アーカイブ: 2019年5月

おにぎり型の五月

クレヨンもなく砂もない
そんな一節を繰り返すよる
クレヨンをひっぱりだして

あっというまに過ぎ去る時はもういつも通り
この調子だと気づけば月面旅行してるだろう

もうおにぎり型の着陸船は
役目を終えて深海についたよ


札幌2days、渋谷3days、熊本2days

そして仙台、静岡、京都。五月中盤からえらいこった。
首や右肩や手首を若干痛めつつ、大荷物持って各地回る。

さすがに身体も怖い。飲み過ぎもこわい。

だがなんとか持っている。

飛行機で翼の “→” を見ながら、昔友人が歌ってた曲を思い出す。

おだやかなかぜうけた矢印には…

名曲だ。

陸についたら、逆さまの椅子に座って逆進行。まるで背泳ぎ。
少し首を伸ばす。夏は背泳ぎいっぱいしたいなぁ。

帰ればツバメの季節。そうだった。
そんな詩を2月からうたってるのに、肝心のいまここで。
燕返しを繰り返す無数の家族たち。

来月神谷くんとやるときは、いてくれるのだろうか?


過ごした、出会った音楽や言葉の人たちはみんなすばらしすぎて
とても走り書きなんてできない。でもいつ書けるかわからないから
途中経過の過去の走り書き。

過去がなんども巡ってくることを、祈る。

今からみれば、過去も未来も、方向が違うだけで、あまり違わない気がどうもするから。

そんなわけで、先を見つつ足元の crayon を踏む。

TATOMIYA ふりかえり

約1年ぶりの坪井・熊本。
サンドイッチ屋さん。
すごくオシャレで、壁がこのサイトとほぼ同じ色の、落ち着く場所。
到着した途端、いつも通っているような感覚に戻る…

前回は、サンドイッチのあまりの人気ぶりに、自分が味わって食べられなかったのもあって
出番前にいただいてしまう。

「flexlife と近藤零」ということで、「ばぶるがむ」も交えて、
シャッフルプログラム。けんりえハンダれいの1人〜4人が増えたり減ったりする構成。

- おい、stillbeat っていう名で活動するんじゃなかったんけ? と我ながら思うのですが、それはしばらく様子を見よう ー

改めて、彼らのミュージシャンシップに感じ入った。

アンコールで、飛び入り? のハプニング(行き違い)もあり
時間稼ぎを詠んだりしてスミマセん。

りえんぬの歌は、年々進化してくなぁ〜。
日本中、世界中に聴いてほしいです。

彼らの2002の名盤「それいゆ」は7月に限定アナログ化されるようです。
僕も買いたいですが、限定すぎて彼ら本人も入手が難しいとか(…おい!)
「夢を慕いて」「WAR」には人生観変わるぐらいの衝撃を受け、今も変わり続けている。
つまりは、何年経っても染みる曲です。

ばぶるがむ(青木里枝)の「普通」も流通が待ち遠しい。

そして彼らは、それにも増してライヴが宝物だ、と再認識したのでした。
だいたい半年ごとに定期的に会ってるせいか、毎回進化っぷりがわかるのです。

僕の出番に関しては、いろいろ試させてもらい、聴いてもらい感謝。

バンドで「ハイウェイかたつむり」を初めてやれたし、フォークユニットとしての「ホタル」「あかりをつけたら」も。

やった後から、アイデアが結構出て来て、困ってます。
またいつか、熊本に「戻って」きますので
さらにいいショーをしたいと思う次第なのです。

また、よろしくね!

5.20 – Mana Nagao

ライヴは久しぶり。新作も待ち遠しいシンガーソングライター長尾真奈を、神谷&レイのリズム体で支えます。


Reborn Wood Sessions Vol.5
Mahogany Organ All-Stars x Mana Nagao

2019.5.20 (Mon)
Open: 18:30
会場: 7th FLOOR

Mana Nagao Trio:
Mana Nagao (Pf, Key), Ray Kondo (Bs), Jumpei Kamiya (Dr)

Mahogany Organ All-Stars:
Ken Yamamoto (Org), Yoichi Suzuki (Gt), Yuta Ishii (Sax), Maho Okada (Dr)

