投稿者: ray

冷却と電力

米国から来た知人によると

昨今、米中はこぞって AI に投資しつつ、中でも最優先のインフラとしてデータセンターに金をかけているらしい。

画面の向こう側にある、みんながどんどんデータを捧げてるやつね。でデータセンターの新設と保全には冷却装置が、その冷却のためには膨大な電力がってことで、

電力需要がバンバン上がってる。でそのための発電として次世代核発電が推されたり(再生エネもあるけど)。

我々ってなんのために、「進歩」してるんだろう。

「暮らしをよくする」ために、大切な大地と地下と電力を核とデジタルに捧げるんだね。それって本末転倒でなくて、なんなんだろう。

と、年末年始のしめ飾りの材料を花屋に買いに行って、松とか梅とか千両とか、へーこうなってるんだ、と思いながら、うーんと思わないでもない、土曜日でした。

“We’ve got to move this refrigerator, we’ve got move this colour TV”

– Money for nothing – by Mark Knopfler & Gordon Matthew Sumner

場所から場所へのペリスコープ

今年最後の遠出は、ふたたび大磯へ。

NRT 成田さんのミナスジェライス旅、お話し会を観に。
こんなところがうちの街にあったら理想だな、と思う SALO。そこからミナスの山並みと空と人々に、農園の中のスタジオに、想像の二段跳び。

この人達のようになんでも自分達でやれば、と心沸くと同時に、空想は旅に、まして暮らしや歴史に叶わぬと、絵に教えられる。

再び、空想に砥石を、蒸気を、ペリスコープを。

アレシャンドリのお父さんによる創作楽器は
なんて身近な未来なんだ。

写真を撮り忘れたので、これは前回。
あかりともる場所。

本屋さん

静岡市や磐田市の本屋さんを motomitsu くんとハシゴ。

SO GOOD books & styles、HiBARI books & coffee、りぶらりお、Amber Books、
心地よくて鋭い本屋さんばかりなので
こういうことに…

りぶらりおさんでは萩結さんのイラストレーション展
驚異的に美しい絵の数々
店主のアサイさんとは 以前 HiBARI さんで買った『新古事記』のお話をできたり
小嶋佐和子さんのアルバムを聴かせてもらったり

『楽しい音のなる方へ』
はちみつぱい 和田博己さんの回想記 またお会いしたいなぁ

『ピアノを尋ねて』(尋琴者)
台湾と NYC が舞台、深く心を抉るお話

『あかりと照明の科学』(1988)
pre-LED 時代なので現在とのギャップを加味しなければならぬが面白い

『表現と体癖』
凄すぎる 読解したい

本屋さんもですが、カレー、ビリヤニ、カフェ、ギャラリー…
静岡市はスタンスに余裕を感じるというか、見どころが多いですね。

いつもあんなに大きな富士山が見えるのだから、そりゃそうかも。

蔵スタジオへ

噂のスタジオを訪問しました。

Gotch さんが提唱し、光嶋裕介さんが手がけた Music inn Fujieda。
音も空間も、コンセプトも素敵です。

motomitsu くんと二人で、響きを試させてもらったり
コントロールルームや施設を見たり。

SO GOOD の岡田さん、スタジオの千葉さん、
みなさんありがとうございました。

アコースティックな録音に使いたいなぁ…
いや、そういう機会を持てるかはまだわからないけど、叶うように書いておこう。

オープンは来年3月あたりで、
静岡県在住の音楽人も、首都圏、関西の人も
じゃんじゃん使ってください、とのこと。
(僕が書くまでもなく、ご本人やメディアでもいっぱい発信されてますが)

音出しは夕刻で終わり、後は飲み食い!
…そういうのっていいな、と思います。

ボーダーライン

横浜で所用の帰り、少し時間があったので散策。

みなとみらいから元町、気になっていた木響堂まで歩き、そのゆったりスタンスに感じ入る。

トラベルギターとビールと室内植物の店

眞中のやっさんを少し思い出す。ああいう人は仕事できるんだよな〜。

中華街で小さな肉まんをゲットし、赤煉瓦を通って野毛へ。
途中よくない知らせも届いたが、それぐらいはもう慣れっこだ。

Green Room もワインフェスも、ハミングキッチンも懐かしい。

野毛ははじめて歩く。ずっと行きたかったボーダーライン。
正式名称は Across The Borderline なんですね。

’70年代音楽好きには堪らないしつらえの店内と壁のレコード群。

でもそれとはちょっとスタンスが違って、もっとデルタブルースな遠藤さん。
相変わらず、どこからはじまっても面白いお話しっぷり。どういう才能なんだろう。

これは彼が「手がけている」という、ビンテージのジュークボックスのひとつ。
’60年代のものらしい。時代によってシェイプや、光の扱いが違うんですね。
なんだか ZZ Top のアルバムジャケみたいだ。

