ちかごろは小さなバケツもあるようで
ここでは雑巾もしぼれない。
なのになんだかかわいいので
買ってみた。
どうしていいかわからないペパーミントに
丁度よい。
ちらと見たんだけど、
気が利いてるぜ。
(よくある楽器の内部)
「クウネルがゆく」
を思わず買う。
表紙からやられる。
白黒
究極と反転
うーむ。
考えるともなく、考えないともない。
白黒といえば、こいつ。
しげしげと見るのは今日が初めてだったが、グレッチのロゴだ。
字体もさることながら、このドラムの形。
永遠不滅。
チンドン屋さんとも通じるものが、あるんだね。
今日御一緒したドラマー「ヤス」に、撮らせてもらいました。
アルミナムっていう発音をする。アメリカに居た時、しばらくは何の事か判らなかった。
アルミは不思議だ。安っぽいのに品がある。
そのひとつの象徴は一円玉だろう。
-ふと、思う。この硬貨の「1」の背後にある円はなんだろうか?
もうひとつの象徴は無印なんかで売ってる名詞入れ。
これ、結構いい。
ヘアラインを施されたアルミって素敵だ。
Ludwigにアクロライトっていうスネアがある。これもアルミ。
実は昔買った事がある。
何処の店からか覚えていないが、$60だか$70だか恐ろしく安く買ったのだ。
ちゃんとしたドラマーが叩くと結構いい。
そして彼女は貰われていった。-勿論、ちゃんとしたドラマーに。
ところで銀紙はアルミだろうか?
昔、絵本を読んだ。寺村輝夫の本だ。
宇宙人がスパイを石ころ型にして地球に送り込んだが、何者かに交信を妨げられた。
その原因は地球にある「ギンガミ」というブッシツ。
気紛れな王さまが、ガムを噛んだ後のギンガミで石ころをくるんだのだ。
地球征服は失敗した。
古い楽器って、いいですね。
勘違いみたいなデザインが多くて。
おっと、かんちがいしないでくださいよ。
俺達はみんな、かんちがう。
のめり込んだら、かんちがう。
後から見れば、かんちがう。
悪いって言ってるんじゃ、ないんです。
おっと失礼って、
それだけ。
マエストロのフェイザーって、写真見たけどすごいデザインしてる。
存在自体が、ピエロみたい。
なんですか、ありゃ。
僕が昔気に入ってたのは、博物館で見た四角いヴァイオリン。
見てておもろいけど、持ったらアゴが痛そうだぜ。
色々な所にアンテナを張る、それが大切、
と言えば聞こえはいいが、俺の場合は概ね興味が散漫なだけだ。
でもしょうがない。飛び込んで来るものは何か確かめたくなる。
日本刀。持っては居ない。だが、刀職人のあるインタヴューを読んで妙に感銘を受けた。
自分は刀を持つつもりは無いし持ったとしたら極めて危険な人物だし、
路上で誰かが持っていても酷い迷惑だと思うが、
対訳にあったswordsmith、という言葉に凄く惹かれた。
スミス?gunsmithというのを昔聞いたような…
そうか、smithとは「名人」の意味か!と思い、
ならばdrumsmithとかpianosmithとかいるのか、じゃあ**smithとかもありか、すっげえ、と人生の愉しみが増えた気分になっていたが、
どうやらsmithは「鍛冶」の意味らしい…
でもハンマーで叩くのが鍛冶なら、pianosmithはありだな。
Anoはガンガン叩いてる。
で、俺もベース叩いてるから、basssmithじゃないのか?
ここで、sが3つも並んだ字面を浮かべて気持ち悪くなり、俺の空想はめでたく終わった。
-ちなみに、Anoも時折世話になってる”pianosmith” [調律師] のO氏は達人中の達人で、
彼にかかると死んだピアノも生き返り、なんともいい深い音色になるのだ。-
ところで、bassには、それも職人中の職人、Ken Smithというブランドがある。
時々機会があって弾かせてもらうのだが、正に1日に「完璧や」と100回うなって
それを何百日繰り返してやっと世に出たかのような楽器だ。
まあピアノという楽器の造りの凄さを思えばエレキベースは単純なのかと思うが、
これはピアノに通じるものだ。
ただ、これを弾きこなすには、相当の試練が必要と思う。