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うみとやまへのたび 参

9.γ

海を渡り、岡山に上陸し、鳥取へ。

電車では何度か、車でも一度来ているのだが
思ったより時間がかかる。
そらにはひょいとした雲がかかる。


佐用町あたりの集落の美しさ(撮れず)。

IC を降りて、恋山形あたり、那岐デジャブ。
(カメラのISOダイアルを変なところにしてて、この日は撮った写真の大半が白飛びだった)

智頭中心部についたころは申の刻。まぁこれは朝のフェリーを逃したせいだ。

タルマーリー渡邉さん夫妻を訪ねる。
最初にお会いしたのが2015年。
トリオどん広島公演の夜だから、日以さんと同じく10年近く。
目まぐるしく変化しながら、変わらぬ日常を繰り返す。その両方を実践し続けた人たちだ。

僕とは境遇がぜんぜん違うのだが、麻里子さんはどこまでもアットホームだし、格さんと話していると、とにかく面白い。感性が近いのかと思ったりする。ただしそこから先の実行力が全く異なるわけだ。

今回は、興味あることずくしのお題にのっかった挙句、イタルさんの頭脳に改めて唸ることに。

途中からやどり木会の麻紀さんもいらして、音楽から手塚治虫から、いろいろなパワーをいただきました。

次はいつお会いできるかな。その頃には何か、できるようになってるかな。

智頭宿の駐車場からすっごい雰囲気の月と山並を観れたのだが、撮影し損ねたのが悔やまれる。

* タルマーリー、お店休みの日だというのに案内していただき、ありがとうございました。

つづく

うみとやまへのたび 弍

9.β
目覚めると高松港。

ここから小豆島町へ。

きてよかった。のひとこと。

日以さんに max お世話になり
霊場を詣で

空海像を背に くう と かい で記念撮影
僕の子供時代のあだ名は「空」でした

アジ釣りを少しさせてもらい
ごちそうになる。

瀧澤さんと会うのはコロナ直前、以来。
いろいろ計画していた頃。
そのまま凍結したこともある。

互いにずいぶん変わった筈なのに
それ故なのか
話し合えることが多い。

いや、何が多くて何が少ないのかも
最早わからなくなっているけれども
話は半分、あとはこれからの行動で
つくっていこう。

島に出入りする方法は船しかない。
だからみんな知っているし、あやしいこともできない。
だけども、風通しがいい。

こんなところって、あるんですね。

つづく

うみとやまへのたび 壱

9.α

Bshop 音楽祭の出番のあと

神谷くんの背中を写し
やたらカラフルな T であったがここは白黒に


大丈夫くん 剛くんと
楽屋のベランダからウルフルズを観て

メリケンパークに別れを告げ
「本の栞」に瀧澤日以さんと東郷清丸くんを観にいく。

ポップでファンキーで、面白い曲。
弾き語りだけど敢えてのエレキギター。
すごくオンでドライな歌とギターの音が、合ってる。
活版印刷の技師だったという彼ならではのお話。
とても面白い店。


本町から三宮を歩き

中華飯を食い


深夜のフェリーに乗り込む。

船上から港を、そして月とオリオン座をのぞむ。

明け方の
ブルーアワーを観たかったが
気づけばすっかり朝だった。

つづく

秋の舞台

ひさしぶりに依頼があり、大橋トリオのフェスでのライヴに参加することになった。

9月。いわゆる夏フェスが過ぎ、いい季節の「秋フェス」だ。
毎年ほぼ恒例の池上本門寺での「SLOW LIVE」と
新しくはじまった神戸での「ビショップ音楽祭」。

両方とても楽しみにしていた。

ツアーバンドを離れて久しく、その間は多くの凄腕ベーシストが
僕の代わり以上を務めてくれているので
(そもそも大橋くんが稀有な素晴らしいベーシストなので)
プレッシャーは感じていない。変な話、気楽なものである。

