目覚ましのための二つの仕掛け

朝は嫌いではないのだけど

朝のテレビは昔から苦手だ うるさすぎる

さぁ起きろと 目覚ましをしているのだろうけど

そのほとんどは どうでもいい情報で

みんなが一斉に 鯉のように餌を撒かれている

そんな風に思えてしまう

朝は静かに迎えたい

その方がはるかに 起動することができる

ものすごい力を感じ取ることも できるんだがや


先日 キルヤで買ったブルーノ・ムナーリの絵本 英語版

一見するとピタゴラスイッチ調 だが

これは難しい

英語版を訳するのが面白いなんて嘯いていたのだけれども

というか ここまでひねくれた文だと何語でも難しいわけで

何度か笑いを屈折させて 機械から出てくる そんなスライスを味わおうとしながら

二週間が経つ

この中に

“Machine for taming alarm clocks”

「目覚ましアラームクロックをおだやかに鳴らす機械じかけ」

というのがある

すばらしく馬鹿馬鹿しくて

目覚めることも眠ることもできない

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