ひさびさのエレキトリオは楽しい。
失われた記憶の流入?
夏が終わる前に、これを観に行きたいと思っている。
白井晃さんのコンセプトも興味深いし、
メンバーも凄いし、
KAATの立体的な音響空間を客観的に体験したい。
行けるだろうか…
雨が連れて来る記憶と
旧友に会いに近江と京都へ。
深緑の道中、色々思い出すこと。
00年代中盤に起こったこと。
akeboshiくんがちょうど今日、アルバムをリリースしたらしいこと。
チェロの樋口さんは交響楽団で活躍されてるらしい。
その頃に一度行ったことのある永福町のスタジオ。
ドラムの中村優規くんと一緒にノラオンナさんのリズム録りをした寒い日。
一発でOKが出てたのに、「このテイクはどうの」なんて気にして言ってたら
松本隆さんが入って来て「いらんこと言うた」と後悔したこと。
だいぶ経って、こないだ呼んでもらったのが灼熱のph。
その曲ももうすぐリリースらしい。というかこのレーベル仕事早っ。
素敵な曲で、それはすてきな人たちです。
詳しくは、また。
蝉しぐれ
いつものように時代のタイムラインをジグザグに走る自分。
中曽根康弘の「命の限り蝉しぐれ」を読んだ。
一カ所、とてもいい事が書いてあった。
禅にまつわることだ。
自分の尻の下、遥か地下から繋がっている意識を持つ。
これによって、何事にも動じない、ある種の悟りが得られる事があるという。
その他、とても賛同しかねる事が「何事にも動じず」に綴られていたが
こういう意見を読むのも良いだろう。
集団的自衛権、憲法9条の無効化は、何も今始まったことではなく
中曽根氏や小泉氏、そして共著の竹村氏が高らかに押し進めて来たものだった。
だからこそ、根深く、厚く高い壁に囲まれている。
だが、それが軍需産業と軍需利権勢力の為だということも
もうとっくに明らかになっている。
この読者にとっては、とても古い考え方だ。
国民は権利を言うだけで義務を考えない、
だから憲法も教育基本法も改正すべきだ、というのが中曽根氏の主張だった。
思わず、吹いてしまいそうになった。
彼ら権力者は、誰が払った税金で生活しているのだろう?
権利ばかりを言うのは誰だったか。
国民よりも、金を動かす者たちだった。
自由というのは言葉のトリックで、利益は強者に噴水落下的に誘導されるようにできていた。
そして、取られている者は、不思議な高揚感でそれに気づかない。
酒の蒸留生成システムみたいに、ほんとに上手く出来た仕組みだったと思う。
「自由」主義経済というのは。
そんなものが、みんなが好きでたまらない「自由」なのか?
違う。だがとっても聞こえがいい。
— ここまで念頭において、現在そして近々未来をも見渡す必要がある。
新撰組だの武士道精神だのが日本の魂だという主張。
その一方で、戦争に負けた相手の為に、必要ない戦いまでやろうとするのはなんでだろう。
愛国心、戦いなどと勇ましく言うのなら、相手は誰だったのだろう?
日本はどことの戦争に負けた?
それがどうして、保護者の掌で、仮想敵のロールプレイング幻想を見てるんだろう?
どうやら、三蔵法師の掌並みにすごく厚い壁が、存在するようだ。
僕はアメリカという国が基本的に好きだし、様々な問題を抱えつつも大きな文化、
フィールを生み続けるあの国を全否定するつもりはない。もちろん全肯定ではない。
いいところも、悪いところも、いっぱいある。
学べるところも、協調できる人も、まだ知らない事も、知らなければよかったと思うようなことも。
だが彼らのシステムが世界を壊しつつもあることは、日本にいるからこそ、判ることでもないのかな。
戦争依存症。あまりに強大な独占企業。後戻りの出来ないテクノロジー。繋がりすぎる端末とビッグデータ。個性という名の画一マーケット。
そこに目をつぶり、従い、責任転嫁を繰り返す日本のシステム。
日和見繰り出す。全部、妖怪のせいだよね、そうだよね?