まずは単発で、先のことは考えずにベースで混じらせてもらった。

しかしそれにしても。2021の頭にいろいろ書いたが、ほぼ4年ぶりの現場は
だいぶ忘れており、だいぶ覚えており、不思議なものだ。

とはいえ音は正直で、自分でも許せるレベルになるには結構な準備が必要だった。

高木大丈夫くん、菊池剛くん。

初参加という彼らの演奏も、深い音楽性、瞬発力や集中力、どれも素晴らしいにつきる。

そして、貴重な二本のうち、SLOW LIVE ’24 は台風10号の危険予測により、開催中止。
メリケンパークでのビショップ音楽祭が唯一となった。

当日はいいパフォーマンスだった、と思っている。記録が残っていないので判らないけれども。
まぁ、やれるだけやった。その間で得るものも多く、ライヴ本番も楽しかった、ということだ。

その後のツアー(後日書いている)も、初日をフォトグラファーもどきとして観せてもらい、
音楽と視覚の、宝物だなと改めて思った次第。

演者、スタッフ、オーディエンス、みなに。
Have fun with music!

stone temple pirates

何十年ぶりかに京田辺に車を走らせる。途中。

石山寺周辺の瀬田川にこんなに趣があるとは。

salty sugar ってなんだ? 誰の駄洒落だ、というところから「走れコウタロー」を教えてもらう。
ドリフのピンポンパンの「走れキンタロー」は知っていたが、パロディだったのか。

京阪電車の駅も、街道も、紫でおもしろい。
使えるものは使わなきゃ、というたくましさ。

紫芋パンを頬張って、バイパスへ。

なお、寺にはまた今度行こうと思う。

街のロンド

宿場町、新居の Cafe Rond Point でライヴイベント「街のロンド」。

ご来場くださった方々、ロンポワンのみなさん、Acolélé のふたり、ありがとうございました。

雨が心配でしたが持ってくれてよかった。しかし暑い…
部屋のエアコンが壊れてしまわないか、サーキュレーター2台持ち込み不安ながらも
ゆるりと過ごせてもらえたようで、よかったです。

絵本や英語、ものづくりやまちづくりに関わる方が集まってくれたり、
今年何度も観てくれた方も、ベースを初めて見て聴いたという方も。
国籍も年齢もさまざま。

僕がやったことは ほぼ僕の日常と空想だし
かわってるとも ふつうだとも 両方自覚あるし

いらした人々とどんな環状交差するか
まじるのかすれちがうのか それはわからないけど
このまちでやったこと、何かのきっかけになればいいな、と思ったりしてます。

七夕

梅雨のはずなのに猛暑続き。

この日は外食したのでぐっすり寝ようと思ったけど、日付が変わる前に廊下に出るとなんとか三角形が見えたので、撮ることにした。

七夕でじっくり空を見上げたのはいつ以来だろう。小さい頃、いつか天体望遠鏡を見るんだ、反射鏡がいいな、なんて妄想していたのは一瞬。
他に興味が移り、部活で忙しくなり、それから急速に視力が落ちた。

僕は視覚的な人間だ、と思っていたのはそれまで。以降は聴覚的な人間だ、と思うことにした。
この辺りはまたの機会に書く。

この時間だと織姫星ヴェガはほぼ真上で、首が痛い。だが眼鏡をかけると結構見えるので驚く。

近くの駐車場までいって、借りてるカメラを向ける。S5。
フルサイズのセンサーのおかげか、良く撮れる。
シャッター半押ししてるといつのまにか星空 AF に切り替わるので、簡単にフォーカスが合ってくれる。(ちょっとのんびりしてるが)

シャッタースピードは2.5秒。この間にも、確実に星は動いてる。人工衛星みたいなのも左上に写ってるね。

ISO感度は6400。結構高めだが、そんなにノイズは気にならない。
街中でこれだから、光害の少ないところならめっちゃ綺麗に撮れるだろう。
だがこの夜の暑さ…出かける気力はないし、虫に食われまくるのも望まぬところ。

