アーカイブ: 2022年7月

巻貝探し

とても充実した日々を送っているのだが

誰がそんなの信じるんだってことで

おそらく、記録し発信しない限り世の中では「いない人」とされるだろう。

そんな自分は、世の中に確かに「記録されていた」ことを

発掘してはよろこんでる。いつのまにかコレクターになってきたようだ。

何が新しくて、何が古いんだろう。その基準がますます、いいあんばいにねじれてきた。

人は生まれて死ぬまで、それぞれの時間を生きてくるし

その相対時間で言うならば、それぞれがマイブームを経てオルゴールを鳴らしていく。

オルゴールとは、各々が持っている、生まれた時から携えている楽器だ。

回転しながら、針が櫛を弾いていく。ただその櫛の形が、途中で変わらないとも限らない。

「変わり続ける」も「変わらない」も「ぶれない」も「先端」もピンとこない。

自分という個は、オルゴールを携えて、あるいはそこからピンを並べ替えて、

螺旋時間を進んでいく。無限の個が浮かぶ空間で。

潮干狩りではない筈

湖へ。

色鮮やかとはとても言えない、淡い薄暗い水面。

それでも和むのが不思議だ。

なぜかヘッドライトが見える。

人が数名、浅瀬で何かを探している。

深刻そうには見えないし、ルーティーンにも思えない。

訊けばよかったか。

In the beginning there was light

ふと思い出す曲。Strings of Love。

京都のBALビルで買ったっけ。

始まって、終わって、また始まるような曲。

過去形とforeverが並列する。
本心はわからない。
本人もだろう。そんな禅問答。

ゆるいRobert Plantみたいな
ふわっとしたLed Zepみたいな
不思議なSSWとそのバンド。

彼女らが現役で活動してるっていうのが
この曲の不思議な歌詞のまんまだ。

– Ghost of a Dog / Edie Brickell & New Bohemians

風の架け橋

昨日の続き。

聴いているのは生田敬太郎さん。

ジャケットの長髪と結構イメージが違う
力強い声。

キャラメル・ママ組と
スモーキー・メディスン組
(+萩原克己さん)
でだいぶカラーが違って、
歌い方もだいぶ違う気がするけど

矢野さんのピアノやアレンジも勿論
田中正子さんのエレピも素敵だな

1971~1973年は海外も日本も名盤が沢山
音の質感もリズムセクションも
この時代がいいと思うのは
錯覚だろうか?

遡って1stの「この暗い時期にも」も
いいね、マックスというバンドの音も。

もう聴くことはないだろうと

ほぼ家から一掃する勢いだった CD を

また最近集めて聴いている。ストリーミングされていないレコードってまだまだ多い。
(しかも興味のあるレコードに限って)

それに、web になっていない文字って、いろいろあるのだ。

意外なところで線がつながっていて、あの時何々さんが教えてくれた何々さんは
全然別の彼と、あの誰でも知ってる曲をリメイクしてたり。

しらんかったことばかり。

知ってりゃいいってものじゃない、と、あまり気にしてなかったことに
今はすごく、必然性を感じる。

アンテナ張りすぎても困るけど、感度がボケてるぐらいが、いい感じ。

太平洋

雨の海の中にいるよう

舟の中

でもやることがあるからそれは幸せだ

としか書けぬ

「言っても通じない」

言論を超えたところを
宗教は民に語ってくる

故に宗教がからんだとき
言論は覆い潰されてしまう

それこそが政教分離が必要な理由では
ないのだろうか。

ヨーロッパ諸国が無数の戦争を続けてきた理由の多くは宗教戦争だ。

もちろん、十字軍から現在まで続く
キリスト教諸国とイスラム教諸国との戦争もそうだ。

そして世界中で
「テロ」とされる行為も
多くは宗教観が原因ではなかったか?

宗教は「正義」を生み
正義は信者には絶対である。

然るに
反対からみればそれは「悪」となる。

けして交わらない絶対正義と絶対悪。

「言って通じる相手ではない」

それは「戦い」になる。
永遠に。

個人やコミュニティで信仰を持つのは自由であるし
それが心の安定や、成長にとって
役に立つこともあるのだろう。

が、宗教は権力を持つべきではないし、
増して政治に関わるべきではない。

と、私は改めて思う。

憲法では政教分離が明記されている。

今はまず、
その意味を問い直すときでは
ないのだろうか?

マスメディアの人々。
個人メディアの人々。

すべての人。

「言っても通じない」ことは、どんなことですか?

それは、許せないことですか?

「通じないのが普通」と考えることは、できますか?

栞しおらず

今宵は(今から数時間後が)満月。

7.7、7.14、ともに自分の中では栞の日だったのですが、

結局特に何もせず過ぎそうです。

もう少しで形になる新曲を、今月か来月に公開し、

そしてアルバムをストリーミング開始する予定です。

アルバムに関しては5ヶ月寝かせた後に大幅にリメイクしてあり、

誰が聴いてもわからない違いから、誰が聴いても違うものまで

あると思います。

81-18 x 2

昨日も全然ちがうところで

「1984」の話をアメリカ人から聞いたのだけど、

現実が「真理省」に接近している今、

メディアで仕事してる人は、大変なんだろうな、

居場所はあるのかな、戦ってるのかな、

しっかり上を向いてるのか、萎縮してるのか、

それとも気にしてないのかな。

こんな中で続けている人には敬服。それには違わない。

メディアに圧力かけてた人たちが

言論弾圧の被害者面をして絨毯をめくっているのが

ひどすぎて、こちらは前羽と後翅を伸ばして

異世界にでも行きたくなる。

真理省とファンタジー、どちらもあまり、長居するところじゃないな。

とはいえ、感覚は研ぎ澄まされてくる。


トラック。

1マイクだけか、2トラックだけか、でも作品は作ってきたのだけど、

時折、やたら沢山のトラックを並べるときがある。

打ち込みでもないのに4〜50トラック、マイク録音を重ねたりしてると

やはり、何がよかったのか収集がつかなくなる。

あともどりも嫌で、いつまでも、さきのばしをするのだが、

今日はバッサリ、切り落としてみた。

テンポも変えて、全部ゼロからやりなおす。

手応え。その方が面白い。

fragile

ずたずたまで壊れてしまったものを、再生。

危険であっても、生きようとする力が出る。

そう感じられるのが、いとおしい。

せめて心の中だけでも。


そう思い、いい力を感じながら過ごした昨日だったが、

最後に。…いかん。

それはもう、それはもう。

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