5.18 – unangepasse

初めて参加させてもらうことになりました。

ひらたよーこさんが主催する、演劇と音楽活動の結実点。短歌から現代詩まで100年のことばをうたう、”Un ange passe”「天使が通る」という名のユニットです。

ことばをうたうバンドあなんじゅぱす
「藤井貞和を(う/た)う」

詩人・藤井貞和の世界を(演奏/朗読/物語)で綴ります。

演奏:あなんじゅぱす
朗読:藤井貞和(詩人)
即興物語:東直子(作家・歌人)

2019年5月18日(土)19時開演(18時半開場)
会場:渋谷 LOFT HEAVEN

【出演】
ひらたよーこ(作曲・歌・ピアノ)
大光ワタル(ドラム・トラック)
近藤零(ベース・朗読)
藤井貞和(朗読)
東直子(即興物語)

【チケット】
前売・予約 ¥3,000 / 当日 ¥3,500
(共に飲食別・ワンオーダー¥600以上必要)
◎前売券はイープラスで発売中
https://eplus.jp/sf/detail/2926460001-P0030001
◎WEB予約

あなんじゅぱす「藤井貞和を(う/た)う」


(入場順は、イープラス→予約→当日)


【PROFILE】
ひらたよーこ あなんじゅぱす/作曲・歌・ピアノ
東京生まれ。鎌倉市七里ケ浜で作曲家の父・筒井広志のもと作曲に親しんで育つ。’84年から’11年まで劇団青年団に俳優として所属。こまつ座、SPAC他国内外の舞台に多数参加。’96年、演劇と音楽活動の結実点として「あなんじゅぱす」を結成。’08年矢野誠とのデュオユニット「ひらたよーこ+矢野誠」を結成。谷川俊太郎の詩を歌うCD『少年』(’11年)『クレーの天使』(’14年)をMIDIよりリリース。

大光ワタル あなんじゅぱす/トラック・ドラム
ヤマハのドラム講師を経て’91年「SAKANA」でメジャーデビュー。TMネットワーク木根尚登氏プロデュースアルバムリリース。「SPOOZYS」で全米リリース&ツアー敢行。浅倉大介らと「dreiprojekt」結成。特殊インストバンド「about tess」で上海野外フェス等に出演。共演&サポート:access・小椋佳・SMAP・曽我部恵一・T.M.Revolution・デーモン閣下・矢野誠 etc.

近藤零 ベース/朗読
…省略(当サイト参照)

藤井貞和 詩人/朗読
詩人、日本文学(おもに古典)研究。詩集『ことばのつえ、ことばのつえ』『神の子犬』『人間のシンポジウム』『春楡の木』そして最新『美しい小弓を持って』。沖縄を廻る『甦る詩学』、詩論『人類の詩』など。3・11以後に『うた』『東歌篇――異なる声』 『水素よ、――炉心露出の詩』そして『非戦へ』。

東直子 歌人/即興物語
歌人、作家。‘96年、第7回歌壇賞、’06年、小説『いとの森の家』(ポプラ社)で第31回坪田譲治文学賞受賞。歌集『十階』(ふらんす堂)、小説『とりつくしま』(ちくま文庫)、『薬屋のタバサ』(新潮文庫)、エッセイ集『七つ空、二つ水』(キノブックス)、穂村弘との共著『しびれる短歌』(ちくまプリマー新書)等。絵本テキストやイラストレーション、戯曲もてがける。

6.14 – 零と洵平

近藤零と神谷洵平

Esquerita68 – 浜松
2019/6/14(金)
開場18:00/開演19:00
予約2500円/当日3000円(共に1ドリンク別)
出演:近藤零&神谷洵平

ドラムマニアが集うエスケリータに、ついにこの人が登場!
そしてポルカドットスリム以来、ひさびさのベースマン。
当代きっての伸縮自在なリズム体による
ベース&ドラム&詩&うたという類い稀なデュオセッションが開幕。

<近藤零(stillbeat)>

低音楽器 と ことばいじり

フォーク、レゲエ、ジャイヴ、中近東、ゴスペル、ECM、プログレ…
見境なく吸収した音楽性と、日本的な空閑表現を持ったベースプレイ。
日常の不思議を書き綴り、溜まってしまった詩の数々。
ダブルベース / 8弦ベース + 4次元考察を述べるという「ひきがたり」と
キャッチーなソングという、超えてはならぬ線をいつも渡航している。

