expectation

何やら楽しげな2並びの日である。

いいアレンジ、というか いい質感のレコードを聴いて
とても幸せな気分になった。

その人の編曲の真髄をもっと聴きたいとソロ名義を探したら
どれもこれもエレクトロニックで、あれれ

そっちじゃない…代表作とされてるみたいだけど…

人って、宝を持っていても、自分では違うことをやりたいものなんでしょうか。

そんな事を書いてると 窮屈にもなるかもしれんけど

でも、自分がいいと思ったものは、そのときに自分なりに取り入れないと
人がやってくれるものではないですね。

人の価値観は移っていくし、周囲の期待感は必ず空気に流される。
どんなキュレーターも、頼りにならないときがある。


それはそうとして

オダギリジョーが長新太の「へんてこライオン」にしか見えない。

westwood-weyburn

二月。先日初日の出が昇ったばかりなのだが。
日はまだあまり長くなった気がしないのだが。

半年以上疎かになっていた鍵盤を少し思い出す。

視覚情報である楽譜という形にしていないことを先日から悔やみつつ
その一方で指の形や感触で思い出すことの大きさも感じる。

手と頭。両方大事なのだ。

人前でやるときは、その両方を忘れる = 意識しないレベルまでインターナライズするけど
ライヴしない今だから、逆に感じ取れることもある。


Leland Sklar のインタビューをしばしば読み観する。面白いこと話す人ですね。

とてもストレートでクレバー。仙人かと思ったら若いコンピューターエンジニアみたいだ。LA のガレージの。

’70s の Westwood の楽器屋では、誰もが集ってジャムしたり、あーだこーだ改造のアイデアを出し合ってたという。どんなんだったろうな。
楽器じゃないけど、2000年にふと Weyburn ave で手に入れたサングラスが好きなのはやっぱり、そういう場所の力なのかな。

…その眼鏡屋さんはまだ健在らしい
クリップオンはまだ壊れたままだ

the pointer

おおかた予想していたことなのだけど、
書店のポイントカードが本日、見つかった。

有効期限の今日中に、1万円近くの買い物をすればポイントが埋まる、というものだ。
「ポイント二倍デー」の昨日ならば、5千円弱で埋まった。

ポイントが埋まって得られる割引はというと、500円だ。
答えは考えるまでもない。

スルー

寺山修司と原田マハと、あとなんだっけ
いっぱい読もうと思ったのに

なお、何度部屋を探しても見つからなかったカードがどこにあったかというと

Macbook と Mac mini を格納している斜めスタンドの
底板の下にスルーと
滑り込んでいた

今年に入って一度も電源を落としていない… Shut Down してくれない Mac mini を
強制終了させようとボタンを長押しついでに
もしやと底を浮かせると、ひょいと出てきた次第である。


相変わらずチャンスを失うことにかけては天下一品の私だ。
2022年もむしろ順調ということで、よしとする。

来月も楽しくいくべ。

hours spent

1月も間も無く終わり。本日は疲れが溜まって午後まで休む。

慣れない楽器の練習シリーズは、ためにはなるがそれなりに負荷がかかる。
身体に負担をかけないようとゆっくりと進めても、頭がこんがらがるので、結局疲れるというわけだ。

効率とか、要領とか、何かをできる人はそのあたりを掴んでいる、とよく言われるけど
できることとできないことの差が著しい自分は、あまりそうは思っていない。
ならばそれが才能の違いなのかというと、どうやらそうでもないようだ。

…費やした時間。

結局そうなんじゃないかと、思う。

こいつは何さしても全然あかんけど、これだけはできるねん。
こいつからこれ取ったら、何も残らん。

そういうのって面白いけど、たぶん、そういうふりをしてるか、そういう暗示にかかってる。

暗示や思い込みで、時間の費やし方を変える。

でも、それがかなわないなら。そこからが大事かなと、思っている。

紙は知っている

実に悔しいのだが、先日から行方不明の「書店のポイントカード」はまだ見つからない。

約半数を残したまま有効期限を迎えるにあたって、最後のチャンスである明日、ポイント二倍デーを逃せば、全ては灰塵に帰する。

それでもどうも見つかる気がしないし、また期限が過ぎてからすぐに見つかる気もする。

いつものことだ。

来世は技術者になって、ポイントカード探しに特化したドローンを開発しよう。

Mahones

Glido Mahones のピアノって素晴らしいですね。

それに尽きるかなぁ。今日は

流漂 – 情報ってなんだろう 弐

海から鳥の群れが

生まれてくる

水際から砂と潮の結晶が

やがて浮かび上がる

そんなんだったらどうしよう


それはひょっとしたら気色悪い光景かもしれない

魚や蟹ならまだわかるけど、なんで海から鳥?

