アーカイブ: 2021年8月

指数関数

ふと、指数関数というものを思う。

コロナ感染状況、でよく聞くようになった言葉だが、昔数学で習ったものだ。
あるいは、たった今学んでいる人もいるだろう。その人たちに比べて自分がどれだけわかっているかは、正直あまり自信がない。

だが、ふっと思う。

人の気持ちや、感情の伝播って、指数関数的なとこあるのかもな。

何か、弱みを見せた強者*に、よってたかって攻撃したり…ていうこともそのひとつ。
礼讃も。
人間ひとりの中にも、集団真理にも、それはあると思う。

エスカレート、ってやつ。いや、エスカレーターって直線だから、もっと別のか。

連鎖反応。制御できないもの。

ウィルスの増殖や、…も…

僕の中にも、指数関数的な動きをするところは少なからずあって、
それを音楽で使ってたことも、ステージングでそうなってたことも、あったかな。

気をつけなあかん、とも、大事にせなあかん、とも。

SNS とかって、集団の動きを網で獲るものですよね、とっくに、そういう部分は解析されてると思う。
そしていろんな AI が、制御不能な部分をみて、制御しようとしてる。

エキサイター、コンプレッサー。ダイナミック EQ。

そっか、炎上ってやつも、これか。
パワハラも、DVも、虐めも、ですよね。

たぶん、生贄も、ローマのコロッセオで繰り広げられた殺戮競技も、
革命や戦争でおこった…幾多の残虐行為も…こういうことなのかもな…

人間、学ばなきゃならんこと、多いと思う。

8月6日になった。


8月7日になった。

* ここがどうして『強者』なのか、読み返すとひっかかり、考えていた。

「相手は強いから何をしてもいい」(思い込みを含め)と、タガが外れることや、仮想敵のようなものに操られる、ということ(それも戦争のひとつ)の怖さ、を表していたのだが、

それ以前に、強くない者に対する攻撃、という、論外なことがあるし、
力を持つものは、不当なことをしても護られるべき、となればそれもおかしい。

こう考えると、『強者』ではなく『者』の方が正しい。

ただ、決して間違いを認めない強者、みたいな輩が多いのは、間違いを認めたら最後、集団で寄ってたかって晒される、と肌で感じている(恐れている)からかもしれないな、とも思っている。それが「保守」や「自由競争」の正体かもしれない。

「ミッドウェイ」

エンジニアの中島聡氏がこんなツイートをしている。

中島さんは、日本にどっぷりいるとなかなか見えないことを突いてくるので、貴重。
というより、これって、ごく当たり前の視点…

安倍政権が誕生したばかりのときに、ジャパン・ハンドラーとの関わりを完全に見切ったのはこの人のブログだ。
何年か経ってから問題になった、「日本の政策はアメリカの一部勢力が作成したレポートの完コピ」というやつだ。

ほんまに完コピだから。びびったで。

この方は3.11後、原発関連を主に、かなりまともな論点をくれていたが、
いろいろあったのか? 現在はたまにしかその話題は出ない。
とはいえ、もう既に言い尽くされたから、でもあろうし、
こういうことは特定の人に頼るのではなく、あとは自分たちで考えることだ、と僕は思っている。

職種、も、立場、もなく、これは民主主義国なら、当たり前のことで。
それができない国も多い中、それができるのにやらない国があって、
それってどこでした? ってならないように。

最近はメルマガと note 主体にされているようだ。

経済論的な部分その他、全て賛同するわけではないし、
テクノロジーに関して僕の中途半端な理系脳ではついていけないのだが、
多くについて、ごくまっとうな事を仰っている、と思う。

bleecker

八月になり、海を訪れる。

月初には海を観に行く。なにか心のカレンダーのようなものだ。

とはいえ、いつ観ても変わらない。初日の出は別として、いつもこの海は同じだ。
砂があり、海がある。人はいない。それだけ。

たまにサーフィンをしている人、釣竿を投げている人も見かける。ごくたまにだ。


7月は、オリジナル曲を作らなかった。6月に頑張り過ぎた。だが、それだけでもなかった。
何をするにしても、少し振り返ろうと思ったのだ。よって、数年前のアルバムの曲2つに取り組んだ。

実際は、数年前どころか、2000年代初頭に書いた曲だ。目黒区の端にいたあの頃は二度と帰ってこないが、あれはあれでとても貴重だったのだ。自分で落とし前は付けねばなるまい。


それと並行して、もう少し自分のルーツを掘り返したいと思った。そこで振り返ったのが、親子二代で強烈な輝きを残したシンガーソングライターだ。

彼らについては、まだ聴いている途中だ。特に、二代目については、彼の活躍期にどっぷり聴き込んだとは、とても言えないので、その理由含めて振り返り、いろいろ発見している。またの機会に記したい。


そして、彼らのさらにルーツを聴いている。

わかるんだけど、わからない。そんなものだろうか。

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