真ん中のあたりが明るいのは、天の川なのだけど、周辺減光のせいかもしれない。

もっとパッと見で「星空!」ってわかるように、1等星を強調したり、天の川をブワッと写すこともできるらしい。
でも今年はこんなところで。
そういう技を身につけるのは、後の楽しみにしておきます。

裸眼で見えないものでも、道具を使えば見れる、というのは
これはこれで、とても楽しいものです。

マイクで録れば音も違って聴こえるし、ね。

文月

月が変わり、2週間後に迫った「街のロンド」。

ありがたいことに席は予約で埋まったようで、あとは中身を面白く、よくできるか、こちらにかかっている。

プレッシャーにはいろいろなものがあるが、”no-pre” (= no pressure) なんていうイベントやレーベルをやってたこともあり、

極力、そして長年、プレッシャーは避けてきたわけである。ツケがたまっているのだから仕方あるまいか。

基本的に肩に力が入る人なので、どうやったら脱力できるか、空気や液体の通りがよくなるか。
身体がへたってくると、その辺のありがたさがわかってくる。試行錯誤しながら実践していきたい。

あと、自分だけではなく音楽の楽しみ方は人それぞれ。
小さい場所だからこそ、それぞれにツッコミどころを見つけて、味わってくだされば。

それから雨は降らないでほしいなぁ、今回は。
駅から歩いて来る人々のためにも。

七月はもう一つの計画も進行中です。ともにおたのしみに。

あめのひ音楽会

豊橋市にある「水上ビル」。

戦後の闇市をルーツに、農業用水路の上にビルを建てた、という奇想天外な商店街。

これぞレトロ! という、豊橋ならではの界隈です。
老朽化や耐震基準などから、もう余命が約二十年、と宣言しちゃってるのですが、
それでも近年、若者からいいおっちゃんまで、人々が集い、ええ味出してます。

さて、僕はまだ、昨年この場所を知ったばかりで、
その後も訪れた日がお目当ての店の定休日だったり、なんやかやでニアミスばかりしてて
まだホームというよりは半分アウェイなのですが

なんと、今年は「夏至まつり」に出演させてもらうことになりました。

しかも、夏至と梅雨がちょうど重なることから、最初から開き直って

「あめのひ音楽会」

…これはやられましたね。雨天結構、というコンセプトの清々しさに、すっかり参りました。

で、のほほんと構えていたのだけど、開催の一週間前ぐらいになって、ふと気づく。

野外ステージ2本。よく考えたら自分が濡れるのを我慢すればいいだけじゃなくて、楽器や機材も濡れるじゃないか。

残念ながら僕のベースという楽器は、アコースティックだけど広場で生音で演奏するには音が小さく、足元にケーブルとか切り替えとか、電気の機材が必要なのだ。なにげに配線もややこしい。雨が降ったらずらかる、なんてこともまぁまぁ無理。

木の楽器も、できれば濡らしたくないし、その日以降雨が続くっぽいから、乾かすこともできない。

それでにわかに焦り出し、機材を床から上げられないか主催者さんと相談しつつ、楽器や構成を変えようとか、もじゃもじゃといじりだし、当日が迫ってきました。

僕のタイムテーブルでは降雨か微妙なとこで、なんとかなるかなと思ったのだけど、
全体のことも考えてでしょう、前日になって野外ステージは中止になり、かわりに美容室 “Pokkecise” さんの店先での演奏、ということに変わりました。