大橋トリオ、David Matthews Trio、flexlife など数々のアーティストと
ベーシストとして関わる一方、
詩 x 音楽 x 身体表現のユニット Poetry Bird でも活動中。

談「神谷くんとはリズム体を組んで5年になりますが、演奏中に目を合わせることは殆どありません。叩いているあの顔を見たくない、見るまでもなくフィールが合う、共に真実です」

<神谷洵平(赤い靴)>

プロドラマーであった父の影響で、幼稚園からピアノ、中学時代からギター、バンドを始めるに至りドラムを始める。
高校時代から吹奏楽のパーカッションに所属し、さまざまな楽器に触れる。

当時から好きであった事は、RolandのMTRに1人多重録音する事。
こだわっていた事は良い音色で楽器を鳴らす事。
楽器の響き方、その空間。

好きな音楽はさまざまである。
オールドロック、ブラックミュージック、ジャズ、70Sフォーク、AOR、エレクトロニカ、etc。
特に2000年代以降、エレクトロニカやジャズ
プロデューサーのJon Brionには1ドラマーとして、ミュージシャンとしては相当影響を受けた。

1998年〜2000年代以降の音楽形態の中で、独自に自分の好きな音楽、Good Musicを作りながら、またそこで調和してゆくドラマーとして活動中。

ご予約はこちらから
https://esquerita68.jimdo.com/ticket-mail-form/

360° Jumpei Kamiya Solo Drum with Shure Microphones

よこくの太陽 : Ray Kondo

Something New : THE CHARM PARK with Friends
(drums: Jumpei Kamiya, bass: Ray Kondo)

4年前に広島の平和祈念公園に行った
子供の頃の「ただこわかった」記憶を更新するためでもあったが
何度見ても想像を絶する
重い記録だった。

衝撃的だったのは敷地内、千羽鶴や鐘の近く貼られていた
沖縄戦を伝える新聞記事だった。

地形が変わるまでの艦砲射撃から洞窟への火炎放射まで
そこで息を潜めてあるいは潜めることができずに
死を選ばされた人々、子供達
とても記述できないほどのこの世とあの世の地獄

知らないってどういうことなのか
その境界を超えたとき
心は泣くしかなかった

その新聞は翌年訪れたとき、片付けられていた。
オバマ来日に合わせて綺麗にされたのだろうか。

しばらく前は時折こういった番組があったが
どうなっているのだろう。

誰もが口ずさんだあの歌にも
綴られているらしいことなのだが
知らないっていう境界の向こうにお帰りよなんて
誰か言ったっけ?

長崎への原爆投下の際
B29の進行情報をキャッチしていた帝国軍部は
東京で会議を続けながらそのことを議題に上げず
当地の迎撃隊に出撃命令を出さなかったという

当時の紫電改のパイロットは後年
それを知って唖然とした

国防の名のもとに何を守ろうとしていたのか

「同じことが起こりますよ」

組織が守るのは組織の面子で
末端と見做している人を守りはしない
最初からそうなのか、ある時点でそうなるのか
見極めが案外難しいが、逃げ足は早い

いくら美辞麗句を使っても
末端と見做された人は
吸い取られ騙される
断定がきつくてもこれはいえる
「常にその対象だ」

僕は性善説を信じ
性善説を信じない
個人と集団の両方に生きている

その狭間にいろいろなやりとりがある
会社員だろうが公務員だろうがバンドマンだろうが
その日暮らしだろうが夢追い人だろうが
それが人間だと思っている

忘れていいことと
いけないことは
あるだろう?

そんな5月3日。

清志郎さん

僕が日本語の歌詞の音楽に本気で興味を持てたのは
シングル・マンを聴いたおかげだろうな。

お会いすることも共演することもできなかったけど
三宅さんや章二丸さんのおかげで少しそばにいさせてもらえた頃。

宝物写真見ながら5月2日。

エンリケさんと清志郎さんの写真と一緒の。吉祥寺にて。

アップはしないけど。

やっぱりアップしました(一年半後)

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