4年前に広島の平和祈念公園に行った
子供の頃の「ただこわかった」記憶を更新するためでもあったが
何度見ても想像を絶する
重い記録だった。

衝撃的だったのは敷地内、千羽鶴や鐘の近く貼られていた
沖縄戦を伝える新聞記事だった。

地形が変わるまでの艦砲射撃から洞窟への火炎放射まで
そこで息を潜めてあるいは潜めることができずに
死を選ばされた人々、子供達
とても記述できないほどのこの世とあの世の地獄

知らないってどういうことなのか
その境界を超えたとき
心は泣くしかなかった

その新聞は翌年訪れたとき、片付けられていた。
オバマ来日に合わせて綺麗にされたのだろうか。

しばらく前は時折こういった番組があったが
どうなっているのだろう。

誰もが口ずさんだあの歌にも
綴られているらしいことなのだが
知らないっていう境界の向こうにお帰りよなんて
誰か言ったっけ?

長崎への原爆投下の際
B29の進行情報をキャッチしていた帝国軍部は
東京で会議を続けながらそのことを議題に上げず
当地の迎撃隊に出撃命令を出さなかったという

当時の紫電改のパイロットは後年
それを知って唖然とした

国防の名のもとに何を守ろうとしていたのか

「同じことが起こりますよ」

組織が守るのは組織の面子で
末端と見做している人を守りはしない
最初からそうなのか、ある時点でそうなるのか
見極めが案外難しいが、逃げ足は早い

いくら美辞麗句を使っても
末端と見做された人は
吸い取られ騙される
断定がきつくてもこれはいえる
「常にその対象だ」

僕は性善説を信じ
性善説を信じない
個人と集団の両方に生きている

その狭間にいろいろなやりとりがある
会社員だろうが公務員だろうがバンドマンだろうが
その日暮らしだろうが夢追い人だろうが
それが人間だと思っている

忘れていいことと
いけないことは
あるだろう?

そんな5月3日。

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