ポッケチセさんならアットホームだし安心だ。音もそんなにでかくなくていい。

でも、20分 x 2 で考えてたセットリスト、30分 x 1 に変えられるか??
何事も臨機応変さがない僕はまた大慌て。いろいろ試行錯誤した結果。

「どうしても決められないとこはお客さんに聞いてみよう」


さて当日。

幸いまだ雨はなく、駐車場から現地へ。
会場予定だった EM キャンパスの広場には結構人がいて、その向こうのポッケチセにも人がいて。

メタバースも感じながら、ちょっとイメトレして、サウンドチェックして、本番に臨んだのでした。


この日のセットは先日から気に入っている新曲「アフロアルバ」を冒頭に、
その後はガラッと変えました。

長いこと寝かせてたダブルベース、ようやく起こして、全8曲のうち3曲。

それから完全な新曲を3曲。といってもこの日をテーマに作ったので、今後やるかはわかりませんが。

「ホームタウン」7拍子のジャズブルース

「あめのひ商店街レゲエ」地表におちる雨粒のためのダブ

「げっしのひ」働くおじさんと齧歯類のためのロックンロール

他にも、この日が誕生日の Green Gartside に捧げて、あるモノを用意してたんだけど、時間が足りず封印。

しかし…楽しかったー。

お客さんはどう贔屓目に見ても少なく、中止された第二会場の出番を待って見逃した人もいたし、そもそも気づかなかったり、観た結果素通りする人も多かったし、その一方でめちゃめちゃガン観、がん聴きしてくれる人もいたので… that’s musician’s life です。

中でも、音楽家同士とはいえ、次が出番のハヤシハンドパンさんがとても気に入ってくださって、その後いろいろ話して盛り上がり、即席のジャムをすることになりました。

昔は気軽にインプロ、飛び入りしてたんだけど、なんか懐かしい。
しかもこちらのステージは、生音にかるくオフマイクだけ取ってもらったから、一番やりやすいし心地いいシチュエーションですよね。

ハンドパンの音色は、ハヤシさんの音楽性や技量もあってすばらしく、
音量が小さいのに、というか小さいがこそ、人々の耳をひきつけてました。

たくさんの人が聴き入ってて、そこに混じれてよかったです。


ライヴでもジャムでもそうなんだけど、予定調和じゃないことが起こると、そのあとの余韻が面白くて、この日もしばらくの間、なんだかんだ浸ってました。

「ホームタウン」っていうのは、タイトルからして白状してますが、
チャボさんの『絵』の冒頭曲のオマージュです。

だいぶ違う音楽に聴こえるだろうけど。

もし、野外ステージでやれることあったら、またやってみよう。
アルバムに入れるかは、どうするかな?


超意外なことに、僕の音楽や声はさるメジャーな方の、メジャーじゃない音楽に似てる、と感想もらいました。
好きな三重のカフェの旦那さんも、最初にお会いしたときにそう仰ってたので。あながちホラや社交辞令でもないのでしょう。

これまでほっとんど聴いたことのない人で、改めて聴いてみても、ますます遠いなと思うだけで、ほとんど共通点は感じられない。
かっこいいけど。

でも、また聴いてみようかな。
自分だけじゃわからないから、音楽って面白いですよね。

街のロンド よこく – 7.14

7月の第2日曜日
湖西市新居町のカフェ rond point -ロンポワン- にて
音楽イベント「街のロンド」を開催します。

浜松の人気アコーディオン&ウクレレユニット Acolélé と
僕とでアコースティックライヴ。
古い関所の街並みにあるレトロなカフェスペースにて、初めての音楽会です。

ご予約はお名前と人数と共に、以下アドレスまで。席に限りがありますのでお早めにどうぞ。
reservation.rondpoint@gmail.com
* 受付終了しました。ありがとうございました。

JR 新居町駅から徒歩10分。コインパーキングは近隣にはありませんので、公共機関や徒歩、二輪車などでお越しください。

7.14 Sun
会場: カフェロンポワン 別館
静岡県湖西市新居町新居1261
https://rond-point.net/

Open: 14:00(14:30 から変更)
Start: 15:00
Ticket: 2,500円 ワンドリンクつき

出演
Acolélé
絵本作家 & 音楽家の Motomitsu Maehara (ミニアコーディオン) と絵本の店キルヤの店主 Noriko Hoshino (ウクレレ) によるユニッ ト。カフェ、ギャラリー、美術館、 マルシェ、路上などで演奏する他、 絵本と詩の朗読ユニットとしても活動中。

Ray Kondo
アコースティックベース & ダブルベースひきがたり

* 出演はレイ -> アコレレ。共演も予定しています。

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