(あの歌、確かにキャッチー)
武士道を言うなら例えばの話、そういう人たちは赤穂浪士に倣う気などあるのだろうか。
戦争は人を大量に殺戮し合う事であり、どんな大義名分を掲げても最高レベルの犯罪に違いない。
国の規律を求めている側が、いざ戦争となったらいくらでも犯罪を奨励し、
まともな人権感覚を維持しようとする民衆を抑圧するというのは根本的におかしい。どう考えても。
だが歴史はいつもそうやってきた。
「花子とアン」をちら観してもわかること。
武士道などを言うのであれば、
止むに止まれず戦いに臨んだというのなら、
勝ち負けに関わらず、世界に騒ぎを起こした罰として、責任者が全員切腹する、
それくらいの覚悟が「日本の」精神と違うのか、と、素朴に思う。
もちろん、仮の話。
いや、そもそも「勝ち」も「負け」もないのだ。人を殺して喜ぶ。殺されて嘆く。
愚かだろう、なんでそんなことしなきゃいけない?
戦争を起こした者はすべて罰せられる。
罰でしか人は動かないと思っている人たち、
そこをスルーしての「規律」や「義務」など、永遠に亀にもたどり着かない。
中曽根氏は、3.11後に反原発、太陽光奨励に転じていた筈。
そこは現担当者とは違っていた。
共著の竹村健一氏は、3.11後に、興味深い発言をしている。
「マスコミが、芸能ネタなりスキャンダル事件を連日連夜、執拗に報道している時は注意しなさい。国民に知られたくない事が必ず裏で起きている。そういう時こそ、新聞の隅から隅まで目を凝らし小さな小さな記事の中から真実を探り出しなさい。」
共に、今はどういう考えを持っているのか、機会あればまた知りたいものだ。
man in the shed
今日はちょっと冗談? っていうくらいの日程。
なんとか一日が終わった。というか日付が変わってしまった。
その中で得た素晴らしい経験。風待以来、久しぶりのパワーハウス。
お誘いありがとう、そして最高の音楽、感謝します。
うゅちんでなぎしふ
うだるような暑さを逃れ一路北へ。
というと避暑みたいだが、目指すは素敵な青森・南郷の野外ステージ。
途中で雄大な岩手の景色を撮ろうとしたら
なにこの電柱
オレのiPhone、やっぱおかしいか?
だいぶ後で知ったのだけど、これは
「電子シャッター特有の現象」みたいですね。
灼熱のストローラー
Sunday Night to Tuesday Morning
アナ雪の “Let It Go” と Journey の “Don’t Stop Believin'”
Velvets の “Sunday Morning” と Bangles の “Manic Monday” が空耳の月曜日
火曜にかけての夜中目覚めたら
Lorde の言った “The world is mental” という言葉の意味が
ふと腑におちた。
タイトル = Char の 2nd アルバム2曲目のもじり。
Fender bass by George Mastich、いつ聴いてもちょーかっこええ。
his rabbit inherited
春、ある古着屋でふと目に付いた黒い帽子
前後が判らないくらいくたびれていたけれども、不思議なオーラがあって
聞いたら「だれだれのものだった、やばいっす」
そういうダレソレモノことってあまり興味ないのに
なんだか衝動買いしてしまった。
このラビットファーハットにはラベルも何もなく
曰く、本人が職人に作らせたそう。
本物かどうかなど、知る由もないが、
彼は、先日チューリッヒで亡くなってしまった。
サムピックの名手、Blues & Roller、Johnny Winter.
ご冥福をお祈りします。大事にしまっさかい。
Requiescat in Pace
久しぶりに
runes
を聴いた。
僕にとってその音は、
1995の秋に毎日この曲を聴いていた Harvard Bridge の上と変わらぬ佇まいだった。
演奏されたのはその20年前。
Charlie Haden は、これまで遺した音の、どれだけを振り返ったのだろう。