いやそこじゃない

でもなんで海から空へ 擦れ合った物体が 生きて 翔んでく?

んーそこまでいうなら そこかもしれん


四角いボタンやエリアをおぼえれば

あまり考えずに人はことばを打ち込んでく

海へ空へ砂へ ガラスへ 虚空へ

身体はいけずともことばはひとりでとんでいく

人間のあずかり知らぬところへ やがて

だれかがついばみ だれかがかきたし

だれかがおりまげる


折り方がうまければ よく飛んでいくし

角度をかえれば 違う国にいくだろう

鳥がついばむ種子なら 気づかずに 運ばれるだろうよ

透明性

カラコンって、サングラスのかわりになるんだろか?

外から見たら色付きだけど、中からの世界は無色透明なんやろか。

もしそれまでの世界が無色透明であるならば。


寝る前にふと気づくと、スマホはカブトムシ。

Macbook Pro も、もし今のを買ってればカブトムシだ。

Facetime カメラが画面の上の真中を削るほどの意味があるのか、という疑問を

誰もが持たなくなったらほんと危ないと思うんだけど

この世は強引に進んでいく。Apple が最初、仮想敵にした “1984” の世界に
近づけているのはリンゴ自身かもしれないって、思うのは僕だけじゃないだろう。

いつだって敵のことは同類が一番わかるわけで。敵対心はシンパシーなわけで。


それでも画面と自分向きカメラを両立させるために、近いうちにマジックミラーみたいな仕組みが導入されるだろう。

こちらから見たら画面。カメラから見たら透明。

カブトムシの角みたいな切り欠きはタッチバーのように用済みになる。

そうタッチスクリーンが可能ならば、スクリーンとカメラが一体になるのだって無理じゃないはず。

スピーカーがマイクになるのと、同じ理屈で。違うかな。


そしたら画面に無駄はなくなるけど、ますます1984の世界になるね。

完全な相互監視。身体が置き去りのどこでもドアってか。


心が置き去りのメッセージの漂流ってか。

それは昔から、人間にあった能力かもね。

going down like a lead balloon

Lou Reed の 1st solo。あぁこれこれ、やっぱジャケと同じくらい滲み出てる音楽。

2曲目 Going Down のピアノって、Nicky Hopkins だろうなと思ったら

Rick Wakeman だった。
ずっと聴いてるつもりだったけど、全然わかってなかったな。
ギターは Steve Howe だし。
録音は1971~72ってことは Yes の Fragile の直後。なんてこった。

John Lennon のレコードで歴史に残るドラムを叩いてるのは、Alan White だし、
プログレとロックンロールの関係って面白い。

“Lou Reed” アルバムに戻ると、これまた最高のドラムは
UK の名ドラマー、Clem Cattini。

Donovan の “Hurdy Gurdy Man” でも叩き、45曲もの UK No.1 ヒットに参加。
2010には Paul Weller のアルバムにも参加した、伝説の名人。

「ボーナムみたいに長髪の自分はありえない」から Led Zeppelin 加入の誘いを蹴ったとか
根っからのセッションマンっているんですね。


タイトルは同じく Led Zepp 命名のきっかけとなった Keith Moon の口癖をかけ。
lead balloon って鉛製の浮かない風船 =「大失敗」って意味らしいけど、なんか別の味わいも感じたりして。

1984、Nena の 99 Luftballons を英語に訳するときに意味の通らない “Red Balloons” としたのはもしかして、そういう流れをもじってたのかな?

Tuesday

火曜日って英語詩では特別な意味あるのだろうか?

Ruby Tuesday, ‘Til Tuesday…

今日は一月最後の火曜。ふと思い出した曲の歌詞に another Tuesday を見る。

軽いポップソングと思ってたが、結構面白い。

驚いたのはこの曲、リリース日が歌詞の一行目と合ってるってことだ。*

Lyrics を書いた時点で最初に聴かれる日を想定できるなんて、なかなかオツなものだと思うが。


誰のなんという曲は想像にお任せします。

1st line は “November Tuesday”

広い意味では4〜5回あるどれか。厳密に言えば USA でいう Election Day かな。

* all music による。サイトによっては他の日付だったり、あまり信憑性はない。

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