奥さんとのユニット「遠藤コージズ」や、ユニットでの旅のお話。十津川村にも行ってみたいなぁ。

写真展のお礼

めっちゃまとめから入りますが

人生初の写真展、本人としては形容のし難い、嬉しい出来事でした。

うみねこ / Paper Pool のマスター中村さん、スタッフの皆さん
来てくださった方々、たまたま目にされた方々、
お礼申しあげます。

「芳名帳」をきどって、用意した黒白反転ノート、書いてくださった方々、本当にありがとう。

めちゃめちゃ励みになります。

もちろん、自分はどう考えてもまだまだですし、やってみて改めてわかったことも多々。

これからも精進しまっさかい、よろしくお願いいたします。

展示の様子などは、追って(遡って)投稿しますね。これは僕の部屋です。

名所とは

あるときは

鳥居の向こうに雲の鳥居

あるときは

鳥居の前に人の鳥居

実際はどちらも、大勢の人。

みんなベストショットを求めてる。

我先にと海岸を三脚で陣取る人も…いなくはないけど

大抵はうまく並んで、屈んだり角度ずらしたり

そんな感じ。名所は名所だった。

振り返ると 湖の向こうに ほぼ満月でした。

transform into

SALO へ向かう。

太平洋岸の街はそれぞれ違った表情あり
神奈川のそれにはいつも文化と熱量を感じるが
大磯は時間の進み方が他と少し違うような気がする。

気のせい、かもしらんけど。

SALO はほんとに素敵なところで
こんな場所を子供時代に体験できたら
いいだろうな、
これからそうすればいいのか。
過去は未来、永遠に。

随分久しぶりにサックスの鈴木広志くんにお会いし
高木真希さんの写真と彼の管楽器音楽とのデュオを観る。

“otografia x floracomposia”

花からのトランスフォーム

コンセプトから演奏から
目と耳がよろこぶというか
普段閉じている経を開いてもらえた気がする。

気のせい…じゃないだろうな。

  

夜のコンサートの前、昼の部では
山本昌史さんのコントラバスソロを観れ
贅沢な午後だった。

高木さん撮影の山本さん写真に感化され
目にも止まらぬ技を収めることができたか?

広志くん、真希さん、昌史さん、井口寛さん、
お花屋さん、九州から近くからの会場の人たち、
ちょうど思い出してたら会えた東郷清丸くん、
みなさんに感謝。

 

お腹たっぷりで東海道を帰ったのでした。

千鳥と烏帽子

茅ヶ崎を訪れる。

もっちーさんに案内を乞い、人生初つづき。

「海のT字路」

にむかう。富士のデカさにおどろく。江ノ島もいいが、
烏帽子岩と、チドリの如く群れる光が美しい。

海の後は山 -というか、丘陵地かな。
酒造会社がつくった街の中の森。森の中の憩いと食とアートの場。

ご案内ありがとう、もちづきさん。

またきます。きっと。

おと ひかり ひと

自分の小音楽会から1週間、もちづきひできさんと倉井夏樹さんのデュオライブに。

互いに祐天寺からは距離があるので、会えるタイミングはこの日しかなく、
奇しくも僕の方も予定が大きく変わってしまったので、再び東都に向かいました。

今回は久しぶりの列車旅。

たちばなビルの螺旋階段を上がり、ふと道路を見ると覚えのある顔が…
この街に住んでたころにお世話になった、宅配便のお兄さんでした。
年を経ても。不思議と縁のある方って、いるんですよね。

お元気そうな姿を見てうれしくなり、店に入ってお二方とご挨拶。

顔が広いお二人なので共通の知人もたくさんいたり。

デュオでの2ステージ。

ゆったりした弾き語りと、朗読、そこに絶妙にからむハーモニカ。
完全に生音で、店の響きもあるのか、電気増幅はぜんぜん要らない。
詩の演目もハーモニカとのジャムも、これがはじめて、という…(おどろき)
でもやっぱ、だからですよね、という面白さたっぷりでした。

表現方法も、僕と対極的なところ、共通するところの両方があって。

…なんて、もちづきさんの今回の写真表現は、彼のごく一部だろうと思いますが…

先週と両方を観てくださった方もいて、僕も今回完全に客だったので、楽しかったです。

出会いに感謝。そんな日。

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