいく

Sting、わかってるね

城下町

「石田三成のCM」というけったいな広告が一部で人気のようだが…

石田、ではない井伊の城、彦根城。

たくさんの城がつくられた湖東、湖北エリア、思惑は複雑だ。

玄宮園からは平和な光景が広がっていた。

genkyuen

光学顕微鏡の世界

一昨日の変な文はなんだろうと思うと
(結局、そんな夢は見なかった)
たぶん、昼間に読んだリエンヌのブログが頭に残っていたのだろう。

僕の場合、昔から、
夢って、前日に起こったことの再解釈が多い。

あの時は半分眠りたいのに勝手にタイプしていたので
意識に残ったティラノサウルスの再解釈をしていたのだろう。

ただし思い浮かべていたのは黒いブロントサウルスだった。

連休。もともと連休など関係無い自分だが
今年は完璧に連休だ。
車旅。

ガキの頃を思う。

たいして進歩はしていない。
もはや退化は簡単なこと。
少しでも、なりたかった自分になれているだろうか。

「そんなものはないんだ」とも思いながら、
何万回も肯定と否定を繰り返す。

意外と、デジタルな生き方なのかもしれない。

川崎洋さんの「やさしい魚」の楽譜を見つける。
やさしい鱗が剥がれ続ける、とある魚の一週間。
月曜日に一枚、水曜日に三枚、金曜日に十四枚。

博物館に行くと、魚の鱗を思い思いに塗った子供達の絵。

光学顕微鏡の世界を覗くと

輩がいたり

microscope57

火の鳥がいたり

microscope2

左右の手と視界がつながっているって、安心する。
ピントを合わせながら思う。

「その番号」に、何の意味も無いような世界に
行ってしまいたい。

それは、いつでも、行ける場所なのだ。

でたらめ恐竜シルエット

くろい恐竜がいたとさ。

くろいラベルをぶらさげた男の子が

階段をのぼっていくのを

くびを揺らしながら

しばらく待っていた。

男の子はただ

新しいリュックを

公園の誰かに

見せたかった。

ラベルのついたままの。

恐竜はもちろんリュックなんかどうでもよくて

でもそのでっかいラベルに興味があって

しばらく待っていた。

あと3歩

彼はたどり着いた。

恐竜と男の子は入れ替わった。

 

以上デタラメな夢のシナリオ

さぁ寝るか

today’s playlist:
Neil Young, Buffalo Springfield, Sheila Escovedo, Peter Broderick,
Green Aphrodisiac, Hachiawase no Mecca, Ikenai Rouge Magic

ただ思うこと

日付は変わっていくけれど

清志郎さんの命日、憲法記念日、

ずっしりした思いは日めくりカレンダーのようには捲れていかない

単に反応が遅いだけなのかもしれないが

2009年、坂本さんと金平茂紀さんの対談番組

深い。

ラジオでは達郎さんが James Brown のファンクを熱弁してた。

ライヴでレコードよりテンポを上げるかどうか、ということ。

30代では上げまくってたけどね、今はもう上げない、という語りくちは

テンポアップしてたと思う。

Sting が Pearl Jam の MSG コンサートに飛び入り
Driven to Tears

罪の無い誰かが犠牲になる時
俺らがやっていることは fxxxxx 雑誌の記事にするだけ
カメラは有り余り 食べ物は足りない

彼の声は35年経って更に激しい

言ってることはタイマーズの「ヘリコプター」と同じやんね

それを今では、無数の iPhone カメラが世界中に拡げる…

身近ではないけれども、今の自分とリンクしていること。
今ようやく、気づいていること。

世の中はとても周到につくられてる。
災害があれば必ずそれは綻びるけれども
綻びが誰かに回ってこないように、さらに周到にもつくられてる。

誰かも一緒に綻びればいいのに、と願うのか、

そんなとき結び目をほどき、別の糸に変えることができるのか。
変えるとしたら、それはどんな糸なんだろう。

しなやかなのか、粘り着くのか、鎖なのか。

わからない。

答えは音楽、かもしれない。
大きなヒントに違い無い。

でも本当のところは、ぼくにはわからない。わかると思えない。
どこかに蓋があるのだろうか?

明日、この一年、来年、再来年、この先

愛情ある平和な世が続くことを切に願う。

Radiohead が新曲公開してる。

…魔女狩り…

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